あらすじ
裕福な家庭に生まれ、最愛の父のもと公女のように育てられたセーラ。7歳でロンドンの寄宿学校にあずけられると、持ち前の知性とやさしさでたちまち人気者に。ところが、11歳の誕生日に父の死と破産の知らせが届くと、セーラの境遇は一変。酷薄な校長は、セーラを屋根裏部屋に追いやり、食事や衣類も満足に与えず下働きとしてこき使う。だがセーラは、過酷ないじめに耐えながらも、心だけは「公女のように」と振る舞う。そんなセーラに、ある日魔法のようなできごとが起こり……!
『秘密の花園』『小公子』とともに、いまなお世界中で読みつがれるバーネットの最高傑作を、読みやすい新訳で!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いつ読んでもセーラが耐え切れず気持ちが崩れる所が可哀想で辛い。普段はどうにか想像の力で自分を奮い立たせているのに。今日はセーラとミンチン先生の相性の悪さが気になりました。セーラも頑固だし、頑なな態度に大人たちが痛い目を見せてやろうと躍起になっているようで。でもベッキーにしていたように、泣いて見せても扱いは変わらなかったでしょうね。隣にいるのに、名前を聞け、とイライラしますが終わりには素晴らしい開放感があります。