三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーディオブックにて。
時代の流れから本を読めなくなる人の納得のいく理由が裏付けられていた。
本を読む際にノイズが必ずあり、現代の人々はすぐ答えを求める。その背景にはTikTokなどのショート動画が流行し、短時間で得られる情報量が多いから。
またチャッピーも含めすぐ答えが得られる媒体も登場した。
しかしながら読書は自分が得たい情報以外も入力され、なにせ時間がかかる。
タイパは悪い。
このタイトルの答えもこの本では過去の時代から遡り考察しているためすぐには得られない。
しかし読書はそれがイイ。
現代社会ではすぐに得られる答えが多いため、
時間をかけて答えを探すことの大切さもあるのでは。
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Posted by ブクログ
労働と読書の変遷から、「全身全霊」で労働にコミットメントする現代の働き方に疑問を呈し、「半身(=働きながら本を読める)」で働ける社会の実現を訴えていた。
現代において働きながら本を読めなくなった原因は、ネットやSNSでの情報取得が主流になった、あるいは労働時間が長いといったことだけではない。読書で得る知識は情報にはない「ノイズ(=他者や歴史や社会の文脈)」が含まれており、情報社会に生きる社会人にとってノイズは必要のないものと見なされていることも大きく影響している。
自分が社会人になり、自分のスキル向上やキャリア形成に関係のないものをノイズとして見なし、無意味に読書を遠ざけていたことに気づ -
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Posted by ブクログ
読みやすい
具体例が示されている
難しい言葉が書かれていない
日常の生活との共通点が多い
自分がなんとなく思っていることを言語化してくれている
言語化力とは才能ではなく、鍛えるものであるということを気づかせてくれる
日々の意識だけではなく日々の努力で鍛えるものであると教えてくれる
日々の意識:言葉に気をつける。やばいと言った言葉を使わない。浅い感想にならないように気をつける→気をつけるだけでそれ以上何も出てこなくなってしまう。それ以上の言葉が出てくるように日々の思考を一歩先まで回しておくことで言葉が出てくるようになる。
日々思考を回すとは?考えるように意識するのではなくどう考えるのかという -
Posted by ブクログ
思春期の学校で感じていた、推しの話でひっきりなしだった時に周りに感じていた疑問が解消された気がする。
〜のreactionとか海外の人たちがこぞってあげているのもどうなのかも。
自分の考えをどこかで確かめたい、正解が欲しい、という気持ちを、AIとの会話や考察動画を見ることで満たされると考えられていて、まぁまぁ納得した。
私は三宅さんほど考えが回らないけれど、世の中そうなっているんだと実感した。現に自分もAIが生活に入り込んでいるし、映画やアニメの考察動画を見て、自分の答えが、どこが間違っているのか合っているのかを確かめたい欲があったからだ。(〜のあのシーンはこう言う意味があった、こう言う -
Posted by ブクログ
考察はすごく好きでよく考察動画をジャンル問わずに見てしまうのだが、決して正解を求めたことはないな、と最初に感じた。他人の意見や見解を見るのが興味深いと思う程度で作者が正解不正解を出してくるのは二の次だよな…なんて考えていた。
しかし、本書を読んでいる期間中に好きなアニメの劇場版総集編があり映画館に見に行ったのだが、パンフレットの監督インタビューにて、自分の感じたことと同じことを監督も述べていて「だよね!!よっしゃ!!」と思ってしまった。無意識のうちに正解を探していたようで頭の中で感じていた自分の作品の味わい方と、実際の思考にギャップがあると感じれたことが驚きだ。
レコメンドされる動画に影響され -
Posted by ブクログ
推しについての発信で1番重要なこと
自分の言葉を作ること
自分の言葉を作る技術
他人の言葉と距離を取る為に
自分の言葉をつくる技術が、今の時代には不可欠です。
推しを語ることはあなたの人生を語ること
自分だけの感情
工夫しようとする志
よかった理由について妄想を広げる
好きは揺らぐ
推しってもやもやする
1 よかった箇所の具体例を挙げる
2 感情を言語化する
3 忘れないようにメモする
好きだった、よかった、感動した、嫌だった、違和感覚えた、好きじゃなかった
響いた箇所、よかった場面、グッときた衣装、ピンときた人、なるほどと思った言動、好きになったきっかけ、やってくれて嬉しかった仕事
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Posted by ブクログ
批評の時代から考察の時代への流れが仕事やエンタメなどさまざまな側面から解説されており、なるほどなぁと大きく頷きながら読み終えました。
国語の時間に、どの文章を読んでどう感じたか、ということを発表する時間がとても好きで、その時間だけは教室で一番多く手を挙げていた私としても、三宅さんと同じく、個人の解釈が認められる批評の文化が薄れていくことを悲しく思います。
仕事や推し活でいうと、私もやりがいより成長を求めてしまったり、推しの目標を一緒に追いかけていたり、時代の流れに沿った行動もしているなと、、
考察ドラマにもまんまと夢中になってますね、、
ただ、それを悪いものと捉えてしまうのではなく、その中