羽田詩津子のレビュー一覧

  • アガサ・レーズンとけむたい花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんなに人間味溢れる探偵っていたかしら!大好きなアガサ・レーズンシリーズは今回も期待を裏切らない面白さ。若い子への嫉妬、手術を勧められているのを無視し続けている股関節の痛みにも耐え、幸せな結婚を夢見ては夢破れるけど、読者はほっとする。愛すべき探偵を支える友人や仕事仲間たち。このシリーズはジントニックを飲みながら、イギリス料理を食べながら読みたくなります。
    でも今回は探偵の自信を失くすアガサが出てきます。若いトニに主役を奪われるけど、やはりトニにはまだ圧倒的に経験が足りていないし、トニにはトニの良さがあるように、アガサにはアガサの良さがあるのに、自分のこととなるとアガサは冷静さがゼロになってしま

    0
    2024年01月17日
  • 秘密の花園【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

     多くの大人にとっての扱いにくい子どもたちが扱いにくくなくなるまでの話。子どもの精神的成長の話。扱いにくい子どもになるにはそれなりの事情がありました。良い環境とは理解ある人が近くにいるということ。それが大人ならもっと良いね。そして友達も大事よね。という話。子どもに携わる人のためのバイブル的書物とまで思う。何がこの子達を変えたのか。主役は子どもだけど登場人物の大人たちから色々学べる一冊です。

    0
    2023年12月04日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

    Posted by ブクログ

    シリーズ第三弾。変わらず素敵な面々の活躍が楽しく読めます。彼らが今回挑むのは、犯罪を突き止めたらしいキャスターのべサニー・ウェイツが殺された十年前の事件。しかしそのさなか、エリザベスは謎の人物に拉致され、かつての同僚である旧友を殺すように脅迫される。ユーモラスさは健在ながらもハラハラドキドキが止まらない作品です。
    エリザベスは危機に陥り(でもきっと彼女は大丈夫と安心していました)、ロンは恋に落ち、イブラヒムはある人物に接触、そしてジョイスはいつも通りにいろんなことにわくわくしていて、本当に楽しいです。だけれどある人物の老いが進んでいくところは切なかったりも……老人たちがひたすら元気で前向きに思

    0
    2023年10月25日
  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めてのミス・マープルシリーズ。
    ドラマで見たことはあったのでストーリーは大まかに覚えていたけど、やはり活字を目で追いながら情景を想像するのはとても楽しい。
    個人的に一番好きなのはジュリア(エマ)。淡々としていて、可愛らしいところもあって、素性がバレても狼狽えず堂々と振る舞う。素直で無垢な子供のようだけどしっかりと自分の意思や考えを伝えることができる強く優しいバンチも好き。そしておっとりとしてロッキングチェアが似合いそうな老嬢ミス・マープルのラストの掃除道具入れ?の中に隠れてドーラの声を真似るという行動力と度胸は老嬢故の人生経験から得たものなのか、はたまた彼女の生まれ持った素質なのか。ミス・マ

    0
    2023年10月18日
  • 牧師館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あーあ、面白いミステリが読みたいなーーと思って助けてクリスティー!と読んだら…最&高!笑
    もー面白すぎる!これだよこれなんだよ〜〜!大満足。
    犯人わかった時本を取り落とすかと思った。
    この鮮やかな謎解きを待ってた。
    変にグロくもなく特殊な設定とか余計なものナシ、静かな村で起きたひとつの殺人を追うだけでノンストップで読み切らせる物語の上手さにひれ伏しちゃう。余計なものがないんだよねー!

    登場人物も多いから、読みながら推理するのも楽しいし、暇を持て余した老嬢(この単語すごい)たちの無益なおしゃべりも退屈すぎて笑える。

    さすがに時代が違いすぎて、物語の中で当たり前に過ぎてくこまかな描写が

    0
    2023年10月14日
  • 牧師館の殺人

    Posted by ブクログ

     愛すべきミス・マープルシリーズの長編一作目に当たる訳だが、マープルのお披露目には最適な作品である。
     マープルシリーズは短編からスタートしており、後々「火曜クラブ」が発売されるが、本当の意味でマープルの驚異的な推理力を知らしめられるのは「火曜クラブ」であり、長編としての面白さ、彼女がどの様な人物であるかを読み解くのであれば、今作「牧師館の殺人」が最適である。
     田舎の村、セント・メアリー・ミードで起きた殺人事件。長閑な場所で、十五年以上殺人等が起きていないこの土地で、一人の老紳士が牧師の家の書斎で頭を撃ち抜かれて殺害されている。若い画家が殺害を自供し、事件は解決されたかと思いきや、様々なトラ

    0
    2023年09月27日
  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    いやぁこれは!久々に「面白かった!」と声に出てしまいました。
    先に読んだ『火曜クラブ』にそこまでハマれず、ううむ私はミス・マープルよりポワロ派かも、と思いかけていましたが、こうして他の本にも手を出してよかったです。やっぱり長編の方が好きだなぁ。

    「殺人をお知らせします。……」
    開幕数ページで鮮やかに告知される"殺人"。小さな村の人々は、特に関心なんてありませんよという顔をして続々とミス・ブラックロックの屋敷であるリトル・パドックスに集います。

    私は基本的に、ミステリーを読む時に推理をしないタイプ。
    ただ純粋に、ああこれからどうなるんだろう、この人もあの人も怪しいな――と

    0
    2023年08月29日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

    Posted by ブクログ

    2作目も面白かったし好きだった!
    日本人には馴染みがないジョークばかりで、これ理解したかったな〜と思うところが多かった。
    前作もだったけど、終盤はごちゃっとする。

    0
    2023年08月23日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。大好き!高齢者4人の魅力たっぷりの個性!!マフィア相手での立ち振る舞い!!反面、避けられない老いと、その年になったからこその良い面と諦め。ほんと読むのが楽しみなシリーズ。

    0
    2023年08月14日
  • アガサ・レーズンと毒入りジャム

    Posted by ブクログ

    アガサもずいぶんな人だけど、それ以外にもろくでもない人物ばっかり出てきてコッツウォルズのイメージがだいぶ変わりました。
    ところで最近は文庫本といえども1200円もするのですね!

    0
    2023年08月07日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

    Posted by ブクログ

    今回もとてもとても楽しい、ピカレスク小説。

    キャラクターの魅力や関係性で充分引き込まれるので、ミステリー要素は物語を動かす仕掛けのような印象。ただ、愉快なシーンにも謎が仕込まれていることに気づきませんでした。

    私の泣き所はスティーブン。今回は出番が多くて嬉しい、けれど悲しい部分もあって、読後もしばらく気持ちが持って行かれていました。

    4作目も早く読みたいな〜!
    でも彼らももう80代、一緒に歳をとっていきたい、でもずっと一緒に楽しんでいる姿を見ていたい。
    続きが気になるけど、どんどん読み進めていくのは躊躇われる気持ちもあります。

    0
    2023年07月25日
  • 高慢と偏見、そして殺人

    Posted by ブクログ

    母校が開催した公開講座「オースティンの世界」で紹介された本。
    原題[Death Comes to Pemberley(死がペンバリー館にやって来る)]よりも断然良い邦題だと思います。

    多少原作とは登場人物達の雰囲気が違うような気もしましたが、それは作者が違うからなのか、あれから六年経って彼らが成長したからなのか。
    まあ、些細な違和です。

    そしてミステリとしては…やられました。
    とりあえず「こいつが怪しい」と目をつけていた人物がいたのですが、違いました。

    貴族としての面子を保たなければならなかったり、家族を守らなければならなかったり、自分の都合を押し通したかったりといろいろな思惑が絡み合い

    0
    2023年07月01日
  • アガサ・レーズンと毒入りジャム

    Posted by ブクログ

    大好きなアガサレーズン。発売日を楽しみにしていました。そして、今回も期待を裏切らぬ人間臭さ満載のアガサ。老いを認めず、若い子には嫉妬をし、ちょっと意地悪までしてしまう。だけど、いつも心に罪悪感。しかもかなりしっかりとした罪悪感。そこが憎めないし、アガサの魅力でもあります。
    そして、感心するのはいつもダイエットを頑張ること、おしゃれでいること。流行最先端ではないにしても、自分を美しく魅せる服装を知っている。美容への関心も時に飛び上がる。生き方がパワフルだし、いつだって全力で突き進んでいく姿は勇気が出る。ロールモデルです。

    0
    2023年05月14日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

    Posted by ブクログ

    ★5 チームワークが凄い!高齢者たちがまたもや困難な事件に立向う #木曜殺人クラブ #二度死んだ男

    ■あらすじ
    木曜殺人クラブで長閑な会話がされる中、エリザベスに一通の手紙が届く。かつて別れた元夫からの手紙だった。彼の訪問がまたもや木曜殺人クラブの面々を困難な事件に巻き込んでいく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    面白い★5

    前作よりも物語の構成はもちろん、謎解き要素、サスペンス、ユーモア、そして登場人物の魅力がパワーアップ!なんといっても前作より圧倒的にひとりひとりの魅力が描けてて面白い!

    ジョイスの天真爛漫さ、熱さ、そしてたまに見せる鋭さ。
    イブラヒムの探求力、洞察力、記憶力。
    ロン

    0
    2023年03月06日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    くうー、、相変わらずおしゃれ!

    前作で海外ミステリー沼にずっぽりハマり、最近は1930年代あたりのエラリークイーンやヴァンダインの作を楽しんでましたが、続編が出ていることに気づいて久々に現代に戻ってきました。

    キャラクターの魅力とウィットに富んだやりとりが傑出しています。タイトルの意味を回収する構成も素敵。最後は思わず涙です。
    やや内容が盛り込み過ぎの感はありますが、4人が健在であれば、それでも着いていけるのです。

    そしてそして、にくい仕掛けは、ジョイスのインスタ!これは刊行された時代に読むから楽しめる遊びですね。

    オンライン会話に慣れないマフィアのやりとりが一番ツボでした。次回はイブ

    0
    2023年02月21日
  • 牧師館の殺人

    Posted by ブクログ

    「ミス・マープル」シリーズ。セント・メアリ・ミード村のヴィカレージ(牧師館)にて、村一番の嫌われ者の老人が殺害された。噂話や詮索が大好きな住民たちが興奮するなか、犯人と思しき人物が自首し事件解決と思われたが……という筋書き。
    過去に起こった村内での出来事に当て嵌めて推理する彼女の方法にはまだ慣れないが、シリーズとして今後も楽しめそう。

    0
    2023年02月15日
  • アガサ・レーズンの奇妙なクリスマス

    ネタバレ 購入済み

    パンチの効いた中年小説!

    特筆すべきはアガサの長い恋愛が一つの区切りを迎えたことだろう。
    またその親友たちにも。
    そういう意味ではこの長いシリーズは正直どの巻から読み始めても面白いのだけど、この巻は必読の巻だとおもう。
    但しちょっと上手くいったからと言って次巻では手酷く別れを告げられる事も今までさんざ有ったわけで、人間関係も本当に落ち着くことが無く、油断できないのがアガサ・レーズンスリーズなのだけど。

    個人的には年を取ると脚って皆なそうなるの…?って当方も年頃なのでミステリと違うところで次巻の展開を興味を持って待ちわびています。

    0
    2023年02月02日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

    Posted by ブクログ

    ユニークな老人のキャラクターたりが織りなす、探偵推理小説の二作目。主人公エリザベスの素性がはっきりしてくるとともに、今回は、007ばりのスパイミステリー要素も満載で、相変わらずのとぼけた感じと相対する敵とのギリギリの攻防のバランスが最高で面白い。

    0
    2023年01月12日
  • 未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係

    Posted by ブクログ

    リアル本屋のそれなりに目立つところに並んでいて、タイトルと装丁から手に取りました。医学専門知識のない読書向けに人体の臓器に関するお話を、筆者の幅広い経験と絡めながらわかりやすく語ってくれます。健康本ではないのですが、自然界における人体の神秘性を改めて感じることができる良い本でした。何故かまだレビューも少ないですが大変お薦めです。最近は新聞も手帳も財布も全部デジタルで賄っていますが本だけはやはり紙がいいなと感じました。

    0
    2023年01月03日
  • アガサ・レーズンの奇妙なクリスマス

    Posted by ブクログ

    期待を裏切らない面白さ。今回もアガサ・レーズンはロマンチックに夢見たり、老いを自覚したり猛烈に否定したり、若い子に嫉妬したり、素敵な悪あがきを見せてくれました。私もそうなるんだろうな、なっていいんだなと、物語とは全く関係のない所で毎回共感し励まされる。なんと魅力的な主人公なのでしょう!

    1
    2022年09月11日