三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ確かに著者が何をどう読んでどんな書評を書いたかが体系的に分かる作品。要約すると本にせよ映像作品にせよ鑑賞するときのポイントは以下の通り。
比較 他の作品と比べる
抽象 テーマを言葉にする
発見 書かれていないことを見つける
流行 時代の共通点として語る
不易 普遍的なテーマとして語る
これらの技術を駆使して読んで考察することで自然と面白い話がアウトプットとして出てくる。
つまり自分なりの視点を意識して作品を味わって自分なりの解釈をすることが大事だということ。
確かに作品の味わい方って誰に教わるでもなく漫然と楽しんでるだけだったのですが、こうやって手法を言語化して意識するとアウトプットも違って -
Posted by ブクログ
最初の、富山市ガラス美術館のエピソードで「なるほどぉ」と思った。
SNSにアップできなくても、今の若者は思い出を記録するために写真を撮る。ガラス作品の撮影は難しく、目で見たよりも綺麗に撮るのは難しい、、感動よりも、データが欲しい。。。
「考察」は製作陣の提示する正解という報われポイントがあるが、「批評」は正解がない。「推し」は応援した分だけ報われるが「萌え」は報われることを求めていない。
あとがき「やりたいことや自分だけの感想を見つけるコツ」も秀逸!
本や雑誌を読む
キャラじゃないことをやってみる 1人で夜更かししてみる
感動をじっくりと言葉にしてみる
他人に簡単に憧れてみる
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Posted by ブクログ
現代の働き方や、デジタルデバイスと本のあり方について書かれているのかなぁ?
なんて軽い気持ちで読んだら、しっかり明治時代からの読書の歴史が書かれていました。
自分の好きな仕事をして、欲しい情報だけを得て、
個人にカスタマイズされた世界を生きる現代では、
読書は偶発性に満ちたノイズとなる。
本が読めないのは、新しい文脈を作る余裕がないから。
自分から遠く離れた文脈をノイズと思ってしまうから。
というのが、印象的だった。
結論として、読書をしながら働くにはどうすればよいか?の答えが「半身で働く」なのですが、
そこがあまりに理想的に感じてしまった。
けれど、
本当にそんな未来が来たら本が読め -
Posted by ブクログ
「みんな違ってみんないい」と思っていたつもりだったが、本書を読んで、自分自身も無意識のうちに周囲に合わせようとしていた部分があることに気づかされた。
本書で語られていた「最適化」という考え方には、思い当たることが多く、とても印象に残った。
一方で、自分はドラマや本を読む時に、あまり考察をしながら読むタイプではない。ミステリー小説でも、「犯人は誰だろう」「どんなトリックなのだろう」と考えながら読むことは少なく、物語そのものを楽しむことが多い。
だからこそ、若者たちが作品を細かく読み解き、さまざまな視点から深掘りして考察していく姿には驚かされた。 -
Posted by ブクログ
●感想
最短距離で「正しい答え」を知りたい。努力が報われる保証がほしい。そういった思いを、現在のSNSプラットフォームは叶えてくれる構造であると著者は指摘している。しかし著者は考察文化自体を否定しているわけではない。最適化にあらがうことや、遠回りをすることが、独自性の発見につながるのではないかと提案している。自分なりの解釈の仕方を大切にしたいと改めて思った。
●本概要
なぜ映画を観たあとすぐに考察動画を見たくなるのか?
映画やドラマ、漫画の解釈を解説する考察記事・動画が流行している。
昭和・平成の時代はエンタメ作品が「批評」されたが、令和のいまは解釈の“正解”を当てにいく「考察」が人気だ。 -
Posted by ブクログ
「推し」の話なのに…明治から平成までの芸能史をたどる前半がとても面白くて、推し活の本なのに思わぬ方向で学びが多かった一冊。
明治から平成までの芸能の成り立ちを追う前半がとても面白く、推し活の背景にこんな歴史があったのかと驚きました。阪急電鉄が鉄道利用者を増やすために住宅ローンや宝塚、そして高校野球まで手がけた話は特に印象的で、商売の発想ってこういう広がり方をするのかと妙に納得。
さらに70年代のアイドルオーディション番組が、「人身売買」との批判を避けるために“家族”や“故郷”であるかような雰囲気をつくり出していく流れも興味深く、今のアイドル文化につながる演出の源流を知ることができました。
推