三宅香帆のレビュー一覧
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三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が実はあまり刺さらず、別の本も読んでみようということで手に取りました。
タイトルに書いてある「話が面白い人」は何をどう読んでいるのかと言う問いに対し、比較・抽象・発見・流行・不易の五つの技術を使った鑑賞方法を用い、三宅さんがこれまでに触れてきた文学・ドラマ・漫画をどう捉えたか具体的に語られて行く、と言う構成。
個人的には、p.132から始まる令和の「こじらせ男子」が持っていないもので語られる男女論が面白かったです。女性は早い段階から人生の選択を迫られることが多いのに対し、男性はより選択が広まることを良しとする世間で生きていくなかで、個と -
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読書も、音楽も、ライブも、言葉はいらねぇ、自分の中で「なんかすごかった」の感情を大事にしておく方がもはやオシャレだと思っていました。
が、それがとんでもなくもったいないことであったとは…!
前半で、なぜ「好き」を言語化する必要があるのか?の部分にしっかり言及されていたので、その後も納得感をもって読み進められました。
言語化のテクニックやヒントは様々ありましたが、とりあえず実践しているのは、「なんとなく好き」「なんとなく嫌い」の感情の理由を分解し、掘り下げて考えること。やや大げさですが、自分という人間そのものを理解することにもつながっているように思います。 -
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推しを言語化したくなった。
いわゆる推しだけでなく、楽しかった体験や日々の出来事を語る上でも参考になると思った。
私はこれが非常に苦手なので、この本で学んだことをちょっとずつ実践していきたい。これをよすがにすれば少し語りやすくなりそう。
「自分の思いを言葉にする前に他人の言葉を入れるな」という強い思いを受け取ったし、本当にその通りだなと思った。
劇やライブなど生物に触れた後は、その感覚を上書きされないようにバーっと書き殴る習慣はあった。
しかし、YouTubeとか本とかは、コメントやレビューをまず見てしまっていて、その間に完璧に他者の言葉の影響を受けていた。
そうなってしまったら、自分のオ -
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●推しに限らず「自分の言葉」で物事を語れるようになるノウハウ本。
●「自分の言葉で語る」技術を身につける。書評を書く参考にする。→「自分の言葉をつくるための3つのプロセス」を学んだ。
●とりわけ推しがあるわけではない。でも、本の感想は書き続けたい。本の感想を書く上で、使えると思ったのは「自分の言葉をつくるための3つのプロセス」。①よかった箇所の具体例を挙げる(どこがよかったのか細分化する)、②感情を言語化する(どういう感情を抱いたのか、どうしてその感情を抱いたのか考える)、③忘れないようにメモする、という3つのプロセスを経ることで、感想を「自分の言葉」で語れるようになるというもの。「言語化とは -
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最近よくテレビでお見掛けする文芸評論家・三宅香帆さんの著作を初めて手に取りました。きっかけは毎週欠かさず視聴しているBS番組「あの本、読みました?」で、小川哲さんの著書とともに紹介されているのを見たから。すごく興味をそそられて、両方とも買い込んだ次第です。
最近まで読んでいた俵万智さんの『生きる言葉』では、“言葉との向き合い方”について熱く語られていましたが、本書では言葉のテンポや構成、つながりといった“言葉を紡ぐ方法=文体”について深掘りされていました。
特に、三浦しをんさん・恩田陸さん・宮藤官九郎さんなど、私好みの著作家の作品の一部を引用してその文体の特色を明らかにしていく辺りでは、「 -
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ネタバレ【ポップな表紙に騙されてやばい!】
1,心が救われてやばい
2,手順が具体的でやばい
1,心が救われてやばい
本書のP53『「やばい」って、要は「あはれなり」と同じ使い方をするんだから。平安時代はオッケーで現代はダメなんて、意味が分からない!』の一文。
映画や書籍、美術館、食事にいたるまでいいと思ったものに対して「やばい」しか言葉がでてこない自分はなんて薄っぺらい人間なんだと感じていた。 それが「やばい」は言葉にできない感動をなんとか言語化したもので書評家の著者によってそんな自分を肯定してもらえた気がした。
読む前までは「やばい」を使用するのは否定されるべきもので、別の言葉で伝え -
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なーんか、最近面白い本に出会えてないなー
と悩んでいた私に、数々の新たな本との出会いのきっかけをくれた"本"。
彼女の著書に言語化に関する本があるのだが、やはり言語化が最高に上手い!
一つひとつの作品への愛がひしひしと、本当にひしひしと伝わってくるのである。
この中にはきっと私が好みの本もあるだろうしそうではない本もあるだろう。
なんなら紹介している本よりも、彼女の批評の方が面白いんじゃない?って物もあるだろうと思えるくらい、ワードセンスがあってどんどん興味が湧くのだ。
彼女の明るくて愛嬌のある人柄がそのまま文章に現れているのも、その長けた文章表現力が故だよなあと感心する。