羽田詩津子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原作は無知論、ドラマ、映画も見たので結構濃密に記憶にあるダーシーとエリザベスらの情景。
オースティンの雰囲気をしっかり踏襲し、換骨奪胎にもならずジェイムズのテイストは殆ど抑え込んだまま(いい意味で)仕上がっていると思った。
エピソードの展開も恐ろしく「ゆっくり」エリザベス王朝の雰囲気のまま。それもあって良くも悪くも、ミステリーというよりその時代ならではの刑事事件、検察と司直のやり取りが厳かというよりまだるっこく感じられた。分厚い一冊とは言え一族の中でのプライド、思惑、焦燥、苛立ちや不安がエリザベスやダーシーを中心に一族其々描かれているパーツが6割位有った気がする。
解説にもあったがジェイムズ -
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Posted by ブクログ
訳はちょいちょい固いところあるが
面白く読んだ。
きちんと勉強して、日本の食べ物を満喫
しているのとか好感が持てた。
しかしたまたま食べログ見た天ぷら松は、
料理は美味しいけど、
一見客をかなり待たせるし
サービスが悪いという口コミが結構あって、
カウンターで取材するアメリカ人は丁重に
扱って、一見客はぞんざいなら
魅力は激減だよな〜と思った。
そう思えば、他のとこも取材するアメリカ人だからいろいろしてもらえるわけで
一般日本人が逆にここまで歓待してもらえない
だろうな〜と思うと複雑な気分。
それが職人?だけど同時にサービス業でもあると思うんだけど…
時々履き違えてる職人もいるわけだし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ旧知のミステリ作家アリアドニ・オリヴァ夫人から、相変らず一方的に呼び出されたポアロ。
聞けば田舎屋敷グリーンショアのお祭りの催し「殺人ミステリ推理大会」の優秀者の表彰をして欲しいとのこと。
オリヴァ夫人はこの催しのプロデュースを任されていたのです。
満更でもない気持ちで引き受けたポアロだが、読者の予想どおり“本当の殺人事件”が起きてしまう。
中編作品のため、一冊分の枚数を稼ぐためか、関係者による序文が2つ、解説が2つあった。
本文124頁に対し、これらが37頁。
多少うんざりしたものの、解説にあった、クリスティ本人のプロットメモには興味をそそられた。
クリスティがどういうポイントでミステリを -
Posted by ブクログ
帯の裏には「どうすれば人なつこいネコになる?」「ネコが飽きないおもちゃとは?」「ネコはわたしたちをどうみている?」というような飼い主の素朴な疑問をわざわざ載せていて、それらの疑問にずばっと答えてくれる本のように思えるのだけど、飼い主として知りたいそれらの話題は、全体からするとごく一部でしかない。
猫の祖先となる世界中のヤマネコの話や、歴史的にいかに人間社会に入り込んでいったのか、その過程の犬との差異や、身体のつくり・器官について、どういった要素が遺伝によるのか、などがメインの学術的な本である。
図表・図解なども少なくイラスト以外は文章だけで構成されているので、「ネコの飼い方入門」とは違うと -
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