三宅香帆のレビュー一覧

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    現代人の多くの人が持つ疑問に対して歴史や文献、映画を参照しながらその革新に迫る。しっかりとした筋立てを持ちつつもあらたな見方も提供している。
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    なぜ働いていると本が読めなくなるのか?

    .Q1ホントに何で読めなくなるの?
    自分から長時間労働を好むように、個人が仕向けられている。
    自分で自分を搾取してしまっている

    .Q2対策はありますか?
    全身全霊で働くことを辞める
    バーンアウトに警戒する
    自己実現を、仕事で果たそうとしない
    半身こそ理想と...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    結論は本が読める環境を作ろう。
    半身で働くですね、あえて、読書でノイズを入れ文脈からの新たな発見や繋がりを楽しもう❣️

    また、今の働きかたや自分が行動していることに、クリティカルシンキングを与えてくれるのが読書だと。

    それにより、私は良く「これが私がしたいことかな?」と思うことがあるがそれも良い...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    良い意味でのタイトル詐欺、だった。
    現代社会に対する考察で終わるのかと思いきや、日本での金属活字による大量印刷により書物が普及し、読書という習慣が広まったのが明治時代。その明治時代から現代に至るまで、読書を軸として、社会や文化に対する丁寧な考察が前半を占めている。
    特に、戦後から平成にかけての考察は...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    労働史や働き方などと読書の関係に触れており、興味深く読めた。本好きなら、読めるような働き方ということには共感できる。

    好きなことでも消耗するときついし、自分よりも優先できることを見つけて、かつ、それに依存しないような感じがいいかもしれない。

    通勤も読書があると楽しいし、価値観も増える。会社の近く...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    タイトルが気になり、話題の本ということで購入しました。
    誰もが思い当たることがある内容だと思います。

    日本人が全身全霊を仕事にかけ、それが出来なくなると自分が良くないと思ってしまう、読書に求めるものが時代によって移り変わりながらも、その本質は変わらないという文化に対する提起です。
    仕事は「全身」で...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    そういえば「心を揺さぶられたり、人生(観)がひっくり返るような本をうっかり読んでしまったら、仕事が続けられなくなっちゃうんじゃないか」という気がして、そうなりそうな本や映画には手を付けないようにしているふしがあって、この本の内容に通じるところもあるかなと。

    タイトル通り、なぜ読めなくなるのか、労働...続きを読む
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    人々の労働の歴史とその時代のベストセラーに焦点をあてた作品です。

    また、本を読むことで得られる効用やどのようにすれば働きながら本を読むことができるかなどについて記述されています。

    私自身としては読書の習慣があるため、働きながら本を読む時間がある程度は確保できている側の人間として読むことができまし...続きを読む
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術
     この本は、三宅さんが書評家として培った、言葉という「武器」の、安全な使い方を指南してくれる「言葉の武術書」のように感じました。
     かわいい表紙やポップなタイトル、そして平易でわかりやす文章なんですが、その本質は骨太で、がっしりした文章術です。
     推し、好きな本を自分の言葉で語りたいかたに、ぜひおす...続きを読む
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術
    私は感想を書き残すのが好きな人間なのでだけど、このSNS隆盛時代だからこそ、筆(というか実際今は入力作業なのだが)が止まってしまうことが多かった。
    そのモヤモヤそして対策がすべて書かれていると言っても過言ではないのかしら!
    そう、こういうのを誰かに教えて欲しかった!

    気持ちをわかりやすく表現する、...続きを読む
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室
    文章とは、言葉とは、書くこととはについて三宅さんの情熱がたっぷり詰まった作品。
    少しばかりマニアックな内容も分かりやすい例えがあったから、凡人の私でも理解することができた。

    文章を書いていく上で、これが正しい、あれが正しいなんてないんだなと感じさせられた。

    その人に個性があるように文章にも個性が...続きを読む
  • 人生を狂わす名著50
    著者がお気に入りの本について語る本だが、その著者の熱量が高く文章も上手なので、なんならこの本自体がかなり面白かった。

    この本で挙げられているものを起点に今年はたくさん本を読みたい、という気分にさせてもらった。

    本は好きだがハズレは引きたくない!面白い本教えて!という私と同類のワガママさんにオスス...続きを読む
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術
    「推し」に関する本が増えてきた昨今、またこの手の本かあ…と敬遠していたのですが、おすすめされて読みました。めっちゃ良かったです(禁句)前半は推しや好きという感情を分析していて、中盤はそれを相手にどう伝えるか、後半は文章技術という構成。特に前半は好きを大切にしようと決めた24年の最初に読んで正解でした...続きを読む
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術
    普段、推しのことを言葉に表すのが難しいと感じていたため、読んでよかったと思いました。推しだけではなく、自分の好きなものや嫌いなものについて発言する際に、役立てようと思います。
  • 人生を狂わす名著50
    たぶん文体で面くらう方もいるんじゃないでしょうか。かくいう私も、語り口のテンションの高さに一瞬本を閉じかけました。

    けれどそこを乗り越えて読んでいくと、数多くの知らない本に出会うことができます。驚いたのは、そのジャンルの幅広さです。著者の経歴上、どちらかというと小説や漫画や古典、純文学に分類される...続きを読む
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室
    読み物としてもとっても面白い、更に文章における表現方法をかみ砕いてわかりやすく解説している実用的な本でした。
    作者がいかに文章というものを多面的にとらえ、個性に着目しているのかがわかりました。
    バズりたい人も、バズりに興味がない人も一度読んでみてほしい!文章ってやっぱり面白いよな~と再確認できる本で...続きを読む
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術
    「書評家の三宅香帆さんって誰だ?」から関心を持ち、読んでみました。
    「若いのに、たくさん読書をして、どんな事を語るのだろう」最初はこんな感じ、、
    読み進めると、自分も同じ「本好き」として三宅さんが発信する言葉が自分に新しい刺激を与えてくれます。 
    (読んでてワクワク楽しい!)

    言語化や、思考の整理...続きを読む
  • 人生を狂わす名著50
    紹介されている本のほとんどが読んだことがないし、きっかけもないのでこの先も読まなそうだなと思う本だったけれど、三宅さんにかかるとどれも面白そうに思えてくるから不思議。各本につき3冊ずつの「次に読む本」も含めてどれも読みたくなってしまいました。
  • 名場面でわかる 刺さる小説の技術
    三宅さんの著書、初めて拝読しました。
    「こういった切り口があるのか!」と発見させて頂きました。
    「名場面のここが刺さる」といった内容ですが、つまりは「読み解き方」の本。
    同じ小説を読んでも、人によって受けり方、もの事の見かた、は違うもの。
    これは三宅さんなりの「切り口」で、その小説から何を感じ取った...続きを読む
  • 名場面でわかる 刺さる小説の技術
    15分の(ほぼ)ワンシーンのシナリオ執筆に挑戦することになったはいいものの、ワンシーンで何を表現すればいいのかと悩んでいた時に本屋さんでこの本を見つけ、これだ!と購入を即断。

    最近は全体の構成ばかり考えていましたが、好きな作品には語りたくなる名場面があるという指摘にそうだよなぁ〜と頷きまくりでした...続きを読む