三宅香帆のレビュー一覧
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page turnersのyoutubeで三宅さんと竹下さんの話が面白くてそこで紹介されていた本。なるほどそうすれば本が面白く読めるのかと感心する。そのままでも美味しいがいろいろ料理した方が読書体験に深みが出ていい味が出る。三宅さんの場合は本だけでなくマンガや映画など多岐に渡っていてそれらとリンクさせていて軸が幾重にも伸びていて話が面白い。一つの関心に偏ることなく様々なことに興味関心を持って生きておられてとても本という世界を楽しんでいらっしゃるなと思った。
実際にこのやり方で読んでみようと思っても、(素人なので当たり前だが)そう簡単に比較抽象発見などできようはずもなく。読んだ後に一度本を閉じ -
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NHKの今朝のマイビズを聞いていたら三宅さんの声が!ラジオで3語くらいで三宅さんだ!とわかった私はかなりファン度高いのでは!!、と思いつつ、ちょうど読み終わったこちらの本と内容が重なり復習になった。
今の時代の「情報格差」を埋めるコミュニケーションの必要性。確かにアルゴリズムの世の中という話とも重なるが、それぞれが自分の世界のアルゴリズムで情報を摂取している中、隣の人と全くベン図が重ならないということは多々ある。身近な例だと、職場の人が机に飾っているキャラ(アニメ?歌手?)が全くわからない。昔だったら、サンリオの〇〇とか日テレでやってる〇〇って共通言語があったはずだし、読んでいないジャンプの -
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ネタバレ元々学生の時は読書家では無かったものの、本を読むということが好きであったのに、いつの間にか活字離れをしている。そんな気持ちを抱いていたところに、このタイトル。思わず惹かれました。
もちろん全部読めるなら読んでほしいけど、せめて第八章から読んでみてほしい。そんな作品だった。
何よりも、この作者が様々な文脈に触れているからこそのこの歴史を振り返りながら日本と読書の関係を描いていて、読みやすかった。
半身の生活ができるようにすることも心がけたいし、「自分から遠く離れた文脈に触れること──それが読書なのである。」を胸に刻みたいですね。
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考察には「正解」がある=報われるゴールがある。
批評には「正解」がない=報われるゴールがない。
努力したくないのではなく、報われる努力をしたい。
いま求められているのは、「頑張ったら報われる」という努力できる場所。
努力して成功したい、ではない。努力した分だけ、誰にもその成果が損なわれることなく、報われたいのだ。
自分の為。自分の楽しさや自分の気持ちよさを実感するため。しかしその先に、楽しさや気持ちよさを実感した先に、何も成果やゴールが残っていないと、不安なのだ。報われた証が残っていないと、成長や安定という数値で見せてくれないと、不安になってしまう。
努力の大半は報われないけれど報われると信じ -
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ネタバレ読書メモ
令和の「報われたい」欲望とプラットフォーム社会
全体の主題
本書を通底しているのは、現代人、とりわけ若い世代が、行動や努力、時間、感情に対して「報われる結果」を強く求めるようになっているという問題意識である。
作品を純粋に楽しむこと、仕事に没頭すること、自分なりの感想を持つことよりも、「正解にたどり着いた」「成長できた」「推しを成功させた」「履修を終えた」といった、意味や成果が確認できる状態が重視される。
その背景には、SNSや動画サイトなどのプラットフォームが、あらゆる行動を再生数、いいね、フォロワー数、ランキングなどの数値に変換し、報われやすいコンテンツを優先的に拡散す -
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パートナーシップについて論じた一冊。
価値観の違う二人が一緒に暮らすことの難しさを日々感じているからこそ、とても心に刺さり、すでに二度読んだ。
夫婦を取り巻く社会的な背景を知ることで、相手への理解も少し深まる気がした。また、人間関係を「親密な関係」と「共同性」という視点で捉えることが、パートナーシップを続けていくヒントになるのだと感じた。
明確な答えを示す本ではないが、だからこそ自分自身の夫婦関係や人とのつながりについて考えるきっかけを与えてくれる。また、村上春樹論として読んでも最高に楽しめるので、多くの人に読んでほしいと思える良書だった。 -
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男性優位な職場で「ヘラヘラ笑ってしまう自分」に辟易していた私へ——三宅香帆『「夫婦」不在社会』が教えてくれた生存戦略の正体
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三宅香帆さんの『「夫婦」不在社会』を読み、途方もない閉塞感と同時に、長年胸の奥に仕舞い込んでいた痛みの正体を突きつけられたような感覚を覚えた。
特に心に刺さったのは、「父の娘」という構造についての記述だ。
> 『父権的社会に入り込むために、男の誘惑者であることを学ぶ。父あるいは男性にただ抑圧される娘であるのではなく、彼らを誘惑し、彼らの欲望を満たすように仕向け、それゆえに父権制をより強化するという構造。そこから脱却して息子になろうとするも、なり -
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わたしは、この本の導入でかなり引き込まれた。
夫婦は固有の関係性なので、千差万別で語るのが難しいと思うが、この本を読んで“夫婦”についての自分の思考が少し解れて楽になった。
特に、第4章。この章については、もう少し考えたいと思っているが、コミュニケーションやケアのことが描かれている。他者と傷つけ合い時間を掛けて修復すること、そして、その時間がある意味、現代では軽視されたり、バグとして扱われてしまうこと。
自己の回復にも、コミュニケーションにも、そして、相手へのケアにも。時間を掛けることについて、改めて考えたり意識したり、そういうことをしていきたい。
あとがきも、著者の方の思いが詰まってい -
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ネタバレ本書を購入した時は日本の読書の歴史を追って考えることになるとは思わなかった。私には少し難しくて自分の中に落とし込めるまでに時間がかかってスラスラ読めない部分もあったが、興味深く読めた。
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という問いに対して出されている答えは少し物足りない気がした。例えばSNSを見ているとドーパミンがドバドバ出て中毒性があるとか、次々新しいトピックスが流れてくるSNSの刺激に慣れると読書の刺激が物足りなく感じるとか、働いて疲れた時には何も考えなくても刺激を与えてくれるものが楽だとか、そういう観点からも考えられそう。
読書はノイズ。
これまでそう感じたことはなかったが、余 -
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ネタバレうわーん、三宅香帆さんの語り口好きだ〜!
そもそも推し活文化は今に始まった話ではないということ、自分の身体では獲得し得ない成功体験を他人の身体に託すこと、託した通りになってもらえるように行動すること、等、今までぼんやりとしていたところが幾分明確になった。
推しもファンも、秘密を共有していないが故に相手の理想にはなれない。という事実は新発見だった。ファンの立場で「推しにいつ裏切られるか」という気持ちになることは理解できるが、それは裏を返せば推しの方から見ても同じで、「ファンが自分の理想とはちがう」ということが起こり得ているのだ、ということは、言われてみればその通りで、背負っている不安は同じな -
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ネタバレ日本人は働き者すぎる!!(終始)
どうりで!!!勘弁してくれよ!!!
読書ってノイズらしい。
自分が意図してない知識も入るし、知らない文脈にも出会う可能性があるから。現代は即時性のある情報のが勝るから、つまり読書の必要性が落ちるしそもそもそんなノイズを摂取する余裕が労働環境的に生まれないようになっていると。
なるほど。思い返せば。
卒論を書く時くらいから本を読むのが好きになって新卒1年目まで当社比結構読んでた。転職して実家に帰ってからはその仕事でメンタルを崩し気づけば本どころかドラマも映画も見られず、好きな観劇は知ってる話以外観たくなかった。そしてその仕事をやめて、また転職してから3年。