羽田詩津子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジョーン・ヒクソン版のドラマを観ていたので犯人は知っていたが、マープルが登場してから一気に面白くなった。
やっぱりミス・マープルが大好き
映像では伝わりにくい人物の内面や細かな描写が補完され、それぞれの登場人物の個性がより鮮明に感じられた。
犯人の焦りも小説の方がさりげなく描かれていて、フーダニットとしての面白さが際立っている。
登場人物たちの嘘や秘密が少しずつ明らかになり、そのたびに見えていた景色が変わっていく展開が見事。
真相に近づいていると思わせながら読者の予想を巧みに外してくる構成に唸らされた。
ホワイダニットもよく練られていて、クリスティ作品の中で特に高い人気にも納得。
ドラマにはなかったエピローグまで含めて楽しめた。
改めて、クリスティは色褪せないと思わせてくれる一作だった。 -
Posted by ブクログ
すごくタメになった。
体型の話がメインではあるけど、生き方について書かれてる。
翻訳だからなんか日本語でしっくりこない部分とかもあるけど、言わんとすることはわかる。
他国の文化で、特にフランスの食文化って、凄い洗練されているというか、根本的に食に関する認識が違う。
日本の食文化とフランスの食文化どちらも甲乙つけ難いけど、日本の食文化ってどちらかと言うと「生きるため」って感じ。
フランスの食文化は「人生を彩るため」って感じかな。
どちらも、食の真髄ではあると思う。
ただ、体型の維持や健康を意識しようと思うとフランスの食文化を取り入れるのはとても有意義なことと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ(再読後)
すごい…1回目と全然印象が違う。霧が晴れたように、細かい部分の面白さがわかる。色々つながる。人物描写も魅力的に感じるようになった。
だけど…ミスリードするためにわざと入れたように思える部分がいくつもあって、まんまと混乱したせいもあって、クリスティひどい〜と思ってしまった(以下ネタバレあり)。
1つ目は、牧師ではなくローレンスが語り手になって、プロザロー家のメイドに話を聞く場面。「わたし自身、彼女が犯罪に関わっているとは考えたくなかった。…彼女であるわけがない!なぜなのだろう?」
2つ目は、ストーン博士事件の謎。なぜスーツケースを置いていった?列車に乗り遅れそうになるほど熱弁をふるっていた理由は?
3つ目は、グリゼルダとデニスが警告電話をした話。牧師の身内がそんなことしちゃダメでしょ…。
(1回目に読んだ時の感想)
久々のクリスティ、登場人物多めで名前もややこしく、何度も登場人物リストを見返す羽目に…
次々と小さな事件が起こるし、話があちこちに飛ぶし「今は言えない」的なはぐらかしも多くて、迷子…。
この話、どこに出てきたっけ?と戻ろうとしても見つけられずモヤモヤ。
もう一度読み直さないとわけがわからないなぁと、自分の頭の悪さを実感させられてしまった。