あらすじ
近くの村祭りで、珍しい豚の丸焼きが催されるというので、見物に出かけることにしたアガサ。深い霧のなか、中世の衣装に身を包んだ村人たちが、松明をかざして丸焼きの準備に取り掛かる。ところが準備が進むにつれ、どこか違和感が。串に刺さっているのは、豚ではなく人間なのでは? またしても奇妙な殺人事件に出くわしてしまったアガサは、被害者の元妻の依頼を受けて捜査することに。しかし有力な手掛かりをつかめないまま、ロイが何者かに拉致される事件が起こったしまう。このまま捜査を続ければ、探偵事務所のみんなに危険がおよぶ。アガサは探偵事務所を閉めて事件から手を引く決意をするが……!?
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Posted by ブクログ
センセーショナルな事件で幕開け。相変わらずのアガサにハラハラドキドキ。最後は今後の展開が気になる終わり方。ミセス・ブロクスビーはいつも優しい。次巻が楽しみ!
Posted by ブクログ
相変わらずおもしろい。
ちょっと元気のないときに読むと、いつの間にか前向きな気持ちになれる。
今回はいつものメンバーがみんな大活躍で、満足度が高かった。
でも、おもしろいからついつい気軽に読んでいるけど、結構残虐な場面もあるよね。
アガサはタフだな~と尊敬してしまう。
そして最後は「あぁ、アガサ…」という終わり方 笑
次どうなるんだろう。
アガサってなんだかんだありつつ、モテるよね。
Posted by ブクログ
期待を裏切らない面白さと愛らしさで、今回もアガサ・レーズンは大活躍でした。自分勝手なジェームズ、気まぐれチャールズ、PR命のロイを振り回し、振り回されて物語は進んでいきます。今回の事件はいつになく残虐で恐ろしかったのが印象的。それでもアガサは持ち前の負けん気で、今回も命からがらな思いをしつつも、しっかり活躍。そして、冷静な経営者判断をしていきます。愛すべき、という形容詞がぴったりなアガサ。所々で出てくる、神経痛、股関節置換術などの単語に年齢は感じさせるものの、そんなものをものともせずに美容院に行き、着飾り、お手入れする姿に、勇気をもらえるのも、この本の特徴です。今回もアガサの素直な優しさや面倒見の良さに感嘆し、だけども一方でしっかり若さに嫉妬、寂しさに一粒の涙があることで、より愛すべき女性に磨きがかかっていました。面白かったー!