三宅香帆のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「本当に知りたい『正解』は簡単に手に入らないよ?」
というメッセージを感じた。人に教えてもらうことより、自分で疑問に思ったことにある時気づいて正解に 近づく瞬間があると、私も思う。その答えの方が ずっと価値があると思う。すごく頭の記憶に残って、経験値がものすごく貯まる気がする。
私も上司にいつも抽象的なことを言っていて困っていた時があった。その抽象度はある種の「問題だったのだろう。
どうやったら成功するだろうか?とずっと考えて、ある時気づく。頭の中の裏テーマみたいに考えていると時間と共に解決してくれる感覚があった。
國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」でも、論述を追っていく過程を 重視した -
Posted by ブクログ
言語化はセンスではなく、細分化なのだなぁと。
自分の言葉を孤独にメモして、それを具体化する。発信の有無に関わらず、自分の言葉にすることが自分が自分に対して信頼できる好きを作り、好きを保存する。言語化された好きが溜まると丸ごと自分の価値観や人生になっている。
あとがきにあった、「他人の言葉と距離をとろう。自分の言葉をつくろう。」
SNSがライフラインと化した現代で生きていくには、必要なスキルだなぁと共感した。
三宅さんと文書が好きだなと思ったのは、大好きな会社の先輩を彷彿とさせるからだな。オタクが滲み出ていつつ、優しくて気遣いのある語り口調。 -
Posted by ブクログ
私は「話が面白い人」という観点より新しい糸口での読み方を伝授してもらった感じがした。読んだことがある本も多く、忘れていた小説内容を思い出しながら読み進めていたら気づくと全て読み終わっていた。中には個人的につまらないなと思っていた本も取り上げられていたが、別の切り口から読むことで新たな物語が生まれるのだと思った。
また、三宅さんが挙げていた五つの技術は大学生(文学部)が小説を卒論を書く際に非常に大切な観点だと思った。noteの引用もあり「しらん」など若者ことばが多く使われており親しみやすく読みやすいので大学生は勿論、普段本を読まない人にも読んでもらいたい一冊。 -
Posted by ブクログ
直近で読んだ本の15冊中3冊が著者の本。自分もまんまと狙いにはまった世間のうちの一人ですが、その3冊の中でもこれが一番面白いのはこれがオタク本だからだろう。オタクは、え?そんなところに注目するの、というその視点が面白い。序文に、文章には3つの楽しみがあって、1 それは何が書かれているか、2 誰の目から書かれているか、3 どういうふうに書かれているか、とあるけど、自分は1しか気にしたことはなかったのだが、ふつうそうだよな…みなさん2とか3とか気にして読んだりするのだろうか。本書はその3について、古今東西の文章をとりあげて、なぜにこの文章はわれわれの心にヒットする(惹かれる、印象に残る、説得力があ
-
Posted by ブクログ
■ この本のテーマ・キーワード
言語化
■ 心に残った一文・言葉
言葉は自分自身のオリジナルのものが、絶対に一番伝わりやすい。
■ 特に印象に残ったことや小さな変化
言語化に必要なのは語彙力ではなく細分化。
この一言は、単純ではあるけれどめちゃくちゃ腑に落ちた。なぜ自分がそう思ったのか、どういう感情なのかをとにかく細かく書き出すことで、自分ならではの言葉が生み出される。
■ 感想や読書メモ
「楽しかった」とか「面白かった」とかのいわゆるクリシェは、何も考えなくても頭に浮かぶ。
でも細分化には時間がかかる。今まではそれが面倒でクリシェに逃げがちになっていることを実感した。
ただこの本を読ん -
Posted by ブクログ
この本を読んで、「まさにその通り」と思うことがたくさんあった。
面白い映画やドラマ、楽しかった展覧会など、さまざまな感動を自分なりに整理する前に、つい他人の感想を読んでしまい、自分の気持ちがどこかへ行ってしまうことがよくあります。
本書では、「好き」を言語化するための具体例が数多く紹介されています。
まだ輪郭のぼやけている「好き」を掘り下げ、細分化し、自分の言葉にしていく。そのために、具体的な場面や感情を思い出すことの大切さが伝わってきました。
これまで感想をどう表現すればいいのかわからず、素敵な文章を書ける人は文才がある人だけだと思っていました。しかし、この本で紹介されている方法なら、自 -
Posted by ブクログ
「すごい」「やばい」「エモい」「やればわかる」しか語彙のない感想書いててやだな~って思って。だってさ、そう感じたとしても言葉や文字にしたのは誰かに伝えたいからで、今のままじゃ伝わらないと思ったから買ったのよ。
推しとはあるけど別に推しに限った話じゃない。それこそ感想と名がつきゃなんでも書ける気がする。
このシナリオ面白かったよは言いたいけど、タイトルだけ変えても同じこと言いそうだなって。つまり、相手は「また言ってるな」としか思っちゃくれねぇだよ。そういうのって悲しいよな。
包括的な言葉は便利だけど、個性が失われてしまう。俺が(そしてあなたが)文章を書くのは「俺だから(あなただから)」書けたこ