三宅香帆のレビュー一覧

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    全身で仕事に励む社会は家庭に全身で励む人がいるから成り立つと気付かされた。
    読書できるくらい余裕を持って働きたいと感じる本だった。

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    2025年12月19日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    個人的には、わかりやすく好きでした。

    例えば、「比較」って何とでもできるじゃん!と思ったけど、何とでもできるからこそ、独自の視点で読み解いて分析していくことが大事なのだと思いました。

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    2025年12月18日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    本の解釈、手法(読む技術)を初めて教えて貰えた。観賞ノートの書き方。読書、文学って面白い。

    感じたテーマ(抽象):学ぶ技術
    読書は好きでフィクションを中心に様々読んできた。でも、"あーおもしろかった"の感想を心の中で思うだけで終了していた(本の感想聞かれても、答えられなかった)。
    この本を読んで読書の方法、学ぶ技術はじめて聞くことが出来て、目からウロコだった。さっそく観賞ノートにトライしている。

    もちろん、ただそのノウハウを示しているだけではここまで思うことはなかった。応用実践編で示された数々の三宅氏による解釈は単純に面白く、すごいと思った。
    ここまで解釈できたら、正解のない読書も意味深い

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    2025年12月18日
  • 考察する若者たち

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    (報われる)正解を求める、周囲に最適化する、それが故に自分の感情に無頓着(無関心?鈍感?)になる。まさに自分が感じていたことが言語化されていて、読みながらすっきりした気持ちになった。確かになぁの連続。自分を俯瞰したい時、特に同世代でなくて世代を超えて比較したい時に読むと良さそう。

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    2025年12月18日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    自分はもっと頑張れる、もっと努力できると自分に言い聞かせて自発的に疲れてしまっている...これ俺じゃねえか!
    と読んでいる途中で気づいてしまった。YouTubeとかを眺めていても最初は何気なく娯楽として見ていたのにいつのまにか見たいチャンネルが増えすぎて、倍速で見るようになり楽しむというより知ることが目的となっている自分もいる。仕事が終わった後もこんな生活をしているからやっぱり疲れるのよね〜。
    様々なことが多様化しているからこそ、全身全霊ではなく半身で取り組むことが心にゆとりを持つ秘訣なのかもしれないと思わされた。

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    2025年12月18日
  • 考察する若者たち

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    最近三宅書店にハマってて、著作を読むのは初めて。読みやすくて面白かった。自分の意見は邪魔、最適化された世の中の方が生きやすい現代社会であることは間違いないが、それでも抗い自分の感想を持って生きてほしいと願う終わり方が素敵でした。

    FACT部が読みたくなり、ずっと我慢してる世界99も早く読まねばと思いました。

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    2025年12月17日
  • 考察する若者たち

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    私はちいかわが好きなのだけど、YouTubeでちいかわを検索すると、ちいかわの考察動画なるものが結構出てくる。
    ちいかわは伏線的な要素もあるので、気持ちはわからないでもないが、ちょっとしたハチワレの言動に、今後の展開はこうなる!などの考察をする動画を見ると、な 考えすぎでは…。と思うことも。ときおりその考察が当たる子かもあるのだが。
    この本の着眼点は、そういうモヤモヤがあったからこそ、なるほどなぁ、確かに!と思わされるものだった。
    損をしたくない、できたら正解を引きたいというのは、割と指摘されてきた令和世代の感覚だと思う。
    この本では、さまざまなコンテンツから、平成から令和にかけて、どのような

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    2025年12月18日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    1章の評論の着眼点の分類はためになる内容だった。それ以降の参考例の評論については個々の内容はとても面白かった。
    しかし、本の趣旨である「話が面白い人」になるという点を踏まえると、1章で解説した着眼点をどのように使っているかについて触れていてほしかった。

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    2025年12月16日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    私の今の推しの三宅さんが、推しに関する感想の書き方を書いた本。よかった箇所の具体例を出して、感情を言語化し、そしてメモすることが秘訣だとか。このメモがポイントかなと思いました。ちなみに、この感想もメモしながら書いたもの。また、文章のゴールとは何かという点について、今までそんなことあまり考えたことがなかったのですが、書かれていた内容を読んで、すごく納得しました。彼女の書く文体も好きだったりするのですが、次はその「文体のひみつ」を読みます!

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    2025年12月16日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    他人の推しに対して溢れ返るSNSの投稿でモヤモヤしていた部分が浄化されたような気がした。また自分自身も推しについて少しずつ発信してきたものの、他人と比べ上手く言語化出来ていない自分がもどかしかったが、ハードルを上げすぎていたのかもしれない。自衛して他人の感想を見る前にまずは自分が感じた事を書きオリジナリティを大事にする事、また書き出したら書き終わることを習慣づけようと思った。一冊の本としては同じ内容が繰り返し書かれているものの、図解もあり分かりやすく、推し活をしている人なら誰しも共感できる内容だと思う。

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    2025年12月16日
  • 考察する若者たち

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    すっかり「ハマってる」状態の三宅香帆の新書
    映画やドラマ、漫画の解釈を解説する考察記事、動画が流行している背景を、様々な作品を通して独特な視点から考察しています。
    私的に・・・「萌え」から「推し」へという時代変化、そして「ググる」から「ジピる(ChatGPT)」へという意識と手段の変化に共感、というか納得しました。ま、私は若者ではありませんが・・(^_^;)
    すごく腑に落ちる一冊、年末年始の暇つぶしにどうぞ!

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    2025年12月15日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    「教養があるとは、社会や人生の「ネタバレ」をたくさん知っているということ。

    三宅さんのおすすめの作品紹介を交えてどのように読むかどのように話すかがわかりやすく説明された本。既に読んだことのある作品が例にあがっていたりしたので、とてもわかりやすかった。


    学び

    話を仕込む→ 話を解釈する→話すときに使う

    このプロセスをたくさん踏むことで話が面白くなる

    物語鑑賞の5つの技術
    ① 比較 他の作品と比べる
    ②抽象 テーマを言葉にする
    ③発見 書かれていないものを見つける
    ④流行 時代の共通点として語る
    ⑤不易 普遍的なテーマとして語る

    特に②の抽象では、テーマは読書が決めていいものなんだな

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    2025年12月15日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    最初のまえがきのつかみが良かっただけに後半に進むにつれて惰性で読んでしまった。
    筆者の作品に対する情熱は非常に伝わってきたけれど勉強になったものは物語鑑賞の5つの技術かな?
    1 比較 ほかのテーマと比べる
    2 抽象 テーマを言葉にする
    3 発見 書かれていないものを見つける
    4 流行 時代の共通点として語る
    5 不易 普遍的なテーマとして語る

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    2025年12月14日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    近代日本社会に、読書という文化がいかにして根付いてきたのかがよく分かった。
    いや、でもタイトルの問いに対する答えはあるのかと読み進んでいくと、ありました、「半身社会」。

    労働に全身全霊を傾けていたら、そりゃ本なんて読めないよ。そういう姿勢を労働者に求める企業側に、資本主義社会である以上まぁ無理もないかと思う反面、それに洗脳されたかのように、ある種肯定的に受け入れる労働者側の考えを改めるのは必要かも。少なくとも本を読みたい人は。

    読書に必要なのは、やはり心の余裕。
    私自身は、自分を取り戻すために本を読んでいることをこの本に気付かされた。

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    2025年12月14日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    「推し活」を題材にした、自身の感情を他人にも理解してもらえるためにはどのような言葉の表現をするべきかが書かれた一冊。
    情報発信をする上で、自分自身の言葉を持つことへの重要性や自分と相手との推しに対する知識の差によって表現をどう工夫するべきかが分かりやすく解説されていた。
    何より、著者の言葉使いが、核心は突いてるけど温かさのある感じで好印象。
    この人の違う本を読んでみたい。

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    2025年12月14日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    書籍、エンタメがバズる事の背景とは?など、自分で色々と考察してみると、より時代性が感じられて記憶に残るような気がします。
    何事も好奇心を持って吸収して、咀嚼して、そこから新しい知識を自分のものにする事が出来て初めて、他者に面白い話を出来るのかもしれません。

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    2025年12月11日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    「言語化は細分化!」
    話題の書評家、三宅香帆さんの推しを語るための本。推しについての話だから自分には関係ないかもなーと思っていたが、全く関係のあるものだった。
    バイトや大学で人に説明することが多い私にとって自分の考えていることを言語化することは必須スキルであり、まだまだ語彙力が足りないなと感じることがあった。しかし、この本を読んで一気にその考えが変わった。本には自分の好きを言語化するためには語彙力ではなく、細分化が重量であると書いてあった。確かにこれを意識するとうまく自分の言いたいことが表現できることが多々あった。
    この技法を今後もふんだんに使っていきたい。また新書の中でもかなり読みやすい部類

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    2025年12月11日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    「波」連載などからの書籍化。読書をネタにするために必要な5つのプロセスを技術として解説した本。一つの本を5つのプロセスで読み解くものかと思いきや、5つのプロセスそれぞれを実践するに相応しい書籍や映像作品が紹介されている。興味深い作品がたくさん紹介されている優れたブックガイド。

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    2025年12月11日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    読書とは、自分から遠く離れた文脈に触れること。
    本が読めない状況とは、新しい文脈を作る余裕がない、ということ。
    仕事が忙しいと自分が求めている情報以外のノイズ(教養と呼ばれる古典的な知識や、小説のようなフィクション、読者が予想していなかった展開など)を頭に入れる余裕がないため。

    「この世の知識はいつかどこかで自分に繋がってくる。他者は自分と違う人間だが、自分に影響を与えたり,あるいは自分が影響を与えたりするのと同じだ。」

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    2025年12月10日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    読書やドラマを見て、面白かったで終わるのももちろんいいんですけど、もっと解像度高く読書や鑑賞したいと思ってこの本を読みました。

    本書で紹介される5つの技術はそれぞれ単独というよりは複数で重なり合っているようなもので、色んな技術を組み合わせながら、本を読むことで話のネタを作って、それが話の面白さに繋がるという内容です。

    個人的には「発見」のところがなるほどなだと思った箇所で、作者は何かを隠したがっていて、その描いていない箇所に思わぬ発見があるというのは、今まで自分があまり意識して鑑賞してこなかったポイントだと思いました。

    また三宅さんが何度もこの本で書いていますが、本を読んだり、ドラマを鑑

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    2025年12月09日