羽田詩津子のレビュー一覧

  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    マープルがポワロよりも控えめなのと、日常の違和感を積み重ねていくお話なので、今まで読んだクリスティの作品の中では少し地味な印象。
    読み進めるのに苦労しました。

    0
    2026年02月25日
  • 牧師館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (再読後)
    すごい…1回目と全然印象が違う。霧が晴れたように、細かい部分の面白さがわかる。色々つながる。人物描写も魅力的に感じるようになった。

    だけど…ミスリードするためにわざと入れたように思える部分がいくつもあって、まんまと混乱したせいもあって、クリスティひどい〜と思ってしまった(以下ネタバレあり)。

    1つ目は、牧師ではなくローレンスが語り手になって、プロザロー家のメイドに話を聞く場面。「わたし自身、彼女が犯罪に関わっているとは考えたくなかった。…彼女であるわけがない!なぜなのだろう?」
    2つ目は、ストーン博士事件の謎。なぜスーツケースを置いていった?列車に乗り遅れそうになるほど熱弁をふるっていた理由は?
    3つ目は、グリゼルダとデニスが警告電話をした話。牧師の身内がそんなことしちゃダメでしょ…。

    (1回目に読んだ時の感想)
    久々のクリスティ、登場人物多めで名前もややこしく、何度も登場人物リストを見返す羽目に…
    次々と小さな事件が起こるし、話があちこちに飛ぶし「今は言えない」的なはぐらかしも多くて、迷子…。
    この話、どこに出てきたっけ?と戻ろうとしても見つけられずモヤモヤ。
    もう一度読み直さないとわけがわからないなぁと、自分の頭の悪さを実感させられてしまった。

    0
    2026年01月24日
  • 牧師館の殺人

    Posted by ブクログ

    名探偵ポワロと双璧を成すアガサ・クリスティーの生み出した名探偵ミス・マープル長編第1作目。ポワロがシャーロック・ホームズの系譜なら彼女はブラウン神父の系譜と思われる。というのも一見するとただの老婦人だが極めて正確な観察力と洞察力というところと教区の信者ではなく村人を引き合いに出すところは似ている。違うの事件の性質でトリッキーさだろう。本書は後世に残るトリックではないが非常に読みやすく真相に現実味がある。またキャラクターとして歴代の名探偵達に劣っていないところは魅力的といえよう。

    0
    2026年01月03日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

    Posted by ブクログ

    シリーズの中では1番好きだったかも。ザ・エンタメ!とはいえ、ミステリー部分も犯人を完全にミスリードされて、最後はびっくりしちゃった。個人的にドナとボクダンカップルが可愛らしくて嬉しかった!続きが楽しみ。

    0
    2025年12月29日
  • アウシュヴィッツ脱出 命を賭けて世界に真実を伝えた男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アウシュヴィッツについて知らないことばかりだと気付かされ、大変勉強になった。脱出劇自体は手に汗を握る冒険小説を読んでいるみたいな気分になるが、その後のルディが一時人格破綻気味の人生を送るなど、変に美化し過ぎていないところも良かった。

    0
    2025年12月26日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    初めはなかなか読み進めるのに時間がかかった。人間関係中心の穏やかミステリー。最後は登場人物が好きになってた。

    0
    2025年12月07日
  • アガサ・レーズンと告げ口男の死

    Posted by ブクログ

    アガサレーズンがシリーズものと知らずこれを読んだ。推理ものだけどちゃんとクリスマスを味わえた!日本の小説にありがちな重苦しい描写がまったくなくて淡々と読める感じがすき。アガサに愛着わいたので他のシリーズも読んでみようかな。

    0
    2025年11月30日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メインキャラクターの、エリザベス・ジョイス・ロン・イブラヒムのキャラクターがとてもよかった。年齢的な寂しさを抱えながらも、潔く愉快に生きている老人たちが何だか心地よかった。
    まさに今、若者でもなく老人でもない年代を生きているから、この先の自分を考えるとどんなトラブルや事件でさえも愉快と決め込んで楽しめる自分でありたいなぁ。。。

    1つにまとまらずに枝分かれしたラストがちょっとだけモヤットしたけど、それでも読みごたえがあったし個々のキャラクターがよかったので次作も読みたい( ´ー`)

    0
    2025年11月22日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    勝手に新作と間違えていましたが、文庫化して装丁が変わっていただけでした。
    再読になったわけですが、面白いよねーw
    おじいちゃんおばあちゃんの野次馬バリケードで、またウケてしまいました。
    ボクダンとエリザベスのダンナさんがチェスをするシーンも最高です!

    0
    2025年11月10日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    いわゆる超高級老人ホーム住む好奇心旺盛な高齢者達が、身近で起きた殺人事件の推理を老後の趣味として楽しむ、というお話。舞台はイギリス。

    おじいちゃん、おばあちゃんの行動力が半端ない。
    社会を回す責任からリタイアした老人達には、怖いものが全然なく、知りたいことや興味を深掘りするために、平気で嘘もつくし法律も破る。

    こんな人達が身近にいたら物凄く大変だろうけど、小説で読む分には大変楽しかった。

    登場人物が多くて名前を照合するのは少し大変だった。

    0
    2025年11月07日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    #木曜殺人クラブ

    表紙やタイトルの雰囲気から、もっと牧歌的な内容を予想していた。可愛らしいおばあちゃんたちが「あらあらあら」とか言いながら事件を解決するのかと思っていたら、意外にもかなり本格ミステリ。元労働運動家や元秘密工作員?の主人公たちが折り重なった複雑な事件を解決していくよ。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #ミステリの秋2025

    0
    2025年11月06日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    本屋に目立つ場所に置いてあり、ミステリーが読みたい気分だったので購入。読み始めてすぐ面白いと感じて、何回かに分けてほぼ一気読みした。
    最後の最後までどんな結末になるか想像がつかないのも良かったし、中盤はそれぞれの容疑者に焦点が当てられ、読みながら推理していくのが面白かった。
    自分の推理は当たらなかったけど、犯人や容疑者たちの動機がはっきり明かされているのが個人的に良かった。また木曜殺人クラブの4人のメンバーそれぞれに個性があって、それぞれ微妙に異なる関係性が描かれているのも良かった。後書きにも書かれていたけど、生き生きとした生活の描写の中に迫り来る「老い」やその先の「死」を感じずにいられない場面があるのが秀逸だった。やっぱり、年を重ねても毎日を生き生きと過ごしている人は素敵だなぁと感じた。

    0
    2025年10月17日
  • フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか

    Posted by ブクログ

    なんなくで読み始めたんだけどいちいち考え方に共感できて「あれ?もしかしてわたし、フランス人?」とか思った(笑

    「より少なく」が「より豊か」に、とか食べ物に限ったものじゃなくて、なんでもそうだなって思ったし、良いものを少しだけっていうのはとても贅沢っていうのはほんとにそう!って思う。

    最後の最後で「フランス人が太らないのは遺伝的なものではなく文化的なもの」って言ってる感覚はむっちゃいい感じにスカしててフランスっぽくっていい。文化的とか言う?普通。むっちゃいい。

    文中に出てきた
    "フランス人の中で罪とは「ささやか」で「愛すべき」もの"っていう表現もむっちゃよかった。

    巻末に載ってたレシピもよかった。
    ネギのスープぜったい作る。ポロネギってどこで売ってる?

    0
    2025年10月12日
  • アガサ・レーズンと月夜に消えた男

    Posted by ブクログ

    マンネリが良さでもあるこのシリーズだけれども、さすがに今回は特に何も起きなさすぎたかな。
    チャールズの婚約からの婚約破棄は、もう珍しくない流れだし、そういえば最近ジェームズの存在感が薄い。

    毎回楽しみにしているから、何か進展なり大きな出来事なりがあってほしい。

    0
    2025年10月09日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ★3にするか★4にするか、とても困ったんだけど、とりあえず続刊もあるというから、これからの期待を込めて★4とさせていただきました。
    導入から面白く、タイトルの面白さミス・マープルシリーズの『火曜クラブ』を知っているならば、興味津々になってしまうし、期待もしてしまう。
    結果的には、思っていた感じとは違っていたが、物語としては面白かった。ふたつの殺人事件が、同一犯だと思わせておいて、実は別で、あやしい人物たちはことごとく外れとか、ちょっとばかり散乱している印象があるけれども、老人たちの元気具合と、身体的にはしんどいところとか、かなり丁寧に書かれていて面白いと思った。
    続刊もあるので、彼らにまた再会したいなどと考えている。

    0
    2025年10月06日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    木曜殺人クラブの個性豊かな面々によって事件が解明されていく様子はどこかゆったりとしつつもわくわくを感じさせるようなそんな作品だった。同一犯なのか複数犯なのかもなかなか注目のポイントである。老人たちが主役のミステリーというのもしっかりとした読み応えがあった。

    0
    2025年08月30日
  • 木曜殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていた作品でしたが、Netflixで映画化されることを知り、文庫化されたこともあり手に取りました。
    舞台は高級老人施設で、未解決事件を追う〈木曜殺人クラブ〉が、施設関係者が殺害されたことで事件の真相を追っていくというお話しです。
    〈木曜殺人クラブ〉の面々が、それぞれの経験や人脈を活かし真相を追っていく過程がとても面白かったです。ただ、登場人物が多く、現在の事件と過去の事件が関係してくることもあり、ややわかりにくさもありました。個人的には翻訳がとても読みやすい!今後、エリザベスが何者なのか期待して読み進めたいです。

    0
    2025年08月23日
  • アウシュヴィッツ脱出 命を賭けて世界に真実を伝えた男

    Posted by ブクログ

    本書は戦争時の非人間的な殺戮と、それを世界に伝えるまでが描かれている。その内実は細かく描写されているが、テンポがよく戦争を題材にした冒険小説でも読んでいるかのよう。ただしその裏では救いを求める人々の姿が見え隠れする。
    これだけの目にあった人間たちが作った国が今、世界のどこかであのチョビ髭と同じ事を繰り返していると思うととても不思議な気持ちになる。
    「俺は酷い目にあった。だからお前も酷い目にあえ」
    これを地で行っているようにしか見えないのだ。

    0
    2025年08月21日
  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    【作中の好きなセリフ】
    ・老嬢というのは、見ざる、言わざる、聞かざる、の格言を無視して、すべてを見て、すべてを聞き、悪口だろうがなんだろうが、べらべら喋るものなんだ。(ヘンリー卿:P145)
    ・世の中に恨みを抱いた人間は危険です。世の中は自分に償いをするべきと考えがちですから。(マープル:P440 )

    【感想】
    ある日突然「殺人ゲーム」のお誘いかのようなの広告を見て住人が一処に集まり・・・というを出だしからして、ワクワクした。
    最初の事件発生が早いことと、1章ごとが短く、話がサクサク進んでいくので読みやすい。アガサの長編としてはやや長めであったが、一気読みした。正統派のフーダニット兼ホワイダニット。解答を読んだら、ちゃんと作中にヒントがあり、完全解答はもちろん無理だが、もう少しは真相に近づけたかも!と悔しかった。アガサは意味のないこと書かないよなあ・・・よい推理小説を読んだ満足感のある読後。
    他の名探偵と比べて、ミス・マープルは、そこそこ周りになめられたり、邪険にされることがあるのが、可愛らしくてよい。そんな中でも、地元警察のクラドッグ警部をはじめ、ミス・マープルに敬意や親愛をもって接するキャラが出てくるので、ストレスなく読めてよい。
    クラドック警部は、他に『パディントン発4字50分』、『鏡は横にひび割れて』、『教会で死んだ男』にも出てくるらしいので読もう。

    このクリスティー文庫(早川書房)は、表紙の折り返しカバー(ソデ)部分に、主要登場人物のまとめを載せてくれているのが、大変ありがたい・・・。海外ミステリにありがちな「これ誰?」の回数が格段に少なくなる。本作も「ジュリア」と「ジュリアン」がいたり、名前呼びと名字呼びが入り交じったりするので、スムーズに読み進める助けになった。

    0
    2025年08月13日
  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ひたすら捜査パートが続く中盤は少しダレてきたけど、残り3分の1くらいのところから怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなった。クリスティ作品はこのパターン多い気がする。
    犯人はなんとなく怪しく感じていた人物だったけどその真相は全く予想しておらず、断片的に示されていた情報がきれいに繋がる構成は、クリスティ作品毎度のことながら本当に見事。
    事件自体の強烈さ、犯人にまつわる真相が解明されるときの爽快さ、その後に残る切なさで言えばミスマープルシリーズで最高傑作とされているのも頷けるが、冗長に感じる部分や無理があるように感じる部分もあり自分の中では最高評価とまではいかないかなあという感じ。

    0
    2025年07月14日