羽田詩津子のレビュー一覧

  • 〈協定〉 上

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    浮かれて変な契約するな、という教訓がビシバシ伝わります。とんでもない威圧感。こういう題材がスリラーっぽくなるのは、よほど結婚の土台が揺らいでるんですね。下巻ではどうなるのか、、。

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    2018年09月21日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    死者のあやまち」に比べると、だいぶスリム。ストーリーは同じでこの薄さなのだから、そりゃあどこかは削がれているわけで、それは人物造型ってことになるかな。ポアロにお茶にお砂糖を3杯だか4杯だか入れてほしかったら「死者のあやまち」を、ということになるかな。

    しかしストーリー的に必要なものは充分揃っている。

    最後に付いているジョン・カラン「アガサ・クリスティーとグリーンショアの阿房宮」で明かされる創作過程が面白かった。

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    2017年04月25日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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    表紙から想像した内容とも期待していた内容とも違っていたけれど、歴史的科学的根拠を基に猫についてまとめられている内容は、これはこれでとても興味深い内容で、とても満足しました。
    論文や参考URLなど、注釈の情報量も膨大です。

    うちの子は何故あのような行動を…?と不思議に感じていた疑問に対しての答えのヒントもありました。
    改めて、猫は猫であって人間ではないという現実に引き戻してくれます。
    (なのに愛は冷めない、どころか益々愛しくも感じるから不思議だ)

    犬がとても発達しているということも興味深かったし、未来の猫についてはとても考えさせられます。
    虚勢や避妊で猫たちはどう変わっていくのか。
    一度も考

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    2020年06月22日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    「死者のあやまち」の原型中篇。

    マシュー・プリチャードクリスティーの孫)のまえがきで、デビッド・スーシェ主演のドラマ版のラスト撮影が、「死者のあやまち」で、舞台のモデルであるグリーンウェイで行われた事に言及していたのを感慨深く読んだ。

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    2016年02月24日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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     勝手気ままに生きていると思われている猫。エサをくれないと飼い主には見向きもしないと思っていたら、飼い主の子供が犬にかまれているところに突進して犬を撃退した猫がアメリカで話題になっていた。その名はタラ。

     謎に満ちあふれている猫について人間社会との関わりについて掘り下げていき、猫が本来持っている性格と今の時代に生きる猫の姿についても書かれている。

     ハリネズミと同様おひとり様を好む。寂しいだろうと思ってもう1匹猫を飼うと大変なことになるようだ。人間との関係は早いうちから築いていかないとうまくいかないと書かれている。愛情を持って飼ってくれない人間にはゴロゴロ鳴らしてすり寄ってくるどころか見向

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    2015年06月04日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    今年の1月に初めて刊行されたアガサ・クリスティーの未発表作品、ということで一も二もなく購入したけれど、
    よくよく説明を読むと、
    既に発表されている作品の原型になったものだったらしい。
    とはいえ、出版社(業界)の都合で強い思い入れのあった作品が発表できなかったという事実は在り、
    また、今作を基に長編に膨らませたという「死者のあやまち」が未読だった私にとっては実に新鮮に楽しんで読めた。
    実はオリエント急行以外ではヘイスティングスの出てる作品しか読んだことがなかったんだよなぁ。
    クリスティブームが再燃したのを好機に、未読のポアロシリーズやクリスティの自伝も読んでみたい。

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    2015年02月09日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    ネタバレ

    オリヴィア夫人に呼び出されたポアロ。ジョージ卿の屋敷で行われる推理ゲームで実際に殺人が起きる予感がするオリヴィア夫人。元の屋敷の持ち主で現在は番人小屋に住むフォリアット夫人。フォリアット夫人が教育したジョージ卿の妻パティ。ジョージ卿の財力で生活する少し知恵の遅れたパティ。ポアロに屋敷には今でもフォリアット一族が住んでいると話すマードル老人。推理ゲームで殺害された少女マーリーン。事件後殺害されたマードル。消えたパティ。パティの元を訪れた従兄。

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    2015年01月30日
  • 猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理

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    役者あとがきに「猫を幸せにする本だ」と書かれていた。うん、その通りかもと思う。真面目に猫の将来を考えている本。

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    2014年12月21日
  • 密室の王

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    恐るべき用意周到な知能犯のサディストにして、コンピュータの天才的なスキルを有し、銃器の扱いにも熟練している上、異常性欲の対象が「小児性愛」という歪んだ己の欲望を満たし実現させる為には例えどんな労苦も物ともしない激しい執着心を持つ、という、まさに現代社会が生み出した絶対的邪悪な怪物= “公爵(デューク)” が登場する、米社会の闇を活写する犯罪小説の1つ。
    これがフィクションとしての処女作、というのが信じられないほど、作者の力量が途轍もない。

    かつて誘拐~監禁され何年にも渡って性的に肉体的に陵辱され虐待され続けてなお、奇跡的に救出された少女が主人公となり、重いPTSDに現在も悩まされ続けている中

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    2014年08月14日
  • 高慢と偏見、そして殺人

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    原作の雰囲気ぶち壊しだったらどうしようと恐る恐る読み始めたのだが、さすがP・D・ジェイムズ。読み応えのあるミステリーになっていた。

    翻訳の力もあると思うが、18世紀から19世紀にかけてのジェントリ階級という『高慢と偏見』の世界にスッと入り込める。

    これは、原作から六年後、エリザベスは今や二人の男子の母となり、ダーシー夫人としての地位を確立している。

    そんな幸せなダーシー夫妻の生活に影を落とすのは、やっぱりウィッカム、リディア夫妻である。
    相変わらず人のお金を当てにするような生活を続け、挙げ句の果てに、自分が殺人事件の容疑者にまでなってしまう。

    事件が起こってからは、法廷もの的な流れにも

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    2013年07月02日
  • 高慢と偏見、そして殺人

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    英国ミステリの大家P・D・ジェイムズによる「高慢と偏見」の続編。
    みんなオースティンが好きなのね~。
    実力派なのでしっかり書き込まれ、19世紀初頭の捜査や裁判もありありと。

    「高慢と偏見」のあらすじが最初にまとめられていて、その辛らつさがとてもオースティンぽい。
    5人の娘を持つベネット夫人が4人までを結婚させられたのは幸運だったと思われていると。
    美しく優しい長女ジェーンの幸運な結婚は祝福されたが、次女エリザベスの不釣合いな結婚は驚きとやっかみを招いたと。
    ダーシーとエリザベスは当初反発し合っていたことを狭い世界の誰もが知っていたし、ダーシーは名門で格が違いすぎ、エリザベスが女主人となるペン

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    2013年03月30日
  • 高慢と偏見、そして殺人

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    エリザベス、ダーシーらの人物造形を、きちんとオースティンの作品から受け継いでいるのが小気味よく、前作を楽しんだ感情をそのまま持ちながら読めたのは満足。
    ただ、途中からなんとなく怪しいと感じた人たちが、予想通り結末にからんできて、そして最後の大団円的な終わり方は、以前のジェイムズっぽくないような。
    まあ、他人のキャラクターだから、暗鬱とは終わらせられなかったと思うけど。

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    2013年02月08日
  • 木曜殺人クラブ

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    ミステリは基本的に好きなのですが、あまり私にはピンと来ない作品だったというのが正直なところ…。プロットがかなり入り組んでいるのだが、入り組みすぎていたからなのか単に私との相性なのか「次を読みたい!」というドライブがなかなか入らなかった。「木曜殺人クラブ」というタイトルは素敵だったのに残念。

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    2026年01月11日
  • 木曜殺人クラブ

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    これはミステリーだろうか。伏線はあらたな真実で簡単に覆り、たんなるミスリードになってしまう。結局、追っかけていたと線とは全く違う人物が犯人。辻褄は合っていても、それまでのストーリーと全く重ならず、読み進めてきたことが徒労にしか思えない。
    テレビドラマにしたら、面白いかもしれない。

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    2026年01月07日
  • 木曜殺人クラブ

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    ネタバレ

    クリスティみたいなタイトルに惹かれて手に取り、作者がリチャード・オスマンで少し驚いた本。

    高齢者向けの高級施設で暮らす老人たちが未解決事件の調査していたところ、本当の事件が起こり捜査に乗り出す、、、という話。

    若い警察官2人がそれぞれ悩みを抱えている描写もあって、アグレッシブで型破りな老人たちがどんどん行動に移していく様子が対照的で印象深かった。


    海外独特の言い回しや登場人物の言動、地名などに慣れず物語の半分までなかなか入り込めなかったけれど、後半は高級施設で暮らせるほどの人生を歩んできた老人たちの心情と、老いや死への考え方向き合い方に惹き込まれた。

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    2026年01月07日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    オーディブルにて視聴。
    初アガサ・クリスティ作品でした。
    「ここにいる全員が隠しごとをしている」と言ってからのひとりひとり回収していく展開がとても綺麗だと感じました。
    自分があまり翻訳文章に慣れておらず、特に音声で聴いたせいで完全に理解しきれなかった部分もあり悔しいです。
    次に読むときは本で読んでみたいです。

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    2025年12月05日
  • アクロイド殺し

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    物語を楽しむ、より自分で挑むな話
    姿勢を間違えたのと、やはり古さと翻訳独特の受け入れ難さあり、
    自分にはまだ早い

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    2025年12月01日
  • 木曜殺人クラブ

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    高級高齢者施設のクーパーズチェイスには「木曜殺人クラブ」という未解決事件の推理クラブがある。
    メンバーは経歴不詳のエリザベス、元看護師のジョイス、元活動家のロン、元精神科医のイブラヒムの4人。
    ある日、施設の経営者であるトニー・カランが殺害されたため、4人は人脈や話術を用いて事件を解決しようとする。

    ・感想
    エリザベスは一体何者なんだろうーつよつよおばあちゃんかっこいいな。ちょっとご都合主義な所はあるけどw

    内容的には結構重い話だった…。
    それぞれの秘密とそれぞれの犯罪。
    どの犯罪も「愛」が原因であったけども、殺すことも死ぬことも「ロマンチックな愛のせい」で片付けてる印象があっ

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    2025年11月24日
  • 木曜殺人クラブ

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    老人施設で未解決事件を暇つぶしに捜査する4人の入居者老人の話。
    タイトルからしてもっと剣呑なものを想像してましたが、殺人「捜査」の方でした。初期のミスマープルっぽさが漂うエリザベスとかがなんともいい感じですが、ちょっと強引すぎるし有能すぎる感も。
    一応フーダニットで構成されてるような印象ですが、ミスリードっぽい人物も多分にちりばめられて、純粋な犯人あてとかできるんだろうか?そんなヒントというか手がかりありましたっけ?
    雰囲気はとてもよかったんですが、登場人物描写があっちこっちにいっててそれぞれの印象がちょっと散漫に。中盤少し読んでて眠くなってしまった。あと介護だったり自分の認知の心配だったりそ

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    2025年11月20日
  • 木曜殺人クラブ

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    ストーリーが思いの外重かった。え?そんなことしなくても?っていうのもあえり、なんとなくモヤモヤっとする。そして思ってたより壮大(?)。訳のせいか元々の文章がそうなのか?本当ストーリーを追っていく感じ。ボリュームはあるけどさらっと読めます。

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    2025年11月09日