三宅香帆のレビュー一覧

  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    私が好きな作品のとくに好きな部分には、
    こんなテクニックが使われていたんだ!
    文字が滑らずに読みやすい作品が多い作者も、
    実はそうなるように工夫されていたんだ…

    自分がこの文章、
    この作品が好きになった理由を、
    言語化してくれた作品です!

    とても分かりやすく解説されているので、
    自分が書くことがあるときにも、
    このテクニックを使えそうだな…!
    少しでも使えたらいいな…と
    思えた作品でした!

    0
    2026年08月08日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    page turnersのyoutubeで三宅さんと竹下さんの話が面白くてそこで紹介されていた本。なるほどそうすれば本が面白く読めるのかと感心する。そのままでも美味しいがいろいろ料理した方が読書体験に深みが出ていい味が出る。三宅さんの場合は本だけでなくマンガや映画など多岐に渡っていてそれらとリンクさせていて軸が幾重にも伸びていて話が面白い。一つの関心に偏ることなく様々なことに興味関心を持って生きておられてとても本という世界を楽しんでいらっしゃるなと思った。

    実際にこのやり方で読んでみようと思っても、(素人なので当たり前だが)そう簡単に比較抽象発見などできようはずもなく。読んだ後に一度本を閉じ

    0
    2026年08月07日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

    Posted by ブクログ

    好きを言語化する技術とあるが、本書で記載されている技術は社交性のあるテクニックのように感じた。
    要するにただ推しの素晴らしさを語れるようになるだけでなく、仕事でも重宝する技術、考え方ではないかと思う。
    特に「相手との情報格差を埋める」の部分は現実世界でできていない人が多い。
    情報格差を埋めて、相手と楽しく会話できる状況に持っていくという考え方はコミュニケーションにおいて重要だと感じたので、ここの解説を読むだけでも価値はあるだろう

    0
    2026年08月06日
  • 考察する若者たち

    Posted by ブクログ

    三宅さんの著書は何冊か拝読しましたが、どれも簡単な言葉で腹落ちする文章を書かれており、思考を重ねて感じたことを深掘りし続けている方だと思います。本書は特にそれが顕著で、批評から考察に移行していることや、正解を求めてしまう部分は、自分自身も無意識のうちに当てはまっていると感じました。また、年下のいわゆるZ世代と呼ばれる人と接したときに感じていた違和感はこれだと思いました。自分も片足を突っ込んでいるが、Z世代はより顕著に考察し正解を求める傾向があると思います。

    0
    2026年08月05日
  • 伝わる言語化 自分だけの言葉で人の心を動かすトレーニング

    Posted by ブクログ

    NHKの今朝のマイビズを聞いていたら三宅さんの声が!ラジオで3語くらいで三宅さんだ!とわかった私はかなりファン度高いのでは!!、と思いつつ、ちょうど読み終わったこちらの本と内容が重なり復習になった。

    今の時代の「情報格差」を埋めるコミュニケーションの必要性。確かにアルゴリズムの世の中という話とも重なるが、それぞれが自分の世界のアルゴリズムで情報を摂取している中、隣の人と全くベン図が重ならないということは多々ある。身近な例だと、職場の人が机に飾っているキャラ(アニメ?歌手?)が全くわからない。昔だったら、サンリオの〇〇とか日テレでやってる〇〇って共通言語があったはずだし、読んでいないジャンプの

    0
    2026年08月05日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者のいう他者の文脈を取り入れた、まさにその本となった。新自由主義社会が全身全霊を求めるフルコミットメント社会であったことは自分自身が仕事人生を歩んでいたことからも理解できた。
    これからは著者と共に半身で働いて生きていくことになるだろう。それは半身で働いていた時期に、仕事以外の文脈で様々な仕事に関係ない趣味を謳歌して毎日が幸せだったことを経験していて身に染みるからである。仕事に全振りするのは楽だが、やはり有限な時間を仕事やお金儲けだけに使ってしまうのはなんか味気ないと感じてしまう歳になったのもあるかもしれない。

    0
    2026年08月04日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

    Posted by ブクログ

    「他人の言葉で傷つきすぎないように、自分の言葉を持っておく。」

    他人の言葉を目にする機会が多い現代、この考え方はすごく大事だと思った。単純に自分の言語化の助けにしたくて買った本だけど、自衛のための自分の言葉、大切にしたい。

    2章では、好きを言語化するために何をすればいいか、何を意識すればいいかがまとめられていて参考になった。感想を書く前にメモをとろう。SNSは閉じよう。

    0
    2026年08月04日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元々学生の時は読書家では無かったものの、本を読むということが好きであったのに、いつの間にか活字離れをしている。そんな気持ちを抱いていたところに、このタイトル。思わず惹かれました。
    もちろん全部読めるなら読んでほしいけど、せめて第八章から読んでみてほしい。そんな作品だった。
    何よりも、この作者が様々な文脈に触れているからこそのこの歴史を振り返りながら日本と読書の関係を描いていて、読みやすかった。

    半身の生活ができるようにすることも心がけたいし、「自分から遠く離れた文脈に触れること──それが読書なのである。」を胸に刻みたいですね。

    0
    2026年08月03日
  • 考察する若者たち

    Posted by ブクログ

    考察には「正解」がある=報われるゴールがある。
    批評には「正解」がない=報われるゴールがない。
    努力したくないのではなく、報われる努力をしたい。
    いま求められているのは、「頑張ったら報われる」という努力できる場所。
    努力して成功したい、ではない。努力した分だけ、誰にもその成果が損なわれることなく、報われたいのだ。
    自分の為。自分の楽しさや自分の気持ちよさを実感するため。しかしその先に、楽しさや気持ちよさを実感した先に、何も成果やゴールが残っていないと、不安なのだ。報われた証が残っていないと、成長や安定という数値で見せてくれないと、不安になってしまう。
    努力の大半は報われないけれど報われると信じ

    0
    2026年08月07日
  • 考察する若者たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書メモ

    令和の「報われたい」欲望とプラットフォーム社会

    全体の主題

    本書を通底しているのは、現代人、とりわけ若い世代が、行動や努力、時間、感情に対して「報われる結果」を強く求めるようになっているという問題意識である。

    作品を純粋に楽しむこと、仕事に没頭すること、自分なりの感想を持つことよりも、「正解にたどり着いた」「成長できた」「推しを成功させた」「履修を終えた」といった、意味や成果が確認できる状態が重視される。

    その背景には、SNSや動画サイトなどのプラットフォームが、あらゆる行動を再生数、いいね、フォロワー数、ランキングなどの数値に変換し、報われやすいコンテンツを優先的に拡散す

    0
    2026年08月01日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

    Posted by ブクログ

    小生はSNSは普段やらないが、それでも好きなものに触れたときの感情を鮮明に残す記録術というものを学べたような気がする。
    ライブ、試合、漫画。
    ジャンルは問わず、触れたときには鮮明に記憶に残ったはずなのにそれらを思い出せずに悶々とすることが多かったが、そういった自分のセンセーショナルな記憶をいつまでも残しておけることができるような気になった。

    0
    2026年08月01日
  • 考察する若者たち

    Posted by ブクログ

    おもしろかったー!考察とか正解とか求めて、如何に報われるかを意識してる人生過ごしてると改めて思った。
    自分だけの感じ方とか自分だけの経験とかもっと積んでいって自分とは何か的なとこを大事にしていきたい(後悔も含め)

    0
    2026年07月31日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    パートナーシップについて論じた一冊。

    価値観の違う二人が一緒に暮らすことの難しさを日々感じているからこそ、とても心に刺さり、すでに二度読んだ。

    夫婦を取り巻く社会的な背景を知ることで、相手への理解も少し深まる気がした。また、人間関係を「親密な関係」と「共同性」という視点で捉えることが、パートナーシップを続けていくヒントになるのだと感じた。

    明確な答えを示す本ではないが、だからこそ自分自身の夫婦関係や人とのつながりについて考えるきっかけを与えてくれる。また、村上春樹論として読んでも最高に楽しめるので、多くの人に読んでほしいと思える良書だった。

    0
    2026年07月30日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    男性優位な職場で「ヘラヘラ笑ってしまう自分」に辟易していた私へ——三宅香帆『「夫婦」不在社会』が教えてくれた生存戦略の正体
    ----------
    三宅香帆さんの『「夫婦」不在社会』を読み、途方もない閉塞感と同時に、長年胸の奥に仕舞い込んでいた痛みの正体を突きつけられたような感覚を覚えた。
    特に心に刺さったのは、「父の娘」という構造についての記述だ。
    > 『父権的社会に入り込むために、男の誘惑者であることを学ぶ。父あるいは男性にただ抑圧される娘であるのではなく、彼らを誘惑し、彼らの欲望を満たすように仕向け、それゆえに父権制をより強化するという構造。そこから脱却して息子になろうとするも、なり

    0
    2026年07月26日
  • 考察する若者たち

    Posted by ブクログ

    現代の人々は、時代ガチャ敗者ではないか。

    『「正しさ」なんてすぐ変わる』だから、正解を出そうとするのではなく、自分の考えを大切にしていきたい。正解を導くため、報酬を得るためにAIやSNSを使うと、その時点の世の中の”正しいとされる”答えが出される。それは私たちの個性をなくしていることに繋がる気がする。

    『特別なオンリーワンであることよりも、ラベリングのほうが、報われやすい』(=生きていきやすい)
    共感するが、それでも個性を大事にしたい!ラベリングされたくない!というジレンマ

    0
    2026年07月26日
  • 「夫婦」不在社会

    Posted by ブクログ

    わたしは、この本の導入でかなり引き込まれた。
    夫婦は固有の関係性なので、千差万別で語るのが難しいと思うが、この本を読んで“夫婦”についての自分の思考が少し解れて楽になった。

    特に、第4章。この章については、もう少し考えたいと思っているが、コミュニケーションやケアのことが描かれている。他者と傷つけ合い時間を掛けて修復すること、そして、その時間がある意味、現代では軽視されたり、バグとして扱われてしまうこと。

    自己の回復にも、コミュニケーションにも、そして、相手へのケアにも。時間を掛けることについて、改めて考えたり意識したり、そういうことをしていきたい。

    あとがきも、著者の方の思いが詰まってい

    0
    2026年07月25日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    三宅さんは本当に文章がうまくて、スルスル読めてしまうのに、しっかりと内容も頭に入ってくる。応用実践編で紹介されている作品はどれも読みたくなった。巻末の大量のブックリストもかなり気になるけれど、いかんせん分量が多すぎて追いきれない(苦笑)。

    0
    2026年07月24日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書を購入した時は日本の読書の歴史を追って考えることになるとは思わなかった。私には少し難しくて自分の中に落とし込めるまでに時間がかかってスラスラ読めない部分もあったが、興味深く読めた。

    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という問いに対して出されている答えは少し物足りない気がした。例えばSNSを見ているとドーパミンがドバドバ出て中毒性があるとか、次々新しいトピックスが流れてくるSNSの刺激に慣れると読書の刺激が物足りなく感じるとか、働いて疲れた時には何も考えなくても刺激を与えてくれるものが楽だとか、そういう観点からも考えられそう。

    読書はノイズ。
    これまでそう感じたことはなかったが、余

    0
    2026年07月24日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うわーん、三宅香帆さんの語り口好きだ〜!

    そもそも推し活文化は今に始まった話ではないということ、自分の身体では獲得し得ない成功体験を他人の身体に託すこと、託した通りになってもらえるように行動すること、等、今までぼんやりとしていたところが幾分明確になった。

    推しもファンも、秘密を共有していないが故に相手の理想にはなれない。という事実は新発見だった。ファンの立場で「推しにいつ裏切られるか」という気持ちになることは理解できるが、それは裏を返せば推しの方から見ても同じで、「ファンが自分の理想とはちがう」ということが起こり得ているのだ、ということは、言われてみればその通りで、背負っている不安は同じな

    0
    2026年07月23日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人は働き者すぎる!!(終始)
    どうりで!!!勘弁してくれよ!!!



    読書ってノイズらしい。
    自分が意図してない知識も入るし、知らない文脈にも出会う可能性があるから。現代は即時性のある情報のが勝るから、つまり読書の必要性が落ちるしそもそもそんなノイズを摂取する余裕が労働環境的に生まれないようになっていると。
    なるほど。思い返せば。
    卒論を書く時くらいから本を読むのが好きになって新卒1年目まで当社比結構読んでた。転職して実家に帰ってからはその仕事でメンタルを崩し気づけば本どころかドラマも映画も見られず、好きな観劇は知ってる話以外観たくなかった。そしてその仕事をやめて、また転職してから3年。

    0
    2026年07月21日