三宅香帆のレビュー一覧

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    元々学生の時は読書家では無かったものの、本を読むということが好きであったのに、いつの間にか活字離れをしている。そんな気持ちを抱いていたところに、このタイトル。思わず惹かれました。
    もちろん全部読めるなら読んでほしいけど、せめて第八章から読んでみてほしい。そんな作品だった。
    何よりも、この作者が様々な文脈に触れているからこそのこの歴史を振り返りながら日本と読書の関係を描いていて、読みやすかった。

    半身の生活ができるようにすることも心がけたいし、「自分から遠く離れた文脈に触れること──それが読書なのである。」を胸に刻みたいですね。

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    2026年08月03日
  • 考察する若者たち

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    考察には「正解」がある=報われるゴールがある。
    批評には「正解」がない=報われるゴールがない。
    努力したくないのではなく、報われる努力をしたい。
    いま求められているのは、「頑張ったら報われる」という努力できる場所。
    努力して成功したい、ではない。努力した分だけ、誰にもその成果が損なわれることなく、報われたいのだ。
    自分の為。自分の楽しさや自分の気持ちよさを実感するため。しかしその先に、楽しさや気持ちよさを実感した先に、何も成果やゴールが残っていないと、不安なのだ。報われた証が残っていないと、成長や安定という数値で見せてくれないと、不安になってしまう。
    努力の大半は報われないけれど報われると信じ

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    2026年08月07日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    読書メモ

    令和の「報われたい」欲望とプラットフォーム社会

    全体の主題

    本書を通底しているのは、現代人、とりわけ若い世代が、行動や努力、時間、感情に対して「報われる結果」を強く求めるようになっているという問題意識である。

    作品を純粋に楽しむこと、仕事に没頭すること、自分なりの感想を持つことよりも、「正解にたどり着いた」「成長できた」「推しを成功させた」「履修を終えた」といった、意味や成果が確認できる状態が重視される。

    その背景には、SNSや動画サイトなどのプラットフォームが、あらゆる行動を再生数、いいね、フォロワー数、ランキングなどの数値に変換し、報われやすいコンテンツを優先的に拡散す

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    2026年08月01日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    小生はSNSは普段やらないが、それでも好きなものに触れたときの感情を鮮明に残す記録術というものを学べたような気がする。
    ライブ、試合、漫画。
    ジャンルは問わず、触れたときには鮮明に記憶に残ったはずなのにそれらを思い出せずに悶々とすることが多かったが、そういった自分のセンセーショナルな記憶をいつまでも残しておけることができるような気になった。

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    2026年08月01日
  • 考察する若者たち

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    おもしろかったー!考察とか正解とか求めて、如何に報われるかを意識してる人生過ごしてると改めて思った。
    自分だけの感じ方とか自分だけの経験とかもっと積んでいって自分とは何か的なとこを大事にしていきたい(後悔も含め)

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    2026年07月31日
  • 考察する若者たち

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    現代の人々は、時代ガチャ敗者ではないか。

    『「正しさ」なんてすぐ変わる』だから、正解を出そうとするのではなく、自分の考えを大切にしていきたい。正解を導くため、報酬を得るためにAIやSNSを使うと、その時点の世の中の”正しいとされる”答えが出される。それは私たちの個性をなくしていることに繋がる気がする。

    『特別なオンリーワンであることよりも、ラベリングのほうが、報われやすい』(=生きていきやすい)
    共感するが、それでも個性を大事にしたい!ラベリングされたくない!というジレンマ

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    2026年07月26日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    三宅さんは本当に文章がうまくて、スルスル読めてしまうのに、しっかりと内容も頭に入ってくる。応用実践編で紹介されている作品はどれも読みたくなった。巻末の大量のブックリストもかなり気になるけれど、いかんせん分量が多すぎて追いきれない(苦笑)。

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    2026年07月24日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    うわーん、三宅香帆さんの語り口好きだ〜!

    そもそも推し活文化は今に始まった話ではないということ、自分の身体では獲得し得ない成功体験を他人の身体に託すこと、託した通りになってもらえるように行動すること、等、今までぼんやりとしていたところが幾分明確になった。

    推しもファンも、秘密を共有していないが故に相手の理想にはなれない。という事実は新発見だった。ファンの立場で「推しにいつ裏切られるか」という気持ちになることは理解できるが、それは裏を返せば推しの方から見ても同じで、「ファンが自分の理想とはちがう」ということが起こり得ているのだ、ということは、言われてみればその通りで、背負っている不安は同じな

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    2026年07月23日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    推しという存在は、ファンにとって子どもなのかもな。ファンは、推し(子ども)が一生懸命にひたむきな努力を重ねて、なにかを達成することに感動する。それは母性愛に近い。私に推しはいない(というかすぐに飽きるし、自分以上に熱狂している人を見ると冷める)けれど、ファンと推しの関係性や推しの歴史的な背景は十分理解できた。いつか自分に推しができたら、自分の感情を分析してみたい。

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    2026年07月20日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    自分が面白い!感動した!その気持ちを伝えたい、共有したいと思う。が、いざ喋ると全然大したことが言えずモヤモヤする…という経験を何度もしたので、この本を買って読んだ。「言語化とは語彙力ではなく、細分化すること」という部分が印象に残っている。恐らく語彙力よりもやる事が明確で、昔から好きな台詞とかをメモ書きしていた経験があり、共感できたのだと思う。その作業がオリジナリティに繋がるという考えも納得できた。似たような感想は山のようにあったとしても、そう感じた自分の気持ちは自分だけのものだ。自分が何をどう感じたのかを振り返るのって、ちょっと面倒だけど、作品や自分への理解に繋がりそうなので、振り返って書く時

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    2026年07月20日
  • 考察する若者たち

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    「批評から考察へ」ーなるほどーと腿を打ちすぎて痛くなるくらい面白かった!そして三宅さん、もう若くない人に向けてあとがきを書いてくれてありがとうございます。「じゃあどうすればやりたいことが見つかるのか」と子供に聞かれた時に備えてメモしました笑。

    思うに若くはない同世代にも「最適解」迎合人口はそれなりにいて、それが依拠していたのはプラットフォーム/アルゴリズムではなく「口コミ」「楽天ファッションランキング」「トリップアドバイザートップ3」等だったかもしれない。アルゴリズムほどには勝手に回答を示してくれず、自分から探しにいく必要があり、それは「唯一の解」であってそれぞれの最適解ではなかったというこ

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    2026年07月18日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    オレは、面白い人ではないのかもしれない。

    そう思わされるところがいい感じでした。本の話をしていて深まらない、相手にコミットしていないと感じるときって、こう言うことだなぁと。

    三宅香帆さんは視点がいいですね。多角的に見る事を目的に読んでいるんだなぁと感じました。

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    2026年07月12日
  • ニュー日本文学史

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     高校の授業ではあんなに苦手だった古典文学。テストや受験から解放された状態で、現代語訳された文章をいざ読んでみると、こんなにも面白かったのかと感じられた。
     著者による「この作品って今でいう◯◯みたいなものだよね」といった感じの例えを入れ混ぜながら、現代の私たちでも各作品・作者に対する理解がしやすい解説は、気を張らずにすいすいと読める。作品のラインナップにも独自性があるらしく、まさに「ニュー」な日本文学史の入門書である。

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    2026年07月11日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    自分の言葉と他人の言葉をしっかり分けることで自分の身を守りましょう!(意訳)という言葉、新鮮で驚きましたね…(上手くできないので本著の教えをそのまま書き出す)
    いつも感想やら推しへの気持ちやらを考えるまではいくけど書き出したりしないし、そのまま他人のツイートを見て「たしかにのう!」となってそれがそのまま自分の懐に落ちていた気がします。まずは自分メモ、やっていこうと思います。
    それから、本著を読めば読むほどなんかなんでも良いので推しに関する文を書きたくなったのですが、最後の方にすごい執筆を生業とする方々の金言の幕の内弁当みたいな推し語りが例題として載っていて、結びを読む頃にはやる気を失ったりもし

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    2026年07月11日
  • ニュー日本文学史

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    三宅さんの文学愛がストレートに伝わってくる本。節々に筆の上手さを感じ、こんな文章を書けるようになりたいって思わされました。

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    2026年07月03日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

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    本紹介の本を読むのは初めて。
    正直、知らない本ばかりで難しいのかなーと思いながら読み始めました。
    思いの外、10冊くらい気になる本があり、中でも恩田陸さんの酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記は絶対読みたい!と思いました。
    夜のピクニックのイメージしかなかったので、エッセイは新鮮!
    三宅さんって沢山の本を知っているだけでなく、独自の解釈で内容を紹介してくれるのでぶっちゃけ全部面白そうに感じてしまう。
    国語の教科書の解説を見てる気分!

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    2026年07月02日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    Before
    映画や本の感想を書くときにありきたりな感想しか出てこない.着眼点を知りたい

    Awareness
    いつも他人のレビューを読んでから同じようなそれっぽいことを書いていたので今後は自分の気持ちに正直になる.今後のAI時代にも自分の考えの言語化をして自分を知っておく

    To do
    感じたことを他人のレビューを見る前に自分の言葉で言語化する.具体的に,自分の経験とも紐づけて

    Contents
    【概要・一言】
    SNS時代において、他人の洗練された言葉に流されず、自分自身のオリジナルの感情や感想を大切にし、それを言語化するための実践的な心構えとテクニックが詰まった内容。

    【本の大事なポイ

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    2026年06月28日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    三宅さんのお陰で、本や映画の感想を書くのが楽しみになった。
    また、教養の少ない自分にとって、新たな世界の可能性を拓かせて下さった。
    これから、紹介された本を読むのが楽しみ。
    感謝しています。

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    2026年06月27日
  • ニュー日本文学史

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    三宅香帆最新刊。
    そういっている間に来月2026年7月に新刊を2冊上梓するとの情報解禁があった。どんなペースで執筆をしているのか、超人ぶりが伺える。

    本作は淡交社とあまり馴染みのない出版社から発売されている。なんでも京都老舗の出版社で茶にまつわるテーマを扱っている雑誌「なごみ」の連載を書籍化したとのこと。京都在住の縁もあるだろうが著者の活動範囲の広さを思い知る。

    古典紹介というと、各作品の特徴や著者紹介という個別具体に焦点を当て深堀する手法も考えられる。
    しかし、本作では「日本文学史を新しく編みなおす」を標榜し、各作品が持つ新しさを共通するテーマとして各作品を分析している。それぞれジャンル

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    2026年06月20日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    文章技のネタバレ集。とは言いつつ、なかなかこうは行かない。なんか文字というより、構造物の設計図を解説してあるようで、それが読み手の受け取り方を想定した書き方がされている、ということも分かり、今後の読書が益々楽しくなりそう。相変わらず三宅さんの文章も心地よい。さすが。

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    2026年06月08日