三宅香帆のレビュー一覧

  • 考察する若者たち

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    本書では、近年の「考察」が正解を求める行為として機能し、その背景にコスパやタイパを重視する価値観があると指摘されており、近年のヒット作に共通する傾向として納得できる内容だった。
    一方で、自分の考察はどちらかといえば正解を当てることよりも、「自分はこう考えるがどうか」といったやり取りそのものを楽しむ側面が強く、本書でいうところの「批評」に近い感覚だと感じた。また、提示される具体例についても説得力はあるものの、主張に沿う形で選ばれている可能性もあるのではないかと、やや距離を置いて読む部分もあった。
    本書を通じて、自分は考察において正解そのものよりも、考える過程や他者とのやり取りに価値を感じているの

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    2026年04月15日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    言語化するのが昨今トレンドのように言われています。以前よりも、何かに詳しく語ったり、上手い言葉で共感を得る話は、話題になり物凄い勢いで広まってると感じます。
    そうした中で、好きについて語る事について、語る技術として書かれている本書は、好きを語る以外にも仕事にも使えそうなところがあり、メモをしながら読みました。
    それに、ただ語る技術を書いてるのではなく、著者が他人の感想を読むのが好きという事がかなり伝わりました。
    「多くの人の感想をたくさん読みたいから、好きを語る技術を教えます。そして、たくさん発信して下さい」
    そのようなメッセージを感じました。

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    2026年04月14日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    現代は、世間一般の常識として求められること、報われることを重要視しすぎる傾向にある。

    これは、自分独自の価値観を失われることと、同意である。

    令和の時代に、自然のままに流されるとこの、正解を求めて過ごしてしまう。
    そのため、少しでも報われないかもしれない、失敗するかもしれないけどもやりたいと思たことには挑戦していく必要がある!

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    2026年04月14日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    良書
    タイトルのキャッチーさにいい意味で裏切られた、読み応えのある本だった。
    表題通り表面的な「なぜ」のメカニズムを分析しているだけのものかと思いきや、労働というものの認識の変遷と、読書という営みの位置付け(人が特定の環境のもとで読書に何を求めるか)の変遷など構造的なところまでちょくちょく切り込んでいて唸らされる。
    著者本人が気を抜くとワーカホリック気味になってしまう側の人間であり、自戒的に書いた側面もある、という最後の吐露で親近感が湧き説得力というか、身に迫る切実さを感じた。
    随所で他の書籍、文献からの引用が行われており引用先もきっちり書かれているので、これも読んでみようなどと興味の先が広が

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    2026年04月14日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    数多くの書籍を参考に、三宅さんが解説を加えながら文章の良さを説明してくれる良作。

    プロの作家さんは、効果的にひらがな、カタカナ、体言止めなどを使っているということ。

    あるある話から始めてお客様目線から話を展開する髙田社長の話など、解説付きなので、より理解を深めて読むことができたし、仕事にも役立てそうでよかったです。

    三宅さんの本を読むと、より一層本が読みたくなる!

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    2026年04月11日
  • 考察する若者たち

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    『考察する若者たち』では、正解を求めて考察をし、界隈というコミュニティに属し、報われるなら努力を惜しまない。

    そんな現代の若者たちの在り方を、人気コンテンツと独自の言葉で解説してくれています。

    三宅香帆さんは、こうした言葉にならなかった面白さや生きづらさを、的確に言葉にして表現してくれる方だと改めて実感しました。

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    2026年04月10日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    めちゃくちゃ面白かった。
    “言語化=細分化”というように、推しの何が最高だったのか、なんでこのライブが良かったのか、いわゆる常套句(クリシェ)の脱却こそが言語化であると強く感じた。

    今回のライブ最高だった、自分の気持ちを言葉にしたい!けれど難しいな。とSNSやブログで誰かの感想を見て『そうそう!これが言いたかったんだよ!』と納得し満足し、自分の感想は書かない、書けないままその日を終える…
    そんなことが多々あったし、自分の文章よりも上手い人の文章を使えば間違いないという気持ちは物凄くあった。『常套句(クリシェ)を使えば、見る人聞く人にはある程度伝わる』と思っていたが、ズレた価値観であったと気付

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    2026年04月10日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    「面白い」しか言えないので読んだ
    人の評価気にしすぎてたなと反省
    俺は俺の感想を俺の言葉で残すと決めた
    ありがとうございます!

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    2026年04月10日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    全体として、自分の感じていた違和感と大きなズレはなく、結論に強い意外性があるわけではなかった。ただ、著者は自身の主張を補強するために多くの書籍や議論を引用し、説得力のある形に整理しており、その点はさすがだと感じた。読書という行為が時代ごとにどのように捉えられてきたのかが体系的に示されており、過去から現代への変化を理解しやすかった。
    また、本書は直感的な問題意識を出発点に、それを既存の知見で裏付けながら構造化していく点で、論文に近い印象を受けた。新しい発見というよりは、すでにある感覚や考えを言語化し、納得できる形に整えた一冊だった。

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    2026年04月09日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    具体例を交えながら、良い文体の特徴をわかりやすく整理した一冊だった。これまで文章は内容や情景を中心に捉えていたが、本書を通じて文体そのものにも目を向ける視点を得られたのが印象的だった。著者の説明は明快で、読みやすさの背景にある工夫を自然に理解できる構成になっている。読後は、文章を読む際の着眼点が少し増えたように感じられ、有意義な読書体験となった。

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    2026年04月06日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ


    大切なのは、他者の文脈をシャットアウトしないことだ。仕事のノイズになるような知識を、あえて受け入れること。

    この社会の働き方を、全身でなく、「半身」に変えることができたら、

    半身で「仕事の文脈」を持ち、もう半身は「別の文脈」を取り入れる余裕ができる。それこそが健全な社会だと私は思う。

    育児、介護、勉強で忙しくなるとき、私たちは新しい文脈を知ろうとする余裕がなくなる。疲れているとき、私たちは、新しい「文脈という名のノイズ」を身体に受け入れられない。

    「働いていても本が読める」社会をつくるために、
    半身で働こう。

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    2026年04月04日
  • 考察する若者たち

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    なぜ生きづらいのか、自分の生きづらさはどこにあるのか
    なんとなくわかった気がするし、この本を通してもっと知りたい、考えたいと思えた

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    2026年04月01日
  • ニュー日本文学史

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    今回も楽しかった!各紹介が区切られてるので読みやすい。
    筆がのっていて、たぶんもっともっと語りたいんだろうな~というのが伝わってくる。
    イノベーションとは同調圧力を破ってやってくる、というテーマに沿った内容で、扱う古典文学もまさにニュー日本文学史。
    『有明の別れ』『手枕』、読みたい…!源氏物語をベースにした派生文学。
    荻生徂徠の「古典を学ぶことは現代に向き合うこと」が全て。古典を知らなければ現代は語ることが出来ない。

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    2026年03月22日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    文体を意識して読書してなかったけど、なんでこの作者さんだとこんなに話が入ってくるのかとか解き明かされた!
    すべらない話でもそうだ!
    宮川大輔兄さんはどんな話もおもろい。そんな感じ

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    2026年03月18日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    「文体ってよく本の感想でよく聞くけどどういうことだろう」と思い、気になっていたため観了。今まで文体を意識していなかった理由は、おそらく、情報を得て=著者との対話を通じて自身の価値観を深めたり変えたりする方が好きだからだ。つまり、文の形に目を向けていなかったのだ。最近『映画分析入門』でカメラワークや構成への知識欲が湧いているが、文体へも注視してみたい。また、こういう感想やnoteの文章で活かしたい。

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    2026年03月10日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    なるほど〜という方法ばかり!とてもおもしろかった。読ませる文章にはリズムがあることくらいしか知らなかったけれど、改めてこうやって分析されたものを見ていると本当にそうで、他にもいろんな技を見られた気がした。なかなか習得は難しいと思うけど、一朝一夕で身につくものではないので、よく読んでよく書く練習をするべきなんだろうな。

    ・綿谷りさ、語尾をぶった斬る▶︎いらない語尾は切って仕舞えば良い。印象深い体言止めの数々。
    ・北原白秋、二つのものを並べて始める
    ・しいたけ、最初に意味不明な言葉を放り込む
    ・江戸小噺、あえて皆まで言わない
    ・高田明、あるあるから話し始める
    ・さくらももこと古畑任三郎、結末を先

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    2026年03月05日
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術

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    ネタバレ

    もっと理論みたいなことが書かれているのかと思ったけど、予想以上に具体的な方法が提示されていて実践しやすい。

    感動とは、言葉にならない感情のことで、「やばい」しか出てこないのも当たり前。昔は「あはれなり」でプラスもマイナスも表現していた。

    言語化できない自分をこれまでは否定的に捉えていたけど、そんな風に感じなくていいのかも。

    自分が好きだと思ったところを細分化すること。
    自分がうまく言語化できないことで、すぐに周りの感想を見てしまっていたけど、これからはまず自分がどこを好きだと思ったのか、丁寧に見ていこうと思う。

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    2026年03月02日
  • 30日de源氏物語

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    面白かったー!!!「あさきゆめみし」を高校生の時に読んでいたものの、大人になってからやっぱり源氏物語を分かっておきたいと思って読んでみた。
    ざっくりとした説明でありつつ、時代背景については丁寧で読者にすごく親身になってくれる書きぶり。読んでてたのしい!30日でというのがまた簡潔になっているゆえかもしれない。楽しい!この人の別の作品も読もうかな?!となるくらい私にぴったりだった

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    2026年02月28日
  • 伝わる言語化 自分だけの言葉で人の心を動かすトレーニング

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    コンセプトから“価値”と『求められていること』に落とし込む。

    言葉は、この世でもっとも簡単な保存方法。

    ことばを使ってもっと共感が得られる執筆を続けたいと思った。

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    2026年02月23日
  • 「好き」を言語化する技術 プレミアムカバー 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (アイドル ライブ イラスト アニメ バンド 声優 推し活)

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    ① 「泣ける」「やばい」といった、ありきたりな言葉(クリシェ)に逃げない。衣装やセリフなど、感動を細かく分解して「どこに反応したか」を具体的に見つけるのが第一歩。
    ② SNSを見ると自分と同じ意見が溢れていて「私が言わなくてもいいか」と思いがちだけど、それは間違い。他人の言葉に飲み込まれず、自分と自分の間に他人を入れないことが、自分だけの「好き」を育てる。
    ③ 誰かに伝えるときは、テクニックよりも「どこに連れていきたいか(何を感じてほしいか)」という目的地を決めることが大事。読者とポイントを絞るだけで、言葉の伝わり方がガラッと変わる。

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    2026年02月14日