三宅香帆のレビュー一覧

  • 考察する若者たち

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    三宅氏はYouTubeでたくさん観ているけど、本は読んだことなかった。なるほど、ヒットメーカーだけあって現代人の変化に敏感でわかりやすく親近感のある文章を書く人だと思った。

    「考察」大好きな自覚があったけどわたしが好きなのは「批評」だったらしい。このアプリでもそうだけど、全く知らないどこかの誰かが私と同じような意見を持っていることも、まるで違う意見を持っていることも、人間っておもしれー!になるポイントなんだよね。

    界隈でアルゴリズムが判断されているという話が面白かった。私は何界隈に所属しているんだろう。TikTokはしていないのでインスタのオススメ欄をじっくり観察してみようと思う。

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    2026年07月18日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    お喋りを聞いている感覚で楽しく読めた。五つのポイントを押さえたら自分も批評ができそうな気がしてきた。

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    2026年07月17日
  • ニュー日本文学史

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    温故知新。古くて新しい古典の魅力を再認識できた。三宅香帆さんの読書量と語彙力、文章力にただただ感嘆するばかり。私の若かりし頃に挫折した『吾輩は猫である』に再挑戦したくなった。

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    2026年07月17日
  • 考察する若者たち

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    批評から考察文化へ、その背景にあることが述べられている。萌えから推しへ、今の若者は報われたい気持ちが強い、ヒエラルキーではなく界隈、SNSで最適化されているなど、平成と令和というと言いすぎだが、変遷が述べられており、章ごとにはあまり納得できなくても、本全体を読むと理解できる。
    最後に述べれている、正解ばかりを求める・最適化された生活をやめようというのは、本当に今の時代に刺さる大事なメッセージだ思う。

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    2026年07月17日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    著者はいわゆる「バズる」タイトルを付けるのが上手い。大ヒットした「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」も本書も、現代人が無意識下で気になっているテーマを見つけ出し、多くの人の目に留まりやすい言葉に変換してタイトルにしている。
    多くの新書のタイトルは(私の偏見だが)、専門的すぎて素人が手に取りにくいものや、元々そのテーマに興味を持っているコア層向けのものが多い。そういう本とは一線を画すのが彼女の著書の特徴だと感じる。
    だが「なぜ働」でも感じたが、タイトルと中身のテーマが微妙にズレている印象を受ける。本書は「『話が面白い人』は何をどう読んでいるのか」というタイトルに対して、内容は作品を批評すると

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    2026年07月15日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    三宅香帆さんが出演されているYouTubeの Page Turnersを観て、かなりの読書量と恩田陸好きというところに惹かれ、著作を手にとってみた。

    タイトルからは、労働と読書の歴史が学べる内容とは思いもよりませんでしたが、楽しく読みました。

    学生時代は本の虫でしたが、就職してからというもの全く本を読まなくなってしまい、早20年ほど。
    書店は大好きで、行くと嬉しくて読みたくて本を買うのに、読めない。そんなことが続いた今では、芥川賞、直木賞受賞作も目を通せなくなってしまいました。
    YouTubeきっかけというのも現代ならではかもしれません。もともと好きだったので、これをきっかけに積読しまくり

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    2026年07月13日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    文芸評論家"三宅香帆"は作品をどのように評論しているか。その方法論的作品と言えよう。

    著者は大きく5つの技術に分けて説明している。
    それは
    1. 比較 2. 抽象 3. 発見 4. 流行 5. 不易である。

    確かにこれまで著者の作品では、様々な作品が取り上げられ、それを時代と照らしながら評論をしていくスタイルが中心であった。
    その評論の最も先鋭的な部分こそ、
    時代を言葉にする力、
    流れを掴み取り共感を呼び起こす主張だと言える。


    その中でも彼女が最も得意とし、評論の土台となっているものが比較と抽象ではないかと思う。
    彼女は作品同士の比較、抽象化により共通点、相違点を見

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    2026年07月12日
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

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    まず、バズる文章を書きたくて読んだわけではありません。三宅香帆さんの書籍を読んでみたくてこの本を選びました。僕もここを含め色々な場所で書き込んでいますが、悪目立ちをするだけで、バズってはいない文章を書いています。
    この本で紹介されているたくさんの作家さんは、当然プロで売れているのですが、すべての作家さんに共通のバズる文章はなく、逆に、各作家さん全て、個人個人の個性がある文章を書いているのだということがわかりました。

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    2026年07月11日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    三宅さんの好きなものを伝えたいという、オタク気質全開ですごく面白かった。

    「好き」なものを喋っている時が個人的には1番楽しい。そして「好き」なものを喋っている人の話も聞くのは楽しい。

    全く興味がないジャンルやものでも、その語り手次第で、聞き手に面白いと感じさせることができる。その具体的な方法を記述してくれている。

    しかし、この本の中で印象的なのは、一貫して主張している「自分の言葉を持とう」ということ。

    SNSで他人の言葉が自分の言葉と勘違いしてしまうような世の中。強い言葉が人の注意を惹くようになっているから、自分の目に入る言葉は印象に残ってしまう。そしていつの間にか自分の考えだと思うよ

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    2026年07月10日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    ・好きを言語化することは揺るぎない価値になる。

    ・他人の言葉を拝借しない。

    ・言語化とは、どこがどうだったかを細分化してそれぞれを言葉にする作業。

    ・①良かった箇所の具体例
    ②感情の言語化

    ・②には、
    1.体験との共通点
    2.好きなものとの共通点
    3.どこが新しいか
    という3パターンがある。

    ・すべての感情には元ネタがある。

    ・「その情報についてどのくらい知っているか」「その情報についてどのような印象を抱いているか」

    ・伝えたい読み手に、伝えたいことを伝えるのがゴール。

    ・集団に語りかけるときは強調が大切。

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    2026年07月10日
  • 考察する若者たち

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    「意味」だとか「たった一つの正解」ばかりを求める風潮に疲弊する、という言説は小説や音楽でよく取り上げられるけれど、こうした社会を「報われ」という観点から論じているのが新鮮で面白かった。
    私は、人間は生まれてから今までに受けてきた影響の集合体だと思っているので、著者の強調する「固有性」の大切さについては意見が異なる部分もあるが、「正解以外の感情も大切にしようよ」というメッセージには賛同できた。プラットフォーム化する社会に飲み込まれてしまわないように、自分と社会を見つめ直すきっかけになる一冊だった。

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    2026年07月09日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    日本の労働史から紐解く市井の人々の読書観の変遷、戦前のサラリーマンに円本が受け入れられた背景など興味深い切り口でのお話だった。「情報=知りたいこと」「知識=ノイズ+知りたいこと」と定義した上で、ビジネス書・自己啓発書を前者であり、働いている人々が読めなくなる「本」とは後者である、と位置付けた上で、人々がノイズを除去した「情報」を手早く教えてくれる媒体を求めるようになった、という捉え方はなるほどなぁと思った。

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    2026年07月07日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    ■読んだ動機
    SNSでも話題になっていて、自分も本を読む量が減っているので、忙しくて本読めないのはなんでだろうと気になり、手に取った。

    ■あらすじ
    読書の歴史と、働き方の歴史を同時に紐解きながら、なぜ働いていると本を読めないのか、を考えていく。

    ■感想

    修養、教養がどの時代にどう流行ったかの解説など面白かった。
    近代になるにつれ徐々に新自由主義、資本主義社会とななり、労働者、働き手としての成功は、自分が努力し、コミュ力をつけ、教養を身につけたら、成功するものって認識になっていった。つまり、成功する努力するのも自己責任、逆にそれらの努力を怠るのも自己責任となる。
    働いてお金を稼がないといけ

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    2026年07月06日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    明治〜現代に至るまで日本の労働史と読書史を紐解いていて面白かった。
    読み始めた時はタイトルから予想していたものとは違って、出版業界の変遷などにも触れられており意外に思ったが、これが著者の言う、欲している「情報」だけでなく、「ノイズ/他者の文脈」も得ることができる読書の価値なのかもしれない。
    社会人経験がないので、「半身」はおろか「全身全霊」で仕事をしたことがないが、余暇があり、その時間で自分以外の文脈を享受できる社会であってほしい、という著者のメッセージにはとても共感した。

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    2026年07月06日
  • 考察する若者たち

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    カルチャー全般のオタクである三宅さんが批評する素晴らしさをひしひしと感じて、かっこよかった!引き出しすごい〜

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    2026年07月04日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

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    若いときに執筆したとあった通り、文章は稚拙ではあるけれど、三宅香帆の本への愛と熱量がすごく伝わってくる文章だと感じました。
    何よりタイトルが好き。たしかに、私もずっと幸せなら本なんて読まなかった。三宅香帆の本は、読書好きに刺さるタイトルをしている。
    日常で生じる悩み(自炊したくないときに読む本など)から、ぶっとんだ悩み(死にたいときに読む本など)まで、紹介されている本はどれも魅力的だったし、この本自体も読み物として好きでした。

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    2026年07月03日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    考察する事が流行する社会について、その背景を考える本。著者の考えに納得しつつ、「失敗して傷つきたくない人」が根底にある若い人がやはり多いのではないかと思った。

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    2026年07月02日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    半身で働く

    全身全霊は称えられるものではなくなっている。

    ノイズを受け入れる自分になる?

    現代はノイズを排除している =情報

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    2026年06月30日
  • ニュー日本文学史

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    ネタバレ

    三宅香帆さんが連載でやってた、日本文学に影響を与えた25選!みなさんもおすすめの25選教えて!!というような本。
    冒頭の「尖ってる人は嫌われる。現代文学は、その尖りの連続」という導入だけでも引き込まれる。

    僕がなぜ三宅香帆の文章を好きかというと、作品の好きなシーンだけを切り取るんじゃなくて、それが生まれた背景とか、当時へのアンチテーゼとしてこれが流行ったんだっていう文脈まで肉付けしてくれるから。それが分かりやすく、かつ語りかけてくれるから好き。

    YouTube企画でそのまま成立しそうなコンセプトながら、大ファンである源氏物語をあえてスキップしたうえで、推薦の一体感を意識する構成は良き。

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    2026年06月28日
  • 考察する若者たち

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    個人の解釈である「批評」が減り、作者の意図する正解を見つける「考察」が流行している現代を読み解く一冊。

    読んでまず思ったのは、もともと国語の試験なんかで求められてきたのはまさにこの「考察」だし、作者のインタビューを唯一の正解として受け取るのは、昔からごく普通の感覚ではないか、ということ。「批評」ができていた人なんて、もともと一握りだったのではないか。

    一方で、個人が受けた素直な感情を言葉にする「感想」の価値が下がっているという指摘は腑に落ちる。SNSでいかにも自分より作品を理解していそうな人の解説を見ると、自分の感想が浅く思えて落ち着かなくなるから。ただ、これも読書や映画鑑賞などの趣味をア

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    2026年06月28日