三宅香帆のレビュー一覧
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『考察する若者たち』を読み終えて、まず胸に残ったのは、いまの私たちが「正解」という言葉に、驚くほど過敏になっているという感覚だった。
映画を観ても、ドラマを観ても、音楽を聴いても、ただ感じるだけでは終われない。どこかに仕掛けがあり、意味があり、回収されるべき“答え”があるはずだと無意識に構えてしまう。その姿勢が、感想ではなく「考察」という形で定着していった過程を、本書は非常に丁寧にすくい上げている。
この本が扱っているのは、若者の知的好奇心の高まりでも、思考力の向上でもない。むしろ、なぜここまで「当てにいく読み方」が広がったのか、その背後にある社会構造と欲望の話だ。
著者が示す大きな転換点 -
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最近よくテレビでお見掛けする文芸評論家・三宅香帆さんの著作を初めて手に取りました。きっかけは毎週欠かさず視聴しているBS番組「あの本、読みました?」で、小川哲さんの著書とともに紹介されているのを見たから。すごく興味をそそられて、両方とも買い込んだ次第です。
最近まで読んでいた俵万智さんの『生きる言葉』では、“言葉との向き合い方”について熱く語られていましたが、本書では言葉のテンポや構成、つながりといった“言葉を紡ぐ方法=文体”について深掘りされていました。
特に、三浦しをんさん・恩田陸さん・宮藤官九郎さんなど、私好みの著作家の作品の一部を引用してその文体の特色を明らかにしていく辺りでは、「 -
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「感想を書くのが苦手だな…」と思って手に取ったんだけど、著者が紹介する“5つの視点”がまさに自分の弱点を言語化してくれた感じ。感想と批評は違うものかもしれないけれど、切り口を持って読むだけで作品の見え方がこんなに変わるんだと実感した。
“面白さをどう伝えるか”の技術がとても参考になった。単に「良かった」で終わらせず、紹介された5つのテーマに沿って感想を書いていく、これはぜひ真似したい。
そして何より、例として挙げられている作品への著者の批評がどれも面白い。読みながら「この本も読みたい」「この作品も気になる」と次々に積読が増えそうな危険な一冊だった。
今はネットで誰でも気軽に感想を発信でき -
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相変わらず著者が語りかけるような、普段遣いの言葉で綴られているため、言葉がスーッと入ってくる感じがして読みやすい。
例えば、「・・を後で説明しますので、ちょっと待っててくださいね。」とか、「推しを語る準備、できてますか?」とか、本を読んでいるけど、自分に語りかけてくれているような気持ちにさせてくれる。読んでいても難しいことを言っているんじゃないんだなと安心させてくれ、それに加え文書もギッシリ詰まってないので読みやすい。
ただ、以前読んだ「伝わる言語化」と内容が被っているところもあって、少し真新しさはなかったかな…。
とりあえず、具体的に細分化するクセと、自分の言葉で書くクセをつける。この -
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【学びたいこと】
YouTubeで知った三宅香帆さんの著書を読みたい。
言語化について、魅力を伝える方法や自分の言葉で伝える方法を学びたい。
【質問&自分の答え予測】
Q1自分の言葉で魅力を伝える方法は?
A1本の多読などによる語彙力UP、自分の考えの整理
Q2他人の言葉に振り回されない方法は?
A2批判的な言葉は見ない。
Q3魅力を話す上で心がけることは?
A3好きを笑顔・雰囲気から伝える
【本書の答え】
A1
①「共感(過去の似ている体験)(好みと似ている)」か「驚き(見たことがない)」かを考える
②「共感:自分の体験や好きなものとの共通点を探す」「驚き:どこが新しいと感じたのかを考え