三宅香帆のレビュー一覧

  • ニュー日本文学史

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    本好きのために本好きの人が書いた本。それもかなり昔の本の紹介。授業で聞いたことのあるような本も紹介されていて、興味がわく。実際に手に取ってみたくなる。

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    2026年08月29日
  • 名場面でわかる 刺さる小説の技術

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    小説を執筆する気が無くても十分楽しめた。
    《講義編》で語られる名場面の理論には「確かに」と思わされる部分があって面白かった。
    《名場面編》では解説だけでなく各作品への愛も炸裂していてこちらの読書欲を刺激する。
    自分が登場人物達の“関係性”にグッとくるタイプなので、第1章と第2章が超楽しい。

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    2026年08月29日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   日本は推しとどう生きてきたのか
    第1章  近代日本とアマチュアリズム・アイドルの誕生
    第2章  一億総中流社会に誕生したアイドルという子どもたち
    第3章  「母」化する現代日本の推し活
    第4章  アメリカと共同性と推しの語り口
    終章   あなたは推しとどう生きるか

    <内容>
    「推し」のイメージはわかったし、「推し」の歴史もわかった。そのあたりは授業でも使えそうだ。自分は「推し」がいないし、作りたいとも思わないが、21世紀前半までの歴史の流れの中に、「推し」を嵌めていく発想は感心した。

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    2026年08月28日
  • 「夫婦」不在社会

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    ドラマ「Tシャツが乾くまで」を視聴中にて、タイトルが気になって読んだ。
    「考察する若者たち」のときと同じく、やはり黙るのではなく自分の言葉で語ることが大切なのだとあった。
    でも夫婦のディスコミュニケーションは長く続いてきた分業の副産物であり、社会が変わっても全てが変わるわけではないということがよくわかった。

    あとは参考にするフィクションに村上春樹を多用されていたので、全然読んだことない私も触れることができてよかった。村上春樹ってこんなメタファー祭りなんだ、そう捉えて読むと面白いのかも?(ガイドつけて欲しい)

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    2026年08月27日
  • 「夫婦」不在社会

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    最近なんとなくYouTubeで見かけことが増えた三宅夏帆さん。
    TBS CROSS DIG with Bloomberg の動画、【夫の寝顔が無理になる理由】というタイトルが気になり視聴し、この本を紹介していたので初めて読んでみた。

    村上春樹の引用が多く、全く読んだことのない私は脱落しそうになったけれど、後半で東畑開人さんの著書の引用など出てきてから面白くなった。読み切れてよかった。。

    あとがきに、この本の裏コンセプトは「夫婦というテーマで読む村上春樹作品」と書かれていて納得してしまった。笑
    (もはや副題に入れた方がいいレベル)

    小説での夫婦の状況をそのまま社会情勢と当てはめるのは短絡的

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    2026年08月27日
  • 「夫婦」不在社会

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    ネタバレ

    村上春樹をほとんど読んだことがないので、坂元裕二以前の作品の紹介はドライブ・マイ・カー以外ほとんど分からなかったので、あらすじだけの紹介で分かる範囲で読み進めた。結果として労働の話であって、三宅さんの領域にうまく引きずり込んだなという印象です。公私のバランスをみたとき、現代は公が私を大きく喰うという構図を問題視している。でも公がなくなるとそれもそれで歪な人間関係になるのだよなぁ、何事もバランス。夫婦の向き合えない現実は、いま話題のTシャツが乾くまでにも共鳴してる気がする(完全なる偶然)

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    2026年08月27日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    ラフでありながらも基本的には敬体で語りかけるような文体が大衆に読まれる一要素として働いてる
    インザメガチャーチとは違って、推し活をしている人間をアイデンティティの欠乏のために自身の理想を対象に重ね合わせる人たちに限定(後方腕組みオタクなどはほぼ対象外)することで、視野を広げすぎず持論に一貫性を持たせている。ただ、そうしたアイデンティティの欠乏から、推し活が危うい状態へと向かいがちな人たちの傾向や状況を把握しながら、三宅自身のように共同性に看過されすぎず広い視野を持ってみてはというような論調は、この言葉が届くべき人たちには届かないだろうし、それをわかっていながら書いている側面も感じられる。
    令和

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    2026年08月26日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    ●感想
    学生が読書感想文を書くときにもいいのでは?と思った。
    好きなものを、なぜ好きなのか?細分化、深掘りする。
    自分らしさはその細分化、深掘りで自然と出てくる。

    ・クリシェを避ける 
    ・考えさせられた、と言う表現を避ける
    ・言語化は好きでいた記憶の保存である
    ・好きな部分の細分化すればするほどいい
    ポジティブな感情を書く時
    ・自分の体験したエピソードとの共通点を探す
    ・好きなものとの共通点をみつける
    ・新しさの発見を言葉にする
    ネガティブな感情を書く時
    上記の逆

    書き出しに迷った時のヒント
    ・引用からはじめる
    ・自分語りからはじめる
    ・文脈からはじめる 共通項
    ・問いから書き始める


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    2026年08月26日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    考察って、昔もなかったわけではなくて、ミステリーを好む人たちとかにはもともとなされていた。
    YouTubeとかで確かに考察ものは多いけれど、批評→考察というほど、昔、批評ばかりだったとも思えない。
    批評には批評の、考察には考察のよさがあるのだろうし、作者はべつに考察を勧めているわけではなくて、考察に惹かれる人たちのその理由を探ったりしているわけだけれど、わたしは批評が好きで、「批評も開かれていていいのに」と思いながら読んでいった。
    作者は考察する若者たちを考察(辞書の意味どおりの)しつつ最終的には批評を擁護していた。
    考察する若者たちを批評しつつ批評を擁護することで、批評の魅力を伝えてくれるよ

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    2026年08月24日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    「推し」の文化が日本に浸透していく歴史を紐解くと、それはほとんど必然だったのだなと思わされる。本書のタイトルに対するアンサーが、これまでの三宅さんの著作での主張と一貫していてちょっとグッときたな。でも、そうだよ。それっきゃないよ、みんな。

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    2026年08月23日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    全体的には面白かった。
    特に、1~8章の途中までの、日本の労働形態の変化と合わせて、本がどのように売れてきたのかってところは良かった。
    物事を考える上でやはり歴史は一つの重要な部分になりますね。
    終盤の全身社会も共感できる部分が多かった。
    実際僕もそういう、期日までに結果を出さないということがあった時に全身を浸らせるし、それが他者の協力を必要とする場面なら他者にもそんな態度を求めていた。
    前者が楽だからってわけではないけどね。
    後者はまあそうね。
    別に楽やけではないわ。
    そんな感じで共感できたりできなかったりな本でした。
    こんなとこで自分の考えを述べても仕方がないし何なら自分の考えを述べること

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    2026年08月22日
  • 考察する若者たち

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    感情を重視できなくなった結果、何かしら報われたような気になれるものが好まれている、というような話。
    読みやすいし気になるポイントは沢山あったが、キーワードが散りばめられた感想文という印象だった。
    この本で使われる「考察」と「批評」の定義は正しいのだろうか。また、この本は批評や評論と言えるのか...?
    批評は事実を元に、文脈をふまえた論理的な考察があり、そこに主張をのせるというイメージがある。
    論理、考察の薄い主張にも役割や価値はあるけれど、それを何と呼べばよいのだろうか。

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    2026年08月22日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    明治とか大正の頃から現代まで、人が読書というものをどう捉えてきたかを、その時代の働き方の空気感とからめながら考える、という感じの本だったけど、
    読書する人が減っているのは、現代人が働きすぎというよりは、スマホやサブスクの登場で選択肢が増えたからじゃないかと私は思いました。
    三宅さんは本を読みまくっている人で、本の愉しさをみんなに勧めたくて、働き方を見直してもっと本を読みましょうと言いたいのだろうけど、SNSやドラマや動画も観たい人が読書もするのは難しいだろうなと思う。
    もともとの本好きは頑張って時間を作るし、
    本の中に何度も登場した「花束みたいな恋をした」の麦は、正直キャラ設定おかしいと思う。

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    2026年08月22日
  • 考察する若者たち

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    ガチャガチャしていてなんだか読みにくい。
    内容は面白いと思いますが、手本にしたい文章とは思いませんでした。

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    2026年08月21日
  • 伝わる言語化 自分だけの言葉で人の心を動かすトレーニング

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    言語化のトレーニング方法が書かれている
    分かりやすいが、即戦力ではないかも
    じっくり取り組む必要ある

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    2026年08月19日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    自分がヅカオタをやっていて、ヅカオタって宗教だなと思うことがある。コミュニティの独特さも感じる。推しのことは大好きなのに推し活に疲れたと思うこともある。その根本的な理由がこの本につまっていて、なるほどなーと何度も思った。
    特に「それな!」と思ったのは母性の暴走について。まず推しを性的な好きとしてみているのではなくて成長を見守りたいという思いで応援しているという点。まさにこれが推し活のリアルで、世間にわかってほしいと思うところだった。その上で、母性が暴走して「あなたのために」が相手を傷つける。SNS上でよく見かけて高確率で不快になる姑的なファンの言動ってまさにこれだよなと思った。
    推しをひとりで

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    2026年08月18日
  • 「夫婦」不在社会

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    最近クロスディグというポッドキャストを聴いていて、三宅さんが新刊を出したことを知り買ってみた。ベストセラーの本の名前は知ってたが初めて三宅さんの著書を読む。

    小説やドラマ、アニメや映画などで描かれてきた夫婦の姿を通して、夫婦や親密性のある関係に着いて考察した一冊。村上春樹の作品の引用が多いが、日本でもっとも作品を読まれている著者の一人であるため、時代や社会の共感を得られているのだと感じた。私自身は村上春樹の小説は読んだ事が無かった(ドライブ・マイ・カーは映画で観た)ため、この機会にチャレンジしてみようと思う。

    さて、この本では夫婦の関係性をもとにして、親密性と共感性、公と私、ワークとライフ

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    2026年08月18日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

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    同じ出来事、同じ思い、同じ発見をつづったとしても、文体が変われば、伝わり方はまったく変わる。書き手の味である文体は、一体どのように作られているのか。人気文芸評論家がその細部に迫り、文体の謎を解き明かす。

    意識もせずに読んでいましたが、なるほどね。
    いろいろありすぎて疲れました。

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    2026年08月16日
  • 「夫婦」不在社会

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    題名と作者に惹かれて買ったが、村上春樹ばかりで、本人も書かれていた通り、少し重めの内容。ただ夫婦間の移り変わり、女性視点での感覚、といったものは少し掴めたような気がする。
    他方、村上春樹未読だったが、こんな感じの話なら読まなくて良いかな…となった。

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    2026年08月16日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    「話が面白い人」は小説でもノンフィクションでも漫画でも、映画・ドラマ等物語を<比較><抽象><発見><流行><不易>の5カテゴリで咀嚼するそうな。必要条件とは思えないが十分条件にはなっている感じ。まあそこはそうなんだろうな。でも例題と解釈が終始今一つ芯を食っていない感が強く、あまり説得力がない。本書を上梓した理由を冒頭に記しているが、この内容では若いQを発した若いビジネパーソンの回答にはなっていないよ。

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    2026年08月15日