三宅香帆のレビュー一覧
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「◯◯な時に読みたい本」的に古今東西さまざまな文学作品が紹介されており、著者の読書姿勢はやはり旺盛で幅広いと感心する。しかし、挙げられていた中で自分も読んだことある作品が著者の言う「◯◯な時に」に相当するかというと、ほとんどがピンと来ないものばかりで爽快感を得られなかった。さらに、文章があまりにもくだけすぎていて、これはかなりいただけなかった。書評というお硬い場でおふざけが時々出るのは効果ありと思うが、こうも万事続くと胃もたれがする。一方で、自分が読んだことのない作品で「モンテ・クリスト伯」と「嵐が丘」の紹介は、文調はどうあれ興味深く、実作を読んでみたいと思えた。こうしたモチベーションを与えて
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Posted by ブクログ
ベストセラー新書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の著者が、
自分の話が面白くなくて困っている人のために書いたノウハウ本、、
というのはタイトルからそう読めるだけで、
内容は著者がNoteに掲載している読書やドラマの感想を書いたコラム集。
これをあえて5分類 比較・抽象・発見・流行・不易 に分けて、
この5つの技術を使って作品を料理してネタにすれば、
あなたも話が面白くなりますよ、
と整えただけ。
なんだよ。
ベストセラーの乗っかって、二匹目?のドジョウを狙っただけの新書じゃないか。
自分が接した作品の感想はそれなりに楽しく、
知らない作品の感想でも、こんな風に分析すると厚みのあ -
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読書の仕方というなんとも読書初心者の私にぴったりの本である。読んでみると既存の読書の仕方本とは違い、彼女のnoteや寄稿などが本の3分の2を占めている。これは「習うより慣れろ」という筆者のメッセージなのか?
それはさておき大変読みやすかった。以前読んだ推しを同人の著書『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(ディスカバリー・トゥエンティワン、2024年)(以下言語化する技術)と同様読書初心者を意識していることがよくわかる。小説や新書独特の難しい言い回しや日常会話で出ないような言葉は極力なく(もちろん寄稿の中にはあるが)話し言葉を用いることで非常に読 -
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まんまと買って読んでしまった。
タイトルにある方法論(①比較、②抽象、③発見、④流行、⑤不易という視点)は、冒頭で少し触れられるだけで、本書のほとんどは著者の今まで書いた書評・レビューを再構成したものらしい。
しかも、あまり①〜⑤がうまく機能してる感じもなく、例えば『地面師』と『パラサイト』の比較が経済格差で別の階層の人が接触する話という程度の指摘がされるだけだったりする。一番楽しい書評は自分が読んだことのある本の書評だったりするので、とにかくフックになる作品が挙げられている。
とにかく作品の批判をしない姿勢は一貫していて、多少ピントがズレたこと言っていても「この作品が好き」というスタンスを崩 -
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流行からやや遅れて、最近No No girlsオーディションを見た。涙を流しながら感動したのがきっかけで、この感動を言葉に表したいと思い本書を手に取った。
本書の中で引用された、村上春樹さんの言葉がささった。
「走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その『ほんの少しの理由』をひとつひとつ磨き続けることだけだ。暇を見つけては、せっせとくまなく磨き続けること。」
好きなものや人との蜜月の間は、好きでい続ける理由がたくさんある。一方で、好きでい続ける理由がよくわからなくなることがくる。だからこそ、好きな -
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ネタバレ『なぜ働いていると本が読めなくなるのか 』(集英社新書)で注目されていたのも、もう2年前か……。 随分と売れているようだけど、働いていても本は読めるぞ、と自分には関係ないものとスルーしていた。
その後、「言語化」やら、「あの名作を」といった、キャッチ―な新書を次々出しているのも見ていた。帯に顔出しまでして、なんだ、ちょっとビジュアルでもウケるのか? 出版業界も渡りに船とチヤホヤしてるなと、まだ冷めた目。
去年の紅白で、とうとう審査委員にまで昇りつめてて、一躍、時のヒトだと驚いてもいた。そんな新春、テレ東の本にまつわる番組で、小川哲と一緒に出ていた。それを見て、お、こやつ面白うそう?! -
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三宅さんの繊細な読解力、洞察力、空気を読む感性に平服するばかり。一例を夏目漱石『こころ』から。卒業証書のくだりで、先生の証書のありかがわからないだけで、先生が過去から卒業できていないこと、さらにはそれが原因で未来を断とうとしていることの暗示が読み取れるって…まじで???
僕は過去に3回読んだ気がする。でもストーリーをわかった上で、あと10回読んでも、余裕でスルーする自信がある。それどころか、抜粋してこの箇所だけ示されても「へ~、だから何?」って具合だろう。恥ずかしながら。
三宅さん、感性が豊かなのはもちろん、感覚(文章に対する嗅覚)が敏感で鋭すぎる。その感性はいずこから?僕は、花