三宅香帆のレビュー一覧
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ネタバレ【ポップな表紙に騙されてやばい!】
1,心が救われてやばい
2,手順が具体的でやばい
1,心が救われてやばい
本書のP53『「やばい」って、要は「あはれなり」と同じ使い方をするんだから。平安時代はオッケーで現代はダメなんて、意味が分からない!』の一文。
映画や書籍、美術館、食事にいたるまでいいと思ったものに対して「やばい」しか言葉がでてこない自分はなんて薄っぺらい人間なんだと感じていた。 それが「やばい」は言葉にできない感動をなんとか言語化したもので書評家の著者によってそんな自分を肯定してもらえた気がした。
読む前までは「やばい」を使用するのは否定されるべきもので、別の言葉で伝える必要があると考えていたが「やばい」はむしろ最上級クラスで補足として自分から溢れてくる言葉を足してあげるイメージに構造理解の認識から覆った。
2,手順が具体的でやばい
第5章の文書の書き方の具体的な手順にそって書いていけば、スルスルと感想が書けた。 -
Posted by ブクログ
なーんか、最近面白い本に出会えてないなー
と悩んでいた私に、数々の新たな本との出会いのきっかけをくれた"本"。
彼女の著書に言語化に関する本があるのだが、やはり言語化が最高に上手い!
一つひとつの作品への愛がひしひしと、本当にひしひしと伝わってくるのである。
この中にはきっと私が好みの本もあるだろうしそうではない本もあるだろう。
なんなら紹介している本よりも、彼女の批評の方が面白いんじゃない?って物もあるだろうと思えるくらい、ワードセンスがあってどんどん興味が湧くのだ。
彼女の明るくて愛嬌のある人柄がそのまま文章に現れているのも、その長けた文章表現力が故だよなあと感心する。
同年代の読書好きで集まってきゃぴきゃぴと座談会を開いているような、そんな気持ちにさせてくれる本! -
Posted by ブクログ
たしか2023年の秋に、神保町のブックフェスティバルのブースにて、著者本人に手売りしてもらった記憶。そこからの出世がもうすんごい。あの時、この人の名前どこかで見たなぁと思ったのにその場では出てこなくて、家に帰ってから思い出しました。恩田陸の文庫の解説だ!と。
一年ほど積読して、その後気ままにちょこちょこと読み進め、ようやく読み終わりました。
筆者と近い世代だからというのもあり、好きな本について語る時の口調に、かつての自身やその周囲、もしくはmixi、ブログ、Twitterで慣れ親しんだ語り口と近しいものを感じて、既視感からの親近感を覚える、ちょっと自分の想い出も刺激する忘れ難い本になりました。 -
Posted by ブクログ
これこれ!求めていた「書き方」「読み方」指南書はこっちだ!と、思いながらあっという間に読み終えた。
つい先日読み終えた『話の上手い人は何をどう読んでいるのか』が、残念ながら自分の求めるものとは違ったので、悔しくなってこちらを拝読したが、アタリでした!
仕事柄、批評文や感想文を書かせる場面があるが、国語業界の「感じたことを書けば作文になる」信仰まっただ中を歩んできた人間なので、大したアドバイスもできない悲しさ……。
本書に書かれていたことを伝えられたら、かなりレベルアップするのでは!?と、期待で興奮すらしている。
ライトな文体で書かれているので、高校生や活字慣れしていない人でも読みやすいと思う。「推し」について、「好き」についての理解も深まる内容だった。広く世界発信しなくても、推しについて仲間内で語るときに使えるテクニックが欲しい人にオススメ! -
Posted by ブクログ
本の構成として、文字がギッシリと詰められているわけではなく、要点にはマーカーが引かれていて、そこを読み進めるだけでも、この章の大事な部分はここなんだなと認識でき分かりやすかった。また、それぞれの章の最後にまとめがあることで、大事なポイントがはっきりして、読み返す際の役にたった。
文書を書く際、どうしてもありがちな言葉(クリシュ)に頼ってまとめてしまうことが多く、それらの言葉を使うことで何となくちゃんとまとまった感じになっていることがよくあった。本書では、それを「あなたの言葉を奪う敵」と表現し、自分の感情を自分の言葉で語ることの大切さを改めて認識させられた。
また、言語化に必要なことは語彙力を高めることと思いがちであったが、心を動かされたことを細分化することの方がより重要であるとのことであった。
確かに、「感動した」「面白かった」と簡単な言葉で済ますのではなく、そこを掘り下げて何がどう面白かったのか、といったことを細分化することで相手にも伝わる。
本書には、それらをトレーニングするためのシートもついており、日々の中でも細分化することを意識することで、伝える力が磨かれるのだと感じた。 -
Posted by ブクログ
■本書のねらい
『源氏物語』をおおかた理解できるようにする
■書籍の構成(目次)
はじめに
1日目人物がわかれば物語がわかる
2恋愛は三角関係でよむ
3人は身分が9割?
4平安の恋は恋にあらず
5実際あったゴシップネタも物語に
6平安時代と令和の恋愛はちょっと似ている
7和歌を見ればキャラがわかる
8紫式部の筆力が冴える描写
9貴族社会のうわさ拡大速度はSNS並み
10怨霊は男の罪悪感
11「結婚=幸せ」幻想をほどく
12人物のキャラはぶれない
13一途な人は幸せに
14自己肯定感も関係性のカギ
15女性の運命に容赦なし
16人物の読み方から、千年前の読者が見える
17デリカシーの感覚はだいたい今と同じ
18イケメンがもてないとき
19光源氏は爺さん/婆さんキラー
20文化系男子と運動部男子の勝敗
21源氏の親切に下心
22物語の急展開に要注意!
23インスタ映えする、恋の始まり
24手に入らない理想のエンドレス・ループ
25恋愛は何のためにあったのか
26女性は悪い男が好きなのか問題
27友達でいたい女子と恋人になりたい男子問題
28みんな大好き!ふつうの女の子ハーレム
29愛の陰にコンプレックスあり
30正しさから離れて読む
おわりに
■本書の結論
□考察1:本書からの示唆
□考察2:残された課題
【メモ】
読みやすいです。源氏物語の入門書。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の言葉で発信することの重要性を改めて感じた一冊。自分の感想を考える前にSNSで他人の感想をみてしまうとその感想に流されてしまうといった点や文章を書くのに語彙力よりも物事を細分化してみる力が大切だという点に非常に共感した。これから推しを語るときだけに関わらず何かを語る際などは自分の感動したポイントなどを具体的に切り取りなぜそこに感動したのかを深掘りして言語化するという行為を大切にしていきたい。
①良かった箇所の具体例を挙げる
・自分の体験との共通点を探す
・好きなものとの共通点を探す
・どこが新しいのかを考える
②感情を言語化する
・共感
すでに自分が知っている体験/好みと似ている
・驚き
今まで見たことのないような意外性を感じる
③忘れないようにメモする
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Posted by ブクログ
『「好き」を言語化する技術』に書かれていた内容の
超具体化ワーク版という感じ。
章ごとにワークシートがあり、
これが非常に使いやすい!
三宅さんの文章は、
読んでいると頭の中にロジックツリーというか、
大項目と小項目の階層がイメージしやすいです。
そのイメージのままのワークシートの構成なので、
書き込みやすいし、
書き込むことで本の内容がさらに理解が深まります。
また、コンセプトづくりの項では、
三宅さんのベストセラー3冊を具体例に挙げてあり、
なるほど感を得られました。
本書は脱線は少なくてスッキリと分かりやすいですが、
私は『好きを言語化…』の
ほとばしる推しへの想いの脱線なんかが面白かった!
なので、
言語化の技をシンプルに学びたいならこっち。
三宅さんのオタク度に酔いしれたいならあっち。
かなー、と思いました。
本日、激烈な腹痛のため病院で精密検査中。
その合間に読み、感想も書いています…。
これは、読んだ状況からも記憶に残る本になるなー。
あー、お腹痛い…