羽田詩津子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
よく知っているようで知らない猫の側面を科学的に、かつ愛情たっぷりに書かれた本です。直接的な飼育書ではありませんが、猫好き、猫飼いさんはぜひ読んでみてください。
そもそも猫がどのように人のそばで生活するようになったのかという歴史的背景からはじまり、猫がどのように世界を知覚しているのか、また感情や思考がどのようになっているのかについても記述されており、深く猫について知ることができ面白かったです。
今のような室内飼いがあたりまえになったのも、人と猫の長い歴史からすればごく最近のこと。人と猫の関係は、今の状態が普通のものと思いこんでいましたが、長い歴史の中で徐々に変化しており、そしてこれからも変化し -
Posted by ブクログ
メインタイトルから、食材から見た日本の食文化の歴史を外国人が描いた本だと思っていたのですが、全く違っていました。サブタイトルに「アメリカ人が食べ歩いて見つけた偉大な和食文化と職人たち」ときちんと書いてあります。アメリカ人が自分で食べ歩いて出会った職人たちと、その食文化を描いたエッセイでした。
日本の食文化を外国人が礼賛してくれるなんて、悪い気がしないじゃないですか!というより誇らしく思ってしまいます。
そして、その文章も何か何か文学的な詩的な表現で、お好み焼きやラーメンなどの大衆の食文化も何か特別でつい神々しく思ってしまう。これは訳者の貢献も大きいのかもしれません。
著者は、東京、大阪、 -
-
Posted by ブクログ
久しぶりに面白い海外翻訳ミステリー。二転三転のストーリー、残酷で狡猾な犯人…久しぶりにドキドキするような作品だった。
主人公の22歳のリーヴは誘拐監禁事件から生還した過去を持つ。彼女が犯罪被害者専門のカウンセラーから別な誘拐監禁事件の被害者少女の心のケアを頼まれる…正体を見せずに暗躍する犯人…リーヴは真犯人に辿り着く事が出来るのか。
ジョナサン・ケラーマンとトマス・ハリス、デイヴィッド・マーチンを足したようなミステリーであり、久しぶりに海外翻訳ミステリーの秀作を堪能した。
カーラ・ノートンの名前に記憶があると思ったら、クリスティン・マクガイアと『完璧な犠牲者』を共同執筆した作家だった。こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ(再読後)
すごい…1回目と全然印象が違う。霧が晴れたように、細かい部分の面白さがわかる。色々つながる。人物描写も魅力的に感じるようになった。
だけど…ミスリードするためにわざと入れたように思える部分がいくつもあって、まんまと混乱したせいもあって、クリスティひどい〜と思ってしまった(以下ネタバレあり)。
1つ目は、牧師ではなくローレンスが語り手になって、プロザロー家のメイドに話を聞く場面。「わたし自身、彼女が犯罪に関わっているとは考えたくなかった。…彼女であるわけがない!なぜなのだろう?」
2つ目は、ストーン博士事件の謎。なぜスーツケースを置いていった?列車に乗り遅れそうになるほど熱弁をふ -
Posted by ブクログ
ネタバレ越してきた隣人はきっと元理容師に違いない〜などと噂されつつ、苛立ってかぼちゃを投げつけ、シェパード医師に当たりそうになる、お茶目な隣人がポアロとは笑
この本自体が有名なのもあって、犯人については読む前から知っていた。
それでも最後の最後に種明かしされると、なるほど、手記という形なので書き手に都合のいいような言い回しがなされている箇所があっても普通なのだと、改めてもろもろ指摘されていくと面白かった。
また、話の〆も本人による反省点とこれからについてで、すっきりした終わり方だった。
中古で文庫本を購入して読んだのだが、その表紙が三谷幸喜版ドラマのプロモーションだった。
シェパード医師役は大泉洋 -
Posted by ブクログ
ネタバレポアロシリーズ ③
大富豪のロジャー・アクロイドが刺殺される。
ロジャーの友人であるジェイムズ・シェパード医師と、私立探偵を引退し、からまつ荘でカボチャ作りにいそしむポアロ(ただし、カボチャ作りには飽き飽き)が捜査に乗り出す
これも、ですが約100年前に書かれたってことが、すごいなぁ。面白いもの。
ロジャー・アクロイドの死で利益を得る者。謎の人物。ワクワクします。
風のように広がる村の人々の噂話。詮索が好きだけど人がいいキャロライン。クスッとしてしまう。
ジェイムズ・シェパード医師が書く、この事件についての手記の最後の言葉が大好きです。