紺野天龍のレビュー一覧

  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    20年前、久遠寺写楽という怪盗王とも呼ばれた人物が殺された。その事件の記録として「神薙虚無最後の事件」が出版されている。その著者御剣大の娘唯は、誰が殺人を犯したのか18歳になる誕生日までに謎を解かねばならなかった。大学の「名探偵倶楽部」に属する面々は、荒唐無稽、馬鹿馬鹿しい推理を並べたてる。

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    2025年11月30日
  • シンデレラ城の殺人

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    世界観、登場人物の口調、ロジック構築の方法、少しの恋愛要素
    個人的な好みが満載の作品だった。
    魔法によりドレスに変身し舞踏会に参加したシンデレラが、冤罪をかけられるがお得意の屁理屈で自身の無罪を証明しようとするという話。
    シンデレラの丁寧な言葉遣いから放たれる煽り文句や、一つずつ論理的に時間を整えていく様がとても好み。だからこそ途中のクロノアの勢い任せの推理パートを読んでいる時は複雑な気持ちになった。

    シンデレラの推理パートの中を小さく区切られているが、その区切りの最後のセリフが毎回気持ちの良い物だった。中でも「ガラスの破片が、何故、靴だとわかったのでしょう?」というセリフには「確かに」と声

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    2025年11月29日
  • 最後の薬師 災厄の村と九十九の書

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    天命に背く行為で災いを呼ぶからと
    わずか4歳で幽郭の に合い
    家族を含め育った町を奪われた蓮珠。

    医療行為を禁止されるなんて酷いと思ったけど
    病で死ぬのは天命で運命だといわれれば
    確かにその通りなのかも知れないとも思えてくる。

    薬と香辛料は表裏一体だから
    香辛料を扱う家で奉公しながら
    薬師として知識を守ろうとしてる蓮珠は
    本当に強い子だと思うし
    人を助ける為に薬を調合して
    死罪になった時の覚悟や諦めは凄い。

    そこから陰陽師の晴藍に助けられ
    蓮珠の薬師としての知識と
    晴藍の陰陽師の能力で協力しながら
    ある村の災いを解決するし
    蓮珠の出生や九十九の書の謎が見えてきて
    2人の旅の幕開けって感じ

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    2025年11月29日
  • 聖女の論理、探偵の原罪

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    これは面白い!!!

    読後感満載のまま感想を書かせていただくと、こんなにも、推理・信仰が綺麗に絡んだミステリ足るものは中々なものだった。

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    2025年10月27日
  • 聖女の論理、探偵の原罪

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    この手のタイプの連作、久しぶり読んだ。
    懐かしい思いと、めっちゃ驚いたってのはあるんだよなあ。
    そして自分がこういうタイプの作品に弱いのも再認識。
    3031冊
    今年259冊目

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    2025年10月11日
  • 聖女の論理、探偵の原罪

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    ネタバレ

    聖女と探偵の出会いから始まる物語。
    事件の結論が終盤にかけて反転される物語はまさに圧巻でした。著者とこの物語に出会えた事に感謝を。

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    2025年10月08日
  • 聖女の論理、探偵の原罪

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    闇を抱えた聖女と探偵の復活劇

    全ての事件が人の優しさから生まれひとつにつながっていくところが最高だった。
    探偵が復活するところのカタルシスは鳥肌たった


    1日かかったけど最後の方は一気に読み切った

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    2025年10月08日
  • 鬼の花婿 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

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    第2部が始まって以来、
    ようやっとストーリーが進行して
    大変満足な巻。

    内容としてはかなりラノベ要素強め。
    いきなり結婚させられそうになったり。
    ヒロインが最強だったり。
    ピンチにヒーローが駆け付けたり。

    綺翠は奇態を披露。
    槐が本領発揮。

    そして第2部を通しての黒幕の正体がほぼ確定。
    と、思っていいはず。

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    2025年09月28日
  • 鬼の花婿 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

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    いや~
    今回も面白かったし楽しかった。

    現世と幽世とは別の異空間が現れるんだもん。

    しかも鬼が暮らす異空間。

    その異空間に
    突如連れていかれた空洞淵霧瑚だけど
    霧瑚を鬼の世界に連れて行ったのは
    金糸雀の侍女・紅葉だった。

    この時点で頭の中に“?”がいっぱい。

    紅葉と鬼の世界との関係や
    なぜ霧瑚を連れて行ったのかなど
    疑問が解決していったら納得なんだけど
    異空間の成り立ちとかを考えると
    今回はどうやって呪いや感染怪異を解決するのか
    ぎりぎりまで解けない疑問もあって
    本当に読んでてワクワクした。

    そして
    以前から登場してた鬼の根元怪異・槐が
    今回の鬼の世界と大きく関わってて
    今までの伏

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    2025年09月27日
  • シンデレラ城の殺人

    購入済み

    奇想天外なシンデレラ・ミステリ

    誰もが持つ「シンデレラ」のイメージを、根本から覆してくれました。
    最初からずっと笑いながら読んでました(笑)とはいえ、「シンデレラ」をベースに本格ミステリとして、リーガルミステリとしてとても優れた作品です。
    最後まで読むと、表紙の絵も違った印象に見えてくると思います(笑)
    紺野天龍先生のセンスと才能に拍手!これからもご活躍を期待してます!

    #ほのぼの #ドキドキハラハラ #笑える

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    2025年09月23日
  • シンデレラ城の殺人

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    面白くて読みやすい!
    知っているシンデレラと違うけど、それがだんだんクセになる。息抜き読書にちょうど良いです♪

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    2025年09月18日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    ネタバレ

    微笑みに死す(三上延)
    晴子さんの覚悟が凄まじい。
    時坂家の血は繋ぎつつも正夫さんの拠り所を否定しないように守った。
    祖父の明太郎さんは正夫さんが晴子さんを死なせたと考えたけど、晴子さんの自殺は正夫さんの為であっても正夫さんのせいではないだろうな。
    でも正夫さん気付いてしまったんですよね。

    名もない男(長岡弘樹)
    頑なに名前が出ないと思ったけどそういう事か。
    姓と名の区切りが重要。
    いくら名前が羨ましかったとしても許されることではないだろうに。
    ただでさえ嫌な思い出しかないのに自分が目指してた俳優になったって聞いて感情がぐちゃぐちゃなところ、地味に上からの許してくれよな。なんて言われたら手が

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    2025年08月12日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    ネタバレ

    *超豪華アンソロジー第7弾を彩るのは、誉田哲也、長岡弘樹、青柳碧人、織守きょうやと、初登場の三上延、紺野天龍の六人。全編新作書下ろしの一冊をご堪能下さい*

    このシリーズ、本当に面白くて大好きです。
    お目当てはいつも本田哲也氏と長岡弘樹氏ですが、初読みの三上延氏「微笑みに死す」もとても読み応えがあって、すっかり惹き込まれました。
    一度読みはもちろん、二度目にじっくり読み込むと仕掛けの奥深さにじわじわ…
    短編集ですが、長編と同じくらい満足度の高い一冊。

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    2025年07月08日
  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    「人が死なないミステリー」と書いてあった帯を見て、興味を持って読んだ1冊。

    実際に、神薙虚無シリーズを読んでみたいなと思わせられた。

    この本の醍醐味は、やはり、名探偵倶楽部のメンバーたちによる推理合戦。
    これがまた、面白い!!

    自分なら、誰の意見を推理を採用するのかを考えながら読み進めました!

    続編が本当に気になる1冊でした!
    続編も近いうちに読みたいと感じました!
    是非、推理好きにはたまらない作品なので、是非おすすめです!

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    2025年05月10日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

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    2025年04月29日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    様々なストーリーがあるので、一話終わるごとに余韻がすごすぎる!
    良い意味で、次の作者の話が前作の余韻で集中出来ず状況をのみこむのに少し時間がかかる!
    でも、しばらくすると、のめり込むように面白くなるー!

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    2025年04月21日
  • シンデレラ城の殺人

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    表紙のシンデレラに一目惚れ。遠田志帆さんが手掛けている中でも、1番好きでした。
    内容も、こんなにねじ曲がったシンデレラはいないだろうと突っ込みたくなるような振り切った感じが良い。元々のシンデレラの設定も程々に踏襲しつつ、見事な法廷コメディ?になっていて、最後まで楽しく読めました。

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    2025年03月20日
  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    推理パートに入るまでの話に、全てヒントが詰まっているから、注意深く読んでいれば答えがわかるかもしれない楽しみがある。

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    2025年03月04日
  • 魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心

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     本作も最高だった。魔法使いを名乗る女性から語られる彼女の師匠の殺害事件から浮かび上がる「剣が宙を舞い首が落ちる」不可能犯罪と姉弟子達が次々に犯行を自白する状況、何より魔法という非論理的な事象を組み込んだ多重解決の推理劇に惚れ惚れした。作中の師匠が最後に残した言葉はまさに至言だった。

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    2025年02月27日
  • 魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心

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    ネタバレ

    「互いを思い合った家族の、夢と魔法の優しい物語」
    まさに至言とも言える作品でした。多重推理で二転三転する後半は、大興奮でした。
    この作品と出会えたことに感謝を。

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    2025年02月24日