三宅香帆のレビュー一覧

  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

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    とても具体的に文章の書き方を伝える本だと思います。内容は、50個ほどの文章や詩、歌詞、ブログ記事をモデルとしてそれぞれに使われてる工夫を分析しながら、三宅先生が自作の例文を添削して表現や構成の効果を味わうという形で成り立っています。知らない作家さんの文章を知るきっかけにもなりますし、実際に添削する前と後をみて学ぶことができるので実用的です。文章書きさんにはもちろん、三宅先生の読書が気になる方にもおすすめです。

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    2023年01月15日
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

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    1.文章を書く仕事が増えてきたのでいつもとは違う切り口で読んでみたいと思って読みました。


    2.文章オタクの著者が語るバズるための文章術です。一般的にこの本の魅力はハウツー本に分類されてしまいますが、著者自身が楽しみながら書くというところが大前提となっています。
    それをふまえて、文章を書くことについてどれだけのテクニックが詰まっているのかをさまざまな著書を例に挙げながら書かれています。太宰治だったり、松井玲奈だったりジャンルを問わず例に挙げているので読み応えがある一冊となっています。各著者達の魅力はなんなのか、核となる部分はどこなのかをわかりやすく示しているのがとても良いです。

    3.いつも

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    2022年10月14日
  • 副作用あります!? 人生おたすけ処方本

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    三宅さんが紹介される本だと、今までまったく興味を持ったことがない本でも、そしてそれが長い本だったとしても読みたくなる。もちろん気になっていた本もしかり。たとえば、『嵐が丘』とか『千夜一夜物語』とか『華氏451度』とか『恋愛論 完全版』(橋本治)とか『モンテ・クリスト伯』とか『風と共に去りぬ』とか『アンナ・カレーニナ』とか『細雪』とか、そんな本たち。

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    2021年12月29日
  • 副作用あります!? 人生おたすけ処方本

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    悩み別に本を処方していくというコンセプトの本。悩みに効く一言、悩みに効く部分の紹介(引用)+著者のエピードもあってエッセイとしても読めます。こんな本は今までなかったかもしれません。

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    2020年01月25日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    5つのポイントはよく説明されていたけど、本の大部分はnoteやその他媒体で過去出されたものがほとんどで、新しいもの!という感じではなかったと感じた。ポイントがどのように実際の文章で生かされている点がわかったのは良かったかな。
    さまざまなコンテンツが紹介されているので、ブックガイドとしては充実の内容!

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    2026年02月02日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    新書をあまり読まないので、最後まで読み終えられるか不安だったのだが、読みやすい構成とわかりやすい文章で最後までスラスラと読めた。自分の趣味のひとつである、読書と、人間誰もが携わる労働の歴史について関連付けながら知ることのできる著書だった。私はそれほど忙しい仕事ではないので、働いていても読書は出来ているが、そうではない人が、忙しい仕事をして読書をしなくなった友人がいるので、こういう人は多いんだろうなと考えた。読書という文化と人生について考え直させてくれる本。

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    2026年01月31日
  • 考察する若者たち

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    考察がトレンドとなることを令和のさまざまなコンテンツの流行と紐づけるのがおもしろい。ただ考察ドラマが話題となるだけでなくなぜひろゆきが人気なのか。なぜ「推し」が生まれたのかなどなど。
    考察と批評。どっちがいいかではなくどちらもいいもの。だからこそ社会への意味づけを見つけ、考察と批評のどちらも楽しめるようにしたい。

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    2026年01月31日
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

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    文章の効果を実例文を用いて分析しているのだが、その引用の幅広さに驚いた。森鴎外から星野源まで、またハリーポッターの作者のスピーチまで、まさに古今東西の文章を拾い上げて題材にしている。AKB48の楽曲「ポニーテールとシュシュ」の秋元康の詞までネタとなっており、実際に曲を聴きながら解説を読んでみるとこれがまた楽しかった。歌詞の解説というのも自分にとっては意外と新鮮であり、このように新しい発見をもたしてくれることが読書のありがたみだと思う。三宅香帆の著作は当作で初めて触れた。他にも面白そうな著作がたくさんあるのでいろいろ読んでみたい。

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    2026年01月31日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    考察、推し、陰謀論、転生ものなどの流行り、界隈のなかで最適化された行動をとるというのが、報われたいという思いから来ているが、そこに固有性が失われているのではないか、報われなくても最適化していなくても自分の面白いと思うこと、固有性を大事にしたいよねという提言をした本。
    確かに作り出されたプラットフォームによって、ある種洗脳をされて、その通りの行動をしているというのが現代ではないかと感じる。自分自身の固有性を見いだすには、体験、読書など、自分の範囲内にない行動をすることで、広がっていく。自分をコンフォートゾーンにおかないというのが時代と逆行するかもしれないが、固有性を持ち、しがらみもなくなっていく

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    2026年01月31日
  • 考察する若者たち

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    前に読んでいて内容がうる覚えながら、冒頭のガラス美術館の”報われ消費”はインパクトに残った。結果や報酬、そう努力や時間をかけたのだから当然対価が欲しい、こんな時代だからこそ正解へのルートを示してほしい。昨今の考察動画もこの点から来ていることを合点がいく。著者の考察力も素晴らしい。

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    2026年01月31日
  • 考察する若者たち

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    『考察する若者たち』を読み終えて、まず胸に残ったのは、いまの私たちが「正解」という言葉に、驚くほど過敏になっているという感覚だった。
    映画を観ても、ドラマを観ても、音楽を聴いても、ただ感じるだけでは終われない。どこかに仕掛けがあり、意味があり、回収されるべき“答え”があるはずだと無意識に構えてしまう。その姿勢が、感想ではなく「考察」という形で定着していった過程を、本書は非常に丁寧にすくい上げている。

    この本が扱っているのは、若者の知的好奇心の高まりでも、思考力の向上でもない。むしろ、なぜここまで「当てにいく読み方」が広がったのか、その背後にある社会構造と欲望の話だ。

    著者が示す大きな転換点

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    2026年01月31日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    他人の言葉やありきたりの言葉に流されずに、まず自分の言葉で表現する事の意味、重要性を理解でき、自信をもって情報発信する勇気が得られたと思う。実名で発表、発信する事は無いとは思うが、ネットの情報や他人の意見を聞く前に自分の心の中に生まれた感情を大切にしたうえで、この本のアドバイスに沿った技術で表現していくのがよいかと思った。
    非常に実践的な本で、実際に推しに関して発信する人にはためになると思います。

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    2026年01月31日
  • 考察する若者たち

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    令和になって、「萌え」の文化から「推し」の文化になったことが良く分かった。批評と考察の比較も理解できた。漫画でもアニメでも小説でも、受け取る人々が正解を欲しがる時代になったことが良く分かる内容。MBTIなどのカテゴライズも、たしかに平成は「オンリーワン」の自由さが求められた時代で、今は枠組みの中にいる安心感を欲しがり、答えが出ないものや定義できないものへの不安感みたいな風潮はあるのかもしれないと感じた。

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    2026年01月31日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    三宅さんの本は実質作品紹介集みたいなところがあって面白い。新しい作品を知って読んでみたくなる。
    「何をどう読んでいるのか」の説明ばかりだとねむくなっちゃうし、実例として紹介がたくさん読めてよい本です。

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    2026年01月31日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    最近よくテレビでお見掛けする文芸評論家・三宅香帆さんの著作を初めて手に取りました。きっかけは毎週欠かさず視聴しているBS番組「あの本、読みました?」で、小川哲さんの著書とともに紹介されているのを見たから。すごく興味をそそられて、両方とも買い込んだ次第です。

    最近まで読んでいた俵万智さんの『生きる言葉』では、“言葉との向き合い方”について熱く語られていましたが、本書では言葉のテンポや構成、つながりといった“言葉を紡ぐ方法=文体”について深掘りされていました。

    特に、三浦しをんさん・恩田陸さん・宮藤官九郎さんなど、私好みの著作家の作品の一部を引用してその文体の特色を明らかにしていく辺りでは、「

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    2026年01月30日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    「感想を書くのが苦手だな…」と思って手に取ったんだけど、著者が紹介する“5つの視点”がまさに自分の弱点を言語化してくれた感じ。感想と批評は違うものかもしれないけれど、切り口を持って読むだけで作品の見え方がこんなに変わるんだと実感した。

    “面白さをどう伝えるか”の技術がとても参考になった。単に「良かった」で終わらせず、紹介された5つのテーマに沿って感想を書いていく、これはぜひ真似したい。

    そして何より、例として挙げられている作品への著者の批評がどれも面白い。読みながら「この本も読みたい」「この作品も気になる」と次々に積読が増えそうな危険な一冊だった。

    今はネットで誰でも気軽に感想を発信でき

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    2026年01月28日
  • 考察する若者たち

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    大変に失礼な書き方になってしまうことを先にお詫びした上で書き始めさせていただくが、オッサンの私は、どうも若い人たちと、その方々が愛するものを奇異なものを見るような目で見てしまっている。だいぶと知らない内に脳みそが古くなっているらしい。
    親ガチャなり、転生物の流行なり、〇〇推しなり、そのあたりは特によくわからん。

    若者の貧困があって、まず努力をする土台すら整えられない環境にあるとか、複雑な世の中を生きる中の不安感から正解を欲しがるとか(これは自分自身も大いに当てはまるところではあるのだが)、努力が結果に直結しないように感じられてしまうのは理屈では理解できるが、私めが人として古いからなのだろう、

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    2026年01月28日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    思わず近代労働文化論でしたね。半身、分かる気もします。そして、何でも全力で行かないといけない。。。でも、ずーっとそう思っていました。ほう!そうじゃないんだっ!てのも新たな気づき。これがノイズなんでしょうね。ノイズは他者の文脈。視野が広がる、ということ。それも仕事のためではなく、自分が満たされた人生を贈るために。私もこれからの人生を考える上で気づきをもらいました。それから、三宅さんの文章って上手いですね。語りかけられている気がします。書評と違う著者の姿を見れたのも良かったです。

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    2026年01月27日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    ◯読書ができないだけではない?!日本のこれまでの仕事事情

     「読書ができないのは、時間がないからでは?」と思って本を手に取った。自分と同じような気持ちで本を手に取る人が多いかもしれない。しかし、本を読んでみると、「時間がない」なんていう簡単な話ではなかった。著者は、働いていると本が読めない原因は、今の時代は「仕事以外の文脈を、取り入れる余裕がなくなるから」だという。
     仕事以外の文脈、つまり読書で得られる「知識」は、人にとって「ノイズ」になり、仕事で余裕のない人たちにとっては「重い」。だから、読書をするのではなく、自分の欲しい「情報」だけが手に入るインターネットなどを使う人が多いのだという。

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    2026年01月27日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    ネタバレ

    やはり三宅さんの書く文章は親しみやすくて読みやすいと思った。話が面白くなるには、作品を「鑑賞」することが必要であり、鑑賞には以下の5つの型がある。①比較②抽象③発見④流行⑤不易である。この5つの型を使いながら作品を観ることで、話のネタとして仕込める「鑑賞」をすることができるようになる、というものである。普段から作品に触れることが多い人でなければ、③〜⑤あたりは難しいのではないかと感じたので、まずは比較からやってみようと思う。
    一方で、正直に言って私はこの本の半分ほどを読み飛ばしてしまった。それは私が作品を観ていなさすぎて、ほとんど知らない作品の話だったからである。それぞれの作品を観ていたらもっ

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    2026年01月26日