三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の前作、「好き」を言語化する技術が良かったのと、タイトルの「ずっと幸せなら本なんて読まなかった」に共感し、読んでみた。タイトルに関しては、私が本を読むようになったのもこれまで生きてきた中で一番辛い時であったからだ。
今はスマホもあるから本を読まない人生も十分有り得ただろう。私にとってスマホ、特にSNSは、キラキラしたものが多く、見たくないものも勝手に流れてくる。見るだけで自己肯定感が下がっていくツールだ。
それ対して読書は自分で読みたいものから読んでいける。また小説なら自分の頭の中で自由に想像、妄想を膨らませたり実用書なら自分が知りたかったこと以外の知識も増やすことが出来る。意図せず出 -
Posted by ブクログ
「人生を狂わす」っていうタイトルからして、かなり熱い想いが伝わっていたけど、本への愛が溢れ出す一冊だった。
ここ最近の私は年間365冊以上のペースで本を読んでいるけど、紹介されている50冊は恥ずかしながらほとんど未読。きっと選書が偏っているんだなぁ。
初めに「〜のあなたへ」と見出しがあり、どんな人におすすめかが一目瞭然でわかりやすい。
「〇〇VS〇〇」「人生を狂わす一言」など、著者がその本に惹きつけられたポイントもそれぞれに書かれていたのもよかった。
単なる紹介本と言うより、親しい友達に「ねーねー!この本読んでみてよ!」と熱く語ってもらっているような親近感を持った。
結果…読みたい本がまた山 -
Posted by ブクログ
文章が若いなと思った。『なぜ働いているとー』を先に読んだから、余計に。といいつつ、この時の三宅さんより今の私の方が年下だけれども。
三宅さんの新刊が出たから内容確認せずに買ったらすでに持っている本の新書バージョンだった(笑)
この本を読んで、自分はなんで本が好きなんだろうと思った。本を好きになった、ハマったきっかけは三宅さんと同じで孤独だからだと思うけれども、今は昔ほど孤独を感じてないけれども、昔よりも本が好きだなと思う。
物語の自分の想像で作れる世界が好き。いくら作者が物語を書いても、登場人物が生きてから死ぬまで1秒単位で何をしたか、何を感じたかを書いている作家は絶対いなくて、物語である -
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Posted by ブクログ
どのジャンルでも、その道のヲタクに語らせると面白そうに思えるんだよなぁ。
好きな物を語っている人を見るのが好きだ。
こっちがやや引いている事に気付きながらも、「つべこべ言わずに見てみなさいよ、絶対好きになるから!っていうか語り合う人がいないから頼むから見てくださいお願いします」って半ば強引に引きずり込まれたジャンルにドはまりした事、あるある~。
この本も熱量高めに色々な本を紹介してくれていて、読んでみたい本がたくさんあったのでとりあえず本棚にポチポチ読みたい登録してみた。
ほんとに本が好きなんだなぁっていう事が伝わってきて、読み物としてもめっちゃ面白い。
いつか自分の「人生を狂わす名著50」 -