羽田詩津子のレビュー一覧

  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ひたすら捜査パートが続く中盤は少しダレてきたけど、残り3分の1くらいのところから怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなった。クリスティ作品はこのパターン多い気がする。
    犯人はなんとなく怪しく感じていた人物だったけどその真相は全く予想しておらず、断片的に示されていた情報がきれいに繋がる構成は、クリスティ作品毎度のことながら本当に見事。
    事件自体の強烈さ、犯人にまつわる真相が解明されるときの爽快さ、その後に残る切なさで言えばミスマープルシリーズで最高傑作とされているのも頷けるが、冗長に感じる部分や無理があるように感じる部分もあり自分の中では最高評価とまではいかないかなあという感じ。

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    2025年07月14日
  • 招かれざる客〔小説版〕

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    適度な緊張感があって一気に読みました。
    細かい描写にリアル感あって、最後に驚かされ終わり方が良かった。面白かった。

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    2025年07月03日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    ネタバレ

    短くても面白いなあ。
    やはり、ポアロはいいなあ。
    おまけにオリヴァ夫人までいるし。
    母親として、子供に対しどのように行動するかを考えさせられる。どうしたら良かったのか、母親からの問いかけに、ポワロの「殺人者にとって終わりはないのです」
    子供にとり、終わりのこない課題を親が肩代わりし続けることはよろしくない。
    「春にして君を離れ」でも母親がテーマになっていたように思うが、通じるものあった。
    お母さんとしてのクリスティの葛藤を勝手に感じられて嬉しい。

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    2025年06月29日
  • アウシュヴィッツ脱出 命を賭けて世界に真実を伝えた男

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    アウシュヴィッツから、逃げ出すには嘘、演技、別人になりきるしかないのか。じゃないと助からなかったのか、、。戦争体験は死ぬまで続くのだろう。

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    2025年06月23日
  • ゲットーの娘たち

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    独ソ戦で実在した女性だけの狙撃小隊を題材とした『同志少女よ敵を討て』を読んで、そちらはフィクションなのだが、本書の『ゲットーの娘たち』は実話。いずれも女性が戦う話だが、重みと残酷さが全く違う。戦う相手との対等性がないから、被虐的で不利な立場からのレジスタンスである。

    ユダヤ人という差別の対象に加え、「女性」という更に弱い立場。女性が真に弱い立場なのかは異論があるかもしれないが、戦争においては腕力の差に加え、女性性自体が欲望の対象とされかねないという事実から、不利である。そして本書ではそのハンデを負いながらも逞しく生きるゲットーの女性を描くと同時に、やはりその対象となる惨さも描くのである。

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    2025年06月14日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    マープルの長篇4作目。クローズド・サークルで起きた事件は、その様子から犯人の見当はすぐ付いても、なんでそうなるのかサッパリわからなかったです。事件は、発生が早めで、かつマープルもわりと早く登場するのに、捜査がなかなか進みません。おかげで犯人は勝手に追い詰められて、出さなくてもいい犠牲者が出たのが可哀想で、読み終わってスッキリしなかったですね。推理は巧みな伏線を見事に回収していて、上手いこと考えるなと驚かされましたが、ちょっと都合良すぎる気もしました。

    ところで、なんだか読みづらく感じた本作ですが、登場人物の多さに加えて、恐らくルーカス夫人が表紙裏の登場人物に掲載されていないのが原因でしょうね

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    2025年05月14日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    去年のこのミスにランクインしてたので。面白いし設定も大好き♡ おばあちゃんなんだけれど、若々しくて最強なのがエリザベス。
    ただ翻訳モノのテンポに惑わされて時間かかっちゃった……。 登場人物表栞、有難い!

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    2025年05月04日
  • 未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係

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    辺境の地を巡る医師が語る、自然と臓器の不思議な関係。現地での医療やキノコ採取、皮なめしなど、自然を通して著者の臓器への印象が変わっていくところが読みどころ。

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    2025年05月02日
  • ゲットーの娘たち

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    ネタバレ

    ポーランドのユダヤ人が即座に強制収容所に送られてガス室で殺されたと思っていたがそうではなかった。ナチスが徐々にゲットーに集めてそれを虐殺して人数を減らして強制収容所送りにした。その間にナチに反抗している女性について書いたものは他にはない。ポーランド人の過半数がユダヤ人であったということで国を二分することがさらに状況を悪化させたのかもしれない。

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    2025年04月27日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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     突然新聞に掲載された「殺人をお知らせします。」という不穏な広告、パーティーの最中に起きた殺人事件、怪しげなチッピング・クレグホーンの村の住人という不可解な謎を推理するのが面白くそれらの真相を見抜くミス・マープルの推理力と洞察力が際立っていた。犯人は何となく予想がついたが犯行動機に思わず身震いした。

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    2025年04月26日
  • フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか

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    表題通り、確かにフランス人で太っている人はあまり見かけない気がする。結局のところ、食事の取り方と食事の内容。できそうなのは水を飲む習慣。これから始めてみよう。

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    2025年04月08日
  • アガサ・レーズンと告げ口男の死

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    アガサレーズン 最近はちょっとマンネリだったけど、これはなかなか面白かった。事件としては特筆すべきことはないけれど、アガサを囲む人達が少し動きだしてきたかな。

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    2025年04月02日
  • 牧師館の殺人

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    マープルは、13の短篇からなる『火曜クラブ』で安楽椅子探偵として描かれていましたが、本作は長篇での初作品。そのためか図が3頁もあり、セント・メアリ・ミード村の様子がよくわかり、読みやすかったです。

    あらすじ:
    場所は、閑静なセント・メアリ・ミード村。語り手で聖職者であるクレメント牧師に「誰かがプロザロー大佐を殺してくれたら、社会にあまねく貢献することになるのに」と言わしめるほど、誰からも疎まれていた治安判事が殺されます。殺害現場は、牧師館の書斎。事件当時、クレメント牧師はイタズラ電話の呼び出しで外出して戻ってくるところ、門前で青ざめた画家のローレンスとすれ違う。書斎に入ったクレメント牧師は、

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    2025年03月09日
  • フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか

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    季節のフルーツを食べ、スパイスを使い、少量のワインを飲む。散歩をして、階段を登り、沢山笑う。一日中水を飲み、空腹にはならない。意識してやっているようなことを当たり前のようにやっている。我慢するというよりかは楽しんでいる。食事に関しても五感を研ぎ澄まして全身で食べる。テレビの前で食べたりしない。一つ一つに集中している。やっぱり我慢ばかりではなく、自然と行っている方が素敵だし、楽だと思う。私も意識して生きてみよう。

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    2025年02月16日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    読みやすい。謎がわかりそうで、(私は)わからないけど読み続けたい感じ。年を取ってから、仲の良かった人との生活。楽しそう。

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    2025年01月31日
  • フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか

    購入済み

    参考になった。

    ヨーロッパとアメリカで暮らす 著者の言いたい事 55年アメリカで暮らしている私には良く理解出来るし マトをついていると思う。
    彼女の事はbook liveで見るまで知らなかったので、英語版を図書館で借りて 読みたい。

    #カッコいい #共感する #タメになる

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    2025年01月27日
  • 牧師館の殺人

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    途中までゆっくりした展開でしたが、副教師が登場してから流れが変わりました。ミス・マープルの推理はポアロとはタイプが違いましたが、洞察力は凄いものがあると感じました。

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    2025年01月22日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    うん、やっぱ再読でも面白いな。
    犯人を知っているからこそ物語の中に散りばめられた伏線に気づける。
    ホント巧いんだよなあ。
    「なるほどねえ」と感心しながら読んじゃう。
    毎度のことながら、クリスティの才能には脱帽です。
    《新聞記事に掲載された殺人予告が現実のものになる》というあらすじだけで、ワクワクさせてくれるところも好き。
    ミス・マープルシリーズも読破しよう。

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    2025年01月16日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    ネタバレ

    この作品だけではないけれど、欧米の小説で往々にして見られる高齢者の恋愛事情、日本とは違うなあと思わされる。
    今回は後期高齢者であるロンに若い彼女ができた。
    その他、作中で61歳の男性が20代前半の彼女に愛情を寄せ、彼女もまた彼を守るために身を引くというロマンスも。
    完全に身を引いて10年、互いに相手を思う気持ちが薄れていなさそうなところも含めて、日本とは違うなあと思うのだけど、それは恋愛偏差値底辺の私だからなのかしら。

    それはさておき、今回の事件はゴリゴリの刑事事件で、さらにエリザベスの誘拐事件まで絡んできて、次はどうなる!?が止まらなかった。
    たぶん彼女のことだからうまく切り抜けるのだろう

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    2024年12月27日
  • 聖夜の嘘

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    ワシントンで大学教授をしているキャメロン・ウィンターが主人公のミステリー。
    湖畔の町で若い司書が殺された事件が起き、犯人は恋人の男性で本人も認めているのに、それに納得できない女性弁護士がかつて関わったキャメロンに捜査の助けを求める。ポケミスには珍しく一段構えで、250ページの薄さなのに、情報量がとても多くて読ませて貰った。都合の良い箇所もあるが二転三転の捻りも面白かった。

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    2024年12月10日