三宅香帆のレビュー一覧
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ちょうど自分は働く手前として最後の時間がある時間に今たくさん本を読んでいて、やはりこのタイトルは今後のことを見据えて気になるトピックだったので手に取った。とても面白く読んだ!
私は三宅さんのことを本よりもYouTubeとかテレビとか動いた姿で先に認識してたから、読みながらも三宅さんが話してるのをそのまま聞く感覚で読めた。
労働と娯楽(読書)の歴史も面白かったが、後半の方が印象的かな。あ、終盤にあった労働と娯楽の変遷表みたいなのはとても興味深かった!
花恋ってこんなに深い話だったんだ、と改めて思った。本は読めない(自己啓発本は除く)けどパズドラは永遠にできる麦。
娯楽(教養だったっけ?)と -
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ネタバレ
○近代日本から遡る「推し活」の文脈
甲子園や宝塚歌劇団から紐解く推し活の歴史は、当時の時代背景を知らない自分でも納得のいく内容となってました。
その中でも特に
「推し」=「夢を叶えるために頑張る子供」
「審査員」=「父」
「ファン」=「母」
という考え方は圧巻で、子供は父に認められるために励み、母は子供に母性愛を注ぐこともあれば、過度な介入は凶暴性を孕む。この構造はまさに推し活にそのまま当てはまるなと感じました!
○ファンダムが作り出す共同性の恐怖
好きなものを共有する仲間と話し合ったりするのはとても楽しい。
ただ、みんなで応援するぞ!という集団により形成された空気が個 -
Posted by ブクログ
読書を始めてからよく見るようになった三宅香帆のYouTubeをきっかけに、働きながらどうやってたくさん本を読めるのか気になって購入。
最初は思っていた内容とは少し違い、大正時代から現代まで、時代背景とともに「人はどのように本を読んできたのか」が描かれていて、新書を初めて読んだ自分には少し難しく、読むのに時間がかかった。
それでも、読書が知識を得るためだけのものではなく、時代によっては「本を読んでいること」自体がマウントになっていたりと、形は変わっても人と読書の関係には変わらない部分があるのだと知ることができた。
特に印象に残ったのは、「読書はノイズ」という考え方。自分が欲しい情報だけを受 -
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ネタバレこれはすごい。なぜ労働者が本が読めぬのか。それは全身全霊で仕事するのがよいと思わされているからだ。なので「半身」で、手抜きして働くと読めます、と。一体何を言ってるのか。
そして明治のいわゆる「円本」から読書の大衆化について説明するのだが、これはテーマ(タイトル)と全く関係ない。最近の自己啓発本ブームが社会改革よりもパーソナルな、インナーなものへと視点が移っている、そこでは自己実現が求められ新自由主義の影響もあり一生懸命働くのがよいと思い込まされているからだ、と展開するのである。
例えば明治以来の給与生活者の具体的な読書の関わりはどうだったのか。その頃のベストセラー一覧を紹介したらわかるの? -
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ネタバレ前作「好きを言語化する技術」と、アドバイス内容はほぼ同じ。基本は、コンテンツを読んだり、見たりした時に感じた事をメモをとっておく。他人の評価を読む前に自分の考えをまずは言語化してみる。できれば、SNS等で発信する。
ちょっと新しい視点としては、他製品と比較、コンテンツのテーマを自分なりに言語化、コンテンツに書かれてない行間を見つける。をとっかかりにするとよさそうだと思った。
本の後半は、ほとんど、三宅氏が言語化した「面白い話」が掲載されており、例として読めます。自分がここまでできるようになるには、相当コンテンツの読み、閲覧しないととちょっと途方にくれましたが、参考にさせていただきます。 -
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お笑い芸人の話が面白いのは、日常的に面白い経験をしているからでそのような日常を生きていない私たちは、意図的にインプットをすること(読書や映画などの鑑賞)とどうアウトプットにつなげるかの視点が大切。
アウトプットのための視点として、比較、抽象、流行、不変などの観点はわかりやすい。中でも作り手が何を描かなかったかを意識して見ることの重要性は考えたこともなく、発見だった。
著者の別の書籍にもあったが、自分の言葉で語れるようにすることも大切だなと思った。作品を鑑賞したときにほかの人の感想をすぐ調べる前に自分で調べてみること。
リバイバルブームで、村上春樹の継承者として、村上春樹作品の続きを誰かに書 -
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三宅香帆さん村上春樹好きやな〜の一冊w
「夫婦間のディスコミュニケーション」という社会が抱える問題を村上作品を通して読み解いていく
だがしかーし!
わいはこの三宅香帆さんの批評家精神溢れる一冊を読みながら、ちょっと本筋とはズレた問題について考えていました
曰く「なぜわいは村上春樹を読まないのか」問題です
村上春樹と言えば今年こそはノーベル文学賞と言われ続ける日本を代表する作家であり、おそらく戦後日本で最も読まれた作家であります
だがわいはその村上春樹さんを一作も読んでいません
また今後読む気もありません
なぜなのか?
ちょっと考えてみた
先に言っておくと、それは村上作品が難し -
Posted by ブクログ
とても軽い読み口で、著者のyoutubeの口述かと思うような文体。自分の好み的には少しライト過ぎたけれど、中高生が古典に親しみを覚えるにはとても良い本な気がする。
読みながらもへぇ〜、ほぉ〜と思うことも多く、特に日本史でがむしゃらにただ暗記した荻生徂徠や本居宣長ってそういうことをした人だったのか!と興味深かった。
森鴎外、夏目漱石の日本文学史の中での位置付けなども興味深かったし、福沢諭吉の話も面白かった。しっかり勉強をしていれば常識レベルの知識だと思うが、無知な私には手軽に読めて日本の文学史が手早くサッと概観できる良書だった。
個人的にグッと来たのは近松門左衛門。女郎との恋物語、曽根崎心 -
Posted by ブクログ
著者の本は3冊目。今回は題名通り働いているとなぜ本を読まなくなるのか、明治から現代に至る本の在り方と読書事情から考察した硬派な内容。
仕事が忙しくて時間がない、新自由主義の世界では今必要な情報が全てで読書による教養はノイズである、など興味ある切り口でなるほどと思う部分も多かったが、結構賛否が分かれるのではないだろうか。この本の中ではあえて啓発本や小説などを分けて考えていないが、ここを分けると結論も変わってくる気がする。小説などでは完全に趣味、娯楽の分野に傾いた作品も多いので時間とかは関係がなく読みたければどんなに忙しくても隙間時間を見つけて読むし、情報が目的でもないのでノイズとも感じない。