羽田詩津子のレビュー一覧
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久しぶりに面白い海外翻訳ミステリー。二転三転のストーリー、残酷で狡猾な犯人…久しぶりにドキドキするような作品だった。
主人公の22歳のリーヴは誘拐監禁事件から生還した過去を持つ。彼女が犯罪被害者専門のカウンセラーから別な誘拐監禁事件の被害者少女の心のケアを頼まれる…正体を見せずに暗躍する犯人…リーヴは真犯人に辿り着く事が出来るのか。
ジョナサン・ケラーマンとトマス・ハリス、デイヴィッド・マーチンを足したようなミステリーであり、久しぶりに海外翻訳ミステリーの秀作を堪能した。
カーラ・ノートンの名前に記憶があると思ったら、クリスティン・マクガイアと『完璧な犠牲者』を共同執筆した作家だった。こ -
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ネタバレアガサはクリスマスから逃げるために港町に行ったが、辺鄙すぎて何もない。仕方なく家に帰った。すると村では安全管理にケチをつけるサンデーという名の役人が現れたせいで、クリスマスの飾り付けをすることができなくなり、真っ暗。そのサンデーが殺され怪しい人ばかり。第一容疑者の裕福な女性に犯人探しを頼まれたアガサ、しかし、その女性が犯人が分かったと周りに言った途端殺された。当然同じ犯人だと思われたが、女性を殺したのは息子と娘だった。途中、アガサを訪ねてきて自分は犯人をが分かったと言ったロイは襲われ、雇ったばかりの新人探偵も池に突き落とされる。最終的に犯人はクリスマスの飾り付けが大好きだった。夫婦2組飾り付け
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理想的でリアルな人間関係に、現実世界の希望をもらえる名作。
前作で大好きになった世界観だが、今作を読んでその面白さにさらなる確信を持った。
お互いの欠点を補い合い、大人の距離感で守り合う4人の絆が本当に素敵。
理想的でありながら、お綺麗すぎない絶妙な現実感があるからこそ、「現実世界にもまだ希望はあるな」とポジティブな気持ちを貰える。
印象的だったのは、ある年配の登場人物が、時代の価値観の変化(昔はお酒を奢れば笑い話にできた失敗が、現代では誰一人笑わない大ごとに処理される)に直面し、自分のアップデートできなさに落胆するシーン。
「現代の倫理」という教科書を持って生きている自分たちには見えにく -
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シェパード医師の視点で綴られる、村で起きた大富豪の殺人事件にまつわる物語。
エルキュール・ポアロは引退し、村で野菜を育てて生活しているところを事件解決に駆り出される。
真相は知らずに読んだけど、いろいろ前知識が入ってきていたので穿った見方をしながら読んでしまった。もしそれがなく、出版された当時に読んでいたら、自分としては大喝采だったと思う。
ポアロも何度も言っているけど、証言は疑ってかかる。この作品のみならず、重要なことですね。
同様に前知識があって読んだオリエント急行のほうが、ラストのカタルシスはすごかった。でもこれも語り継がれるだけあるなと思いました。 -
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この本を読もうと思った理由は、ポアロシリーズのおすすめを調べたところ、どのサイトでも必ずおすすめに入っていたのと、前代未聞のトリックや賛否が分かれる作品と書かれていたので、ミステリー好きとして読みたいと思い、手に取りました。
アガサクリスティの作品のすごいところは、
無駄のないヒントと最後に1本線のようにきれいに繋がる伏線回収にあると思います。
ただ今回はいろいろと疑いながら読むといいと思います。
アクロイド殺しもすべての事柄が繋がったときに雷に打たれたような衝撃を体感できると思います。
自分のアクロイド殺しで好きなところは、なんと言っても殺人のトリックです。なので、ここはまだ読んだことが -
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作者のリチャード・オスマンは英国の人気TV司会者・制作者であり、本作はテレビプロデューサー出身ゆえの抜群のテンポとキャラ立ちが光るコージー・ミステリになっている。主人公はイギリスの高級高齢者施設「クーパーズ・チェイス」で暮らす平均年齢77歳の4人の老人。未解決事件の調書を読み解く「木曜殺人クラブ」を結成している。個性派揃いの4人だが、実質的なリーダーのエリザベスは卓越した観察眼と過去の謎めいた人脈(情報機関出身を彷彿とさせる)を駆使して、警察さえも手玉に取る。作品自体は、老人であることを利用し周囲の油断を誘って情報収集を行うユニークな捜査手法から最後の謎解きまでミステリとして秀逸な出来栄え。老