【感想・ネタバレ】最後の薬師 災厄の村と九十九の書のレビュー

あらすじ

「この村の病は、何かがおかしいです」
「幽世の薬剤師」シリーズの著者が贈る最新作!

医療行為が突如禁じられた大国・蓬莱。
薬師の身分を隠し下女として働き続けてきた蓮珠は、道端で病人を助けた罪で捕まり、死罪を言い渡されてしまう。
陰陽師の青年・晴藍の力で何とか逃げ延びたものの、「謎の疫病」が蔓延する村の存在を知り――。
薬師の少女と陰陽師の青年による、中華風異世界を舞台にした医療ミステリー!

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Posted by ブクログ

天命に背く行為で災いを呼ぶからと
わずか4歳で幽郭の に合い
家族を含め育った町を奪われた蓮珠。

医療行為を禁止されるなんて酷いと思ったけど
病で死ぬのは天命で運命だといわれれば
確かにその通りなのかも知れないとも思えてくる。

薬と香辛料は表裏一体だから
香辛料を扱う家で奉公しながら
薬師として知識を守ろうとしてる蓮珠は
本当に強い子だと思うし
人を助ける為に薬を調合して
死罪になった時の覚悟や諦めは凄い。

そこから陰陽師の晴藍に助けられ
蓮珠の薬師としての知識と
晴藍の陰陽師の能力で協力しながら
ある村の災いを解決するし
蓮珠の出生や九十九の書の謎が見えてきて
2人の旅の幕開けって感じがワクワクしてくる。

続きがあって欲しいと切に思う。

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

「幽世の薬剤師」の紺野天龍さんが描く
新たな薬師の物語。

舞台は古代の中国を想起させる大国“蓬莱”
痩せぎすの薬師に
美しい尊顔の陰陽師の組み合わせは
どこかから“ひとりごと”が聞こえてきそうな……。

ミステリー調で謎を追っていく過程は
十分に面白いのだけれど、
「医療が禁止されている」という設定は
一応の説明はなされるものの
なかなかに呑み込みづらいものがある。

ただ“最後の”薬師になってしまった過程には
まだ謎が残っていて
巻が進んでいけばもっと背景が語られる場面もあるかも。
続きも楽しみにします。

0
2025年11月05日

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