三宅香帆のレビュー一覧

  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    ともすれば無粋になるような文体のテクニックの解説だが、著書の軽快な語り口と各方面への配慮が素晴らしく、とても楽しく読めました。
    三宅さんの文体は、距離感がちょうどよい。近いんだけど、近すぎなくて絶妙です(そう感じさせるテクニックが散りばめられているのでしょう…)。
    なにか文章を書くときに手元に置いておきたい本です。仕事、プライベート、軽め、重め…いろんなシーンで役立ちそうなテクニックが満載。

    エンタメコンテンツについて、私は結構隅から隅まで「分かりたい」タイプの人間だ。
    この伏線はこうなんだ!この演出の効果は…そもそもこの作品はこういう文脈で生まれてきていて…等々。
    書きすぎない・言い過ぎな

    0
    2026年08月06日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    公と私を考えるようになった
    公が私を侵食している!!と思いながら生活することが増えた
    今は私を取り戻そうとしているのだ!と意識できるようになった

    0
    2026年08月05日
  • 人生を狂わす名著50

    Posted by ブクログ

    私を離さないで カズオイシグロ
    私を離さないでを読むと、生きるってそもそも切ないことだったって気がつく。
    すごく大事なものを見つけたり、帰りたい場所を知ったり、忘れたくない記憶を抱えたところで、私たちはいつかそれらと全部離れる。
    だけど、同時にこうも感じる。
    死にたくないと叫ぶ。誰かにぎゅっと寄り添う人がいるだけで、そこに温かい何かが生まれる。その寄り添ってくれる人のことをカズオイシグロは丁寧に描いてくれる。
    生きるって素晴らしい、とか、愛は世界を救うなんて言われるよりも、死にたく無い、離さないで、なんて叫び声に人生を預けたくなる時もある。

    0
    2026年08月05日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    三宅さんの新書はDJ的であるという発見。あと終盤で「Dear WOMAN」をもってくるあたり、かなり俺。

    0
    2026年08月04日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本の要旨は前半部分に書かれている(後半は、実際に著者がどのように本を読んだのか、という解説の記載)。
    自分をいわゆる“ネタバレチート状態”にするためには、本の読み方に一工夫を加える必要がある。
    漫然と読み進めるのではなく、自分の体験等と絡ませてメモを残し、様々な形でアウトプットをすることが結局は終着点。
    素材の料理の仕方は、比較・抽象・発見・流行・不易の5種類。
    仮にこの本に当てはめるのであれば、“結局はアウトプットだよな”という不易の視点に基づく感想に落ち着くのだと思う。

    0
    2026年08月04日
  • 人生を狂わす名著50

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんが三宅さんのYouTubeにゲスト出演された時に訪問されていた東京・神田の再燈社書店で購入
    動画内でも触れられていて胸熱だったので嬉しい
    素敵な書店で素敵な栞もいただき、思い出に残る買い物だった
    購入したのが2026.2、1月に休職したところで本が読めなくなった時だったけど、読めるようになった3月ごろからちまちまおうちにいる時に読んで、最後は8月に2日で90-380の最後のページまで読破。
    いやーー面白かった!三宅さんのおかげでいろんなジャンルの本を読む楽しさを知れたので、ずっと三宅さんが語りかけてくれるこの本はスイスイ読める。
    いろんな本を新たに知れた。読みたい本があるって幸せ

    0
    2026年08月03日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

    Posted by ブクログ

    自分の言葉を持つことの大切さ、考えました。
    しっかし、推しにはすごい、とかかわいい、とかかっこいい以外いまだに思いつきません。何が、というほど他との比較もできず、サゲみたいなことも言えず。改善にはほど遠いですが。
    でも。自分の好き、を大切にしていい。自他境界をはっきり持って進んでいきたいと感じた一冊。

    0
    2026年08月02日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    2026.47

    書き出しがセラピーのようで気に入って
    一気に読んだ

    「夫婦が不在な社会」には興味がないけど
    目次が村上春樹批評のようで気になっていた本

    そうか〜!これをこう読むのか〜!
    という新しい視点をもらって目から鱗
    村上春樹に感じていた/気になっていたことの
    輪郭が見えてきて晴れやかな気持ちになった

    まだ読んでいない他の村上春樹作品も読みたい!

    0
    2026年08月02日
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

    Posted by ブクログ

    バズるには文章には、中身より、技巧より大切なことがある。

    それが「楽しんでもらうこと」。
    刺激的な中身を出し続けるのは難しい。
    技巧を身につけるのには時間がかかる。

    でも読んでて楽しい文章にはモデルがいるで、彼らを真似すれば良いんじゃね?というコンセプトの一冊。

    個人的には永世中立モデルが刺さった。
    社会学者の岸政彦先生の文体の型で、結論を出さずにぐっとこらえて揺らぎ続けるというもの。

    彼氏の年収が低すぎて結婚できないと泣く卒業生に対し、心の中で別に結婚しなくて良いんじゃない?と思いながらも、その幸せは女性にとって大切なものだから口にはしない。

    こういう揺らぎながら、たくさんの視点を

    0
    2026年08月02日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    夫婦について。ドラマや小説から読みとく。
    村上春樹好きな人は読んだら面白いと思う。
    花束みたいな恋をしたの映画を見ていたので
    すっと内容が入ってきました。

    0
    2026年08月02日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    昨今日本で推し活が盛んになっているが、実はそれ以前から推し活に該当する活動がなされていた。本書はその起源を遡り、近代化した日本と連動していることを明らかにする。また日本における共同性と結び付けることで推し活の弊害を挙げるが、それでも推し活の魅力を著者が語る。

    0
    2026年08月01日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルから、現代日本の働き方に対するアンチテーゼの本なのだと思ったが、本当に読書が好きな著者が、近代における読書の歴史を紐解きながら、日本人がどう読書に向き合ってきたのか、という流れでアプローチするという、やや論文的な内容だった。
    そこまで読書論に興味がないこともあり、やや間延びしてしまったが、語っている内容は半分程度共感。現代において実用書や自己啓発書が読まれる理由などは興味深かった。
    半身で働くことの推奨については、激しく同意。

    0
    2026年07月31日
  • ニュー日本文学史

    Posted by ブクログ

    ・面白かった〜。
    ・日本文学、それも古典のガイド本なのだけど、まさに三宅さんの本領発揮といった、現代(それも結構卑近な視点も多々ある)視点からの解釈なので、難なく読み下せた。全然古典とか興味の無いタイプなんだけど、自分。
    ・あと、なるほど、三宅さんはこういう視点で古典を見ているのね…という発見もあり。(今回がそういう視点で紹介しやすい物、というチョイスの仕方をしているとは思うけど)
    ・三宅さんの本、全部読んでいる訳ではないけれど、今までで一番面白かったかも。

    0
    2026年07月31日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    アイドルや宝塚、ミッキーといった身近な存在を題材に、「推し」という現象をエンタメとしてだけでなく、歴史や社会学的な視点から深く分析していてとても興味深かった。また、作中で触れられる「ファンが推しに持つ母的目線(見守り・育てる感覚)」は日本独特の文化なのかと考えさせられ、推しとの「距離」についての話も印象的。推しとファンの関係はあくまで1:1であり、お互いにわざわざ口にしない事情がある。秘密を共有していないからこそ「相手の理想にはなれない」という指摘には納得した。 母性(共同体を広げていく性質)の暴走に関する指摘も含め、自分の”好き”との向き合い方を見直すきっかけにもなる。好きなもの・応援する人

    0
    2026年07月31日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

    Posted by ブクログ

    推し語りをしたいのにヤバいしか出てこない人のための本。
    推しの事を語るために、まずネットの感想を見ず、自分の言葉をメモし、細分化し、文章化するための技術が詰まった本でした!
    基本短文より長文語りの人向け。

    推しが良かった!
    →どこがどう良かったのか細分化する、
    ポジティブな感想は共感、驚きから生まれるため、そこにフォーカスする

    違和感・ネガティブな感想などもメモすると良い。

    ありきたりな言葉=クリシェを使わずに表現しよう!
    と書かれているんですが

    まームズい!!
    ありきたり、包括的な言葉(ヤバい!神!)
    って便利だから使っちゃう!!
    自分の言葉をひり出すのむずくね??
    って思いながら読

    0
    2026年07月31日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    もっと切実な、辛い時に支えられた本…みたいな感じのエッセイかと勝手に思い込んでいた(副題の「人生の悩み・苦しみに効く名作33」を見落としていたので)。

    認識を改めてブックガイドとして本に目を通したけど、三宅香帆さんの語り口に、ワクワクする気持ちが後押しされていく心地だった。
    友達と話しているみたいな気持ちになった。

    0
    2026年08月02日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

     京大在学中に書いた書店ウェブサイトの名著紹介「人生狂っちゃうよね、と思う本」が大人気となり増補して単行本となったほど読書が生き甲斐の著者でさえ、就職するとスマホばかり見てしまい「本が読めない」という事態に直面したという(仕事はふつうに面白くやりがいある)
     考察は「積ん読」の原点の昭和初期「円本ブーム」〜戦争体験〜週刊誌ブーム…読書で得られる「知識」は、「情報」が勝敗を分かつ情報化社会では余計なノイズが混じったものと認識される。生果実よりスイーツ、はてはサプリメントのように。創作は純然とした絵空事のエンタメでなければならず『教養』は時代錯誤となっているから、旧来の世界名作を読む人は希少。
     

    0
    2026年07月30日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    半身で働く
    ってことですね。
    確かにふつーに会社で働いてたら、時間全然ないよね。

    時代ごとのベストセラーなどみていて、私の読書傾向のミーハーっぷりに笑ってしまった。
    今は読んだ端から内容を忘れているので、何のための読書かわけわかんないけど、ネットでの情報ゲットとは違う形で私の中に入って来る読書はやめられないと思う。

    とりあえず、三宅香帆さんが「毎日一冊」くらいのペースで本を読む、とどこかで見たか聞いた気がしたが、そんなこと出来ない私がくやしい。

    0
    2026年07月29日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    本屋で目について、目次を見たら「しいたけ.の誘引力」「星野源の未熟力」「三浦しをんの台詞力」とか、著者+○○力、というのが並んでいて、こんなの絶対おもしろいじゃんと思って買いました。

    活字中毒的にはたいへん面白い読み物だったし、あとふつーにオタク語りを読んでる感覚の面白さもある、ポッドキャストとか聴いてるからめっちゃ三宅さんの声で脳内再生されました。笑
    結構実践的に使えそうなテクニックもあったし、あ〜これ自分もやるなっていうのもあって、実用書としても全然読めると思います。
    手元に残るのが嬉しい1冊になったので、買ってよかったです!

    0
    2026年07月28日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    この本を読んで話の面白い人が意識しているようなことは何か、常にどういうことを考えているのかを知ることができた。

    例えば、人気な作品というのはその時代の流行に乗っている側面、人が欲しているものであるということに気づくことが出来た。

    現在放送されているアニメ鑑賞で「鬼の花嫁」に対して、ずっと一人を愛してくれる存在を欲している人が多数なのが人気を博している理由の一つかもしれないと以前の自分では気づけなかった点に気づけたと思う。

    ただ、話が面白い人の考えを理解したのと実践するのとでは天と地ほどの差があると実感し、自身の感性を磨きながら、期間をあけて再度熟読していきたいと思う。

    0
    2026年07月28日