三宅香帆のレビュー一覧
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ネタバレ三宅香帆さんの「『話が面白い人』は何をどう読んでいるのか」を読みました。
彼女は料理の仕方として、①比較、②抽象、③発見、④流行、⑤不易の5つの切り口で捉えて、テーマを料理すると良いという。まあ、そういう切り口を当てはめて分析するのは確かにものの見方としては面白い。
ただ、この本はその具体例として、三宅さん自身が書かれた、主に文芸評論的な文章を集めたというのが正しい。5つの切り口に合わせて紹介されているので、確かにそうなのかもしれないが、むしろその具体的な中身が気になるし、面白い。なるほど、面白さを伝える技術も様々なりなのかな。とても読み応えのある一冊でした。 -
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読書をはじめとした鑑賞を「ネタ」にするには、①比較②抽象③発見④時代⑤不易の見方をすると良い、と説き、各方法であらゆるコンテンツを読み解く例を多数示す本書。
どちらかといえばポジティブ寄りに本書の主張やテクニックを受け止めているのだが、本書の帯に書かれている「インプット術」といった表現や、冒頭でいう「ネタ」のワードに示されるように、どうしても無機質な栄養として読書や鑑賞を取り入れようとする姿勢が拭えないし、私自身もそういったスタンスで書物や映画に向き合ってしまっている、社会人のおっさんの悲哀をひしひしと実感してしまう。レジーのいう「ファスト教養」にも通底することだが、実利的・即物的なゲインを -
Posted by ブクログ
話題の三宅香帆さんの本を拝読。物語鑑賞の技術として5つのものが紹介される。
比較、抽象、発見、流行、不易。
このうち比較、抽象、不易の3つは実践できそうだと思った。比較に関しては作品を読み終わったあとに同じジャンルのものと比較するだけでも十分話のネタになると思った。
抽象に関しては本を人に紹介する際の基本動作だと思う。あらすじだけでなく作品を通して伝えたいテーマを表現すること。これは読み終わってすぐに自分なりに考えて忘れないうちにメモしておくことが重要だと思った。
不易に関しては今まで読んだり観てきた作品を通してパターンごとに分類すること。比較と似ているように思った。
難しいのは発見と -
Posted by ブクログ
本は寄り添い、もやもやとした悩みがあるときには何かしらの解決法を教えてくれる…だからこそ、人生に読書は不可欠だと著者は言う。
本書は、対症療法編、予防編、変身編、滋養強壮編などにわけて小説、漫画、エッセイなど33作品を紹介している。
本によっては感じ方が違うかもしれないが、読んだことのない本もたくさんあった。
ますます積読が増えていくかも…。
『愛すべき娘たち』よしながふみ
『日出処の天子』山岸凉子
この2作品は
読もうと思っていたが、そのままである。
著者とは年齢的にもかなりの差があるので、感じ方も違うのかもしれないが、どう感じるか…そう思うと別の興味がわいてくるので、手に取らないだろう -
Posted by ブクログ
文章を書くときの何らかのヒントになればと思って手に取って読み進めていた。
確かに、文章を「書く側」としてもとても参考になる話がたくさんあるが、読み進めていくごとに、「これは文章を楽しく読む」ための本だと分かった。
本の書き手が文章に潜ませるさまざまなトリックとか表現の面白さを、どんなふうに受け取ればいいのか、そんなことが解説されている内容です。
各章、とても面白く、楽しみながら読ませてもらいましたが、各章がそれぞれかなり短いのが残念でした。
一人一人の表現を、前後の文章とのつながりなども絡めながら、もう少しだけ、深く教えてほしかったなと思いました。(ちょっと足りないぐらいがちょうどいいという