三宅香帆のレビュー一覧
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ネタバレ推しが、おすすめしていたので、言語化が課題な私にとって、学べると思い、初めて語学の本を読んでみた。
私自身、推しの感想を投稿したり、友だちに話たりするときは擬音語をよく使いがちだ。そのため、この本を読んで、少しでも細分化し、具体的に推しへの愛を語ることができたらいいなと思っている。
この本の中で一番印象に残った部分は、**『「好き」は簡単に揺らぐもの。』だから『「好き」を言葉で保存する』**という部分。 「推しは推せるときに推せ」という言葉もあるが、本当にそのとおりだと思う。なぜなら、好き」じゃなくなった時のためにというよりも、『自分の考えや感じ方は年齢によっても変わってくるし、自分の記憶 -
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推しが著した最新作のテーマが「推し」だ。
過去の著作にも見られたテーマを歴史的変遷から分析して、現代が直面する問題を表明しその著者の主張を展開する手法である。
「推し活」の行き過ぎた共同性に起因する不毛な諍いに焦点を当てる。推し活の根底には母性の暴走があるという主張の新規性。最後には著者独自の観点で推しとの良好な付き合い方を論じている。
著者の関心テーマである労働と父母性を主とするジェンダーへの関連性が述べられており、著者の過去作との引き継ぎも個人的に魅力的である。
最後に本書が『「好き」を言語化する技術』との続編的立ち位置であることに言及がある。同時に読むと著者主張の核心である自分の -
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page turnersのyoutubeで三宅さんと竹下さんの話が面白くてそこで紹介されていた本。なるほどそうすれば本が面白く読めるのかと感心する。そのままでも美味しいがいろいろ料理した方が読書体験に深みが出ていい味が出る。三宅さんの場合は本だけでなくマンガや映画など多岐に渡っていてそれらとリンクさせていて軸が幾重にも伸びていて話が面白い。一つの関心に偏ることなく様々なことに興味関心を持って生きておられてとても本という世界を楽しんでいらっしゃるなと思った。
実際にこのやり方で読んでみようと思っても、(素人なので当たり前だが)そう簡単に比較抽象発見などできようはずもなく。読んだ後に一度本を閉じ -
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読みやすい。すべてに納得できるわけでないが、随所で今を切り取る記述にうならせられた。とくに自分の子どもの姿をみているようで、よんでいて苦しくなった。
6章の「メディアからプラットフォーム」への主張にはうならされた。人が流行を作るのではなく、アルゴリズム=プラットフォームが流行を作るのだ。個人の感情は軽視され、最大公約数的なものが正解になる。
7章も見事。友人や職場の人間関係はフラットになり、界隈化し、相談は正解がないので、相談はためらわれる。(疑似)親との関係にのみ正解がある。それは親は選べないからだ。マスメディアは一人一人に最適化されていない。だから、退屈になる場合も多い。 -
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NHKの今朝のマイビズを聞いていたら三宅さんの声が!ラジオで3語くらいで三宅さんだ!とわかった私はかなりファン度高いのでは!!、と思いつつ、ちょうど読み終わったこちらの本と内容が重なり復習になった。
今の時代の「情報格差」を埋めるコミュニケーションの必要性。確かにアルゴリズムの世の中という話とも重なるが、それぞれが自分の世界のアルゴリズムで情報を摂取している中、隣の人と全くベン図が重ならないということは多々ある。身近な例だと、職場の人が机に飾っているキャラ(アニメ?歌手?)が全くわからない。昔だったら、サンリオの〇〇とか日テレでやってる〇〇って共通言語があったはずだし、読んでいないジャンプの -
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考察には「正解」がある=報われるゴールがある。
批評には「正解」がない=報われるゴールがない。
努力したくないのではなく、報われる努力をしたい。
いま求められているのは、「頑張ったら報われる」という努力できる場所。
努力して成功したい、ではない。努力した分だけ、誰にもその成果が損なわれることなく、報われたいのだ。
自分の為。自分の楽しさや自分の気持ちよさを実感するため。しかしその先に、楽しさや気持ちよさを実感した先に、何も成果やゴールが残っていないと、不安なのだ。報われた証が残っていないと、成長や安定という数値で見せてくれないと、不安になってしまう。
努力の大半は報われないけれど報われると信じ -
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ネタバレ読書メモ
令和の「報われたい」欲望とプラットフォーム社会
全体の主題
本書を通底しているのは、現代人、とりわけ若い世代が、行動や努力、時間、感情に対して「報われる結果」を強く求めるようになっているという問題意識である。
作品を純粋に楽しむこと、仕事に没頭すること、自分なりの感想を持つことよりも、「正解にたどり着いた」「成長できた」「推しを成功させた」「履修を終えた」といった、意味や成果が確認できる状態が重視される。
その背景には、SNSや動画サイトなどのプラットフォームが、あらゆる行動を再生数、いいね、フォロワー数、ランキングなどの数値に変換し、報われやすいコンテンツを優先的に拡散す