川添愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
川添さんの本は、「言語学バーリトゥード1」
に次いで2冊目。同じ言語学に関する内容でも、
「バーリトゥード1」は、話題が身近でサクサク
読めたが、こちらは、沢山の例題を用いて、
言葉の違和感について読み進める
学術書のようで、少し趣きが異なるが、
実用的で有益な内容だった。
私達が普段、無意識に使っている言葉の使い方
や、曖昧さが、思いがけない誤解を与えたり、
トラブルに発展する場合がある。
主語が大きい場合は、特に注意が必要。
形容するかたまりが、長くなると、曖昧になり、
誤解を招きやすい。
誘導尋問のかわし方など。
日常で役に立つ言葉の使い方が、他にも
沢山解説されている。
個人的には、特に相手のぼんやりとした言葉を
自分が都合よく受け取っていないか反省。
普段、無意識に使っている自分の言葉の使い方
には、個人の癖があるが、意識して見直す
必要があると思った
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Posted by ブクログ
プロレス好きということで知った川添先生の言語学入門書。
普段使っている日本語の曖昧性はどこから来ていて、どうやったらそれを避けることができるかが説明されている。人の文を読んで私自身感じることが多い違和感の正体が少し理解できた気がする。そういう文を書きがち、話しがちな人に読んで欲しいと思うが、概してそういう人は本を読まないのよね。
具体例は忘れたが、高校の英文和訳の授業で、意味が伝えづらい文の語順を入れ替えることで見事に問題を解決した友人のことを今でも憶えているので、私自身こういう理論が好きなんだろうと思う。
「最強のニーチェ」と同様、最後にご自身の背景が述べられており、グッときた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ言葉がわかるロボットを作って、楽したい!
人工知能が言葉を理解しているとはどういうことなのか。言葉がわかるロボットを作って、自分たちの代わりに働いてもらおうとするイタチたちの物語と一章ごとの解説で、それがどれだけ難しいことかを説明する本。言語学を外国語教育の方面からかじっていたので、イタチたちほど自分は愚か者じゃないと思いつつ、「言葉を理解する」の想像以上の深さにあらためて驚く。
ChatGPTの精度が色々言われているが、大量のデータを集めていても元になっているデータに間違いがあると吐き出した結果も間違うことがある。だからすべてロボットに任せることはまだできない。判断は人間がする。またすべてを任せるのではなくて、ある目的の処理だけロボットに任せるのもありで、これもやはり人間がいないと一連の流れは完成しない。イタチたちには申し訳ないが、働かないで済ませることはまだできない。人工知能は勝手に発達しない。当分人間がお世話をしないといけない。
あらためて人間の言語獲得の仕組みはすごいと思った。しかし人間の仕組みと、機械の仕組みを同じにする必要はないという指摘にもはっとした。機械にしてほしいことを、望ましい精度でさせることができたらよいのだから、まったく異なる方法にブレイクスルーがあるのかもしれない。
動物たちの物語で楽しく読めた。中高生におすすめしたい。