三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まえがきがかなりよくて、
みやけさんやべえってなったのも束の間、
その後が村上考察本になり、
なんだか小難しいやらなんやら。
ものすごく大切な題目を
村上春樹を用いて変遷解説してくれてるんだけど、
果たして村上春樹はこんな色々考えながら
作品を編み上げているんだろうか、と感じてしまうとすーーと熱が冷めてしまって、淡々と読み進めた。
あと私の理解力が乏しかったのももちろんあると思う。
あとがき読んで納得。
だってそれが裏コンセプトなんだもんね。
とてもあとがきがカラッとしていて、
三宅さん自身も本文の空気に自覚があり、
こんなに使い分けられる方なんだアと興味。
というか、作家さんなんて思惑あっての文体・書き方か。
「夫」の役割を作らなかったのはきっと昔の日本社会。
最近あらゆる問題を生み出すのは社会構造なのではないかとじんわり。個人の問題と捉えるには大きすぎるものばかりよ。 -
Posted by ブクログ
孤島ミステリのブックガイド。
孤島ミステリはどうしてこんなにワクワクするんだろう。
逃げたくても逃げられない恐怖、犯人はこの中にいる、誰が嘘をついているのか…。
クローズドサークルの中でも、やっぱり孤島ものは一番テンションが上がる。
この作品は、LINEで配信したものを書籍化したものでサクッと読める。
紹介されている66作品中、既読は13作品。
知らない孤島ミステリもたくさんあった。
読んでみたくなったのは、大矢博子さん紹介の3冊と、三宅香帆さん紹介の4冊。
絶版もあるので7冊全部は難しそうだけど、できるだけ読みたい。
『そして誰もいなくなった』『十角館の殺人』は私の中では別格。
もうこれを超えるものはないんじゃないかと思っている。
それでもいつかまた、この2冊のように夢中になれる孤島ミステリに出会いたい。
こちらも大矢博子さんについて調べて見つけた一冊。 -
Posted by ブクログ
割とタイムリーに自身の問題と重なっていたので、興味を持って読み進められた。いつも(と言っても3冊程しか読んだことない)の三宅さんの書き味とは少し違っているなと思いながらも、割とこっちの方が好きかも。少しの湿気も帯びつつも、ライトな書き味が何となく雨上がりに晴れた森の匂いの感じがして。
ただ、あとがきにもあったけど、この本の感想を一言で言うなら『村上春樹論』。
正直村上春樹にあまり思い入れがない私(なんなら若干苦手意識がある)からすると、「ずっと村上春樹の話やなぁ……」と若干食傷気味に……。
でも題材も面白いし、読み進めやすいし、今男女間の問題にぶち当たってる友人が居たらオススメする! -
Posted by ブクログ
ネタバレ三宅香帆氏の本。
ほうーとかんじておもしろい
正解がわからない世界だからこそ、正解を求め、報われることを求める
メモ
•報われ消費。楽しい時間を過ごすのみならず時間が報われるポイントがあると望ましい
•考察には正解がある。報われるゴールがある
批評には正解がない。報われるゴールがない
•転生ものは違うスペックに生まれてきたかったというガチャ的な欲望を持つ人々に支えられているのではないか
•報われポイントのあるsns
•努力が報われる境に変わって欲しいという人々の欲望
•自己啓発が外部環境度外しし、自分の行動を変えることに注力するもの、陰謀論は、むしろ損なわれた解剖環境に気づくことで、正常な環境を取り戻そうとする論理
•令和のヒットコンテンツとは、もはやプラットホームによって、人々の欲望が数値として認められたものによってのみ流行するのでは
•やりたいことや自分だけの感想を見つけるコツ
本や雑誌を読む
キャラじゃない
一人で夜更かししてみる
感動をじっくり言葉にしてみる
他人に簡単に憧れてみる -
Posted by ブクログ
ちょうど自分は働く手前として最後の時間がある時間に今たくさん本を読んでいて、やはりこのタイトルは今後のことを見据えて気になるトピックだったので手に取った。とても面白く読んだ!
私は三宅さんのことを本よりもYouTubeとかテレビとか動いた姿で先に認識してたから、読みながらも三宅さんが話してるのをそのまま聞く感覚で読めた。
労働と娯楽(読書)の歴史も面白かったが、後半の方が印象的かな。あ、終盤にあった労働と娯楽の変遷表みたいなのはとても興味深かった!
花恋ってこんなに深い話だったんだ、と改めて思った。本は読めない(自己啓発本は除く)けどパズドラは永遠にできる麦。
娯楽(教養だったっけ?)と情報の違いは、ノイズがあるか否か、みたいなのなるほどなと思った。今はなんでも効率というかとりあえず情報が手に入れられたらいいから(ファスト〇〇など)読書よりもSNSなどのネットに走るってのも納得。また、人々は労働で疲れているからこそそれ以外の時間ではコントローラブルなものを手にとりがち。読書にもその傾向が現れていて、エンタメは自分で予期せぬ振り回される(それがいいところでもあるけど)けど、片付け本とか教養大全とか、自分の陣地(?)をコントロールできることに割きたいって感じでそっちが好まれる。
加えて筆者が出張していたのは、半身労働を推奨していること。いや、そうだよな、全身全霊全力投球が美徳とされているけど、はっきり言ってそっちの方が楽っちゃ楽だよね。私も複数のタスクをこなすマルチプレイとか、色々な両立の方が難しくて、結局全部中途半端になるか一つに偏っちゃうもん。
働くのが好きだからこそ、所詮労働ってことを忘れない、という姿勢は私も見習っていきたい。だからこそ、働くってことに対してもうちょい見直したいなとも思う。