三宅香帆のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
新書のくせに分厚い。見れば315ページもある。でも、最近の推しの著者なので、そこは迷わず購入。惹きつける文体、先を読みたくなる文体など、たくさんの例が出てきます。一つひとつは、そうそうと納得して読むのですが、いかんせん分厚いだけあって、量が多く、とても実践できないと思うんですよね。と、70ページ付近まで読んで思いました。と、ここまで思ったところでふと、文体って結局、その人の性格だったり、個性が出てくるもんだよなぁと思ったりしました。とはいえ、ここに書かれているテクニックを少しでも多く身に付ければ、もっと惹きつける感想になるのにぁと感じました。
-
Posted by ブクログ
たしか2023年の秋に、神保町のブックフェスティバルのブースにて、著者本人に手売りしてもらった記憶。そこからの出世がもうすんごい。あの時、この人の名前どこかで見たなぁと思ったのにその場では出てこなくて、家に帰ってから思い出しました。恩田陸の文庫の解説だ!と。
一年ほど積読して、その後気ままにちょこちょこと読み進め、ようやく読み終わりました。
筆者と近い世代だからというのもあり、好きな本について語る時の口調に、かつての自身やその周囲、もしくはmixi、ブログ、Twitterで慣れ親しんだ語り口と近しいものを感じて、既視感からの親近感を覚える、ちょっと自分の想い出も刺激する忘れ難い本になりまし -
Posted by ブクログ
書籍に対する文体の構成についての解説書。
様々な作品を丁寧に考察、解説しており、「ほう」と学びになることが多い。もし作文や読書感想文を書く機会があったなら、きっと参考にしていただろう。
とくに、AKB48のポニーテールとシュシュについては、当時歌詞の意味なんて考えたことも無かったが、改めて読んでみると1つ1つの単語や表現にきちんと意味があり、想像力を掻き立てさせるような歌詞だったことに初めて気付かされた。
同じようなメッセージの作品でも、書き方一つで印象が変わる。人の心を惹きつける作品の文体や、その作品を作り上げる作者の人柄などが少しだけ理解できたような気持ちになった。 -
Posted by ブクログ
これこれ!求めていた「書き方」「読み方」指南書はこっちだ!と、思いながらあっという間に読み終えた。
つい先日読み終えた『話の上手い人は何をどう読んでいるのか』が、残念ながら自分の求めるものとは違ったので、悔しくなってこちらを拝読したが、アタリでした!
仕事柄、批評文や感想文を書かせる場面があるが、国語業界の「感じたことを書けば作文になる」信仰まっただ中を歩んできた人間なので、大したアドバイスもできない悲しさ……。
本書に書かれていたことを伝えられたら、かなりレベルアップするのでは!?と、期待で興奮すらしている。
ライトな文体で書かれているので、高校生や活字慣れしていない人でも読みやすいと思 -
Posted by ブクログ
絵でいえば”タッチ”、音楽でいえば”歌い方”というように、
文体とは「印象づけ」なのだと感じた。
村上春樹はリズムをつけて文章に色付けをして流れをつくる。
距離を詰めるために読点を多めにする。
ひらがなには「ゆっくり読ませる」効果がある。
個人的な話も、抽象度をあげることで、広く共感を得られる。
といった「印象づけ」をすることで書き手は工夫をしている。
正確でわかりやすい文章にどうしたらできるのか考えることは多いが、印象までは考えてこなかったので大変勉強になる。
読み手は内容やストーリー、キャラクターに注目するが、それらをどうやって色付けしていくかは書き手の工夫次第。奥が深いなあ。
む -
Posted by ブクログ
本の構成として、文字がギッシリと詰められているわけではなく、要点にはマーカーが引かれていて、そこを読み進めるだけでも、この章の大事な部分はここなんだなと認識でき分かりやすかった。また、それぞれの章の最後にまとめがあることで、大事なポイントがはっきりして、読み返す際の役にたった。
文書を書く際、どうしてもありがちな言葉(クリシュ)に頼ってまとめてしまうことが多く、それらの言葉を使うことで何となくちゃんとまとまった感じになっていることがよくあった。本書では、それを「あなたの言葉を奪う敵」と表現し、自分の感情を自分の言葉で語ることの大切さを改めて認識させられた。
また、言語化に必要なことは語彙力 -
Posted by ブクログ
■本書のねらい
『源氏物語』をおおかた理解できるようにする
■書籍の構成(目次)
はじめに
1日目人物がわかれば物語がわかる
2恋愛は三角関係でよむ
3人は身分が9割?
4平安の恋は恋にあらず
5実際あったゴシップネタも物語に
6平安時代と令和の恋愛はちょっと似ている
7和歌を見ればキャラがわかる
8紫式部の筆力が冴える描写
9貴族社会のうわさ拡大速度はSNS並み
10怨霊は男の罪悪感
11「結婚=幸せ」幻想をほどく
12人物のキャラはぶれない
13一途な人は幸せに
14自己肯定感も関係性のカギ
15女性の運命に容赦なし
16人物の読み方から、千年前の読者が見える
17デリカシーの感覚はだいた -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の言葉で発信することの重要性を改めて感じた一冊。自分の感想を考える前にSNSで他人の感想をみてしまうとその感想に流されてしまうといった点や文章を書くのに語彙力よりも物事を細分化してみる力が大切だという点に非常に共感した。これから推しを語るときだけに関わらず何かを語る際などは自分の感動したポイントなどを具体的に切り取りなぜそこに感動したのかを深掘りして言語化するという行為を大切にしていきたい。
①良かった箇所の具体例を挙げる
・自分の体験との共通点を探す
・好きなものとの共通点を探す
・どこが新しいのかを考える
②感情を言語化する
・共感
すでに自分が知っている体験/好みと似ている
・ -
Posted by ブクログ
『「好き」を言語化する技術』に書かれていた内容の
超具体化ワーク版という感じ。
章ごとにワークシートがあり、
これが非常に使いやすい!
三宅さんの文章は、
読んでいると頭の中にロジックツリーというか、
大項目と小項目の階層がイメージしやすいです。
そのイメージのままのワークシートの構成なので、
書き込みやすいし、
書き込むことで本の内容がさらに理解が深まります。
また、コンセプトづくりの項では、
三宅さんのベストセラー3冊を具体例に挙げてあり、
なるほど感を得られました。
本書は脱線は少なくてスッキリと分かりやすいですが、
私は『好きを言語化…』の
ほとばしる推しへの想いの脱線なんかが面