羽田詩津子のレビュー一覧

  • 密室の王

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    久しぶりに面白い海外翻訳ミステリー。二転三転のストーリー、残酷で狡猾な犯人…久しぶりにドキドキするような作品だった。

    主人公の22歳のリーヴは誘拐監禁事件から生還した過去を持つ。彼女が犯罪被害者専門のカウンセラーから別な誘拐監禁事件の被害者少女の心のケアを頼まれる…正体を見せずに暗躍する犯人…リーヴは真犯人に辿り着く事が出来るのか。

    ジョナサン・ケラーマンとトマス・ハリス、デイヴィッド・マーチンを足したようなミステリーであり、久しぶりに海外翻訳ミステリーの秀作を堪能した。

    カーラ・ノートンの名前に記憶があると思ったら、クリスティン・マクガイアと『完璧な犠牲者』を共同執筆した作家だった。こ

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    2014年06月18日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    語り手自身が犯人という大胆な仕掛けで有名な作品だが、私は序盤の語り口に不自然さを感じ、かなり早い段階でシェパードを疑ってしまった。翻訳の影響もあるのか、肝心な場面だけ曖昧に語る文章がかえって目立っていた。それでも、嘘を書くのではなく「書かないこと」によって読者を欺く発想は面白い。驚きよりも、文章そのものをトリックとして成立させた構造が印象に残った。

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    2026年09月27日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレしない感想は難しいだろうから、未読の人はネタバレ喰う前に作品に戻った方がいい。
    ちゃんと面白いかありら安心して読み進めるといいです。

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    2026年09月22日
  • アクロイド殺し

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    きっと学生の時に読んだ記憶がありますが、ほとんど覚えて無かったのと、「アクロイドを殺したのは誰か」を読みたくなったので改めて読みました。
    改めて面白い!
    語り手の視点だと思って読んでいると、ある段階で手記だと気がつくこの辺りが鮮やかで驚きました。

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    2026年09月18日
  • アクロイド殺し

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    物語の書き手が犯人という構成を100年前にこんな高度に書いたというのが凄すぎる


    翻訳の関係もあって地の分は読みづらいところがあったり、結末までかなり冗長に書かれていたりはあるが、各キャラの個性があって退屈せずに読めた。

    推理には全く関係ないが「どこから見ても愚か者じゃないですよ。だだ-恋に落ちた愚か者というだけです」のところ何気に好き

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    2026年09月18日
  • アガサ・レーズンと告げ口男の死

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    ネタバレ

    アガサはクリスマスから逃げるために港町に行ったが、辺鄙すぎて何もない。仕方なく家に帰った。すると村では安全管理にケチをつけるサンデーという名の役人が現れたせいで、クリスマスの飾り付けをすることができなくなり、真っ暗。そのサンデーが殺され怪しい人ばかり。第一容疑者の裕福な女性に犯人探しを頼まれたアガサ、しかし、その女性が犯人が分かったと周りに言った途端殺された。当然同じ犯人だと思われたが、女性を殺したのは息子と娘だった。途中、アガサを訪ねてきて自分は犯人をが分かったと言ったロイは襲われ、雇ったばかりの新人探偵も池に突き落とされる。最終的に犯人はクリスマスの飾り付けが大好きだった。夫婦2組飾り付け

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    2026年09月12日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    登場人物たちの会話がとても面白くてずっと聴いていたいほどだった。ミステリーでハラハラする場面もあるけど、人生の終わりの時期についても考えさせられる小説だった。

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    2026年09月11日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ABCのように殺人たびに予告があるのかと思ったら一度きりだった。クリスティにしては珍しく犯人がわかりやすい。ミィツィがイカれすぎてて好き

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    2026年09月04日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    有名すぎて犯人を知っていながら読んだんだけど、それでも面白かった。
    必要な情報をうまくやつしてるなぁと。
    お姉さんのキャロラインのキャラが素晴らしい

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    2026年09月04日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    理想的でリアルな人間関係に、現実世界の希望をもらえる名作。

    前作で大好きになった世界観だが、今作を読んでその面白さにさらなる確信を持った。
    お互いの欠点を補い合い、大人の距離感で守り合う4人の絆が本当に素敵。
    理想的でありながら、お綺麗すぎない絶妙な現実感があるからこそ、「現実世界にもまだ希望はあるな」とポジティブな気持ちを貰える。

    印象的だったのは、ある年配の登場人物が、時代の価値観の変化(昔はお酒を奢れば笑い話にできた失敗が、現代では誰一人笑わない大ごとに処理される)に直面し、自分のアップデートできなさに落胆するシーン。
    「現代の倫理」という教科書を持って生きている自分たちには見えにく

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    2026年08月30日
  • アクロイド殺し

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    シェパード医師の視点で綴られる、村で起きた大富豪の殺人事件にまつわる物語。
    エルキュール・ポアロは引退し、村で野菜を育てて生活しているところを事件解決に駆り出される。

    真相は知らずに読んだけど、いろいろ前知識が入ってきていたので穿った見方をしながら読んでしまった。もしそれがなく、出版された当時に読んでいたら、自分としては大喝采だったと思う。
    ポアロも何度も言っているけど、証言は疑ってかかる。この作品のみならず、重要なことですね。

    同様に前知識があって読んだオリエント急行のほうが、ラストのカタルシスはすごかった。でもこれも語り継がれるだけあるなと思いました。

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    2026年08月25日
  • アクロイド殺し

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    この本を読もうと思った理由は、ポアロシリーズのおすすめを調べたところ、どのサイトでも必ずおすすめに入っていたのと、前代未聞のトリックや賛否が分かれる作品と書かれていたので、ミステリー好きとして読みたいと思い、手に取りました。

    アガサクリスティの作品のすごいところは、
    無駄のないヒントと最後に1本線のようにきれいに繋がる伏線回収にあると思います。
    ただ今回はいろいろと疑いながら読むといいと思います。
    アクロイド殺しもすべての事柄が繋がったときに雷に打たれたような衝撃を体感できると思います。

    自分のアクロイド殺しで好きなところは、なんと言っても殺人のトリックです。なので、ここはまだ読んだことが

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    2026年08月25日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    火曜クラブが合わなかったから不安だったけど面白かった!

    犯人は当てられたけど動機が全く分からなかった。
    新聞に殺人予告の広告。
    それを見た近所の人が野次馬的好奇心でその場所にワラワラ集まる。
    そこに現れた男の目的は何だったのか、何故殺人が起きたのか、何故殺そうとしてるのかの答えが分かった時はやられた!って思った。

    外国人メイドのミッチが好きすぎる。
    ムカつくんだけど憎めない。

    ただ名前だけ登場するって人が多すぎる。覚えておかなきゃいけないのかこれっきりなのか分からずメモがヤバイことになる。
    22人くらいいる。

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    2026年08月09日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    面白かったけど…日本語訳の影響なんか、ところどころ言い回しに少し違和感。。

    映画版の『オリエント急行殺人事件』と『ナイル殺人事件』はどっちも好きだったから、『アクロイド殺し』も映画で観たいなぁ、というところだけど叙述トリックもの?だからむずいか。

    翻訳小説は、物語を追うことに意識が向いちゃって、文章そのものの美しさとか表現に感動する感じは少し薄れなーーもし原文で読めて、そのニュアンスまで理解できたらもっと面白いんやろうけど。

    改めて、本は母国語で書かれた作品だからこそ味わえる魅力があるんだと感じました…。
    ★3.8くらい!

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    2026年08月06日
  • アクロイド殺し

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    ミステリ好き、これからミステリを沢山読もうとする人に必ず、そして最優先で読んでもらいたい作品。内容やあらすじを調べてしまうと後発の作品ないしは今作のトリック等がそれとなくネタバレされてしまうので要注意。

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    2026年07月12日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ミス・マープルシリーズ。犯人はかなりわかりやすいが、動機がわからなかった。推理聞くと、なるほどなぁと膝を打つのでよくできている。
    ミス・マープルは初なのだが、この人探偵役じゃなかったら手掛かり見つけた直後に殺されそうな動きしているな。

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    2026年07月11日
  • 木曜殺人クラブ

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    作者のリチャード・オスマンは英国の人気TV司会者・制作者であり、本作はテレビプロデューサー出身ゆえの抜群のテンポとキャラ立ちが光るコージー・ミステリになっている。主人公はイギリスの高級高齢者施設「クーパーズ・チェイス」で暮らす平均年齢77歳の4人の老人。未解決事件の調書を読み解く「木曜殺人クラブ」を結成している。個性派揃いの4人だが、実質的なリーダーのエリザベスは卓越した観察眼と過去の謎めいた人脈(情報機関出身を彷彿とさせる)を駆使して、警察さえも手玉に取る。作品自体は、老人であることを利用し周囲の油断を誘って情報収集を行うユニークな捜査手法から最後の謎解きまでミステリとして秀逸な出来栄え。老

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    2026年07月10日
  • アクロイド殺し

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    オススメのミステリーになっていたので読んだ。
    まさかまさかの犯人でビックリ。全く分からなかった。ポアロの推理が素晴らしく、流石!と言える1冊だった。

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    2026年06月25日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    馬鹿すぎてポアロの最後の会合後で犯人分かった。
    分かったって言わない程直前すぎた。
    普通に自殺進めてるのやばい。
    最後可哀想ではあるけど、キャロラインめちゃうざい。
    最悪な女すぎる。

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    2026年06月23日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    事件直後にラルフに会いに行ったことを、バレるまで読者に隠していたあたりから、これは所謂信用できない語り手というやつなんだなとは思いました。でも、割と人柄を好ましく思いながら読んでいたので、結局騙されてしまいました。
    悪意ある部分は読者から見えないよう隠していたということなのでしょうが、ポアロが「個性を出さないようにしているが、家庭生活の場面では覗かせることがある」と言っていたように、姉さんとの生活をなんだかんだ大切にしていたように思えました。

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    2026年06月17日