三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなぜ働いていると〜同様、問いの立て方、視点の置き方は流石。めちゃくちゃ上手い。
同時に論理展開のアプローチはサイエンスではなく事象から事象、点から点へ飛んでいくエッセイ調なのでやや強引だったりただの羅列に感じる部分もあった。
ただ今回は本作のキーワードとなる「報われたい」というインサイトを冒頭で提示した上で一貫して説明していくので納得のいく部分が多かった。
そして終盤、突然三宅香帆の我が現れてからが一番面白かった。
なぜ働いていると〜で残念だった点、本人のスタンスなのかその事象への是非やポジションを書かない、たぶん色々な方面に配慮して断言しない、のれんに腕押しな文体だなぁと思っていたが、一転し -
Posted by ブクログ
「感想を書くのは難しい。」個人的に大きい問題について、この本は色々な方向から手ほどきをしてくれました。
正直、自分自身は全然発信することは向いていないと思っており、趣味(私のアイコンとは関係ありません)についてのアカウントを作ってみるものの、だんだんと見る専になってしまうのが常になってしまっています。ただ、色んな人の発信を見ていると、自分もこんな風に発信してみたいなと思うことがあり、諦めきれない日々になっています。
この本は、そんな日々から脱却する一助となるような内容がたくさん書いてありました。まずやってみる、それから色々と考えようと思います。
(あと、ふと思ったのはこの本の感想も発信の一つだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書258ページ
『私はあなたの感想が、読みたいのです!』
から、本書で紹介された推しについて言語化する内容を踏まえて感想を書いてみます。
私自身推しを言語化する能力についてはあまりありません、皆無です。誰に向けて書いてもいいかわからないので、著者の三宅香帆さんに宛てて書いてみたいと思います。
あなたにこの感想文が届くことを願って。
最初にこの本を手に取ったのは本屋さんで、私は読書をする時は決まって電子書籍派です。しかしながら本屋さんでこの本を見かけたとき、または内容をペラペラ見て『他人の言葉に私たちはどうしても影響を受けてしまうのです』という内容から、ビビビっときました。(これはぜひ紙の本 -
Posted by ブクログ
またまた読みたい本が、どんどん増えてしまいました。
砕け口調と口語的表現の文章は、難しい本とて親近感がわいてしまいます。読むのを挑戦してみようかなー、と思わせます。誰にでも分かりやすく噛み砕いて伝え興味を湧かせる、この筆者のスゴいところなんだろうなと思います。
「究極の相談相手が、本」という筆者さん。
確かに、私自身本を読むようになって今まであった孤独感が、若干薄れたかもしれないなーと感じています。あー、私1人じゃなかったんだー、と。ま、私の人生は先人たちの繰り返しの1つに過ぎないですし、だから私の悩みや苦しみなんか、きっともうどこかの本の中に解決策が既にあるはずですし(たぶん)。
もっとも -
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幅広いジャンルの書籍が紹介されており、それぞれに対する著者の熱量が強く感じられる一冊だった。すべてを深く理解するというよりも、「どの本に興味を持つか」によって自分の関心や志向が浮かび上がってくるような読み方が適していると感じた。
実際に読み進める中で、『グレート・ギャツビー』や『燃えよ剣』といった作品に興味を持つことができ、自分の中にある関心の方向性を再確認するきっかけにもなった。また、著者の文体は親しみやすく読みやすい一方で、どこか昔のオタク的な熱量を感じさせるもので、少し気恥ずかしさを覚えつつも、その語りの強さが印象に残った。
特定の分野に対して深い知見を持ち、それを語ることができる人物に -
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「推し」に限らず、自分が好きなものを言語化する上で思考を深めていくためのコツが得られる本だなぁと感じました。中高生にもオススメできる一冊です。
"言語化とは、細分化のこと"
よく語彙力がないと自分を卑下してしまいがちですが、「言語化に語彙力は必要ない」「言語化とはいかに細分化するか」。
なるほどと思いました。そして細分化した先にオリジナリティ、自分らしさが宿るのだと。自分がどんな時にどうしてそんな感情を抱いたのか、自分の感情を見つめて言語化していく力は、「推しの良さを伝える」以外でも自分自身を豊かにするものとなるのではないでしょうか。
プロの書く推し語り文、とても面白かった -
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Posted by ブクログ
古典文学ど素人の自分でも楽しく読めた。というか知識ない人の方が楽しめる。特に徒然草の大根の話は笑った。笑ったし、徒然草ってもっと厳かで伝統的な読み物と勝手に思ってただけに、凄く意外な内容だった。
あと、印象に残ったのは平賀源内の『根南志具佐』と森鴎外の『舞姫』。
根南志具佐は大まかな話は知っていたが、それが政治に対する風刺とは知らなくてためになった。
舞姫は著者の方の独自の解釈があり、そういった解釈があるんだなぁと感心した。仕事と女性を天秤にかけて、女性を捨てたクズ野郎の話という認識だったので、違う解釈を知れるのは新鮮だった。
こういった雑学も楽しめるので、古典文学初学者にはおすすめの一冊。 -
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Posted by ブクログ
・購入のきっかけ
自分の好きなものに対し、それのどこが好きなのかを自分のなかで明確にできなかったから。
・読む目的
好きなものの好きな理由を学ぶため。
・この本は知識を「広げる」or「深める」?
広げる。自分の感じることをいかに言語にするか、その方法を紹介するように学んでいく。
・この本はどんなスパンで効く?
短~中期的に効くと思う。
短期的には、目的に対する解決として「好きなものの好きな理由を明確化する」ことができるようになる。
それにより、好きなものを分析したりまた好きなものを伝えたりと、中期的に関わっていけるようになる。
・感想
この本の重要な部分は、おそらく最初の「前準備」の -
Posted by ブクログ
この本の直前に読んでいたのが稲田豊史の『本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形』でした。その新書で「本を読む」って行為が衰退していく現状をはっきり理解したことでかなり落ち込んでいたところに、本読み最強女王(?)の三宅香帆!かなり気分は持ち直しました。「本が嫌いな人たちがどんどん増えているのはわかるけけど、本が好きな人たちもまだまだ元気!」ってな気分。そして今なぜ彼女が大活躍しているかもわかったような気になりました。それは読書好きにありがちな「上から目線」成分が皆無なところ。まるで「推し活」のように古今東西の作家の文体を楽しみ、次々にその裏側に潜むマル秘テクニックを分析