紺野天龍のレビュー一覧

  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    なんか外連味が強いというか、回りくどいお話だった。まぁ名探偵を活躍させようと思うと、ある程度大言壮語的な感じになるのかな。
    物語のキーになるトリックには、わりと序盤で気付きました。まぁだからと言って、謎がすべて解けるわけではなんですが。

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    2025年03月27日
  • 魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心

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    師匠が魔法で殺害されたと証言する女性と魔法使いを自称する女性の義理の姉たちが物語序盤から登場するなど中々特殊な始まり方をした本作だが、その感動的な真相にはミステリーではあまり味わえないほっこりしたものが感じられた。もちろんミステリーとしての完成度も中々のものだった。

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    2025年03月22日
  • シンデレラ城の殺人

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    地の文が三人称パターンも読んでみたい気がしました。
    セリフの掛け合いが面白かったです。リーガル小説って言うのかな、初めて読んだかも。いい勉強になりました。
    映像化されたらより楽しめるのではないだろうかと思った作品でした!

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    2025年03月18日
  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    とある話題作のミステリーの真相をみつけて欲しいと依頼があり、名探偵クラブの面々が各々の推理を披露する。
    各々の推理の欠点を補っていくと、そこには真相と共に暖かな愛があった。

    作中作品はいろんな意味で読みにくい。が、各々の推理を読んでいると、そんな解釈もできるのか!と、読み返しが楽しくなる作品。
    はじめは、つまらない気持ちで読んでたのに、最後にはすっかりハマってしまいました…

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    2025年03月09日
  • シンデレラ城の殺人

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    シンデレラが基本の題材で、舞踏会の夜におきた王子殺害の犯人としてシンデレラが捕まる。法廷で自らが自らの弁護人として活躍し、裁定員達を論破していく。状況は昔話法廷の感じ。
    屁理屈だらけのシンデレラのキャラクターが面白い。二転三転する状況を論破していくシンデレラにワクワクが止まらない。
    そして、初めに描かれた状況全てが複線となり、最後の回収もお見事。
    魔法が出てきた際は、なんでもありやんか!と、ちょっと白けたが、魔法の行使条件等も論理的に決まっている枠からはみ出さず、読者側での推理しやすい状況に収めている。

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    2025年03月05日
  • シンデレラ城の殺人

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    最後までどう決着するか読めなくてハラハラドキドキ楽しかった。 真犯人はやっぱりかと思ってもそこに行き着くまでの過程や論証で十分楽しめる。途中あれ、二人はこの先もしかして……?って思ってたら「いや、そっちなんかい!」って最後思わず全力で突っ込んでしまった笑 全体的に逆転裁判がずっと頭の中チラチラしてたなぁ。

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    2025年02月10日
  • 堕天の誘惑 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

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    今回は幼い子供の願いが絡んだストーリー。

    幼心に天使になりたいという気持ちは
    可愛いし微笑ましく見てたいけど
    一緒に暮らす他の子供たちも守るためには
    どうしても止めないといけない。

    何だかもどかしくて
    どうしたら丸く収まるのか分からない。

    きっと正解はないんだろうけど
    子供たちの心は護りたいよね。

    最後はこれで良かったんじゃない?
    っていう結末になったけど
    この時の選択が正解になるようにしていくしかない。

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    2025年02月02日
  • 幽世の薬剤師6(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽世の薬剤師6作目。

    前作にて、月詠の思惑通り、「どんな病も治せる薬師」となってしまった空洞淵が、
    幽世を作り出した際の因縁の先祖の生まれ変わりでもあり、
    幽世の創造主、金糸雀の病を無事治したものの、その体は現世に帰ってしまった。
    (厳密に言うと全く同じ現世ではないということだったが、
    そこは難しいので割愛)
    ただ空洞淵も綺翠も幽世に戻ることを願っており、
    双方向から戻る道を探していた…。

    当然、幽世に戻れて良かった、良かった、という結末なのだが、
    現世に戻った空洞淵に恋バナは必要だったのか?という疑問は残る。
    幽世から戻って人との接し方が変わった空洞淵に恋心を抱いた看護師が、
    単なるあて

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    2025年01月13日
  • 幽世の薬剤師5(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽世の薬剤師5作目。

    前作の最後で金糸雀が倒れたとあったので、
    当然ながらその病を治す方法を空洞淵たちが探っていく。
    何と言っても金糸雀に万が一のことがあれば、幽世が存続しなくなってしまう。
    空洞淵と綺翠は、
    人魚を食べ不老不死の八百比丘尼となった人々が
    不審死をとげているという噂をたよりに漁村を訪ねることにする。
    だが、病で弱っている八百比丘尼の兄妹を治すことができず、
    本当の人魚の怒りを買い舟幽霊が呼び出されてしまうことに。

    水平思考クイズ、という言葉は初めて知ったが、
    「ウミガメのスープ」の謎を実際に解いたことがある身としては、
    人魚の肉ではない何かの肉を食べたのではという話になった

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    2025年01月13日
  • 雛森寧子のミステリな日々 コンビ作家の誕生

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     文章力はあるがトリックが弱いミステリー作家志望の大学生・君島とトリックに強いが文章力が弱い引きこもりで人見知りの雛森寧子がコンビを組み、日常で起きる不可解な謎を推理していくライトミステリーで、ミステリーの古典的名作のパスティーシュのような謎の魅力や徐々に二人の絆が深まっていくのが面白かった。著者の古今東西のミステリーへの愛も感じられた。

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    2025年01月11日
  • 幽世の薬剤師3(新潮文庫nex)

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    もともと このシリーズの主要人物は個性豊かだと思っていたけれど、新しく登場した錬金術師のアヴィケンナが これまた変人で…キャラクター達の織り成す掛け合いが、読んでいて とても楽しかった!

    これは、現在 薬学を学んでいる身としての個人的な感想になるが…小説の中で薬や毒物の知識が出てくると、普段は将来誰かの助けになれたらと学んでいる知識を 自分の教養として用いているようで、すごく贅沢な楽しみ方をした気分になった

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    2025年01月09日
  • 幽世の薬剤師4(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽世の薬剤師4作目。

    綺翠が祓いに失敗し神刀を折られてしまう、という衝撃の展開。
    しかも空洞淵と綺翠がつきあうことになるとは。

    ”死神”が現れ、魂を刈り取られた人は眠りづつけてしまうようになる。
    金糸雀の侍女紅葉も魂を刈り取られてしまい、
    ちょっと剣呑な執事、薊が登場する。
    (狼ということらしい)

    死神の正体は綺翠の先祖であり、
    幽世の創生期に疫病の原因が自分であるということで人柱となり、
    封印された巫女だった。
    今回も、
    治療困難な病を「死神によって眠らされている」という怪異に上書きするために、
    極楽街に現われたいうことだった。
    比較的わかりやすい。

    先祖なら「破鬼の巫女」の綺翠が敗

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    2025年01月05日
  • 幽世の薬剤師3(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽世の薬剤師3作目。

    エクソシストと錬金術師のお話。
    妹と血がつながっていないことを隠そうと、
    エクソシストになろうとしていた姉のお話はまだわかったが、
    錬金術師の方は難しかった。

    錬金術師が神秘に至ることではなく、神秘を化学で再現するを目標としているので、
    神秘を起こす「鬼人」となってしまっては錬金術師ではなくなってしまうので、
    綺翠に祓ってもらいたかった、というこで良いのだろうか?

    前回の鬼は極楽街に住み着いたらしい。

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    2025年01月05日
  • 幽世の薬剤師2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽世の薬剤師2作目。

    幽世での漢方薬剤師としての生活も落ち着いてきた空洞淵の下に、
    少女が駆け込んできた。
    幽世の創造主である金糸雀の保護を離れた隠れ里から、
    神の妻に選ばれたために死ぬ運命にある姉を救ってほしいとやって来たのだった。
    ミズチ様は村に豊穣をもたらす代わりに、
    年に一人、村の女性が神の子を宿し、だが産むことなく死んでいくという。
    空洞淵は金糸雀の許しを得て、大家である巫女の綺翠と村に向かう…。

    相変わらず、謎解き部分のロジックがちょっと難しい。
    綺翠との仲がちょっとだけ進んだのは良かったが、
    帰ってみたらミズチにされていた鬼が神社に住みついていたのには驚いた。
    次回から登場人

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    2024年12月16日
  • 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

    購入済み

    最初は期待していなかったのですが面白かったです。
    何というか賢者の金糸雀は主人公のお祖父様の事を知っていたのかな?そんな感じがするのですが…先が楽しみです。

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    2024年12月14日
  • 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    現世で漢方薬の薬剤師だった青年、空洞淵が幽世に招かれてしまったお話。

    このお話での「幽世」は、
    妖怪や物の怪、異能を持つ人間を現世から切り離した世界ということらしい。
    その幽世の創造主ともいうべき三つ目の美少女金糸雀は先読みの力があるものの、
    自分の妹、月詠の動きだけは読めず、
    その月詠の招きで(悪だくみで?)空洞淵は幽世に連れてこられてしまった。

    いきなり白髪の鬼に襲われそうになったものの、
    金糸雀にはなぜか気に入られているし、
    預けられた先の巫女姉妹は、
    姉は美人で、妹はかわいらしく料理も上手い、
    薬剤師として働ける打ち捨てられた薬局もあると、
    さすがに都合良すぎでは?

    吸血鬼になる

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    2024年12月16日
  • 幽世の薬剤師4(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ついに巫女と薬剤師さんが…!
    大切な人がずっと隣にいる確証はないと身に沁みて感じたのでしょう。
    しかし現世に戻ったりというのはこれからあるのかな?そこも気になるので続き楽しみ。

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    2024年10月17日
  • シンデレラ城の殺人

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    まず、シンデレラというお話とキャラクターが好きな人は読まないほうがいいです。本書のシンデレラは屁理屈吐きで、継母からの命令に「前向きに善処します」とか言ってスルーすてしまうようなキュアです。
    本書はシンデレラをベースにしていますが、設定はかなり異なります。王城での舞踏会で王子殺害事件が発生し、シンデレラが容疑者として捕縛されます。事件発生以後は裁判が行われ、シンデレラは被告でありながら自己弁護するという流れです。シンデレラが屁理屈で場を翻弄していく流れが楽しく、また事件解決への流れはかなりロジカルです。ライトな文章ですが、ミステリーとしても法廷モノとしてもかなり読みごたえがある作品でした。

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    2024年10月09日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    近年、活躍が目覚ましいミステリー作家10名へのインタビューをまとめた作品。

    私にとっては著作を読んだことがあったり、積んでいたりする作家さんが大半。そんな彼らの作家としてのバックボーンや創作に関することは、とても興味深く読めました。

    これらの面白く読めたのも、インタビュアーの若林踏さんが持つ話を引き出す力に依ると感じています。氏のきらりと光る分析力、古今の作品に対する理解力あってのクオリティ。

    このインタビュー集はシリーズ2作目とのことで、1作目も気になるところです。

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    2024年09月23日
  • ソードアート・オンライン オルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人

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    すっかり見逃していて、結構探し回って購入しました。
    SAOの世界観で本格ミステリーをというコンセプトの1冊。迷宮内に2つのパーティが囚われ、次々と人が死んでいくという展開。雰囲気は悪くない。けどちょっと凝りすぎな感じもします。20層にある迷宮に強すぎる敵、ほぼヒントになってないヒント、一番気になるのは手記の書き手であるイアソンは一度も地下に降りてないのに何故地下のマップがあるのか。
    試みは面白いのでこういう遊びは続けてほしい。
    あとネタバレになっちゃくかもですが、ちょっとだけ「HALLO WORLD」を思わせますね。

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    2024年07月02日