三宅香帆のレビュー一覧
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タイトルどおりのテーマを扱う本書。このタイトルの本がベストセラーになること自体が興味深い。
このタイトルを見て、「確かに!」となるのと、「そうかな?」となる二面が同居するのが興味深い。
前者は、まさにそのとおり、働いてたらじっくり読書なんかできやしない、という実感。後者は、とはいえ何かしら(とはいえ、本書でたびたび言及される啓発書よろしいビジネス書中心だが)読んじゃいるよ、というところだろう。
本書は、読書とヒト、社会の向き合い方について、歴史経緯含めて解説しているが、そこはさておき、ここ十数年でどうか、に着目すれば、「読書=ノイズ」と喝破している。ノイズにならないタイプの自己啓発書、「情報 -
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とても売れている三宅香帆さんの新書。題名も気になり、購入。「令和」と「平成」で何が変わったのか?今の若者はどう変わったのか?きっと多くの人が気になる題材で、目のつけどころがすごいと思う。
本書のキーワードは、「報われる」、「報われる努力をしたい若者」。それは、社会が報われる努力をできる場所になっていないことの証という。
おそらく三宅さんが一番伝えたいことは、「あとがき」なのではないかと思う。本や雑誌を読む、書店に足を運ぶ。「自分の言葉」で表現する。それは、自分の考えを大切にすること、自分をみつめ、個性を大切にすることに繋がっていくと思う。 -
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・購入のきっかけ
自分の好きなものに対し、それのどこが好きなのかを自分のなかで明確にできなかったから。
・読む目的
好きなものの好きな理由を学ぶため。
・この本は知識を「広げる」or「深める」?
広げる。自分の感じることをいかに言語にするか、その方法を紹介するように学んでいく。
・この本はどんなスパンで効く?
短~中期的に効くと思う。
短期的には、目的に対する解決として「好きなものの好きな理由を明確化する」ことができるようになる。
それにより、好きなものを分析したりまた好きなものを伝えたりと、中期的に関わっていけるようになる。
・感想
この本の重要な部分は、おそらく最初の「前準備」の -
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明治、大正から、戦前戦後、高度成長期から現代に至るまで、時代時代で、どんな本が読まれてきたのか、読書はどういう位置づけだったのかを振り返ったのち、現在の読書と、ノイズ抜きの「情報」との違いが明確にされる。
その上で、読書の復権のため、半身で働くことが提言される。読書に限らず。日本の復活と言っても良い。
確かに、仕事に長時間を捧げ、それ以外の時間がない社会は健全ではないが、成長し続けないといけない株式会社という仕組みとのバランスをどう取るか、難しい。
ノリに乗っている三宅さん、放っておくと働き過ぎてしまうほど仕事が好きだという点が一番の自分との違いかも。
あとは、自分の20代30代の頃と -
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「話が面白い人」になるにはどうするかというより、どうやって鑑賞する力を磨くかということに焦点をあてた本。アウトプット(話す内容)はインプット(今までに 見た/経験した もの)によって作られるため、まずはインプットの濃度をあげよう、という発想だと思う。
「どう読むか」の方法について具体的な説明は冒頭に少し紹介されているのみで、本のほとんどが実践例としての三宅さんの実際の批評である。
紹介されている鑑賞のプロセスは以下の5つ。
「比較」他の作品と比べる
「抽象」テーマを言葉にする
「発見」書かれていないものを見つける
「流行」時代の共通点として語る
「不易」普遍的なテーマとして語る
実践例と -
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この本の直前に読んでいたのが稲田豊史の『本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形』でした。その新書で「本を読む」って行為が衰退していく現状をはっきり理解したことでかなり落ち込んでいたところに、本読み最強女王(?)の三宅香帆!かなり気分は持ち直しました。「本が嫌いな人たちがどんどん増えているのはわかるけけど、本が好きな人たちもまだまだ元気!」ってな気分。そして今なぜ彼女が大活躍しているかもわかったような気になりました。それは読書好きにありがちな「上から目線」成分が皆無なところ。まるで「推し活」のように古今東西の作家の文体を楽しみ、次々にその裏側に潜むマル秘テクニックを分析
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ホラーの扉は開かなかったので、新書の扉を開いてみた。
とても耳が痛すぎる話。あまりに意味を求めて過ぎているし、間違うことを恐れて、先回りして正解を求めていた気がする。ゼルダも負けることが怖くてずっとガノンドロフと戦ってないし、期待している結末じゃなかったらってフリーレンも途中で見てない。野球の試合もできれば勝敗分かった上で見たい(これはちょっと違うか?)本を読んだり美術館に行ったり、楽しかったけどこれ意味ある?と不安になって、常に意味を報酬を探してしまう。
答えはいつも一つみたいなコナンくんはミステリーの中だけでいい。その他は複数あるよって世界だといい。だってその方がきっと面白い。
そして自分