三宅香帆のレビュー一覧
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なるほど〜という方法ばかり!とてもおもしろかった。読ませる文章にはリズムがあることくらいしか知らなかったけれど、改めてこうやって分析されたものを見ていると本当にそうで、他にもいろんな技を見られた気がした。なかなか習得は難しいと思うけど、一朝一夕で身につくものではないので、よく読んでよく書く練習をするべきなんだろうな。
・綿谷りさ、語尾をぶった斬る▶︎いらない語尾は切って仕舞えば良い。印象深い体言止めの数々。
・北原白秋、二つのものを並べて始める
・しいたけ、最初に意味不明な言葉を放り込む
・江戸小噺、あえて皆まで言わない
・高田明、あるあるから話し始める
・さくらももこと古畑任三郎、結末を先 -
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ネタバレ自分も含めて何かするときに報われたい気持ちがあるからすぐ正解を探したくなる、批評ではなく考察が流行る、AIに正解を聞く、凄い合点がいった。
正解=最適化に辿り着けないと怖い、時間が勿体無いというのは非常に現代を生きる自分にとって身にしみて痛感した。そして、これがある意味での生きづらさでもあるのかと少しスッキリした。
著者の三宅さんが語る批評の良さである色々な人が色々な感想を持っているのを見て、世界の見え方が人によって違うことを感じる所業は、ある意味ではそれを最適化を求める人たちによって批判されることが怖いので、正解を探しに行ってしまうことにつながり、批評文化より考察文化が台頭していくのではない -
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耳が痛い話が多かった。特に私のことを言っている!と感じた部分がある。
ーラーメンも仕事も勉強も、「おいしい」や「楽しい」という行為そのものの実感が存在するから、直接的に役に立つなどの意味に対抗することができる。
だが、行為そのものの実感よりも、行為が結果として報われるかどうかという意味付けのほうが、強くなってしまっている。
私自身、楽しいと感じるかよりも、今後の人生・仕事に役立つか、自分にとって有益か、という基準で日々の行動を選択することがとても多いと感じる。休日の過ごし方にしろ、選ぶ本にしろ…そしていつの間にか、自分の感情はおざなりになっている。
なぜそうなったのか。どこを見ても「役 -
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“好き”を言語化するだけで、好きが揺るぎない愛情へと変わって、「世界が君の敵になっても私だけは君の味方でいるよ」が現実になる。
『繋がり解雇、突然の解散、契約違反による脱退、そんな悲惨な出来事が日々起こる地下アイドル界隈で私は1人のオタクとして生きている。いつ推しメンが目の前から消えるか分からない不安と常に戦いながら、2000円で買える30秒で想いを伝えることに命をかけている。彼女への絶対的な揺るぎない愛情をその30秒で伝えたいのに、いつも『今日のセトリやばかった〜!』『今日のレスえぐすぎた〜』しか言えない。確かに彼女のとこを大好きなはずで、ライブ中にも『やっぱり好きだ』と思う瞬間が散りばめ -
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【学びたいこと】
三宅夏帆さんの言語化の最新本。
前作「『好き』を言語化する技術」を実践しようとした際に、共感した好きという事象を説明することが難しかった。
この本で言語化への深掘りと仕事に応用する技術を学びたい。
【質問】
Q1自分の好きの言語化がうまくいかない理由は?
Q2プレゼンで好きを語るコツは?
Q3コンセプト作りへの応用は?
【本書の答え】
A1細分化の少なさ
・細かければ細かいほどいい。
・心が動いた箇所の具体例を挙げる。
・どこの場面でどういう感情なったか。
・オリジナリティは細かさに宿る。
A2①細分化②相手に合わせた共感or驚き
A3コンセプトとは「何が価値なのか」を一 -
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この本を読んだ感想としては変かもしれないけど。
映画「花束みたいな恋をした」を見たくなってしまった。
CMを見ただけでは、「こんなクソ恥ずかしそうな恋愛モノ見ない見ない」って内心思っていた。そんな作品のタイトルが、この本で出会う事になるとは思わなかった。
とある表現の技術を解説した後の具体例の中で、この作品に触れ引用していたのは、甘い恋の始まりでも切ない別れのシーンでもない。
就職した事によって趣味に入り込めなくなった主人公のセリフだ。
「息抜きにならないんだよ。頭入んないんだよ。パズドラしかやる気しないの」
私にも心当たりがありすぎる。
強く共感する気持ちから、CMしか見たこともない -
Posted by ブクログ
SNSに書く文章がいつも「よかった!」という表現に行き着くことが多く、もっと自分の感じたことをうまく言語化する方法はないかな?と考えていたところ目に入ったのが本書。
推し活に限らず、感想文が苦手な人もこの本を読めば、具体的に何をどのように書いたら良いかわかると思う。
こういう基本的なハウツーを読書感想文を書かせる前に小中学校で教えた方がいい!!
本書で言われているように日本の読書感想文信仰ってある気がする。
ろくに感想文の書き方を教わっていないのに感想文はやたら書かされる。
それでも書ける子は書けるけど、苦手な子は苦手なまま…。センスや感受性のあるなしで話は終わってた気がする。
何