三宅香帆のレビュー一覧
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三宅氏はYouTubeでたくさん観ているけど、本は読んだことなかった。なるほど、ヒットメーカーだけあって現代人の変化に敏感でわかりやすく親近感のある文章を書く人だと思った。
「考察」大好きな自覚があったけどわたしが好きなのは「批評」だったらしい。このアプリでもそうだけど、全く知らないどこかの誰かが私と同じような意見を持っていることも、まるで違う意見を持っていることも、人間っておもしれー!になるポイントなんだよね。
界隈でアルゴリズムが判断されているという話が面白かった。私は何界隈に所属しているんだろう。TikTokはしていないのでインスタのオススメ欄をじっくり観察してみようと思う。 -
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著者はいわゆる「バズる」タイトルを付けるのが上手い。大ヒットした「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」も本書も、現代人が無意識下で気になっているテーマを見つけ出し、多くの人の目に留まりやすい言葉に変換してタイトルにしている。
多くの新書のタイトルは(私の偏見だが)、専門的すぎて素人が手に取りにくいものや、元々そのテーマに興味を持っているコア層向けのものが多い。そういう本とは一線を画すのが彼女の著書の特徴だと感じる。
だが「なぜ働」でも感じたが、タイトルと中身のテーマが微妙にズレている印象を受ける。本書は「『話が面白い人』は何をどう読んでいるのか」というタイトルに対して、内容は作品を批評すると -
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三宅香帆さんが出演されているYouTubeの Page Turnersを観て、かなりの読書量と恩田陸好きというところに惹かれ、著作を手にとってみた。
タイトルからは、労働と読書の歴史が学べる内容とは思いもよりませんでしたが、楽しく読みました。
学生時代は本の虫でしたが、就職してからというもの全く本を読まなくなってしまい、早20年ほど。
書店は大好きで、行くと嬉しくて読みたくて本を買うのに、読めない。そんなことが続いた今では、芥川賞、直木賞受賞作も目を通せなくなってしまいました。
YouTubeきっかけというのも現代ならではかもしれません。もともと好きだったので、これをきっかけに積読しまくり -
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文芸評論家"三宅香帆"は作品をどのように評論しているか。その方法論的作品と言えよう。
著者は大きく5つの技術に分けて説明している。
それは
1. 比較 2. 抽象 3. 発見 4. 流行 5. 不易である。
確かにこれまで著者の作品では、様々な作品が取り上げられ、それを時代と照らしながら評論をしていくスタイルが中心であった。
その評論の最も先鋭的な部分こそ、
時代を言葉にする力、
流れを掴み取り共感を呼び起こす主張だと言える。
その中でも彼女が最も得意とし、評論の土台となっているものが比較と抽象ではないかと思う。
彼女は作品同士の比較、抽象化により共通点、相違点を見 -
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三宅さんの好きなものを伝えたいという、オタク気質全開ですごく面白かった。
「好き」なものを喋っている時が個人的には1番楽しい。そして「好き」なものを喋っている人の話も聞くのは楽しい。
全く興味がないジャンルやものでも、その語り手次第で、聞き手に面白いと感じさせることができる。その具体的な方法を記述してくれている。
しかし、この本の中で印象的なのは、一貫して主張している「自分の言葉を持とう」ということ。
SNSで他人の言葉が自分の言葉と勘違いしてしまうような世の中。強い言葉が人の注意を惹くようになっているから、自分の目に入る言葉は印象に残ってしまう。そしていつの間にか自分の考えだと思うよ -
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ネタバレ■読んだ動機
SNSでも話題になっていて、自分も本を読む量が減っているので、忙しくて本読めないのはなんでだろうと気になり、手に取った。
■あらすじ
読書の歴史と、働き方の歴史を同時に紐解きながら、なぜ働いていると本を読めないのか、を考えていく。
■感想
修養、教養がどの時代にどう流行ったかの解説など面白かった。
近代になるにつれ徐々に新自由主義、資本主義社会とななり、労働者、働き手としての成功は、自分が努力し、コミュ力をつけ、教養を身につけたら、成功するものって認識になっていった。つまり、成功する努力するのも自己責任、逆にそれらの努力を怠るのも自己責任となる。
働いてお金を稼がないといけ -
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ネタバレ三宅香帆さんが連載でやってた、日本文学に影響を与えた25選!みなさんもおすすめの25選教えて!!というような本。
冒頭の「尖ってる人は嫌われる。現代文学は、その尖りの連続」という導入だけでも引き込まれる。
僕がなぜ三宅香帆の文章を好きかというと、作品の好きなシーンだけを切り取るんじゃなくて、それが生まれた背景とか、当時へのアンチテーゼとしてこれが流行ったんだっていう文脈まで肉付けしてくれるから。それが分かりやすく、かつ語りかけてくれるから好き。
YouTube企画でそのまま成立しそうなコンセプトながら、大ファンである源氏物語をあえてスキップしたうえで、推薦の一体感を意識する構成は良き。
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個人の解釈である「批評」が減り、作者の意図する正解を見つける「考察」が流行している現代を読み解く一冊。
読んでまず思ったのは、もともと国語の試験なんかで求められてきたのはまさにこの「考察」だし、作者のインタビューを唯一の正解として受け取るのは、昔からごく普通の感覚ではないか、ということ。「批評」ができていた人なんて、もともと一握りだったのではないか。
一方で、個人が受けた素直な感情を言葉にする「感想」の価値が下がっているという指摘は腑に落ちる。SNSでいかにも自分より作品を理解していそうな人の解説を見ると、自分の感想が浅く思えて落ち着かなくなるから。ただ、これも読書や映画鑑賞などの趣味をア