三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
完全にタイトルに惹かれて読んだ本。〇〇なときに読む本、という形で著者の思いとともに33作の本を紹介してくれる。
20代の著者が書いているので、紹介文は若くて楽しそうな雰囲気が全体的にあるが、紹介してくれる本は超有名どころ長編海外小説から日本の見開き漫画まで幅広く、何冊か読んでみたいと思う本が見つかった。
また、新書版にするにあたって、書いた当時を振り返る数年後の著者のまえがきとあとがきが載っているが、黒歴史を突きつけられて悶える様がこれまた面白い。
恥ずかしいけど、その当時の感性を大切にする、というのも共感が出来て、この部分も本書の見どころのひとつだと思う。 -
Posted by ブクログ
読書するにあたって、以前から気になっていることがありました。
それは、どうして、作家さんによってスラスラ読めたり、いまいちペースに乗れないことがあるのだろうという疑問。
この本のタイトルを見たとき、何かヒントが得られるのではないかと思い、本作を読みました。
数々の作家さんの文体について説明されているのですが、自分が好きな作家さんのところだけを読みました。
答えの一つとして、
言葉の「リズム」なのかもしれない。
今後、本を読むとき、特に村上春樹さんや宮下奈都さんの作品を読む時は、文体を気にして読んでみようと思います。
その文章が、なぜ読んでいて心地良いのか、自分なりに言語化できたら嬉し -
Posted by ブクログ
本は寄り添い、もやもやとした悩みがあるときには何かしらの解決法を教えてくれる…だからこそ、人生に読書は不可欠だと著者は言う。
本書は、対症療法編、予防編、変身編、滋養強壮編などにわけて小説、漫画、エッセイなど33作品を紹介している。
本によっては感じ方が違うかもしれないが、読んだことのない本もたくさんあった。
ますます積読が増えていくかも…。
『愛すべき娘たち』よしながふみ
『日出処の天子』山岸凉子
この2作品は
読もうと思っていたが、そのままである。
著者とは年齢的にもかなりの差があるので、感じ方も違うのかもしれないが、どう感じるか…そう思うと別の興味がわいてくるので、手に取らないだろう -
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文章を書くときの何らかのヒントになればと思って手に取って読み進めていた。
確かに、文章を「書く側」としてもとても参考になる話がたくさんあるが、読み進めていくごとに、「これは文章を楽しく読む」ための本だと分かった。
本の書き手が文章に潜ませるさまざまなトリックとか表現の面白さを、どんなふうに受け取ればいいのか、そんなことが解説されている内容です。
各章、とても面白く、楽しみながら読ませてもらいましたが、各章がそれぞれかなり短いのが残念でした。
一人一人の表現を、前後の文章とのつながりなども絡めながら、もう少しだけ、深く教えてほしかったなと思いました。(ちょっと足りないぐらいがちょうどいいという -
Posted by ブクログ
「◯◯な時に読みたい本」的に古今東西さまざまな文学作品が紹介されており、著者の読書姿勢はやはり旺盛で幅広いと感心する。しかし、挙げられていた中で自分も読んだことある作品が著者の言う「◯◯な時に」に相当するかというと、ほとんどがピンと来ないものばかりで爽快感を得られなかった。さらに、文章があまりにもくだけすぎていて、これはかなりいただけなかった。書評というお硬い場でおふざけが時々出るのは効果ありと思うが、こうも万事続くと胃もたれがする。一方で、自分が読んだことのない作品で「モンテ・クリスト伯」と「嵐が丘」の紹介は、文調はどうあれ興味深く、実作を読んでみたいと思えた。こうしたモチベーションを与えて
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Posted by ブクログ
三宅さんの繊細な読解力、洞察力、空気を読む感性に平服するばかり。一例を夏目漱石『こころ』から。卒業証書のくだりで、先生の証書のありかがわからないだけで、先生が過去から卒業できていないこと、さらにはそれが原因で未来を断とうとしていることの暗示が読み取れるって…まじで???
僕は過去に3回読んだ気がする。でもストーリーをわかった上で、あと10回読んでも、余裕でスルーする自信がある。それどころか、抜粋してこの箇所だけ示されても「へ~、だから何?」って具合だろう。恥ずかしながら。
三宅さん、感性が豊かなのはもちろん、感覚(文章に対する嗅覚)が敏感で鋭すぎる。その感性はいずこから?僕は、花 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になっていた本。
まず、タイトルの『幸せなら本なんて読まなかった』というところに共感して、心を惹かれた。
自分が本を読むきっかけの中に何かしらの悩みがあって、その悩みのヒントを得たいが為に似た小説を探すこともある。
一番面白い考え方、見方だなと思ったところが
『お母さんって役割であるだけであって、
むかしからお母さんなわけじゃない。
ー親と子みんなで家族だと思っていたけどちがう。
父と母が結婚した結果として子供が産まれたのであって、ふうふうの一時期を貸してもらっただけ。
そもそもこの家族は、ふたりが結婚しようとしたその時点で完結していて〜』という文章
私自身は、子供が家族の主役だと思ってて