羽田詩津子のレビュー一覧

  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    結末はもちろん騙されて驚いたけど、何よりびっくりしたのはポアロが犯人に対して暗に自殺を促してきたこと。
    コナンの「推理で追い詰めて自殺させたら殺人者といっしょ」という価値観で育ってきたから衝撃的だった。

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    2025年08月04日
  • 牧師館の殺人

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    ミス・マープルの長編初登場作品。狭い村、狭い人間関係という舞台の中で、よくこんなに複雑なミステリーを作れるものだと感心。最後はアッと驚かされました。

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    2025年07月30日
  • 秘密の花園【電子特典付き】

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    ネタバレ

    羽田詩津子さんの訳は小公女小公子含めて、他のものよりも読みやすく、なによりユーモアがあるような気がします。このあと屋敷の大人たちはどう思っただろう、好き勝手にしていた使用人たちは態度を改めたのかな?子供たちの運命を変えた魔法の力がこれからさらに多くの人に広がっていくのをまだ見ていたかった。

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    2025年06月18日
  • 牧師館の殺人

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    最初から最後まで次々と場が展開し、退屈することなく読み切りました。
    ドラマや映画化されていたら、ぜひ見たいです。

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    2025年06月07日
  • 小公女

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    ネタバレ

    いつ読んでもセーラが耐え切れず気持ちが崩れる所が可哀想で辛い。普段はどうにか想像の力で自分を奮い立たせているのに。今日はセーラとミンチン先生の相性の悪さが気になりました。セーラも頑固だし、頑なな態度に大人たちが痛い目を見せてやろうと躍起になっているようで。でもベッキーにしていたように、泣いて見せても扱いは変わらなかったでしょうね。隣にいるのに、名前を聞け、とイライラしますが終わりには素晴らしい開放感があります。

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    2025年06月03日
  • 牧師館の殺人

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    約100年前の作品とは思えないほど、人間模様が豊かで、目まぐるしい展開にシンプルな文章でとても楽しく読めた。奇抜なトリックはないが、だからこそいつまでも楽しめる作品。
    ミステリーもだが、クレメンス牧師の冒頭と結末時の理性と情熱の振り幅や、思い込みでミスリードしたり勘違いしたり、牧師に情報提供する人々の滑稽ながらも現代も変わらない「人間性」、そしてそれらから事実だけを抜き取って繋げていくミスマープルの知性とちょっとの意地悪とユーモア、そして豊かな感受性がとっても魅力的でした。

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    2025年05月28日
  • 招かれざる客〔小説版〕

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    ネタバレ

    招かれざる客
    クリスティの戯曲を小説化した作品。クリスティ作品ふ戯曲も面白いのだが、戯曲だと読み難い為、全作品小説化して欲しいと願う。
    クリスティの作品から派生していく作品(ソフィ・ハナのポアロシリーズ等)は、クリスティの余韻を感じる事が出来るし、キャラクターの世界観を壊さなければとても楽しむ事が出来るが、戯曲を小説にするこによって、まるでクリスティが蘇った気持ちになるし、女史の未読作品が殆ど無くなってしまった今となっては単純に個人的に楽しんでいる。

    現代だと突飛押しもないスタートから始まる今作だが、余りにも変わった導入は唯一だしクリスティらしいスタート。スタークウェッダーという若者が霧の中

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    2025年04月08日
  • アガサ・レーズンと狙われた豚

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    センセーショナルな事件で幕開け。相変わらずのアガサにハラハラドキドキ。最後は今後の展開が気になる終わり方。ミセス・ブロクスビーはいつも優しい。次巻が楽しみ!

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    2025年03月30日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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    真っ昼間だと猫は人間ほどよく見えない。かん体視細胞の負荷が大きすぎてスイッチを切るためだ。
    30センチ以上近いものは焦点があわない。
    猫が聞こえる範囲は人間より2オクターブ高いのに、低音域も人間と同じように聞こえるところが猫のすごいところ。そして方向探知機も優れている

    猫は高い声で話しかけられるのが好き。
    何千もの匂いも区別できる。

    膀胱炎の契機になるのは精神的なストレス
    家で暮らしているネコとの争いと、近隣ネコとの争い。
    特に雄。

    母猫は子猫のことを覚えている2.3日は探す。臭いがのこっているからだ。

    けんかのとき耳を後ろに倒していたらあまり勝つ自信がない。でも毛を逆立てて大きく見せ

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    2025年03月26日
  • アガサ・レーズンと狙われた豚

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    相変わらずおもしろい。
    ちょっと元気のないときに読むと、いつの間にか前向きな気持ちになれる。

    今回はいつものメンバーがみんな大活躍で、満足度が高かった。
    でも、おもしろいからついつい気軽に読んでいるけど、結構残虐な場面もあるよね。
    アガサはタフだな~と尊敬してしまう。

    そして最後は「あぁ、アガサ…」という終わり方 笑
    次どうなるんだろう。
    アガサってなんだかんだありつつ、モテるよね。

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    2025年03月26日
  • 聖夜の嘘

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    ネタバレ

    アメリカの作家、アンドリュー・クラヴァンの数十年ぶりの邦訳とのこと。以前はキース・ピータースン名義らしいが、流石にその頃の作品は軒並み絶版。

    自身の恋人を殺害した退役軍人の英雄。以前に親密な関係にあった教え子の弁護士からの依頼を受け、大学教授のキャメロン・ウィンターは、犯人が自供するこの事件を再捜査する…

    どこか暗い影を漂わせつつ、キザな文体が続く。非常に好みの作風だけど、好き嫌いは分かれるかも。
    そこまでのボリュームではないにしろ、私立探偵小説として非常に手堅くまとまっている。また主となる恋人殺しに加え、各章の冒頭には、ウィンター自身の初恋にまつわるストーリーが挿入される。わかっちゃいる

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    2025年03月24日
  • フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか

    ネタバレ 購入済み

    なぜフランス人は太らないのかを

    フランス人は自分の身体の事を良く気をつけている。そしてあまり気張らずに毎日を過ごしている事で、身体をコントロールしているのだろうね

    #深い #憧れる #タメになる

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    2025年03月02日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ミス・マープルシリーズ4作目。
    1950年の作品。

    「殺人を予告します」
    イギリスの田舎街、チッピングクレグソーンの地方紙ギャゼットの広告欄に殺人予告が掲載された。
    殺人の場所に指定されたリトル・パドックスの主人、レティシアブラックロックはこの予告を誰かのイタズラと思い、好奇心に満ち溢た客を迎える準備を始める。しかし、それは本当の殺人予告で、予告通り1人の男が殺された。
    この街にたまたま滞在していたミス・マープルは、クラドック警部に協力して事件の真相を突き止めるーー

    ミス・マープルシリーズ一のイケメン警部、クラドック警部の初登場作品です。
    サーヘンリーの名付け子であるクラドック警部は、サー

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    2025年01月21日
  • アガサ・レーズンと狙われた豚

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    期待を裏切らない面白さと愛らしさで、今回もアガサ・レーズンは大活躍でした。自分勝手なジェームズ、気まぐれチャールズ、PR命のロイを振り回し、振り回されて物語は進んでいきます。今回の事件はいつになく残虐で恐ろしかったのが印象的。それでもアガサは持ち前の負けん気で、今回も命からがらな思いをしつつも、しっかり活躍。そして、冷静な経営者判断をしていきます。愛すべき、という形容詞がぴったりなアガサ。所々で出てくる、神経痛、股関節置換術などの単語に年齢は感じさせるものの、そんなものをものともせずに美容院に行き、着飾り、お手入れする姿に、勇気をもらえるのも、この本の特徴です。今回もアガサの素直な優しさや面倒

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    2025年01月11日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され・・・。

    巻を追うごとに良くなってるシリーズ。不覚にも最後のマイクとベサニー目線の描写で泣いてしまった。たかが仕事上のパートナーだった2人だけど、恋愛感情抜きでかけがえのない存在だったんだと思うと胸がつまる。少しビターだけど救いのある終わり方もイギリスって感じ。銃弾に彫られた名前がパートナーだったから決断したことも、今まで面と向かって言えなかった敬意と感謝

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    2024年10月12日
  • 小公女

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    小さい頃繰り返し読んだ少女小説、小公女セアラ。
    大人になったいま読み返すとエッグいエグい。
    こんなに酷い扱いを受けていたんだっけ?とびっくりしました。

    P146「お話なのよ。何もかもお話なの。あなたもお話だし、わたしもお話。ミンチン先生もお話よ」という文章を読んで、
    桜庭一櫢の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を思い出しました。
    「こんな人生は全部、嘘だって。
    嘘だから、平気だって」

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    2024年08月05日
  • アガサ・レーズンと告げ口男の死

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    ネタバレ

    今巻は特になにかってわけではないけれど、安定のおもしろさ。

    ジョン・サンデー殺しと、ミリアム・コートニー殺しと、ダン・パルマー殺しの3つの殺人が絡み合っているのはおもしろかった。
    ジョン・サンデーに関しては村人全員が犯人かと思ったら、イルミネーションの恨みで(動機薄くない?)、まぁでもアガサあるあるなストーリーだったかな。

    私としては、アガサが股関節の手術をしたことにホッとしている(笑)次はできたら禁煙してほしい。
    あとね、トニとサイモンの仲を邪魔しちゃダメだよー。
    辞めてほしくない気持ちはわかるけど、そこは大人として応援できるとアガサの株があがるのにな。

    チャールズとはこの先どうなるん

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    2024年07月06日
  • アガサ・レーズンとけむたい花嫁

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    ネタバレ

    え!?ちょっと待って違うよね??
    ラストの展開にドキドキソワソワしている…。

    チャールズかぁ…好きだけど、正式に恋人になったらそれはアガサが困ることになるのでは?
    それは次巻を楽しみにすることとして♡

    今回はいろんな出来事がもりもりだった。
    おもしろかったなー。
    これまでで一番危険だったし、アガサを守るためにレギュラー陣がタッグを組むようになってきたのも心が温かくなる。
    というか、ジェームズ!
    ジェームズの結婚をきっかけに、アガサが危険に晒されているっていうのに無責任過ぎやしない?
    結局ジェームズはそういう奴なんだよな。

    アガサには早急に人工股関節の手術を受けると共に、もっと自分に自信を

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    2024年06月10日
  • アガサ・レーズンと告げ口男の死

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    前作の記憶がなく、シャロンて誰だっけ、と思いながら読みました。「雪解け」とは言いますが、雪がとけるの時は「溶ける」なのではないかと思うのですが日本語は難しいですね。あと、イギリスにもなんでも鑑定団みたいな番組があるのですね。素敵なアンティークが出てくるのかな。観てみたい。

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    2024年04月29日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    前作で「エリザベスってなんか訳知り顔で嫌味な感じ〜」と思った方、朗報です。今作はエリザベスが翻弄されます。もちろんジョイスからも。
    相変わらず登場人物の掛け合いが最高。穏やかそうに見えて好き勝手にいろいろやってるジョイスが最高。謎の内容と展開も前作よりこっちのほうが好きです。前作で楽しめたならこちらも満足できるかと。

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    2024年04月27日