三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古典や近代文学なんてほとんど読まないのに「面白そう」と思えるから不思議。
これらの作品がどうして“名作”と呼ばれるのか。
その理由を知ると俄然興味が湧く。
男装モノはまだ分かるけど約千年前に異世界転生モノがあったとは。
そういうのオッケーなんだ!?という新鮮な驚きがある。
自身の恋愛を赤裸々に綴った日記、軽薄なパロディ、実際に起きた心中事件を元にした浄瑠璃…。
何というか、文学の世界って現代とそんなに違わないんだなあという発見があって面白かった。
個人的に、女性陣の夜更かしのお供でアンソロジーだという『堤中納言物語』が気になった。
虫愛づる姫君とか懐かしいし、今度本屋で見て来よう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書258ページ
『私はあなたの感想が、読みたいのです!』
から、本書で紹介された推しについて言語化する内容を踏まえて感想を書いてみます。
私自身推しを言語化する能力についてはあまりありません、皆無です。誰に向けて書いてもいいかわからないので、著者の三宅香帆さんに宛てて書いてみたいと思います。
あなたにこの感想文が届くことを願って。
最初にこの本を手に取ったのは本屋さんで、私は読書をする時は決まって電子書籍派です。しかしながら本屋さんでこの本を見かけたとき、または内容をペラペラ見て『他人の言葉に私たちはどうしても影響を受けてしまうのです』という内容から、ビビビっときました。(これはぜひ紙の本 -
Posted by ブクログ
またまた読みたい本が、どんどん増えてしまいました。
砕け口調と口語的表現の文章は、難しい本とて親近感がわいてしまいます。読むのを挑戦してみようかなー、と思わせます。誰にでも分かりやすく噛み砕いて伝え興味を湧かせる、この筆者のスゴいところなんだろうなと思います。
「究極の相談相手が、本」という筆者さん。
確かに、私自身本を読むようになって今まであった孤独感が、若干薄れたかもしれないなーと感じています。あー、私1人じゃなかったんだー、と。ま、私の人生は先人たちの繰り返しの1つに過ぎないですし、だから私の悩みや苦しみなんか、きっともうどこかの本の中に解決策が既にあるはずですし(たぶん)。
もっとも -
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幅広いジャンルの書籍が紹介されており、それぞれに対する著者の熱量が強く感じられる一冊だった。すべてを深く理解するというよりも、「どの本に興味を持つか」によって自分の関心や志向が浮かび上がってくるような読み方が適していると感じた。
実際に読み進める中で、『グレート・ギャツビー』や『燃えよ剣』といった作品に興味を持つことができ、自分の中にある関心の方向性を再確認するきっかけにもなった。また、著者の文体は親しみやすく読みやすい一方で、どこか昔のオタク的な熱量を感じさせるもので、少し気恥ずかしさを覚えつつも、その語りの強さが印象に残った。
特定の分野に対して深い知見を持ち、それを語ることができる人物に -
Posted by ブクログ
「推し」に限らず、自分が好きなものを言語化する上で思考を深めていくためのコツが得られる本だなぁと感じました。中高生にもオススメできる一冊です。
"言語化とは、細分化のこと"
よく語彙力がないと自分を卑下してしまいがちですが、「言語化に語彙力は必要ない」「言語化とはいかに細分化するか」。
なるほどと思いました。そして細分化した先にオリジナリティ、自分らしさが宿るのだと。自分がどんな時にどうしてそんな感情を抱いたのか、自分の感情を見つめて言語化していく力は、「推しの良さを伝える」以外でも自分自身を豊かにするものとなるのではないでしょうか。
プロの書く推し語り文、とても面白かった -
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Posted by ブクログ
古典文学ど素人の自分でも楽しく読めた。というか知識ない人の方が楽しめる。特に徒然草の大根の話は笑った。笑ったし、徒然草ってもっと厳かで伝統的な読み物と勝手に思ってただけに、凄く意外な内容だった。
あと、印象に残ったのは平賀源内の『根南志具佐』と森鴎外の『舞姫』。
根南志具佐は大まかな話は知っていたが、それが政治に対する風刺とは知らなくてためになった。
舞姫は著者の方の独自の解釈があり、そういった解釈があるんだなぁと感心した。仕事と女性を天秤にかけて、女性を捨てたクズ野郎の話という認識だったので、違う解釈を知れるのは新鮮だった。
こういった雑学も楽しめるので、古典文学初学者にはおすすめの一冊。