三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
頭脳明晰な文芸評論家であり文芸オタクの京大生による著名な作家の文体や文章構造の分析を基にして文章を学べる本。(というか教科書レベルによく分析されています。文章教室でテキストにしてる人絶対いるはず。)
どうして私はこの文体に引き込まれてしまうのか、私はどうしてこの文体が好きなのか、と疑問に思っていた点を明確な分析と考察により、解き明かしてくれる。この筆者、めちゃくちゃ賢いなぁ。(って当たり前だけど。私よりは当然数百倍賢いはず)
バズる=注目を浴びる。
人生に1度くらい私もバズってみたい、とは思うけど、まだそこまでの情熱が持てない..。
もっとバズる文章を勉強したいと思った時に書き込みと付箋 -
購入済み
短くまとまり読みやすい
内容自体は他の文章読本でも見たことがあるようなことばかりで、特に目新しいことが書いてあるわけではないが、読みやすさ、わかりやすさは頭一つ抜けている印象。
ある界隈の常識を別の界隈にわかりやすく伝えるメッセージがバズることがあるが、まさにそれを体現しているように思う。『文章を書くのが大好き』界隈の常識を、『SNSでつながりあいたい』界隈に伝える。そんな感じの書籍だ。
文章読本として目新しいことがないからと言って、読んでつまらないわけではない。著名人の文章の書き方を主題にしたエッセイとしても十分に面白い。
いろんな作家、エッセイスト、アイドル等々の文章が広範囲に集められていて -
Posted by ブクログ
ネタバレ確かに著者が何をどう読んでどんな書評を書いたかが体系的に分かる作品。要約すると本にせよ映像作品にせよ鑑賞するときのポイントは以下の通り。
比較 他の作品と比べる
抽象 テーマを言葉にする
発見 書かれていないことを見つける
流行 時代の共通点として語る
不易 普遍的なテーマとして語る
これらの技術を駆使して読んで考察することで自然と面白い話がアウトプットとして出てくる。
つまり自分なりの視点を意識して作品を味わって自分なりの解釈をすることが大事だということ。
確かに作品の味わい方って誰に教わるでもなく漫然と楽しんでるだけだったのですが、こうやって手法を言語化して意識するとアウトプットも違って -
Posted by ブクログ
最初の、富山市ガラス美術館のエピソードで「なるほどぉ」と思った。
SNSにアップできなくても、今の若者は思い出を記録するために写真を撮る。ガラス作品の撮影は難しく、目で見たよりも綺麗に撮るのは難しい、、感動よりも、データが欲しい。。。
「考察」は製作陣の提示する正解という報われポイントがあるが、「批評」は正解がない。「推し」は応援した分だけ報われるが「萌え」は報われることを求めていない。
あとがき「やりたいことや自分だけの感想を見つけるコツ」も秀逸!
本や雑誌を読む
キャラじゃないことをやってみる 1人で夜更かししてみる
感動をじっくりと言葉にしてみる
他人に簡単に憧れてみる
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Posted by ブクログ
現代の働き方や、デジタルデバイスと本のあり方について書かれているのかなぁ?
なんて軽い気持ちで読んだら、しっかり明治時代からの読書の歴史が書かれていました。
自分の好きな仕事をして、欲しい情報だけを得て、
個人にカスタマイズされた世界を生きる現代では、
読書は偶発性に満ちたノイズとなる。
本が読めないのは、新しい文脈を作る余裕がないから。
自分から遠く離れた文脈をノイズと思ってしまうから。
というのが、印象的だった。
結論として、読書をしながら働くにはどうすればよいか?の答えが「半身で働く」なのですが、
そこがあまりに理想的に感じてしまった。
けれど、
本当にそんな未来が来たら本が読め