三宅香帆のレビュー一覧
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「好き」という気持ちを伝えたいけど、うまく言葉が出てこない。
その理由と、伝わる為の方法が書かれた一冊。
SNSを通してどこかの誰かの言葉に日々触れてる内に、「自分だけの」感想や心の動きは消えてしまう事がある。
例え「そうそう!同じ」であったとしても、自分のオリジナルの言葉で発して残す事は、後々その好きが消えてしまったとしても、自分自身がどんな事や物、人を好きになるタイプなのかを知る事にもつながるという所が印象に残りました。
伝え方、書き方のコツも参考になったけど、相手の状態(これから自分が話す事にどれだけ関心があるか。知っているのか)を知って、それによって話し方、内容を変えるというのは、 -
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最近、会社の離職率が高まり、若者は何を考えているのか知りたいと思い読みました。
内容は、マンガや小説を参考例として令和の流行の要因をわかりやすく説明されています。
出てくるマンガや小説は知らないもがあっても最後まで読み切れるくらいの触りですのでご安心ください。
ChatGPTが出てきてから、世界は変わったと言われ、身近にもチャッピーと口にするようになってきました。
使っている人に聞くと、相談相手になってもらっているや投資の資料探しに使っているなど様々です。
ChatGPTを使い答えを出すことは、アルゴリズムが答えを出してくれるので最適解が得られます。
仕事では、それでも良いかと思います -
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感想を発信した事がない私が、初めてこの場で感想を記す程、衝動的な本と出会えた。
私はこれまで読んだ本や観た映画、TV、舞台の感想をSNSやレビューサイトなどで述べる事は無かった。しかし、振り返ってみると『面白かった』『楽しかった』『つまらなかった』などという感情しか思い出せない、何が良くて何が悪かったのかを具体的に言葉にできず嫌悪感に陥る事が多々あった。
そんな中、書店でこの本と目が合い購入に至るわけだが、早速読み進めてみると、自分と似たような人が世の中には大勢いる事、そして言語化をするコツが寄り添うように書いてあった。
いくつものコツが自分にも実践できそうだと思う中で最も印象に残ったもの -
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新書界の新星とも言える文藝評論家・三宅香帆。彼女の真骨頂はインプットした情報を言語化し、構造化する事だ。著書「働きながら本を読む方法」では、時間を確保できない現代社会で、本を読み、インプットする方法を構造化した。著書「好きを言語化する技術」でインプットしたものを言語化し、発信する方法を構造化した。本作では、ここまでで得た技術を使って、どうすれば面白く話す事ができるのか?の構造を学べる。そんな三宅香帆・ハウトゥー本集大成みたいな著書。
私はオタクである。自分の好きを語る機会は、まだない。だから、本書を手に取った。話が面白いというのは、それだけで相手に「ちょっとくらい話聞いてもいいかもなー」と -
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■ この本のテーマ・キーワード
言語力、話し方、コミュニケーション
■ 心に残った一文・言葉
クリシェは、あなたの言葉を奪う敵だと思ってください。 よく見る、それらしい言葉。その言葉を使うだけで、なんだか文章自体が、それっぽくなる。感想っぽくなる。だから、つい使ってしまう。
■ 特に印象に残ったことや小さな変化
まさしく私自身言語化が苦手で、いつもいつもクリシェを使っていた。聞きなじみのある言葉が使いやすく、脳みそのすぐ手前にあるから。
でもこの本を読んでから、「本当に自分が言いたいことは何か?」と深く考えるようになった!
■ 感想や読書メモ
伝えたい内容を絞ることとゴールを設定すること -
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好きを言語化する技術 にも通じるが、自分の感想を大事にしよう、と思える1冊。
最適化のスピードが進む現代において、ついついアルゴリズムによって自分というものが作られてしまう。報われ消費と呼ばれる、時間・コストパフォーマンスがよい最適解を求めてしまう。
それは、合格点を取るには良いのかもしれないが、自分のほんまにめちゃくちゃ幸せ!って感じるのは、自分にしかない感情で自分だけにしか味わえないような経験ができた時だと思う。
特に、家族の時間なんて、まさに「最適化」の真逆である。休みの日に副業しまくったり、当直しまくったりしたらお金を稼げるが、そんな時間をすべてはたいて、家族でダラダラする。
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今まであまり深く考えずに言語化していたのですが、もっと上手に自分の「好き」を話せるようになりたい。
そんな風に考えてこの本を手に取りました。
私がこの本を読んですごく勉強になったことは2つです。
1つ目は情報を受け取る相手がどんな人なのか意識して、情報格差を埋めること。
2つ目は伝えるべきポイントを1つに絞って明確化すること。
1つ目の情報を受け取る相手がどんな人なのか意識して、情報格差を埋めるというのは、友人と話している時は相手が自分の語りたいことにどれくらいの情報量を持っているか無意識的にも考えながら話したりします。しかし仕事上の会話や文章だと意外とそこを蔑ろにしがちです。
こ -
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色々なヒット作の話から、平成から令和への価値観の変移について書かれている。
正解がある(と思われる)考察
正解のない批評
瞬間的な感情である萌え
継続的に応援する推し
これまでの選択肢をやり直すループもの
自身のスペック自体が変化する転生もの
価値観が近く、批判や衝突のない界隈
上下関係があり、上の人が正しいとなるヒエラルキー
キーワードに対して色々な人の書いたモノが出るググる
一つの正解らしきものが出るジピる
などなど、以前書かれていた比較、抽象、流行などを使って話を展開されており、例示される作品も読んだ事のあるものも多く出てきて面白い。スキップとローファーが特にフィーチャーされていて、 -
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会社の20代前半層と、なんだか価値観というか人生観が合わないなぁと感じていた四十路昨今、本書を読んで、少しその理由がわかった気がした。
今の若い世代はそうか。「正解はこれです!」がある方がいいのか。やりやすいのか。
社会人のルールって結構正解がない事多いから、そりゃ分からないだろうな。気を使うとか、先を読むとか、上下関係における気配り目配りなんてそれこそ個人的なセンスによるし、教える人それぞれで内容が変わってくる指導だし。
画一的に「こういう場合はこれ!」じゃないと「それってあなたの感想ですよね」状態になるわけか。
そもそも自分のセンスが正解かどうかわからないしね。センスを表に出して評価され -
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この本を読んで、「まさにその通り」と思うことがたくさんあった。
面白い映画やドラマ、楽しかった展覧会など、さまざまな感動を自分なりに整理する前に、つい他人の感想を読んでしまい、自分の気持ちがどこかへ行ってしまうことがよくあります。
本書では、「好き」を言語化するための具体例が数多く紹介されています。
まだ輪郭のぼやけている「好き」を掘り下げ、細分化し、自分の言葉にしていく。そのために、具体的な場面や感情を思い出すことの大切さが伝わってきました。
これまで感想をどう表現すればいいのかわからず、素敵な文章を書ける人は文才がある人だけだと思っていました。しかし、この本で紹介されている方法なら、自 -
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気づいたらYoutubeに考察動画が溢れていたし、SNSでも考察した内容を目にすることが増えた。いつしか私もそれを見て楽しむ一人となっていた。
なぜ考察というキーワードが流行っているのか、その問いに対する批評をこの著作で語られている。
私は考察については、「物事について問いや理由を考える」ものと思っていた。なので、人は日常生活において常に行なっていると考えていた。例えば、「職場のAさんは、この仕事でなぜあの意見を言ったのだろう」という様に。
まあ、これも考察と言えるだろうが、本著作については今のコンテンツの流行になっている「考察文化」という捉え方でコンテンツとしての考察をテーマにしていた。
こ