【感想・ネタバレ】木曜殺人クラブ 逸れた銃弾のレビュー

あらすじ

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

エリザベスとヴィクトルの元諜報員のやりとりが絶妙で、スパイの攻防戦が楽しい。そこに仲間たちがあーでもないこーでもないと言いつつ、時にひらめきが冴え渡ったり、物忘れしてみたり、失神してみたり、膝が痛くなったり。恋の楽しさや切なさ、本格的な推理も楽しめます。

0
2025年09月23日

Posted by ブクログ

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され・・・。

巻を追うごとに良くなってるシリーズ。不覚にも最後のマイクとベサニー目線の描写で泣いてしまった。たかが仕事上のパートナーだった2人だけど、恋愛感情抜きでかけがえのない存在だったんだと思うと胸がつまる。少しビターだけど救いのある終わり方もイギリスって感じ。銃弾に彫られた名前がパートナーだったから決断したことも、今まで面と向かって言えなかった敬意と感謝を生放送で手向けたことも、それだけ大切に思っているってこと。違う道を歩いても、いつかエリザベスとヴィクトルのように再会できたらいいな。本筋の種明かしも本当に面白い。最高!

0
2024年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『木曜殺人クラブ』シリーズ第3作。

あるテレビキャスターの死とエリザベスの誘拐。2つのプロットが同時に進み、ひとつになっていく展開は、ありがちながら、本書のようにうまく構成されているとやはりこの上なく面白い。

老いによる喪失は、本シリーズを特徴づけているテーマのひとつだけれど、本書でも、チェスを忘れてしまったスティーヴンの姿や、そしてラストのエリザベスからジョイスへの(そしてすべての美しいものへの)祈りによってそれが謳われている。

「泳ぐには寒すぎる。しかしジョイスは耳を貸そうとしなかった。エリザベスはジョイスに馬鹿な真似はよして、夏になってもまだプールはあるのよ、と言った。
『そうね、だけどわたしたちはいないかもしれないわ』ジョイスは答えたのだった。」

(中略)

「ジョイスはエリザベスが見ていることに気づき、手を振る。エリザベスは手を振り返す。泳ぎ続けて、ジョイス。泳ぎ続けて、わたしの美しい友よ。水から顔を出して、できるだけ長く泳ぎ続けて」

ゲーテの言葉、「(神は)移ろいやすいものだけを美しくした」という詩のことをふと思い出す。
続刊が楽しみなような、訪れる喪失が怖いような不思議な感覚だけれど、第4作が邦訳されたらまた読んでみたい。

0
2024年04月19日

Posted by ブクログ

木曜殺人クラブ3作め。
いつものおじいちゃん、おばあちゃんが元気いっぱい活躍。哀愁を漂わせる場面もありますが、前向き力が半端無い。
読みながらプフっと笑えるおもしろさが溢れてます。
あまり殺人が無いところもステキ。
この際筋書きは気にせず、キャラの濃さを味わって。
のんびり休日の楽しみにしたいです。

0
2024年02月16日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。変わらず素敵な面々の活躍が楽しく読めます。彼らが今回挑むのは、犯罪を突き止めたらしいキャスターのべサニー・ウェイツが殺された十年前の事件。しかしそのさなか、エリザベスは謎の人物に拉致され、かつての同僚である旧友を殺すように脅迫される。ユーモラスさは健在ながらもハラハラドキドキが止まらない作品です。
エリザベスは危機に陥り(でもきっと彼女は大丈夫と安心していました)、ロンは恋に落ち、イブラヒムはある人物に接触、そしてジョイスはいつも通りにいろんなことにわくわくしていて、本当に楽しいです。だけれどある人物の老いが進んでいくところは切なかったりも……老人たちがひたすら元気で前向きに思えるこのシリーズですが、避けて通れないものはあるんだよね。でもそれすら乗り越えて、彼らの生きざまは力強く感じられます。むしろ後がないかもしれない分、悔いのないようにと心掛けているのでしょうか。見習わなくては。
さて、事件の方も本当に読みどころ満載でぐいぐい惹きつけられました。バイキングとの息詰まるような対決もスリル満点ですが。やっぱりすごいよジョイス!(笑) そして今回、珍しく浮かれっぱなしなボグダンが可愛くって仕方ありません。幸せになってほしい。

0
2023年10月25日

Posted by ブクログ

今回もとてもとても楽しい、ピカレスク小説。

キャラクターの魅力や関係性で充分引き込まれるので、ミステリー要素は物語を動かす仕掛けのような印象。ただ、愉快なシーンにも謎が仕込まれていることに気づきませんでした。

私の泣き所はスティーブン。今回は出番が多くて嬉しい、けれど悲しい部分もあって、読後もしばらく気持ちが持って行かれていました。

4作目も早く読みたいな〜!
でも彼らももう80代、一緒に歳をとっていきたい、でもずっと一緒に楽しんでいる姿を見ていたい。
続きが気になるけど、どんどん読み進めていくのは躊躇われる気持ちもあります。

0
2023年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品だけではないけれど、欧米の小説で往々にして見られる高齢者の恋愛事情、日本とは違うなあと思わされる。
今回は後期高齢者であるロンに若い彼女ができた。
その他、作中で61歳の男性が20代前半の彼女に愛情を寄せ、彼女もまた彼を守るために身を引くというロマンスも。
完全に身を引いて10年、互いに相手を思う気持ちが薄れていなさそうなところも含めて、日本とは違うなあと思うのだけど、それは恋愛偏差値底辺の私だからなのかしら。

それはさておき、今回の事件はゴリゴリの刑事事件で、さらにエリザベスの誘拐事件まで絡んできて、次はどうなる!?が止まらなかった。
たぶん彼女のことだからうまく切り抜けるのだろうと思いつつ、逃げ道はどこ?
それがタイトルの『逸れた銃弾』につながった時、解決してないじゃーん!!って。

前回の事件で逮捕されたコニー・ジョンソンはロンとボグダンに復讐を誓っている。
牢から出ることができた暁には、絶対に殺してやる、と。
そんな彼女にイブラヒムは近づき、カウンセリングをするのだが、一体彼女が刑期を終えるまでに復讐を断念させることはできるのか?というのも今後の見どころとなるのだろう。

この作品には多くの老人が出てくるが、彼らに生活の不安はあまりない。
でも、彼らが幸せそうに見えるのは、お金のことよりも傍にいつも仲間・友達がいるからなのだろう。
元労働運動家のロンが、元大物犯罪者のジャック・メイソンや元KGB将校のヴィクトルと友情をはぐくみ始めたシーンはよかった。
けれどそれは永久のものではない。

エリザベスが寒空の下、空中プールで泳ぐジョイスに、「夏になってもまだプールはあるのよ」というのに対して「そうね、だけど私達はいないかもしれないわ」と答えるのが、切ないけれど真実だ。

ボグダンについては、常々、有能すぎて胡散臭いと思っていたのだが、エリザベスがボグダンは自分に秘密を持っていると感じていることが分かって、逆に信じていいのだなと思い始めた。
裏切るなよ、ボグダン。

0
2024年12月27日

Posted by ブクログ

あぁ、ついに最新作まで読み切ってしまった…
今作の事件はパンチとしては薄かったんですが、
ひとつの事件を微妙に完結させないで、次まで引っ張るスタイルに、しっかりとのせられています。
ファミリーもシリーズ追うごとに増えており、それぞれのストーリーも気になり、つまり中毒性が高い!
4作目、早く翻訳してください!

0
2024年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

木曜殺人クラブ第三弾。

このシリーズが面白いのは、
何と言ってもジョイスのおかげだという気がしてきた。
エリザベスとの息の合った掛け合い漫才のような会話も笑えるし、
(ジョイスは元スパイなの、とエリザベスに無茶ぶりされても、
「言えないのよ」「話せたらいいんだけど」とぼけをかます)
あくまでもミーハーで恋する乙女なのもかわいらしいし、
それでいて、
「毒は入れないって約束する」と言った舌の根も乾かないうちから、
あっさり睡眠薬のお茶を暗殺者に飲ませる手際も素晴らしい。

女性キャスターの殺人を調べるため、
ロンを囮に有名なキャスターを罠にかけた木曜殺人クラブ。
だが、エリザベスは夫とともに誘拐され、
スパイ時代の知人元KGBを殺害するように脅される。
ジョイスも殺すを脅されて、エリザベスはジョイスと共に、
知人のマンションを訪れて…。

今回は、
ミステリー作家でもある警察本部長が登場し、
警察関係者が多すぎない?と思ったら、
そう来たのかという展開だった。

今までの中で一番ハートウォーミングな作品だったと思う。
元精神科医のイブラヒムが前作の犯罪者に会いに行き、
情報を得ながら彼女を解きほぐしていく様や、
元KGBが墓穴からエリザベスたちを見上げて人生を考える場面、
愛する人を守るためにすべてを捨てて姿を隠したことがわかるシーン、
そして、次のチャンスはないかもしれないとプールで泳ぐジョイスを、
美しい私の友だち、泳ぎ続けてとエリザベスが心の中で呼びかける最後の場面が
素晴らしかった。

0
2023年12月21日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾(私は第二弾からの読者)。
木曜クラブの4人は楽しそうに事件を解決していきます。今回は10年前の未解決事件と詐欺・マネーロンダリング。4人の周囲の人達(ボクダン、スティーブン)も大活躍する。今回から新たに加わった人物ヴィクトルも含めて、みんなキャラが立ってます。メンバーの色恋沙汰と老境の悲哀と相まって事件が解決へと進みます。最初はちょっとうっとおしいなと思っていたジョイスも活躍、いい味でしてます。
このシリーズはラストが良いですね。
第1作も読まないといけないな。

0
2023年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

娯楽小説として面白いし、好き

ここが良い!
・銃弾という単語に込められた様々な意味
・エリザベスとべサニーの"最愛の友の命を脅迫の材料にされた"という共通点とそれぞれの選択
・木曜殺人クラブのキャラクター性

ここは厳しい
・VAT詐欺の金の流通先であるペーパーカンパニー名「まちがいなく(アブソルート)ダイナマイト」
・ロバート・ブラウンのアナグラム(ボビー・ブラウン)

木曜殺人クラブの面々の嵐のような勢いに巻き込まれていくのが良い。最終的に楽しくなって、自発的に協力していくようになる過程を楽しんで読んでる。

0
2023年11月02日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。

老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーが今回取り上げたのは、約10年前にとある経済詐欺犯罪を追っていた女性ニュースキャスターが車ごと崖から落とされた未解決事件。
手掛かりを求めて地元テレビ局の有名キャスターと対面するなど捜査を進めますが、そんな中エリザベスとその夫・スティーヴンは謎の男に拉致され、エリザベスの旧知の人物を殺害するように脅されてしまいますが・・。

軽快な筆致にますます磨きがかかり、著者が乗りに乗っているのが伝わってきますね。
“ちょっと(文面が)遊び過ぎやぞ!”と思わんでもないですが、愛すべきご老人たちがお元気そうなのは何よりです。
巻を追うごとに、四人(エリザベス・ロン・イブラヒム・ジョイス)のキャラが確立してきて、それぞれの特性を活かした活躍ぶりを見せてくれるのが良いですね。
いつもメンバーに協力“させられている”、クリスやドナ、ボグダンも相変わらず巻き込まれつつも、“いい恋”していて幸せそうです。
そうそう、“恋”といえばあの硬派なロンもポーリンと“ええ感じ”になっていて、何だかカップルが量産されている印象でした。
展開としては、未解決の女性ニュースキャスター殺人(失踪?)事件と、エリザベスに対する脅迫が並行して進み、そこに大規模なマネーロンダリング犯罪が絡んできたりして、毎度のことながら大変な状況ではあるのですが、レギュラーメンバーをはじめ、関わってくる人(犯罪者であっても!)皆を巻き込んで、わちゃわちゃ楽しそうに進展していくので、読んでいるこちらも一緒に楽しくなっちゃうんですよね~。
個人的にはジョイスが最強だと思っていて、一見ミーハー丸出しで邪魔ばっかりしている印象ですが、どっこい肝心なときにはいい仕事するんですよ。
危険人物をも“無力化”する能力は彼女ならではですね(自覚あるかどうかは不明)ww。
てな感じで、ワイワイお達者なご老人たちですが、その“老い先短い”哀愁もやはりあって、とりわけエリザベスの夫・スティーヴンの症状の進み具合が切ないです(スティーヴン、今回お役立ちだったのですけどね)。
いつまでも達者でいてほしい彼らですが、今回登場した元KGBのヴィクトルは、結局〈木曜殺人クラブ〉の正規メンバーになったという事なのですかね?犬のアランも含め、仲間が増えるのは嬉しいです~。
そして、現在絶賛恋愛中のボグダンが色々万能すぎるので、彼が何者なのか深堀してほしいと思った次第です~。

0
2023年10月28日

Posted by ブクログ

おばあちゃん探偵みたいなんを想像して読んだら、とんでもなかった1話から読み始めて、もう3作目。みんな超人すぎるやろ。木曜殺人クラブの面々凄すぎて、全然リアリティーはないけど、キャラが魅力的で面白い。避けられない"老い"も書かれているから、せつなさもあり。スティーヴンの状態が悪くなっているのが、読んでて辛い。

0
2023年10月12日

Posted by ブクログ

ノーマルで優しい気な、このわちゃわちゃ感が好きかな。
木曜殺人クラブ3作目。
それぞれのカップルが、うまくいきそうでうれしい。
とくにドナとボクダン、クリスとドナのママ。
エリザベスの夫、スティーブンが心配だけど、
小説だから現実的な悲壮感は、今後も出さないんだろうな、と思う。
今後、あったらあったで、それがストーリーになりそうだけど。

0
2023年10月02日

Posted by ブクログ

SL 2023.9.23-2023.9.26
高齢者施設に暮らす木曜殺人クラブのシリーズ3作目。
シリーズが進むにつれて主人公の4人のみならず、欠かせない協力者や、ちょっとした脇役まで皆が生き生きと個性的で楽しい。
ミステリとしてもしっかり作り込まれているけれど、そこに作りすぎ感があってバッサリスッキリとならないところがやや残念。

0
2023年09月26日

Posted by ブクログ

このシリーズも3作目。最初こそミスマープル的な雰囲気でしたが、前作はスパイアクション的ですらあったのが、今回もご老人達のなかなかの活躍に目が離せませんでした。主人公の幅広い人脈、その個性的なキャラクターたちの丁々発止のやりとりはコメディ的ですらあって最高。

0
2023年09月17日

Posted by ブクログ

ずっとファンの作家さん。始めの2作品は設定、登場人物全てに5点満点だったが。
今回はやりすぎ?木曜クラブを超えてる感が凄い。
ただ、最後まで気が抜けない荒ワザが仕掛けてあり、その点は良かった。

0
2023年09月17日

Posted by ブクログ

ジョイスののんびりしすぎなモノローグが若干鼻につくものの、それがこの作品の味なんですもんね。こんなことある?というような黒幕の登場に唖然。そしてドバイのあれこれも。作り込んだ感じで楽しめました。バイキングの正体が明かされるところは見ものでしたね。「だけど、わたしたちはいないかもしれない」というジョイスのことば、、いつも思うことです。私もやれる時にやれることをします。

#夏の読書感想文

0
2023年09月08日

Posted by ブクログ

ヘンテコで魅力満点の鬼スゴ老人集団、木曜殺人クラブが挑む事件とは… #木曜殺人クラブ #逸れた銃弾

■きっと読みたくなるレビュー
個性抜群の老人たちが未解決事件に挑む、木曜殺人クラブの第三弾。今度は事故死と詐欺事件、しかも捜査中にエリザベスが脅迫されてしまうという…

相変わらずの元気な老人集団、木曜殺人クラブの面々。毎週木曜日に集まって、よさげな未解決事件を見繕って勝手に捜査を始める。しかも解決しちゃうという驚異的なチームです。

このクラブのメンバー、これまでのシリーズではキャラ付けや過去や背景が見え隠れしていたのですが、本作ではもうそのミステリ要素はありませんね。思いっきり大暴れしています。その他のキャラクターも元気で物語に参加していて、読んでいてめっちゃ楽しい。

以下、キャラの好きなところです~

■木曜殺人クラブ メンバー
〇エリザベス
リーダー的存在、前職が非常に過激ですが、本作では結構苦労していますね。しかし今回は夫を愛しむ気持ちが豊潤に描写され、身近な人間性を感じられます。

〇ジョイス
八十歳を超えてると思うけど精神年齢は女学生と同じ。可愛いんだけど、実際にいたら若干コワイ。しれっととんでもないことを発言するところが非常に好き。たぶん彼女はメンバーのマスコット的な存在で、非常に大切にされているんだろうなぁと思います。

〇ロン
マッサージの件が爆笑。いい年して、若い女にうつつをぬかして、何やっとんねん。でも、この硬派はところがイイんですよね、終盤はカッコ良かったですよ。

〇イブラヒム
きっちりしてて、クールなんだよなぁ。若い頃はモテただろうな…私もモテたい。

■その他の愉快な面々
〇ヘルパーのボグダンと女性警察官のドナ
幸せそうでいいですね。でも実は微妙な関係性であるところが辛い。

〇ニュースキャスターのマイク、メイク係のポーリン
本作ではこのサブキャラが、非常に良い味を出しています!

〇エリザベスの夫、スティーブン
エリザベスを想う優しさ、そして真面目な性格が美しい。やっぱり優しい男ほど強いと思うわ。

そして何と言っても本作の事件の真相、解決へのアプローチが最高でしたね。まさに愉快痛快大爆笑!終盤からの展開は、目が離せませんでしたね。

もっともっと元気に健康に長生きして欲しい木曜殺人クラブの面々と仲間たち。次回作も期待しています。

■ぜっさん推しポイント
本作の特徴でもあるのですが、物語が一つの筋で語られるのではなく、群像劇のように各キャラクターの場面場面が次々に展開されるんですよね。まるで海外ドラマを見ているかのようです。あまり物語を隅々まで理解しようと綿密に読むよりも、勢いで読んだほうが楽しめます。

ただもちろん話の骨子はしっかりしているので、読み応えも腹落ち感も抜群。そして何よりキャラクターが力強い。正直、国内ミステリーでは、あまり体験できない魅力ですね。気になった方は、是非このヘンテコ集団を体験してください。

0
2023年09月05日

Posted by ブクログ

ハイスペック学園モノとして安定してきた感がある。いつかメンバーの死が描かれるのだろうなあ…。
クリスとドナのコンビが好き。いつ親子になるんです?

0
2023年08月18日

Posted by ブクログ

老人ホームに居住する元諜報員のエリザベスを初め個性的な4人の高齢者で構成された木曜殺人クラブが未解決事件を解決していくシリーズの3作目。この作品のファンでもあり楽しく読んだ。今回は次作に繋がりそうな伏線がいくつか残され物語が終了。ネタバレになるのであまり話せないが、木曜殺人クラブのメンバーの一人ジョイスと敵役(?)のバイキングとのやり取りはとても面白かった。語る主が細かく変わっていくが読みやすい。次作も楽しみ。

0
2023年11月26日

Posted by ブクログ

余暇の楽しみに未解決事件を調査する木曜殺人クラブシリーズ3作目。エリザベスが誘拐脅迫され別件の事件も追い今作も大忙し。クラブや施設の面々が好きやから人間関係の方に心を揺さぶられる。スティーヴンに泣かされかける2人の気持ちがよく分かる

0
2023年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人が分かった箇所を読んだ時、思わず「えっ!」と大きな声を上げてしまった!

登場人物が、本キャラから脇キャラまで、しっかり個性が書き分けられてて楽しい。
そんな中、前作に続きやはりボグダンが好き笑

0
2023年08月23日

「小説」ランキング