三宅香帆のレビュー一覧
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ネタバレ話が面白い人は、話をネタとして自分のなかに取り入れている。
ではどのようにネタにするかというと、自分のなかで料理をするといいらしい。まず本を読み終わったら、今まで読んだり体験したりしたことと比較し類似点を見つける。そしてその比較から本の主題を言葉にする。主題が言葉に出来たら、その物語の違和感つまり書かれていないものは何かを見つける。それが出来たらようやく時事ネタと絡めたり教養ネタと絡めたりして話すことができる。
主題の発見や違和感などの解釈は視聴者の仕事だ。解釈があるなら作成者は具体的に言葉にできるはずだ。
解釈することを恐れてはいけない。何か面白いネタに料理出来たらたくさん人に話すべきだ -
Posted by ブクログ
紅白歌合戦にも呼ばれて、今やすっかり時の人となった三宅香帆さんの新作。単純におもしろかった。新書ですが、ほぼエッセイ。
内容としては、こんな視点で読んでみると、話がおもしろい人になれるよ〜みたいなテーマで書かれた本なんですが、本の大半が三宅さんによる書評です。
そして、その書評がとにかくおもしろい。知らない本やドラマ、漫画の紹介をしているんだけどそれがひたすらおもしろく、三宅さんの引き出しの多さ、教養、作品への愛におどろきます。
前半は、こんな視点で本を読むと話がおもしろい人になると言う説明があって、内容的には、その通りかもしれないんだけど、多分、ほとんどの人は書いてあることの半分も実践 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【ポップな表紙に騙されてやばい!】
1,心が救われてやばい
2,手順が具体的でやばい
1,心が救われてやばい
本書のP53『「やばい」って、要は「あはれなり」と同じ使い方をするんだから。平安時代はオッケーで現代はダメなんて、意味が分からない!』の一文。
映画や書籍、美術館、食事にいたるまでいいと思ったものに対して「やばい」しか言葉がでてこない自分はなんて薄っぺらい人間なんだと感じていた。 それが「やばい」は言葉にできない感動をなんとか言語化したもので書評家の著者によってそんな自分を肯定してもらえた気がした。
読む前までは「やばい」を使用するのは否定されるべきもので、別の言葉で伝え -
Posted by ブクログ
なーんか、最近面白い本に出会えてないなー
と悩んでいた私に、数々の新たな本との出会いのきっかけをくれた"本"。
彼女の著書に言語化に関する本があるのだが、やはり言語化が最高に上手い!
一つひとつの作品への愛がひしひしと、本当にひしひしと伝わってくるのである。
この中にはきっと私が好みの本もあるだろうしそうではない本もあるだろう。
なんなら紹介している本よりも、彼女の批評の方が面白いんじゃない?って物もあるだろうと思えるくらい、ワードセンスがあってどんどん興味が湧くのだ。
彼女の明るくて愛嬌のある人柄がそのまま文章に現れているのも、その長けた文章表現力が故だよなあと感心する。