三宅香帆のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
バズる文章術を、さまざまな作家さんを例に分かりやすく述べられている
●しいたけ
最初に何か、ひっかかり があると、どうしても続きを読みたくなる
先にあえて、刺激的かつ意味不明な言葉を放り込む
●佐々木俊尚
何と無く自分でも答えを知ってそうな問いを投げかけられるも、心の壁を作れない
●森鴎外
最初にしつこく これは記憶だ と、伝える
文章を書く人は全員過去型と、未来型の二つに分かれる
つまり書き方が、過去に向きがちな人と、未来に向きがちな人が存在する
夏目漱石は未来型
森鴎外は過去型
(ex)森鴎外➡︎古い話である。僕は偶然それが明治13年の出来事だと言うことを記憶している。
-
Posted by ブクログ
1.文章を書く仕事が増えてきたのでいつもとは違う切り口で読んでみたいと思って読みました。
2.文章オタクの著者が語るバズるための文章術です。一般的にこの本の魅力はハウツー本に分類されてしまいますが、著者自身が楽しみながら書くというところが大前提となっています。
それをふまえて、文章を書くことについてどれだけのテクニックが詰まっているのかをさまざまな著書を例に挙げながら書かれています。太宰治だったり、松井玲奈だったりジャンルを問わず例に挙げているので読み応えがある一冊となっています。各著者達の魅力はなんなのか、核となる部分はどこなのかをわかりやすく示しているのがとても良いです。
3.いつも -
Posted by ブクログ
SNSやAIに囲まれた令和に生きる若者の性質を、流行から読み解く本。
考察と批評の違いは、本質的には作り手の意図に関係なく、受け手が正解を意識しているかで分けられるということか。ただし、実際には最近の作品は作り手の方が正解のある考察を意識して、伏線を散りばめるなどしてヒットに繋げていることもあると本書では触れていた。このことを踏まえて、現代の作品は作り手が正解を意識しているか意識していないかで1軸、受けてが正解を求めるか(考察)求めないか(批評)で1軸の4象限に分けられると思うとわかりやすい。
三宅さんの本は3冊目だが、適度に寄り道しながら伝えたいことをしっかりわかりやすく伝えてくれるので読 -
Posted by ブクログ
三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が実はあまり刺さらず、別の本も読んでみようということで手に取りました。
タイトルに書いてある「話が面白い人」は何をどう読んでいるのかと言う問いに対し、比較・抽象・発見・流行・不易の五つの技術を使った鑑賞方法を用い、三宅さんがこれまでに触れてきた文学・ドラマ・漫画をどう捉えたか具体的に語られて行く、と言う構成。
個人的には、p.132から始まる令和の「こじらせ男子」が持っていないもので語られる男女論が面白かったです。女性は早い段階から人生の選択を迫られることが多いのに対し、男性はより選択が広まることを良しとする世間で生きていくなかで、個と -
Posted by ブクログ
読書はできないのにスマホゲームはできる。そこにかける時間は同じなのになぜか、常々考えていたし、そんな自分を責めたりもしていた。
読書はノイズ、なるほどと思った。
速読法や自己啓発系、仕事関係の本ばかりを選ぶ時期があったことを思い出した。「情報」を求めていたのだなと思った。それを読書と思っていたその時期は、常にオン状態で読書が辛かった。
今は読書というノイズを心地よく感じることができている。労働時間は変わらないが、気持ち的に半身で働けるようになってきていたのかもしれない。オンオフの切り替えに読書は最適だと感じている。本が読めている間はきっと大丈夫。 -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと気になっていた本でした。退職してから読んでも、とは思いましたが、読んでよかった。
全身で仕事をしているから、読書ができない。インターネットで情報を集めたり、ゲームは出来るのに。2000年代くらいから始まった新自由主義の自己責任論はできる限り仕事して、老後資金も自分で稼げなので、社会全体がそういう風潮に染まり、自分で時間を作っても仕事に回してしまう。著者はそういうのはやめようという。24時間仕事してたら疲れて、身体を壊し、鬱病になってしまうかもしれない。それでは持続可能な社会にはならないと。
それよりは半身で仕事をして、自分の趣味や生活に時間をもっとあてよう、そんな社会になるといいな、と結 -
Posted by ブクログ
すごく知的探究心をくすぐられた1冊
それだけでも読む価値はあった
タイトルにはなぜ本が読めなくなるのかとあるが、要は文化的な営みや好きなことまでできなくなるのはなぜかということが主旨なのかなぁと、、
読書離れの要因のひとつについて三宅さんが仮説を立てて、それは正しいかを検証する流れになっている
あくまでも仮説の検証をした1冊であって本が読めない要因を分析して網羅しているわけではない
確かに仕事をしていて、自分の周りにも趣味を持ってる人はいるけど、そういう人は間違いなく自己チューと呼ばれていたと思う
なぜなら趣味をする時間があったら仕事をするのが、もしくは自己啓発するのが美徳とされてるから -
Posted by ブクログ
読書も、音楽も、ライブも、言葉はいらねぇ、自分の中で「なんかすごかった」の感情を大事にしておく方がもはやオシャレだと思っていました。
が、それがとんでもなくもったいないことであったとは…!
前半で、なぜ「好き」を言語化する必要があるのか?の部分にしっかり言及されていたので、その後も納得感をもって読み進められました。
言語化のテクニックやヒントは様々ありましたが、とりあえず実践しているのは、「なんとなく好き」「なんとなく嫌い」の感情の理由を分解し、掘り下げて考えること。やや大げさですが、自分という人間そのものを理解することにもつながっているように思います。