三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・購入のきっかけ
自分の好きなものに対し、それのどこが好きなのかを自分のなかで明確にできなかったから。
・読む目的
好きなものの好きな理由を学ぶため。
・この本は知識を「広げる」or「深める」?
広げる。自分の感じることをいかに言語にするか、その方法を紹介するように学んでいく。
・この本はどんなスパンで効く?
短~中期的に効くと思う。
短期的には、目的に対する解決として「好きなものの好きな理由を明確化する」ことができるようになる。
それにより、好きなものを分析したりまた好きなものを伝えたりと、中期的に関わっていけるようになる。
・感想
この本の重要な部分は、おそらく最初の「前準備」のところだと思う。そこに、語るために、何をどう語るのか、が詰まっている。
それ以降は音声で、SNSで、文字で……と、媒体ごとの伝え方を散発的に学んでいくのだが、ここを読み飛ばし、語りたいけどやり方がわからない……となった時に読み返せばいいと思う。実際私は読み飛ばした。 -
Posted by ブクログ
前から話題になっている三宅先生の本を遂に手に取ってみました。表紙とタイトルに目と耳がチカチカしてしまい大丈夫かちょっと心配でしたが杞憂でした。面白いしタメになる!!
読む対象が文章書くの苦手な人、SNSやってる人のようなので、わたし自身は著者先生の対象とする層からは外れてましたがそれでも面白い。冒頭の「読書感想文」信仰の話は思わず笑ってしまいました。先生のいう「共感と驚き」の共感の方にピタっとはまりました。
SNSで発信するしないに関わらず、自分の言葉を持つことは大切なことだと思うので、推しのいる人いない人どちらにも読んでもらいたい一冊です。 -
Posted by ブクログ
万葉集の面白さが感じられる本でした!
三宅さんの、関西弁でポップに付けられた現代語訳を見ているだけで楽しく、すらすらと読むことができました。
現代の私たちと何ら変わりのない感性で詠まれている和歌が多く紹介されており、今と1300年も前では文化や人々が置かれている状況の何もかもが違うのに、心は変わらないなんて、人間って不思議だ〜と思いました。
昔の人も同じことで悲しんでいたんだなと思ったら心が楽になる感じがしたので、辛いことがあったら、昔の歌人たちに慰めて貰うのもいいな、と思いました。
あと、古典全般に言えることかもしれませんが、「作者未詳」ってかっこよくないですか!?誰が詠んだかわからないけど、素敵な歌だから掲載されているっていうことに、なんだか「粋」を感じます。 -
Posted by ブクログ
●推しに限らず「自分の言葉」で物事を語れるようになるノウハウ本。
●「自分の言葉で語る」技術を身につける。書評を書く参考にする。→「自分の言葉をつくるための3つのプロセス」を学んだ。
●とりわけ推しがあるわけではない。でも、本の感想は書き続けたい。本の感想を書く上で、使えると思ったのは「自分の言葉をつくるための3つのプロセス」。①よかった箇所の具体例を挙げる(どこがよかったのか細分化する)、②感情を言語化する(どういう感情を抱いたのか、どうしてその感情を抱いたのか考える)、③忘れないようにメモする、という3つのプロセスを経ることで、感想を「自分の言葉」で語れるようになるというもの。「言語化とは、細分化して言葉にしていく作業」と述べており、「自分の言葉」ってそうやってつくればいいのかと、得心がいった。こういったプロセスは無意識に踏んで感想を書いていたところもあるけれど、こうやって「自分の言葉」で体系化しているのがすごい。 -
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ネタバレ【ポップな表紙に騙されてやばい!】
1,心が救われてやばい
2,手順が具体的でやばい
1,心が救われてやばい
本書のP53『「やばい」って、要は「あはれなり」と同じ使い方をするんだから。平安時代はオッケーで現代はダメなんて、意味が分からない!』の一文。
映画や書籍、美術館、食事にいたるまでいいと思ったものに対して「やばい」しか言葉がでてこない自分はなんて薄っぺらい人間なんだと感じていた。 それが「やばい」は言葉にできない感動をなんとか言語化したもので書評家の著者によってそんな自分を肯定してもらえた気がした。
読む前までは「やばい」を使用するのは否定されるべきもので、別の言葉で伝える必要があると考えていたが「やばい」はむしろ最上級クラスで補足として自分から溢れてくる言葉を足してあげるイメージに構造理解の認識から覆った。
2,手順が具体的でやばい
第5章の文書の書き方の具体的な手順にそって書いていけば、スルスルと感想が書けた。 -
Posted by ブクログ
なーんか、最近面白い本に出会えてないなー
と悩んでいた私に、数々の新たな本との出会いのきっかけをくれた"本"。
彼女の著書に言語化に関する本があるのだが、やはり言語化が最高に上手い!
一つひとつの作品への愛がひしひしと、本当にひしひしと伝わってくるのである。
この中にはきっと私が好みの本もあるだろうしそうではない本もあるだろう。
なんなら紹介している本よりも、彼女の批評の方が面白いんじゃない?って物もあるだろうと思えるくらい、ワードセンスがあってどんどん興味が湧くのだ。
彼女の明るくて愛嬌のある人柄がそのまま文章に現れているのも、その長けた文章表現力が故だよなあと感心する。
同年代の読書好きで集まってきゃぴきゃぴと座談会を開いているような、そんな気持ちにさせてくれる本! -
Posted by ブクログ
たしか2023年の秋に、神保町のブックフェスティバルのブースにて、著者本人に手売りしてもらった記憶。そこからの出世がもうすんごい。あの時、この人の名前どこかで見たなぁと思ったのにその場では出てこなくて、家に帰ってから思い出しました。恩田陸の文庫の解説だ!と。
一年ほど積読して、その後気ままにちょこちょこと読み進め、ようやく読み終わりました。
筆者と近い世代だからというのもあり、好きな本について語る時の口調に、かつての自身やその周囲、もしくはmixi、ブログ、Twitterで慣れ親しんだ語り口と近しいものを感じて、既視感からの親近感を覚える、ちょっと自分の想い出も刺激する忘れ難い本になりました。 -
Posted by ブクログ
これこれ!求めていた「書き方」「読み方」指南書はこっちだ!と、思いながらあっという間に読み終えた。
つい先日読み終えた『話の上手い人は何をどう読んでいるのか』が、残念ながら自分の求めるものとは違ったので、悔しくなってこちらを拝読したが、アタリでした!
仕事柄、批評文や感想文を書かせる場面があるが、国語業界の「感じたことを書けば作文になる」信仰まっただ中を歩んできた人間なので、大したアドバイスもできない悲しさ……。
本書に書かれていたことを伝えられたら、かなりレベルアップするのでは!?と、期待で興奮すらしている。
ライトな文体で書かれているので、高校生や活字慣れしていない人でも読みやすいと思う。「推し」について、「好き」についての理解も深まる内容だった。広く世界発信しなくても、推しについて仲間内で語るときに使えるテクニックが欲しい人にオススメ! -
Posted by ブクログ
本の構成として、文字がギッシリと詰められているわけではなく、要点にはマーカーが引かれていて、そこを読み進めるだけでも、この章の大事な部分はここなんだなと認識でき分かりやすかった。また、それぞれの章の最後にまとめがあることで、大事なポイントがはっきりして、読み返す際の役にたった。
文書を書く際、どうしてもありがちな言葉(クリシュ)に頼ってまとめてしまうことが多く、それらの言葉を使うことで何となくちゃんとまとまった感じになっていることがよくあった。本書では、それを「あなたの言葉を奪う敵」と表現し、自分の感情を自分の言葉で語ることの大切さを改めて認識させられた。
また、言語化に必要なことは語彙力を高めることと思いがちであったが、心を動かされたことを細分化することの方がより重要であるとのことであった。
確かに、「感動した」「面白かった」と簡単な言葉で済ますのではなく、そこを掘り下げて何がどう面白かったのか、といったことを細分化することで相手にも伝わる。
本書には、それらをトレーニングするためのシートもついており、日々の中でも細分化することを意識することで、伝える力が磨かれるのだと感じた。