三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて万葉集に触れたのは中学生の時。その時の「あ、昔の人も 私達と同じこと考えてたんだ!」という、(よく考えれば当たり前なんだけれども)当時の私にとっては大発見であり、何だか懐かしい人に会ったような嬉しい感覚は、今も忘れられません。
万葉集に関する著書は 世に沢山あふれておりますが、この本の序にある「千三百年も前の人の言葉に、共感したり心動かされたりする瞬間が、存在している。」という一文に、そうそう、そうなのよ、と嬉しくなってしまいました。
まるで 自分の推しを紹介する時のような、少しテンション高めの文章に、歌の現代語訳は なぜか関西弁(だけど妙にしっくりくる)。それでも読めば読むほど、 -
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Posted by ブクログ
本で人生が狂うってどういうこと?
この過激なタイトルに魅せられて所謂ジャケ買いした。
冒頭から挑戦的。
「私にとって、読書は戦いです。
私にとって本を読むことは、自分の人生を賭けて戦うこと以外なにものでもない」
おう、この感覚いいじゃないか。
本書で紹介される本は50冊。こんな風にとらえるんだ、不思議な表現をするなと随所に光る表現がある。
例えば、村上春樹『眠り』では、「初めて友人のお葬式というものに行って、私は村上春樹が読めるようになった」
何これ?
真木悠介『時間の比較社会学』では、「人生は考え方ひとつで色を変える。その例を見せてもらったなあ、と思う本」
この本には、三宅さんの人生を狂 -
Posted by ブクログ
ネタバレ推しについての言語化の素晴らしさが書かれているのがいい。
第三章(P103)以降は発信するターゲットの知識に留意した上で、何を伝えたいのか明確にして書こうとか、文章推敲手法などの汎用的な話とか前章までのの繰り返しとか。
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P7 推しについての発信で一番重要なこと。それは自分の言葉を作ること
P9 面白い映画を観たあとに、他人の感想を読む。すると、自分の感想を忘れてしまって、他人の感想がまるで最初から自分の言葉だったかのような錯覚を覚える・・・・・
でもこれって、危険なことですよね。
他人の言葉を、自分の意見だと思い込んでしまう。
自分の意見が本当はなんだったのか、よくわからなくなって -
Posted by ブクログ
どちらかと言うとSNSのような短文より、ブログなどの長文を書く人向けの内容だと思います。
「面白かった」「楽しかった」「感動した」「考えさせられた」という感情を、より具体的に、より伝わりやすい表現にするにはどうしたらいいのか。
その考え方を教えてくれます。
文章の書き出し方、組み立て方、修正方法などのテクニックも、例をあげて書いていてわかりやすいです。
さらに「刃にならない言葉の扱い方」といった昨今よく問題になるテーマも扱っていて、インターネット上に文章を発表する以上私も気をつけなければ…と省みるきっかけにもなりました。
この本の内容は推しの素晴らしさを語る場合だけではなく、読書感想文