【感想・ネタバレ】人生を狂わす名著50のレビュー

あらすじ

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知らない本が知れる。知っている本は、もっとおもしろくなる!
ノーベル文学賞を受賞された カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』の書評も収録されています!
著者は23歳。現役の京大院生。
文学研究をするかたわら、京都天狼院で書店員として働く文学マニアの女の子。

この本は、『京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。《リーディング・ハイ》』
というタイトルで「天狼院書店」のウェブサイトに掲載され、
2016年、年間はてなブックマーク数ランキングで第2位となり、
本好きのSNSの間で大反響を呼んだ記事をもとに書かれたブックガイドです。

外国文学から日本文学、漫画、人文書まで、人生を狂わされる本を50冊選書。
その一つひとつに確かな紹介文が書かれています。
加えて「文学研究」の視点で、50冊それぞれに「その次」に読みたい本を3冊ずつ紹介。
本書には合計200冊の名著が紹介されています。

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Posted by ブクログ

三宅香帆さんの本愛がにじみ出てる…どころの話じゃなかった。だだ漏れ。漏れすぎてお布団びしゃびしゃ。本好きな人は夜更かし必須、読みたい本が増えすぎて人生の時間足りなくなりますよ?その覚悟を持って読んでください。本、そんな好きじゃないよという人にはプレゼントしたい。もう、とにかくすべての人に、生き物に読んでほしい一冊。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

三宅さんがたくさん読んで、そのなかの選りすぐりを50册、さらに興味があればこれも!と各章3冊紹介してくれている。

本って楽しいな!もっと読みたいな!と思わせてくれる素敵な本です。

この中で読んでいた本は2冊だけだった汗

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

三宅香帆の原点。

著者の声による読み上げで脳内再生される、ほどに三宅香帆の著作は個性を身にまとっている。学術書や思想書から少女漫画まで幅広いラインナップ。何となく面白かったではない著者の現在に続く批評性が垣間見える。ちょっとずつ紹介された本を嗜んでみよう。

最新作『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』。こんな魅力的な紹介文を生みだす著者の技術をおすそ分けしてもらえるっていうのだから、もちろん購入。著者の動向はゆるっとチェック(露出が多くて追いつけない・・)最近一押しの作家のひとりです。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

今をときめく書評家、三宅香帆さん。この本は大学院生時代に書かれたものだということなんですが、いや既にすごい!
自分も結構いろんな本読む方だわ!なんて思ってたけど、軽く上を行かれてる気がしてひれ伏しました。日本と海外の古典・現代小説はもちろん、エッセイも文学評論、現代社会評論などの学術書も対談本も比較社会学も詩集・歌集も、漫画までが守備範囲。さすが、書評家なんて今までになかったジャンルの仕事で無双してるだけある。

50冊の本+「この本を読んだ方におすすめする次の本」3冊まであり、もう読みたい本が増えすぎて困る!と思って、途中でメモするのをやめたほど。
ブーリン家の姉妹、王妃の離婚、オリガ・モリソヴナの反語法、愛という病、美しい星…ああ、読みたい本ばっかりで途方に暮れる。
次に読みたい本がなくなってしまった方にはうってつけ、もう積読がたまってるんだよという方には要注意の本です。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

読みたい本が激増しました。

「本のことが書かれた本」にはデメリットも多くて。
まっさらな気持ちで読み始められないし、期待値も高くなりがち。

でもでも、漠然とした読みたいかんじがどの本にあたるのか、やはり何等かのガイドが必要で。同じ作者を続けて読んだり、文庫の後ろ表紙やオビを参考にするのも、読みたい本を読みたいから。そんで、自分にとって全く未開拓な、未知な分野とか著者に触れるきっかけになる。たとえ、そのせいで人生が狂うことになっても。

そんなかんじで、「読みたい」への登録が増えました。
そして、この著者の勧めをもってしても食指の動かない本もあり。
恩田陸
一時期、好んで読んでいたのになぁ。

なんて私の嗜好はさておき、この本は強力リコメンドです。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

私、人が「好き!」を語るのを読むのが大好きなんだと気付かされた本。好き!のポイントも素敵だし、それに至るには他と比較したり、言語化することが必要なわけですが、三宅さんは本当に上手い。読みたくなる!そして積読が増える!笑

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2025年07月24日

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ネタバレ

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の三宅香帆さんが大学院生のときに出版した本。
本を勧められるのが好きだ。思いもしなかった場所に連れて行ってくれるから。
この本で紹介される50作+150作(次にこれを読むと良いという本も紹介されている)の中で、私が読んだことがあるのは5冊程度だった。まるで読書傾向の違う人。しかし、それが良い。読書では、知らない土地にたびに行くよりも気軽に知らないところに行ける。今まで読んだことがない、むしろ若干避けていた名作、女流作家、ライトノベルから漫画まで熱量高く解説している。また、構成が面白い。すべての本に対して、どんな人におすすめなのか、テーマや本の予備知識をまとめたハッシュタグ、どんな文章に狂わされたのかが分かりやすくまとまっている。苦手だと思っていた本を既に読み始めたかのようにワクワクと感じてしまう。

三宅さんは「著者が本を通じて言いたいこと」を捉えること、例え話や一般化がメチャクチャうまい。コメダで雑談しながらヌルっと本の紹介をされているように感じる。例え話が「なんでコメダの飯って多すぎるのに食べれちゃうのか不思議」みたいなレベルから、伝えたいことまでを見事に繋ぐ。あまりにも華麗で、きっと三宅さんにショップチャンネルで商品紹介されたら、いらない布団圧縮袋とか買ってしまう。おかげで、本を読みながら恐ろしいスピードで次々に本を買ってしまった。

本に対する熱量が異常に高くテンションも高めなお姉さんなのかなと思いつつ、あとがきを読んでいると下記の一文。

「本に助けてもらった記憶。人には言えない言う必要もない。だけど、たしかにあのとき「あの本」が私をすくってくれたんだ、という記憶。」

そう。同じ経験をしている。きっと、多くの読書愛好家が本に救われている。
この一文で、三宅さんがどんな読書をしてきたかわかるような気がして、大変好感を持ったし、三宅さんのオススメなら間違いないと感じられた。

三宅さんが30代、40代、50代と歳を重ねていく時にどんな本をオススメしてくれるのか楽しみなのでした。

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2025年06月23日

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 著者は、1994年生まれ、そして本書がデビュー作だ。天狼院書店のウェブサイトに掲載された:『京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本』から始まっていて、ウエブから本になった。また、語り口が、会話のように柔らかで、親しみやすく、平易なのだ。また、本に対する熱意に溢れている。

 海外文学の古典から、日本の近現代文学、さらには漫画、人文書まで、ジャンルの垣根を超えた幅広いラインナップとなっている。本書の中心的なテーマは、特定の書物が読者の人生を根底から揺さぶり、「狂わせる」ほどの強い影響力を持つということである。

 まず何よりも、本書の編集方法が優れている。選んだ本の紹介と、何が対立項なのか。そして、狂わせる言葉を抜き出している。また、その本を読んだら、次に読むべきおすすめの本、3冊が選ばれている。実に親切な構成だ。どんな本を読んだらいいのか?ということを悩んでいる人にとって、わかりやすいガイドとなっている。三宅香帆の専門が日本文学の古典であり、また本屋に勤めていた経験もあり、実際に本屋の現場で何が売れているのかをよく把握していることで、本の特徴を掴むのが上手く、一体どんな本がはやるのかのリサーチ能力も優れている。著者の深い文学的知識と、本を読み人の読書体験を豊かにしたいという思いが、本書を作り出した。一番の特徴は、本を愛しているということだ。

 作品を通じて人間の生き方や価値観、社会構造について深く考えるきっかけを提供し、「名著が人生や思考を変える力」、「文化・思想の多様性とその影響」、そして「自己啓発や人生の指針となる名著の理解と活用」が明らかにしている。著者は自身の読書体験を通して、本を読むことは世界や他者を理解し、深く繋がるための手段であると考えている。自身の読書を、理解への渇望と他者との繋がりを求める欲求によって突き動かされていると述べている。そのことから、単なる書評にとどまっていない。
 
 本書に挙げられている名著50冊。私が読んでいたのは6冊で、レビューをきちんとしたのが4冊だった。随分と読む本の文脈が違うと思った。そして、選ばれた本は、昭和的なものも多く、著者の実年齢から見ると、かなり早くから本を読んでいることがよくわかる。また、女性の視点が鮮明に出ていて、女子の読む本の特徴が、結構色濃く出ていると思った。女性文芸評論家ということなのだろう。ハードボイルドな作品は、ないのだ。

 50の名著の中で、重なったのは『やさしい訴え』小川洋子(著)、『人間の建設』小林秀雄・岡潔(著)、『燃えよ剣』司馬遼太郎(著)、『約束された場所で』村上春樹(著)だった。そして、私のレビューと比べながら、どういうところが違うかを検証してみた。本の対立項を鮮明にしていることで、本の核心に辿り着いているところが、素晴らしい。私は、やはりストーリーラインにこだわっているなぁと思った。いい勉強になった。なるほど、そうやってレビューを編集すれば、わかりやすくなると思った。

 いやはや。三宅香帆。恐るべき本の案内人である。これを読みながら、読みたい本がさらに増えた。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

読書の参考書、バイブルとして手元に置いておきたい。
現代小説、古典文学、海外文学、漫画に紹介されてる本は多岐に渡る。
これからも手にすることはなかったであろう本も、この本で勧められているものは読んでみたいと思わせる三宅さん、すごい。
50冊紹介されてるけれど、さらに、次を読むならこれとお勧めの本が3冊ほど補足で紹介されており、読書時間が足りません…汗

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

本を好きな人が好きな本について語る本が好きで、三宅香帆さんの書く文章が明るく軽やかで好きなので楽しめた。一番気になったのはミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」。
そのほか気になる本がたくさんできたし、著者がどんな感じで読んでいるかを知って、参考にしようと思う。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

三宅さん、こんなにおもしろそうな本を紹介していただいてもとてもとても読みきれません!!!と言いたい!
そして名著50と言いながら、その次に読む本が3冊ずつ紹介されているので、おそらく200冊の書評が載っていると思われる、、、
でも本当にどれもおもしろそうで、少しずつ読んでいこうと思う。
三宅さんの書評は活き活きしていて読みやすいし、読書を楽しんでいる人に刺激を受けて読書が進む!

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2025年09月08日

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気になる本がたくさん紹介されていていろいろ読みたくなった。
50冊は多過ぎかと思いきや、文体が軽くて端的に尚且つ熱量をこめて本のおすすめポイントが紹介されていてサクサク読める。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

本で人生が狂うってどういうこと?
この過激なタイトルに魅せられて所謂ジャケ買いした。
冒頭から挑戦的。
「私にとって、読書は戦いです。
私にとって本を読むことは、自分の人生を賭けて戦うこと以外なにものでもない」
おう、この感覚いいじゃないか。

本書で紹介される本は50冊。こんな風にとらえるんだ、不思議な表現をするなと随所に光る表現がある。
例えば、村上春樹『眠り』では、「初めて友人のお葬式というものに行って、私は村上春樹が読めるようになった」
何これ?
真木悠介『時間の比較社会学』では、「人生は考え方ひとつで色を変える。その例を見せてもらったなあ、と思う本」

この本には、三宅さんの人生を狂わせた本のことが少しだけ書かれている。
大塚英志『初心者のための「文学」』で、「ふつうに本好きだった私が、「本ってこんな読み方だできるのか」と驚いて、大学で文学研究しよっかなーと思った、きっかけの一冊」。
司馬遼太郎『燃えよ剣』で、「私、この本を高校生のときに初めて読んで、それはもうのめり込んで読んだ経験があるんですね(新選組にハマって京都の大学に志望校変えたくらい…)」
こんなにも明確に言い切れるものがあるって、とても羨ましい。

最後にこの本について、本の知識はあまりないが、この本、とてもいい紙を使用している。紙の本しか読まない僕にとって、この紙の質感がとてもいい。それから、紹介されている本のテーマの文字、なんと三宅さんの直筆。こんな字を書くんだととても親近感を覚える。

もう一つ、もし僕がこの本全体にタイトルをつけるとしたら
「読書は人生を豊かにする vs 読書は人生を狂わせる」

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

これは著者三宅香帆さんの本棚ですな。人が見てすぐ目に入る特等席に並んでいる50冊。いや、細かく言うと200冊かな。

「まずこれを読んで良かったら、次はこれね」とあらかじめお薦めされると、「まずこれ」を、読みたくなっちゃうんですね。

好きなものを分かち合えるというのはとても嬉しいし、笑顔になります。お薦めされたなかで分かち合えたのはほんの数冊でしたが、これだけ「好き」と言ってくれると、読んでないものすべてで分かち合いたくなりますね。

三宅さん、結構な数の出版をされてますね。
そろそろご自身で小説を執筆なんてことがありそうです。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の三宅香帆さん、TVでおみかけするあのテンションの通りの本でした。
あつい思いが伝わってきます。

読んだことがある本、読みたいと思っていた本、知らなかった本等、50冊が挙げられています。
一冊一冊にこの本を読んだ方に次にすすめるおすすめ本として3冊ほど挙げられていましたが、そちらにピックアップされている本も良かったです。読んだことがある本の次のおすすめ本が、なるほどと思える選書でした。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

50冊のうち既読は5冊のみ。「次の本」150冊だと、11冊。自分は読書家だと思ってたけど、全然だなぁ。三宅さんの本に対する見方が面白くて、紹介された本が読みたくなるというより、フツーに文章が面白かった。「約束された場所で」が1番読みたくなった本。次点で「氷点」かな。「春にして君を離れ」は既読だったけど、もう一度読みたくなった

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

今をときめく三宅香帆さんの初期作。
自分はこの文体が好きですね、
多分、今の三宅さんからすれば「恥ずかしい~!」ってなるかもしれませんが、この初々しさと伝わりやすさが「これからもこの文体で続けてくださいね!」とお願いしたくなります。

三宅さんの読書量、そして何より読み込む力が「さすがだな~」って憧れを感じます。
本によって人生を狂わす、沼に嵌る、、これって読書の究極の醍醐味ですよね。
早速影響されて、三宅さんお勧めの本を数冊セレクトして購入してしまいました。
特に三宅さんが造詣深い古文の解説が興味深いです。
長く読まれる作品にはそれだけの理由がありますね。
そのメッセージを受け取ることが大切だと感じます。

是非とも「続編希望、シリーズ化希望」の一冊ですね!

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

いろんなジャンルの本が紹介されており、三宅さんの解説を読んでいるとどんなに敷居の高そうな本でも「もしかして面白い…?」と思えてくる。
10代で出会っておきたい本 と紹介される本が多かったので、中高生にこれを読んでもらって読書の幅を広げてほしいなーなどと思った。

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2024年12月05日

Posted by ブクログ

この人、本当に本が好きなんだな、というのが伝わってくる。50冊の中でも、平安時代の古典や少女漫画の紹介は、「これ読んでみて」というエネルギーに満ちていて、男性の私でも「読んでみよ」と思ってしまった。はい、人生を狂わせていただきます。

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2024年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり三宅さんの文章は、すっと入ってきて好きだ。

本に興味がわかなくても、著者が熱量高く語っている文章そのものが楽しめる。
読みたくなる本も増えた。

そして、著者が、この後、文章の書き方の本を出されていて、
感想を熱く語れる人が感想の語り方を教えてくれるなんて、面白いなと思う。
三宅さんの他の著者も、もっと読んでみたくなった。

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2024年11月09日

Posted by ブクログ

「人生を狂わす」っていうタイトルからして、かなり熱い想いが伝わっていたけど、本への愛が溢れ出す一冊だった。
ここ最近の私は年間365冊以上のペースで本を読んでいるけど、紹介されている50冊は恥ずかしながらほとんど未読。きっと選書が偏っているんだなぁ。

初めに「〜のあなたへ」と見出しがあり、どんな人におすすめかが一目瞭然でわかりやすい。
「〇〇VS〇〇」「人生を狂わす一言」など、著者がその本に惹きつけられたポイントもそれぞれに書かれていたのもよかった。
単なる紹介本と言うより、親しい友達に「ねーねー!この本読んでみてよ!」と熱く語ってもらっているような親近感を持った。
結果…読みたい本がまた山ほど増えてしまった!

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

文章から三宅さんの読書愛が伝わってくる。
一冊一冊丁寧に説明してくれているので、今までなんとなくとっつきにくそうだなと思っていた本も読んでみようかなと考えるきっかけになった。
今後の本選びの参考にもってこい。

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

どのジャンルでも、その道のヲタクに語らせると面白そうに思えるんだよなぁ。
好きな物を語っている人を見るのが好きだ。
こっちがやや引いている事に気付きながらも、「つべこべ言わずに見てみなさいよ、絶対好きになるから!っていうか語り合う人がいないから頼むから見てくださいお願いします」って半ば強引に引きずり込まれたジャンルにドはまりした事、あるある~。

この本も熱量高めに色々な本を紹介してくれていて、読んでみたい本がたくさんあったのでとりあえず本棚にポチポチ読みたい登録してみた。
ほんとに本が好きなんだなぁっていう事が伝わってきて、読み物としてもめっちゃ面白い。
いつか自分の「人生を狂わす名著50」も作ってみたいなぁ。


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2024年09月02日

Posted by ブクログ

50冊の名著に対しての書評というか、読み方のガイドとも取れるレビューに加えて、関連の3冊をちょろっと紹介する構成。名著自体も未読のもの多かったので、次の一冊を探すのに役立った。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

本当に本が好きで、本を読むことに真剣に向き合っていることが伝わってくるところが良かった。
三浦綾子の「氷点」はもう一度読み返してみたいと思ったし、夏目漱石の「こころ」や坂口安吾の「堕落論」はこれからしっかり向き合って読んでみたいと思った。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

三宅香帆さんの選ぶ、人生を狂わす名著。
取り上げられているジャンルも様々。
読書が大好きなことが伝わってくる、素敵な本でした。
漫画の選書なんて、素晴らしいの一言。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

今年の目標「読書スピードを上げて読みたい本リストと積読を減らす」だったのに、いきなり読みたい本リストを爆増させてしまった。
読んだことある本もたくさん紹介されてたけど、自分には刺さらず内容も忘れちゃってる本もあったので、もしかして私の感性貧しすぎ?になった。これくらい深く本を読めるのすごいな。どうやって読んでるんだろう。

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2025年01月21日

Posted by ブクログ

 読書案内というより、その時その時心に浮かんだ心象風景を書き綴った随筆のようだ。文字の大きさをかえたり太字にしたりと、手にとって読んでくれる若者に、手っ取り早く強調したいところを印象付けている。本好きなのは分かるが、本を読めば読むほど多様な人生や思想、哲学に触れるので、価値観も揺らぎ、真実はひとつではないと思わされ、名著に出くわすたびにいちいち人生を狂わしていられないと思うのだが、、、早熟で頭の良い学生の自分語りの本だった。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

本の紹介本が好きだ。読んでいない本を魅力的に紹介してくれると読まなくては!とワクワク、いや、ソワソワしてしまう、この感じが好き。
今回もソワソワしました。

「高慢と偏見」と「存在の耐えられない軽さ」
映画を先に見てしまい、未読の小説。読まなくては!

「細雪」
中学生の頃、背伸びして読んだ本を、再読したいなと思っていた。三島由紀夫とか川端康成とかも。「細雪」は大人の今の方が楽しめそう。

「眠れる美女」
川端康成の「掌の小説」も、今また読みたい。もうずいぶん忘れてしまった。

杉浦日向子や内田樹も紹介されているし、「悪童日記」や「私を離さないで」もしっかり紹介しているので、ここに掲載されている本は、ハズレがなさそう。

ちょっと気恥ずかしい書き方もしてるけど、まあ、そのくらいキャッチーでなきゃ、今時読書に人を惹きつけるのは難しいよね。
むしろ読書本にありがちな上から目線がないからいいと思う。
この人にはどんどん本を紹介して「本の伝道師」として活躍してもらいたいと思う。

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2024年10月18日

Posted by ブクログ

紹介されている中に、面白そうと思わせるものが何冊かあったので、トライしてみようと思います。ちなみに以下です。

そして五人がいなくなる(はやみねかおる)
初心者のための文学(大塚秀志)
映画の構造分析-ハリウッド映画で学べる現代思想(内田樹)
アウトサイダー(コリンウィルソン)
東京を生きる(雨宮まみ)
氷点(三浦綾子)
ティファニーで朝食を(カポーティ)
わたしを離さないで(カズオイシグロ)

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2024年09月14日

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