三宅香帆のレビュー一覧

  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    ネタバレ

    自分の好きなものってなんだろう
    そもそも自分とは?生きがいとは?
    そういったことに悩んでるあなたにおすすめの一冊です。

    以下ネタバレ

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    【本書のテーマ】

    「好き」を言語化する意義とそのコツとは?

    それは、ありきたりな言葉や他人の言葉をできる限り排除し、自分の感情と妄想にふけり、自分の言葉で語ること。

    【なぜ「好き」を言語化することが大切か】
    自分の好きを語ることは、自分自身の人生を語ることだから。好きを言語化することにより、自分の人生を肯定し、愛することができるようになる。

    【そのコツ】
    ①自分の言語化の前に他人の感想を見な

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    2025年12月14日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    SNSでいいねを稼いだり、すぐに答えを求めたくなるのが自分にあったけど、なぜそうなるのかがよく分かった。
    報われたいという気持ちがトリガーとなって先述のような行動を取りたくなるのかと分かった。
    合理的すぎる行動がこうやった動きになるのかなとも思った。
    もっと非合理的に答えがないことを考えてみたいなと思った。

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    2025年12月14日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    自身が本が読めなくなる時期に陥っている環境と背景がクリアになり、腑に落ちました。三宅さんが訴える、半身社会=特定活動にフルコミットメントしない社会を構想することは非常に重要だと思います。社会的に仕事等にフルコミットメントする姿勢は称賛される傾向にありますが、一つのことだけを頑張るのはとても簡単。頑張っていることを言い訳に、家族・友人・恋人や余暇活動を遮断してしまう(身に沁みてわかります)。「一つのことだけを頑張る生き方は、不健康かつラク。フルコミットメントの全面的称賛は危険」と強烈に反省しました。

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    2025年12月14日
  • 考察する若者たち

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    現代の若者は、コスパ、タイパ重視とは言いますが、そんなに報われたいのか〜と関心しながら読みました。
    ウェブからコクーンへ、AI、界隈、最適化、アルゴリズム、転生、がちゃ、自分らしさは生きづらさ、など、様々な切り口で、現代の若者の報われたさが語られていて、面白かったです。
    最後に記載されている三宅さんのメッセージは私も共感です。
    自分の感情や好きを大事にしたい!

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    2025年12月14日
  • 考察する若者たち

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    〜感想〜
    考察する若者が増えてる今の時代、どのような仕組みでそうなってるか詳しく書かれている。
    批評との違いも面白く書かれていた。
    多様性の時代だが自分自身を大切にしたいと思った。周りに合わせるためにいくつもの人格を持ってる人が多いという部分がすごく共感した。
    今一度「自分」てどんな人だろうと考えることができた本でした。

    〜特に心に残った部分〜
    最適解から外れるとすなわちそれは生きづらさになってしまう世界に、私たちは生きている。

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    2025年12月13日
  • 「好き」を言語化する技術 プレミアムカバー 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (アイドル ライブ イラスト アニメ バンド 声優 推し活)

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    「すごい」「やばい」「エモい」「やればわかる」しか語彙のない感想書いててやだな~って思って。だってさ、そう感じたとしても言葉や文字にしたのは誰かに伝えたいからで、今のままじゃ伝わらないと思ったから買ったのよ。
    推しとはあるけど別に推しに限った話じゃない。それこそ感想と名がつきゃなんでも書ける気がする。
    このシナリオ面白かったよは言いたいけど、タイトルだけ変えても同じこと言いそうだなって。つまり、相手は「また言ってるな」としか思っちゃくれねぇだよ。そういうのって悲しいよな。

    包括的な言葉は便利だけど、個性が失われてしまう。俺が(そしてあなたが)文章を書くのは「俺だから(あなただから)」書けたこ

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    2025年12月12日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    働いているとなぜ本が読めなくなるのか という題名から想像できないくらい、読書についての歴史書だった。インターネット社会になるまで、本は貴重な情報源だったし、ネットで時間を「溶かす」こともなかった。三宅さんが言うように確かに読書は「ノイズ」。著者が伝えたいことは何か、自分にとって有益な情報は何か、と考えながら読んでしまう。だけどもそうやって考えて読書してしまうことこそ自分に余裕がなく、やりたいことに没頭出来ていない。
    現代の「自己実現」は大事だが、半身にして他者を知ることも重要だなと思った。

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    2025年12月10日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    ○今の時代の空気感や考え方の傾向がわかる
     「なぜ、推し活で月数十万を払う若者がいるのか」
     「なぜ、ダイパやコスパという言葉が流行り、それ  を追い求める人(自分も含めて)が増えているのか」
    の「最適解」が書いてあった。

     今の時代、情報が簡単に大量に手に入る時代に、若者を中心に「報われる」ことを重視する空気感があるのだという。自分の感想を重視する「批評」よりも作者の意図が重視される「考察」が好まれること。好きという感情である「萌え」よりも好き+理想に向かう行動まで重視する「推し」が好まれること。「考察」や「推し」は、自分がやってみて「報われる」結果が得られることである。
     自分も例えば、

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    2025年12月10日
  • 考察する若者たち

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     インターネット社会である現代においての効率化を求めたり、意味があるものに執着する風潮に、考察動画の流行から考えていく本書。全く目新しくもうんうんと頷けるし、かなり心当たりがあり、どきりとした。
     しかし、最終的に良い悪いではない、もっと長い目で広い目で直感的でいいんじゃない?と解いている著者に、これが批評なんだなと納得した。そして、親近感も湧いた。たくさんの情報がのしかかる自分の肩を軽くしてくれる一冊だった。

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    2025年12月10日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    柔らかい文体で、
    読書の新たな視点を提供してくれる。「虎に翼」の「はて」への考察が印象に残った。読書ガイドとしても使える。

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    2025年12月07日
  • 人生を狂わす名著50

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    三宅香帆さんの本愛がにじみ出てる…どころの話じゃなかった。だだ漏れ。漏れすぎてお布団びしゃびしゃ。本好きな人は夜更かし必須、読みたい本が増えすぎて人生の時間足りなくなりますよ?その覚悟を持って読んでください。本、そんな好きじゃないよという人にはプレゼントしたい。もう、とにかくすべての人に、生き物に読んでほしい一冊。

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    2025年12月06日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ただの読書術本と侮るなかれ
    三宅氏による社会と時代背景から見る読書史、あるいは労働史である。
    単にインターネットやそれら媒体の台頭のみでは現代の人々の読書観は語れない。社会が個人の労働観や人生観といったものを時代ごとに変化させてきた。新自由主義という言葉がよく使われるが、特に今日においてはその言葉の意味合いとは裏腹に不自由感が漂う。
    現代の、労働が中心的な社会観において、未知はノイズであり、既知が受け入れられるため読書は排除される側にある。

    自由が責任を強め、責任が労働の奴隷化を強め、それが趣味を遠ざける。やりたいことで生きていく事へのアンチテーゼや疎外感はそういう社会構造が生み出した鬱屈だ

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    2025年12月05日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    自分自身働きながらも本は読めてる方だと思ってたからスマホに時間を使われて本を選好する人が少ないというのがメインで書かれているのかと思っていたが、年代ごとの勤労者と読書の関係が細かく書かれていて納得がいく内容だった。特に現代は情報を効率よく取ることが重視され、効率が悪いことは冷笑される雰囲気があるかつ、目に入りやすいのも読書が遠ざけられる原因になってるようにも思う。効率化するところはする一方で、非効率を楽しむという点も重視されるようになればいいなと思う。
    半身で働くのは大賛成。定時がそもそも長いと思うから一旦1時間縮めて八分身で働くことから始めれるといいなぁ。

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    2025年12月04日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    三宅さんの読書感想文と読者に訴えかける、対話してくれる本だという印象が強かった。
    読みたくなるような本ばかりで、積読が多い自分なんかには積読コースになる本達、見たくて見れない映画達に今後エントリーされることになるでしょう。
    文章自体は頭の中に入るのだが。漢字にふりがなが振っていないので、作品の内容が頭の中に入っているまたは、読んでいないと読みにくいなという一面がありました。

    たださすが、三宅さんだと思います。
    読んでいる時はすごく充実していました。
    比較、抽象、発見、流行、不易この5つを通じて読書をすると面白いのかな?というテーマごとに書かれているので、話がわかりやすく流れるように入っていき

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    2025年12月04日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    推しに対する「好き」っていうきもちを言語化する技術だけが書かれている本かと思いきや、自分が書いたものを発信する際に気をつけることや、周りの意見に流されないようにするにはどうしたらいいのか、数ある周りの意見から自分の考えを守るためにはどうしたらいいのか、そして好きという気持ちの言語化は自分を理解すること、自分を表すことにもなるなど、SNSでいろいろな意見に振り回されず胸を張って情報発信する術を身につける方法が書かれていてとても面白かったし、なんだか勇気づけられました。

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    2025年12月03日
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術

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    最初は、他者に自分をどう表現するかという、他者を中心に据えた内容かと思っていた。
    最後まで読むと、自分の言葉をつくることには、自衛の意味もあるということが筆者の伝えたいことなんだなと思った。
    他者の言葉に影響を受けすぎて潰れないために、自分の感じ方や自分の中から出てきた言葉に敏感でありたい。

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    2025年12月03日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    「半身で働く」。著者は本を読むためには、そういった働き方が良いのではないかと提言しています。ここでいう「本を読むため」というのは、「文化的に生活するため」とも、言い換えられるのかもしれません。この考えには、実体験から激しく同意します。

    私が読書を始めたのはここ1年くらいの話なのですが、今の仕事は正直、めちゃくちゃ楽で、心にゆとりがあるので、読書が継続できていると思います。それも、実用書や自己啓発本を読んでいるわけではなく、著者の言葉を借りるのであれば、「ノイズのある読書」が出来ていると思います。全く仕事と関係ない本をあえて読んでいる節もあるので、ノイズだらけです。

    4年前に転職するまで、私

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    2025年12月04日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    ためになったし勉強になりました。やっぱり私三宅さん好きだわ。

    私には推しがいないので、本に対する愛(レビュー)に活かしたいと思っています。
    以下備忘録。

    自分の言葉を見つけるには。。
    ・良かった箇所の具体例を挙げる
    ・感情を言語化する
    ・忘れないようにメモする

    よかったところを細かく具体的に挙げる(具体例が細かいほど他の人と違う感想になりやすい)
    ・好きな(好きじゃない)キャラクター
    ・印象に残ったセリフ
    ・心に残っている場面
    ・びっくりした展開
    ・最後までよくわからなかった心情

    ネガティブな感情は不快か退屈のどちらか。
    ・自分のイヤな体験との共通点を探す
    ・どこが退屈だったのか(キャ

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    2025年11月30日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    令和版の推しへの感想文や、布教文句の書き方講座でした。

    本書の面白いのは「推し」というテーマで書かれているのがミソだと思う。
    言いたいことがまとまらん とか 言いたいことがあるのに 最高だった で済ます。
    そういうときが自分でもあるため、共感しながら読み進めることができました。

    共感できるためか、サクサク読めました。
    これは通読してから、詰まった時に読み返すのに適した本だと思います。

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    2025年11月29日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    日常会話の中で、どうも意味が相手にあまり伝わってないと感じる場面があったりします。相手の理解が無いからだと人のせいにしていましたが、今考えみると伝える為の工夫をしていなかったような。

    私には、熱烈に語りたいよう推しは居ないかな。
    なので、好きを言語化する事についてあまり興味はなかったのですが、話題書なので読み始めました。

    自分の好きを相手に伝えたい時に、相手との熱量と情報の差を埋めること。自分の言葉で好きを伝える事。細分化した言葉を使う事。
    色々な技法があるなと思うなかで、伝える事の難しさ、そして気持ち(推し)が伝わった時の嬉しさにはなんだか共感する部分があります。

    猫が好き コーヒー

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    2025年11月28日