羽田詩津子のレビュー一覧

  • アガサ・レーズンの奇妙なクリスマス

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    わりと楽しく過ごしているようで何よりです。関節痛というのがどんなのか分からないのですが、さっさと治療したらいいのに。

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    2023年01月12日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    前作の木曜殺人クラブの続編。前作を読んでなくても充分楽しめる。談話室で解き明かされる前作と違い、のっけからM I5やマフィア、スパイと国際的にスケールアップして、高齢の老人方が心配になる程。少し冗長な気がしたが、二転三転の展開に最後までハラハラした。前作も活躍したボグダン、カッコ良すぎる(笑)

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    2023年01月07日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    ネタバレ

    前作と同じく、英国式ジョークがわかりづらく、イギリス人なら楽しいんであろう部分が多くてなかなか読みづらい。そこが本国での人気のわけなんでしょうけれど。
    天気予報士のくだりなど、人間考察でもはっとさせられる部分も多く、もっとスッキリ読めたらいいのにと思ってしまいます。

    しかし、ミステリとしては盛りだくさんでとても面白い展開になってきたので、次作も読んでしまいそうです。

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    2023年01月05日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    高齢者施設に入居している元諜報員のエリザベスを筆頭に謎解き活動をするグループ『木曜殺人クラブ』が、マフィアや地域の麻薬密売人を相手に事件を解決していく。とにかく面白い。わくわくしながら読んだ。あまりミステリーを読まないのでずっと犯人がわからず、最後まで物語に心地よく振り回された。登場人物が個性的でお互いに少しずつ補い合う関係性も素敵で、このような人間関係を築くように生きていけたらと思った。

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    2023年01月02日
  • 牧師館の殺人

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    初ミス・マープル!
    ポアロは結構読んだが、マープルはなんとなく読んでなかった。
    安楽椅子探偵の代表みたいに言われているが、思っていたよりも活動的な婦人だった。
    冒頭の、孫であるアガサ・クリスティ社理事長の文が良かった。
    「当時は、裕福でなくでも普通に誰もが使用人を雇えていました。」
    階級社会のイギリスが感覚でわかった感じ。
    ヘイドック医師について言及しているのも再読して腑に落ちた。
    語り手の牧師の妻グリゼルダが魅力的。

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    2022年12月31日
  • アクロイド殺し

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    アイリッシュのファントム

    ウィリアム、アイリッシュのファントム、レイディのお手本になったお話。
    クリスティさんの良さ、ポアロのうまさが遺憾無く発揮されている作品。
    アイリッシュの方も面白いです。お好みで。

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    2022年09月28日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    答えは示唆されてるけどミスリードにまんまとハマってしまうやつ、そっちだったか~!

    レティシアとドーラの関係が好きだったから……
    おばあさん同士の友情と愛情と裏切り、老女百合と言っても差し支えないのでは!?と思うほどドラマティックでした。

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    2022年07月03日
  • 高慢と偏見、そして殺人

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    いいですね。ミステリーの王道。毎回読むのはつらいけど、たまには、楽しい。イギリスの上流階級のしがらみと殺人事件。アガサの王道だ。PDジェイムズバアさん。バンザイ。

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    2022年04月09日
  • イレナの子供たち 2500人のユダヤ人の子供たちを救った勇気ある女性の物語

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    ネタバレ

    イレナとその仲間たちが極限状態の中でなんとしても生きようとする生命力と1人でも多くの命を救おうとする勇敢な姿に終始感銘を受けた。
    しかし、イレナ自身は讃えられるべきことではなく当たり前のことをしたまでで、救えなかった命に戦後も苦しめられている姿が印象的だった。
    救ったユダヤ人をカトリックに改宗せざるを得なかったことが、命を救ったのにも関わらずユダヤ人の親から責められる結果になったことで罪悪感を抱いていることもかなり考えさせられた。

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    2022年01月12日
  • アガサ・レーズンの探偵事務所

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    アガサはなんだかんだいって仕事のできる女性なのが良いです。そして何もかもうまくいくわけではないのもストーリーを楽しくしてますね。ドラマも見てみたいなー。

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    2022年01月10日
  • 牧師館の殺人

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    購入済み

    面白かった

    気をつけて読んでるつもりなのに
    どうしても見落としてしまう。
    事実をありのままに見るというのは
    難しいものですね。
    面白かったです。

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    2021年08月23日
  • 牧師館の殺人

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    マープル
    ミスマープルの長篇初登場作。とても面白かった。自分はポアロよりマープルが好きだ。
    本編とは全く関係ないが冒頭のクリスティの孫による「『牧師館の殺人』によせて」に印象に残る文章があったのでメモ。マープルものの時代について「当時は、裕福でなくても普通に誰もが使用人を雇えていました」と描写している。現代日本の庶民からすると、え、使用人はその誰もには含まれないの?と思ってしまい興味深かった。因みに1943年生まれのアガサ・クリスティ社の理事長。

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    2021年04月30日
  • アガサ・レーズンとイケメン牧師

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    M.C.ビートンの大人気「英国ちいさな村の謎シリーズ」の第13作目。

    修道院に入った元の夫が行方不明になり、意気消沈のアガサ。

    これまでワトソン役としてよき相棒になってくれた男性陣とも疎遠になり、隣人のイケメン作家には軽い女に思われて、もう男にはこりごりという気分になっています。

    そんなとき村の教会に新しくやってきたイケメン副牧師。

    彼にディナーに誘われたアガサは女としての自信を取り戻し始めます。

    しかしその彼が死体で見つかり、彼をよく思っていなかった牧師が容疑者に。

    親友である牧師の妻から夫の疑いを晴らしてほしいと頼まれたアガサは、いけ好かない隣人とともに、再び素人探偵稼業に乗り

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    2020年03月07日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    長編「死者のあやまち」の原型となった、中編一話が収録されている。
    「阿房宮」だけで憶えていた私は初め、ミス・マープルの阿房宮と混同していた。
    あちらは、「グリーンショウ氏」の阿房宮。ポアロは、「ポアロとグリーンショア氏」の阿房宮。編集と訳者さんの苦労が偲ばれる。
    死者のあやまち版はかなりの長編だったが、こちらはコンパクトにまとまっている。しかし登場人物も、話の筋も同じ。読後の満足感は……時間が取れないけどアガサが読みたい!となったときにはこちらに軍配が上がるか。じっくり時間をかけて一冊の本にとりかかるなら、死者のあやまちをオススメする。

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    2019年12月13日
  • 〈協定〉 上

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    浮かれて変な契約するな、という教訓がビシバシ伝わります。とんでもない威圧感。こういう題材がスリラーっぽくなるのは、よほど結婚の土台が揺らいでるんですね。下巻ではどうなるのか、、。

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    2018年09月21日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    死者のあやまち」に比べると、だいぶスリム。ストーリーは同じでこの薄さなのだから、そりゃあどこかは削がれているわけで、それは人物造型ってことになるかな。ポアロにお茶にお砂糖を3杯だか4杯だか入れてほしかったら「死者のあやまち」を、ということになるかな。

    しかしストーリー的に必要なものは充分揃っている。

    最後に付いているジョン・カラン「アガサ・クリスティーとグリーンショアの阿房宮」で明かされる創作過程が面白かった。

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    2017年04月25日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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    表紙から想像した内容とも期待していた内容とも違っていたけれど、歴史的科学的根拠を基に猫についてまとめられている内容は、これはこれでとても興味深い内容で、とても満足しました。
    論文や参考URLなど、注釈の情報量も膨大です。

    うちの子は何故あのような行動を…?と不思議に感じていた疑問に対しての答えのヒントもありました。
    改めて、猫は猫であって人間ではないという現実に引き戻してくれます。
    (なのに愛は冷めない、どころか益々愛しくも感じるから不思議だ)

    犬がとても発達しているということも興味深かったし、未来の猫についてはとても考えさせられます。
    虚勢や避妊で猫たちはどう変わっていくのか。
    一度も考

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    2020年06月22日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    「死者のあやまち」の原型中篇。

    マシュー・プリチャードクリスティーの孫)のまえがきで、デビッド・スーシェ主演のドラマ版のラスト撮影が、「死者のあやまち」で、舞台のモデルであるグリーンウェイで行われた事に言及していたのを感慨深く読んだ。

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    2016年02月24日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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     勝手気ままに生きていると思われている猫。エサをくれないと飼い主には見向きもしないと思っていたら、飼い主の子供が犬にかまれているところに突進して犬を撃退した猫がアメリカで話題になっていた。その名はタラ。

     謎に満ちあふれている猫について人間社会との関わりについて掘り下げていき、猫が本来持っている性格と今の時代に生きる猫の姿についても書かれている。

     ハリネズミと同様おひとり様を好む。寂しいだろうと思ってもう1匹猫を飼うと大変なことになるようだ。人間との関係は早いうちから築いていかないとうまくいかないと書かれている。愛情を持って飼ってくれない人間にはゴロゴロ鳴らしてすり寄ってくるどころか見向

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    2015年06月04日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    今年の1月に初めて刊行されたアガサ・クリスティーの未発表作品、ということで一も二もなく購入したけれど、
    よくよく説明を読むと、
    既に発表されている作品の原型になったものだったらしい。
    とはいえ、出版社(業界)の都合で強い思い入れのあった作品が発表できなかったという事実は在り、
    また、今作を基に長編に膨らませたという「死者のあやまち」が未読だった私にとっては実に新鮮に楽しんで読めた。
    実はオリエント急行以外ではヘイスティングスの出てる作品しか読んだことがなかったんだよなぁ。
    クリスティブームが再燃したのを好機に、未読のポアロシリーズやクリスティの自伝も読んでみたい。

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    2015年02月09日