三宅香帆のレビュー一覧

  • 「夫婦」不在社会

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    まえがきがかなりよくて、
    みやけさんやべえってなったのも束の間、
    その後が村上考察本になり、
    なんだか小難しいやらなんやら。

    ものすごく大切な題目を
    村上春樹を用いて変遷解説してくれてるんだけど、
    果たして村上春樹はこんな色々考えながら
    作品を編み上げているんだろうか、と感じてしまうとすーーと熱が冷めてしまって、淡々と読み進めた。
    あと私の理解力が乏しかったのももちろんあると思う。

    あとがき読んで納得。
    だってそれが裏コンセプトなんだもんね。
    とてもあとがきがカラッとしていて、
    三宅さん自身も本文の空気に自覚があり、
    こんなに使い分けられる方なんだアと興味。

    というか、作家さんなんて思惑あっての文体・書き方か。

    「夫」の役割を作らなかったのはきっと昔の日本社会。
    最近あらゆる問題を生み出すのは社会構造なのではないかとじんわり。個人の問題と捉えるには大きすぎるものばかりよ。

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    2026年09月27日
  • 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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    うっすらにやにや楽しんでライトに読める書籍。

    自分が読んだり観たりした作品が取り上げられると特に興味を惹かれたが、知らないものも多数。
    成瀬シリーズが、葛藤を肯定しない新しいタイプの青春も描きかただという切には納得。あと、『三体』や『プロジェクト・ヘイル・メアリー』などを読んでみたくなった。

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    2026年09月26日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    表面的な感想から入ることは悪くないが、そこからの深掘りに個性が現れると思う。
    自身の境遇、今置かれている状況、思想、あらゆるものをミクスチャーしたものが当人の感想・表現として現れると思う。

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    2026年09月24日
  • 考察する若者たち

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    令和の若者(に限らないかもしれませんが)の考え方として、自分自身が楽しむ、感じるだけで無く、その先に報われたい(=正解がほしい)という思想が根底にあるのではないかという仮定のもと、近年の流行り のワードである、推し、転生、成長、界隈、ジピる等の内容と平成はそれに対するにワードはなんだったかについて分析しています。報われたいという思想が一貫して根底にあり、平成のワードと令和のワードを対置することで、本書を分かりやすく論じています。平成の自分重視の考え方から令和の正解重視の考え方に変化した背景については余り触れられていないのが残念でした。

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    2026年09月23日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    最後の半身で働こうというところにグッときた。
    本当にそう、本当にそう。
    今まさに全身全霊で働いてる人に見下されててまじで思う。半身で生きてる人にも人権くださいと。
    これまじ全員読んでほしい

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    2026年09月23日
  • 人生を狂わす名著50

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    三宅香帆さんの本への熱量がすごい!
    「この本を読んだ後におすすめするのはこの本」というふうに紹介されていて、読書への扉がどんどん開かれてゆく。古典から漫画まで幅広く読まれている三宅さん…すごい。

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    2026年09月23日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    推しについて話したい!わかってほしい!伝えたい!という気持ちをいかに整理して相手に届くように伝えたらいいのか、文章の書き方含めまとめられています。

    推しの存在に関係なく、普段何か文章を書く(メールなども)時はまず書き終える!そして修正する!このサイクルを回すだけでも、文章全体が整い読みやすく伝わるものになる。という話は明日から実践しようと思いました。

    文芸評論家というお仕事をされているだけあって、文章はとても読みやすくあっという間に読み終えました。

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    2026年09月23日
  • 推したちとどう生きるか(新潮新書)

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    推し、という言葉があまり好きではない。それは依存と同義語に聞こえるから。
    言葉は悪いが、人生を捧げるほどに「商業化された他人」に熱中する気持ちも分からない。だからこそその心理状態に興味があった。
    推しが社会に登場してきた経緯は丁寧に解説されていてなるほどな…と思った。けれど、そこに生々しい質感がない。だからか、どうにも文字が目を滑っていく感覚がして入り込めなかった。

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    2026年09月22日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    時代による読書の移り変わりを分析し、知らなかったことも多くふむふむ、という感じで読み進めました。現代社会の働き方提案がされていますが、おそらく皆が心の中でそう思ってるよね、と。
    この本がベストセラーになったとて、この提案のような世の中に社会が変わるのはなかなか難しいだろうなぁと感じてしまいました。自分の中での習慣や意識、心がけ次第かな。

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    2026年09月21日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    読書は自分の明確な興味以外の内容もあるからノイズだから忙しい人には無理だよねという薄い結論。。。
    だが仕事も趣味も全身全霊でなくて良いという考え方は自分の中にはありそうでなかったというか明文化はされてなかった。

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    2026年09月21日
  • 伝わる言語化 自分だけの言葉で人の心を動かすトレーニング

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    書いてある内容は、当たり前のことだが、それこそ言語化されているため、無意識に頭の中で行っていることが整理して理解できた。
    コンセプトづくりの章が、実際使えそうで試してみようと思った。

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    2026年09月20日
  • ミステリーアイランド

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    孤島ミステリのブックガイド。
    孤島ミステリはどうしてこんなにワクワクするんだろう。
    逃げたくても逃げられない恐怖、犯人はこの中にいる、誰が嘘をついているのか…。
    クローズドサークルの中でも、やっぱり孤島ものは一番テンションが上がる。

    この作品は、LINEで配信したものを書籍化したものでサクッと読める。
    紹介されている66作品中、既読は13作品。
    知らない孤島ミステリもたくさんあった。

    読んでみたくなったのは、大矢博子さん紹介の3冊と、三宅香帆さん紹介の4冊。
    絶版もあるので7冊全部は難しそうだけど、できるだけ読みたい。

    『そして誰もいなくなった』『十角館の殺人』は私の中では別格。
    もうこれを超えるものはないんじゃないかと思っている。
    それでもいつかまた、この2冊のように夢中になれる孤島ミステリに出会いたい。

    こちらも大矢博子さんについて調べて見つけた一冊。

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    2026年09月19日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    なんか好き、とか、なんか素敵、とかどういうところが、なのかうまく説明できない感覚的なものが多くて、感想がなんだか薄っぺらくなってしまうことが悩みで読んでみた本。
    考え方に具体例があって、イメージしやすかった。

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    2026年09月19日
  • 「夫婦」不在社会

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    割とタイムリーに自身の問題と重なっていたので、興味を持って読み進められた。いつも(と言っても3冊程しか読んだことない)の三宅さんの書き味とは少し違っているなと思いながらも、割とこっちの方が好きかも。少しの湿気も帯びつつも、ライトな書き味が何となく雨上がりに晴れた森の匂いの感じがして。

    ただ、あとがきにもあったけど、この本の感想を一言で言うなら『村上春樹論』。
    正直村上春樹にあまり思い入れがない私(なんなら若干苦手意識がある)からすると、「ずっと村上春樹の話やなぁ……」と若干食傷気味に……。

    でも題材も面白いし、読み進めやすいし、今男女間の問題にぶち当たってる友人が居たらオススメする!

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    2026年09月18日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    (SNS等で)人の感想を見る前に自分の感想を書こう。とあるが、まさにそれはなんとなく自分自身で気づいて時折実践していることだった。
    確かに人の感想を読むと色々と揺らぐし、間違ってる気がしてくるのだ。感想に間違いなんてないのに。
    目から鱗!という本ではなかったが、読み終えて感想を書きたくなってくるのだから、著者の思惑にはまっているのだろう。
    はたして脱「ヤバかった!」できるだろうか!?

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    2026年09月18日
  • 考察する若者たち

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    ネタバレ

    三宅香帆氏の本。
    ほうーとかんじておもしろい
    正解がわからない世界だからこそ、正解を求め、報われることを求める

    メモ
    •報われ消費。楽しい時間を過ごすのみならず時間が報われるポイントがあると望ましい
    •考察には正解がある。報われるゴールがある
     批評には正解がない。報われるゴールがない
    •転生ものは違うスペックに生まれてきたかったというガチャ的な欲望を持つ人々に支えられているのではないか
    •報われポイントのあるsns
    •努力が報われる境に変わって欲しいという人々の欲望
    •自己啓発が外部環境度外しし、自分の行動を変えることに注力するもの、陰謀論は、むしろ損なわれた解剖環境に気づくことで、正常な環境を取り戻そうとする論理
    •令和のヒットコンテンツとは、もはやプラットホームによって、人々の欲望が数値として認められたものによってのみ流行するのでは
    •やりたいことや自分だけの感想を見つけるコツ
     本や雑誌を読む
     キャラじゃない
     一人で夜更かししてみる
     感動をじっくり言葉にしてみる
     他人に簡単に憧れてみる

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    2026年09月21日
  • 30日de源氏物語

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    本当の入門編。これを読んで内容が分かるわけじゃないけど、読んでみようかな?という気になる。大河ドラマで「光る君へ」にはまってから、読んでみたいと思っていたので、まずは手始めに。

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    2026年09月16日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ

    読書と人間社会の歴史を色んな書籍通して分析しながら論理的に書いてくださってた本という印象。私には少し難しかったが、終盤で三宅さんが本のタイトルになっている問いに対しての答えと読者に伝えたいフレーズは心にささって良かった。

    好きだったフレーズ
    本を読むことは、自分から遠く離れた他者の文脈を知ることである。しかしそれは遠く離れているとはいえ、自分と完全に切り離されているわけではない。いつか自分につながってくる文脈なのかもしれない。

    本を読むことは、どこかであなたにつながるかもしれない文脈を知ることだ。

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    2026年09月16日
  • 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

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    身に覚えがありすぎる!と思った一冊だった。
    感想にクリシェを使いがちだと指摘され、実際に使っているのでドキッとした。

    面白く、読みやすい文章と思った。(若い人が書いてる文章だな~と思った)
    言語化するための技術…というより、どうやって感想を書くか?の手順書のようだと思った。
    だが、細分化や、テーマ・見せたい相手・ゴールを決める…など、意識していなかったので、これなら今からでも出来そうだなと思った。

    ……まんまと「ひみつの花園」に興味を持った。笑

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    2026年09月15日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ちょうど自分は働く手前として最後の時間がある時間に今たくさん本を読んでいて、やはりこのタイトルは今後のことを見据えて気になるトピックだったので手に取った。とても面白く読んだ!

    私は三宅さんのことを本よりもYouTubeとかテレビとか動いた姿で先に認識してたから、読みながらも三宅さんが話してるのをそのまま聞く感覚で読めた。

    労働と娯楽(読書)の歴史も面白かったが、後半の方が印象的かな。あ、終盤にあった労働と娯楽の変遷表みたいなのはとても興味深かった!
    花恋ってこんなに深い話だったんだ、と改めて思った。本は読めない(自己啓発本は除く)けどパズドラは永遠にできる麦。

    娯楽(教養だったっけ?)と情報の違いは、ノイズがあるか否か、みたいなのなるほどなと思った。今はなんでも効率というかとりあえず情報が手に入れられたらいいから(ファスト〇〇など)読書よりもSNSなどのネットに走るってのも納得。また、人々は労働で疲れているからこそそれ以外の時間ではコントローラブルなものを手にとりがち。読書にもその傾向が現れていて、エンタメは自分で予期せぬ振り回される(それがいいところでもあるけど)けど、片付け本とか教養大全とか、自分の陣地(?)をコントロールできることに割きたいって感じでそっちが好まれる。

    加えて筆者が出張していたのは、半身労働を推奨していること。いや、そうだよな、全身全霊全力投球が美徳とされているけど、はっきり言ってそっちの方が楽っちゃ楽だよね。私も複数のタスクをこなすマルチプレイとか、色々な両立の方が難しくて、結局全部中途半端になるか一つに偏っちゃうもん。
    働くのが好きだからこそ、所詮労働ってことを忘れない、という姿勢は私も見習っていきたい。だからこそ、働くってことに対してもうちょい見直したいなとも思う。

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    2026年09月15日