紺野天龍のレビュー一覧
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シリーズ2作目
今回は魔法使いの師匠殺しを巡るお話
以下、公式のあらすじ
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業界震撼させた『神薙虚無最後の事件』、待望の続編!
〈名探偵倶楽部〉シリーズ第二弾!
「名探偵たるもの、信じ抜くのです!」
剣が宙を舞い、炎を操る。
そんな証言を、あなたは信じられますか?
やさしい名探偵の傑作ミステリー
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人を不幸にしない名探偵を目指す大学生・志希が出会ったのは、
自らを魔法使いと信じる女性だった。
依頼された事件は、師匠の死。
剣が宙を舞い首が落ちる事件で、
獄炎使いも人形師も次々に犯行を自白する
という異常事態を論理で解決せよ!
「探偵たるもの、依頼人を信じ抜くのです!」
魔法を信じる心に〈名探偵倶楽部〉の論理は届くのか。
青春の日々が蘇る、やさしいミステリ。
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冒頭から、炎を操る姉弟子との対決だの、グリモワールだのとファンタジーな要素が登場するけど
やはり読者としては、仕掛けは手品だし、手記に何か不都合なものが書かれてあるのだろうなぁというのが予想できる
そして、他の姉達も同様にグリモワールを渡すように言ってくるのは、麻鈴を守るためというのも予想がつく
しかしまぁ、魔法の存在を否定せずに姉弟子の犯行ではない事を証明するとか、難しくね?
魔法があってもできない事があるというのは、錬金術師のシリーズでも似たようなミステリを書いているけど
今回はさらにそのベースとして、魔法は存在内現実世界という前提になっているのでややこしい
ある意味で、「魔法の存在を証明する」物語にならざるを得ない
そして、そんな魔法をあのように定義したのは個人的には納得感があるし、好き
もう、事実であるかどうかは別問題なんだよね
ただ、あの真相は結構無理があると思うんだが……
兄弟と言えど、色々と知っている事知らないこと、それまでに生きてきたあれこれがあるわけで、ねぇ?
全体を通して、普通は探偵役が魔法という荒唐無稽な存在を論理的に否定するという話の方が多いだろうけど
逆に探偵役が魔法の存在を論理的に肯定する推理をするという構造が面白かった -
Posted by ブクログ
作中の事実を元にしたノンフィクション小説の事件の真相を推理する、多重推理もの
以下、公式のあらすじ
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本に秘された謎、倶楽部が明かします。
「誰かを不幸にする
名探偵なんていりません!」
圧巻推理に絶賛続出!
人が死なないミステリー
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大学の一角を占有する謎の団体〈名探偵倶楽部〉。
一員である白兎と後輩の志希は、
路上で倒れた女性にある奇書の謎を解いてほしいと依頼される。
不可解な密室、消えた寄木細工の秘密箱、突如炎上する館。
不可能犯罪の数々が記された書籍「神薙虚無最後の事件」は残酷な真相を指し示すが――。
「誰かを不幸にする名探偵なんていりません!」
緻密で荘厳な、人が死なないミステリ。
【本格ミステリ界激震!】
活殺自在に読者を手玉にとるミステリセンス ーー辻 真先
多重推理の果てに現れる新たな景色 ーー麻耶雄嵩
虚構であろうと虚無ではなく。虚無ではなく。ただ、万雷の喝采を ーー奈須きのこ
読み進めるうち、この謎に本気で挑戦せずにはいられなかった ーー今村昌弘
論理遊戯【パズラー】生まれ、戯言拳闘【メフィスト】育ち。擦り切れ方を忘れかけた、ぼくらのための物語 ーー青崎有吾
名探偵の信念と贅沢な趣向。これは、懐かしくも幸福な玩具【おもちゃ】箱だ ーー阿津川辰海
何と技巧と細工に満ちたデラックスな探偵小説世界か ーー城平京
粗削りながら燦然と輝きを放つ才能の原石。瑞々しく魅力的な多重解決ミステリをご堪能あれ ――知念実希人
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瀬々良木白兎(せせらぎ はくと):薬学部の大学2年生。来栖志希に淡い恋心?
来栖志希(くるす しき):瀬々良木白兎と同じアパートの隣室に住む1つ年下の後輩
果たしてこのコンビ、名探偵になれるのか?
2人が外出からの帰途に、体調を崩し倒れこむ女性、御剣唯(みつるぎ ゆい)と出会う
彼女は、父である御剣大(みつるぎ まさる)が著した20年前のベスト・セラー「神薙虚無(かんなぎ うろむ)最後の事件」の作中で明かされていない謎を解いてほしいそうで
白兎と志希は、大学の「名探偵倶楽部」に所属する金剛寺煌(こんごうじ きら)等と共に、作品に秘められた謎を解こうとするが
その真相とは
欠陥探偵を自称する高校生探偵 神薙虚無(かんなぎ うろむ)と、天才犯罪者「怪盗王」久遠寺写楽(くおんじ しゃらく)対決を、虚無のお7馴染である「観測者」御剣大(みつるぎ まさる)が記したノンフィクションミステリシリーズ
ノンフィクションを謳っていたが、最終作の発表の後に「神薙虚無」という人物が戸籍にも存在しない人物だということが世間に知れ渡り炎上
次第に忘れ去られ、現在では誰も口にしなくなっている
これを「人が死なないミステリ」と呼ばれると、ちょっと物言いを入れたくなる
「死んでるが?」と
真相と思われるネタバレを含んでしまうけど、「殺人事件ではないミステリ」ならまだ許容できる
ただ、人が死んでいようが、ハートフルなミステリであるのは確か
多重推理で日常の謎といえば、「毒入りチョコレート事件」「黒後家蜘蛛の会」なんかが有名なのでしょうけど、未読なんですよね
やはり、古典を読んでいた方が、オマージュ部分に気づけて楽しみが倍増するのだろうか?
2つ目の推理に関しては、誰かツッコまないのか?と疑問に思ったんだが
当事者たちからすればツッコむほどでもないくらいに荒唐無稽だったという事でよろしいか?
もしそんな仕組みだとしたら、外に出るときに困るし、外の景色も変わるし、それにいくらゆっくりでも気づくでしょというね
3つ目の推理にしても、作中の伏線っぽいところが回収されていないものもあるので、他の真相があるのだろうなぁと思わせる
まぁ、実際に本人も真相に気付いていながら、敢えての間違った推理を発表していたようだしね
個人的な一番の着目点としては、冒頭の献辞
「麗しの鋼鉄番長にこれを捧ぐ」という文言からは、スパイラルの小説版第二作「鋼鉄番長の密室」しか思い浮かばねぇ
それを念頭に読み進めていたので、色々な共通点にお気づく
亡き父のの越した文書内の謎と父の名誉
多重推理
死の真相
ただ、アレは本編のシリアスな展開とは一線を画したコメディとも思える「番長の王国」という書籍の存在のギャップが面白いわけで
「おお鋼鉄、鋼鉄番長!」の下りは歩の気持ちに寄り添っていっそう笑える
「誰かを不幸にする名探偵なんていらない」という言葉も、ある意味でスパイラルを意識しているんだろうか?
感想の序盤でもツッコんだけど、人が死んでいるわけで
これを日常の謎とするのは疑問だけど、誰かを不幸にしないという信念は私の好むところですね -
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《名探偵たち》と《怪盗王》がすべてを賭して、遺したかったものとは一体?
神薙虚無という謎多き名探偵を筆頭とした《名探偵たち》一行は、好敵手である怪盗王《久遠寺写楽》の館で起きた事件により、多くの者が行方知れずとなった。これは写楽の計略なのか?それとも?
神薙虚無の活躍を記録した神薙虚無シリーズ最終巻『神薙虚無最後の事件』は、多くの読者を悲しませ、様々な仮説が繰り広げられたが、今もなお謎は解かれぬまま…。
時は経ち、とある大学の《名探偵倶楽部》に属する男女と出会った御剣唯により、これまで明かされなかった《真相》の幕が上がる。
感想です。
最初から最後まで《読者への挑戦状》みたいな作品でしたね。何人もが重ねてくる《真相》に、ほぉ〜と思いながら、GW連休の移動時間は楽しめました。
作中作となる『神薙虚無最後の事件』は作中で概要は紹介されていて、当時と現在に散らばった情報をヒントとして拾いながら、《名探偵倶楽部》の面々と謎を解くといった体験型に近い作品でした。悪くはない♪
二作目『魔法使いが多すぎる』の文庫本発売に合わせて買いましたが、どうやら二作目は二作目でテイストが違うのかも?と本作の巻末に設けられた試し読みページで感じました。 -
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ネタバレ幽世の薬剤師6作目。
前作にて、月詠の思惑通り、「どんな病も治せる薬師」となってしまった空洞淵が、
幽世を作り出した際の因縁の先祖の生まれ変わりでもあり、
幽世の創造主、金糸雀の病を無事治したものの、その体は現世に帰ってしまった。
(厳密に言うと全く同じ現世ではないということだったが、
そこは難しいので割愛)
ただ空洞淵も綺翠も幽世に戻ることを願っており、
双方向から戻る道を探していた…。
当然、幽世に戻れて良かった、良かった、という結末なのだが、
現世に戻った空洞淵に恋バナは必要だったのか?という疑問は残る。
幽世から戻って人との接し方が変わった空洞淵に恋心を抱いた看護師が、
単なるあて馬っぽくて可哀相だった。
そして大団円で終わったと思ったら、これは第一部の終わりだったらしい。
かなり大きな山場を越えてしまったけど、どう話が続くのか? -
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ネタバレ幽世の薬剤師5作目。
前作の最後で金糸雀が倒れたとあったので、
当然ながらその病を治す方法を空洞淵たちが探っていく。
何と言っても金糸雀に万が一のことがあれば、幽世が存続しなくなってしまう。
空洞淵と綺翠は、
人魚を食べ不老不死の八百比丘尼となった人々が
不審死をとげているという噂をたよりに漁村を訪ねることにする。
だが、病で弱っている八百比丘尼の兄妹を治すことができず、
本当の人魚の怒りを買い舟幽霊が呼び出されてしまうことに。
水平思考クイズ、という言葉は初めて知ったが、
「ウミガメのスープ」の謎を実際に解いたことがある身としては、
人魚の肉ではない何かの肉を食べたのではという話になった時点で、
それは人肉かもしれないということと、
食人による病気ではないかという推測ができたので、
安心して(?)読み進めることができた。
それなのに、空洞淵が感染怪異となってしまったところで終わってしまうとは。
確かに空洞淵が「どんな病も治せる薬師」となってしまえば、
金糸雀を治すことができるが次巻まで引っ張られるとは思っていなかった。
本の発行時に読んでいたら発狂するところだった。 -
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ネタバレ幽世の薬剤師4作目。
綺翠が祓いに失敗し神刀を折られてしまう、という衝撃の展開。
しかも空洞淵と綺翠がつきあうことになるとは。
”死神”が現れ、魂を刈り取られた人は眠りづつけてしまうようになる。
金糸雀の侍女紅葉も魂を刈り取られてしまい、
ちょっと剣呑な執事、薊が登場する。
(狼ということらしい)
死神の正体は綺翠の先祖であり、
幽世の創生期に疫病の原因が自分であるということで人柱となり、
封印された巫女だった。
今回も、
治療困難な病を「死神によって眠らされている」という怪異に上書きするために、
極楽街に現われたいうことだった。
比較的わかりやすい。
先祖なら「破鬼の巫女」の綺翠が敗れても仕方ないところだが、
実は剣の才能がなくて気弱な女の子だったという過去設定には驚いた。
それと、空洞淵が配置薬を始めていたとはびっくり。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ幽世の薬剤師2作目。
幽世での漢方薬剤師としての生活も落ち着いてきた空洞淵の下に、
少女が駆け込んできた。
幽世の創造主である金糸雀の保護を離れた隠れ里から、
神の妻に選ばれたために死ぬ運命にある姉を救ってほしいとやって来たのだった。
ミズチ様は村に豊穣をもたらす代わりに、
年に一人、村の女性が神の子を宿し、だが産むことなく死んでいくという。
空洞淵は金糸雀の許しを得て、大家である巫女の綺翠と村に向かう…。
相変わらず、謎解き部分のロジックがちょっと難しい。
綺翠との仲がちょっとだけ進んだのは良かったが、
帰ってみたらミズチにされていた鬼が神社に住みついていたのには驚いた。
次回から登場人物となるのだろうか。 -
購入済み
最初は期待していなかったのですが面白かったです。
何というか賢者の金糸雀は主人公のお祖父様の事を知っていたのかな?そんな感じがするのですが…先が楽しみです。