川添愛のレビュー一覧

  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

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    AIを「数の並びを入力したら、数の並びを出力するもの」と定義して、AIがが出来ること、出来ないことを平易な言葉で解説してくれている。
    ヒトの言葉の難しさ、言いかえれば人間の言語能力の凄さが分かって面白かった。本書はAIの可能性と限界について考えるきっかけになる。

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    2021年11月03日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    言語学とタイトルにつく本を何冊か読んでみて、いまだに言語学という広い範囲に何が含まれているのかつかみきれていないのだけれど、この本は言語学の中でも理論言語学のエッセンスを集めた本のよう。
    川添愛さんの著書はこれまでにも何冊か読んでいるけれど、わかりやすく平易に説明する技術に長けた方だなと感じる。
    この本も、これまでのものより専門的な本なのかなと思っていたら読みやすいので一気に読めてしまい、あまりに駆け足で読み進めてしまったので、きちんと理解できているのだろうか…?と首を捻りながらページを捲ると、第4章に出てくる総復習的な練習問題で「わかるぞ…!」と、意外としっかり内容を理解できていたと達成感を

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    2021年08月23日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    人の言葉をわかるロボットをイタチが開発する話である。
    言葉を理解することについてわからせることで、人工知能と言語の問題を明らかにしている。
    問題提起にはいいであろう。

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    2021年06月23日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    素晴らしい本!コンピュータに関わる仕事をしている人はもちろん、そうでない人も、ぜひ一度読んで欲しいそんな本。

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    2021年06月17日
  • 数の女王

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    本書の著者である川添愛の別の本が面白かったこともあり、こちらも読んでみました。

    『数学ガール』と『博士の愛した数式』のような要素を持つファンタジー、というのが自分の印象です。
    何よりも、数字の使い方がとてもうまく、また、数字の意味付けや、キャラクター設定も絶妙だと思いましたし、それらとこの本の世界観の設定がうまくマッチしていると思います。

    ちなみに、ある程度、数学の素養がある自分は、楽しく読めたのですが、普通のファンタジーとして読めるのかどうかは疑問です。
    また、この本に出てくるフィボナ草の設定についても疑問があります。
    が、たとえ、それらの疑問があったとしても、それらを上回る面白さがあり

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    2021年05月12日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    サブタイトルに「はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ」とありますが、まさにその通りの本でした。

    コンピュータに必要な数学、論理学、工学について、丁寧な説明があり、中学レベルの数学、理科が理解できていれば、十分に読みこなせる内容になっています。
    とくに、数学と論理学の部分についての説明は、歴史的な経緯も踏まえつつ進められており、秀逸だと思います。

    著者には、他にも著書があるようなので、そちらも是非、読んでみたいと思います。

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    2021年04月25日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    川添さんの本2冊目、これも非常に面白かった。挙げられている例文が尽く面白く、都度ハッとさせられる。私達がもつ当たり前に脳内で(都合よく)変換する脳内母国語スキル!中学生くらいの文法のテキストにもいいと思った。

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    2021年04月04日
  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

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    面白かった。大変読みやすく、読むべき一冊。読みながら、もしかすると人間が対話をする機会が減っていることで揺らぎを読み取る力が目に見えて失われ、AIが人間に近づく以上に人間が現状AIのように単純化していくことなのではないか?と思えて非常に怖くなった。ハッシュタグ運動などはまさにその現れなのではないだろうか。最近読んだ翻訳や通訳にも通ずる内容。

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    2021年03月18日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    コンピュータの中身はどうなってるの?
    コンピュータは2進数で動いていると言われても、どういうことか想像できない。。
    という状態で読みましたが、すごく分かりやすく解説されていて、今までキーワードとして聞いたことがあった言葉が、やっと理解できました。

    コンピュータって便利だけど、なぜいろいろなことができるのか分からないという人に、本当におすすめです。

    ○コンピュータはデジタル機器
    ○コンピュータは数字で表された情報を扱う機械

    アラビア数字は位取り記数法。コンピュータの内部ではこの二進法が使われている。
    →電源のオンオフで表現できる2が、コンピュータにとって扱いやすいため。 

    コンピュータで

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    2021年02月27日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    面白く学びも多かった。私のいる業界では、自然言語処理の認識が大変大雑把で、ビックデータを統計的に処理する、と言ったフレーズでなんとなくなんでもできてしまうことになっていたが、決して深入りせずもう一段ブレークダウンできた感がある。私の関心は言語のAI的応答よりも言語そのもののの構造や在り方の方にあるが、自然言語処理と言語学にまたがる説明により使われ方や課題がわかりやすく提示されているので、とてもよくわかった。
    寓話的な本の作りは当初やや子供向けかなとネガティブに思っていたが、結局理解の助けになった。著者には感謝しかない。

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    2021年01月01日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    数学は赤点、コンピュータの基礎を知らない私にも分かりやすく、スッと頭に入ってきた。
    そもそもコンピュータって何で計算できるの?プログラムをどうやって処理してるの?の基礎が分かりやすく解説された本。
    コンピュータは数学だけでなく物理学、論理学など色々な考え方と人によって出来上がってきたんだと知りました。
    個人的にはあとがき(後日談?)が一番好き。

    なんか知らんけどパソコンってすげー!プログラムすげー!と思ってる人は必読。

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    2020年11月28日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    イラストがかわいい。

    たしかに、わかりやすい。でも、結局コンピューターがどうやって動いているのか、わかったようなわからないような……

    コンピューターについてのはじめの1冊としては、おすすめだと思います。小学校高学年くらいにも、いいかも。

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    2020年11月17日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    「AIによって仕事がなくなる」「10年後に消える職業」
    そんな言葉を何度も耳に・目にしてきました。
    私は替えのきかない仕事というわけでも、ポジションというわけでもなく、そういった言葉に危機感をよく覚えていました。
    とって代わられないためにも、という気持ちからAIについて知ることから始めよう、と何気なく書店で見かけて惹かれたこの本を読むことにしました。

    表紙や挿絵から伝わる絵本のようなとっつきやすい雰囲気が、AI分野にしては珍しく、初心者の私でも読めるかもしれないと思え手に取りました。
    専門的な用語ばかり並んで素人は読み進めるのも難しいということがなく、絵本パート・説明パートと分けた構成になっ

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    2020年10月20日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    装丁と挿画とタイトルに惹かれて読み始めました。
    人工知能についての知識がなくても、言葉に興味があればスッと読めると思います。
    一言で言えば、言葉を理解するってどういうことなのか?が書かれています。
    何でもできるロボットが作れれば、働かなくて良くなるんじゃない?と考えたイタチ達が、機械に言葉を理解させられるよう(かなり他力本願に)取り組む物語パートと、解説パートが交互に続きます。
    普段から他人に言葉で伝えるのは難しいと感じていたけれど、人間は想像以上に複雑なプロセスを経て言葉を使っているんだと改めて認識しました。他人の意図を推測するなんて、そりゃ機械にやらせるのは難しいよね、人間だってしょっちゅ

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    2020年10月01日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    これを書いた人は天才でしょう!コンピュータを可能にした原理や技術を数学や論理の世界にまでさかのぼってわかりやすく面白く解説してくれる。
    今時コンピュータ(パソコンとかスマホと思ってもいい)の恩恵を受けるだけならそんなこと知る必要は全くないけど、何か作ろう何か生み出そうと思ったら原理を知っていると違う。しっかり固い基盤の上でジャンプするか、フワフワのクッションマットの上でジャンプするかの違い、というイメージ。
    本書はアラビア数字の位取り記法からはじまるくらいさかのぼるんだけど、それが今度は数学の理解を立体的なものにしてくれるようにも感じる。

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    2020年07月05日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    コンピュータの仕組みをその歴史と絡めて説明してある本。
    青年と妖精の対話形式で話が進むのに加えイラストも非常に可愛らしいので、堅苦しく学ぶというよりもリラックスしながらさっと読めるという点でも素晴らしい本でした。

    これからの時代のことも含めて考えると、コンピュータに興味が出てきた人だけでなく、小さい子供をお持ちの親御さんが教養として理解するために読む本としても最適かと思われます。

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    2019年10月18日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    川添愛にはずれなし!この本の章立ては以下の三つ。
    ① 数字で情報をあらわす
    ② 電気で計算をあらわす
    ③ プログラミングとは?

    ①と③はユーザー感覚でなんとなくわかっても、②があいまいなので結局ブラックボックス感を拭えない、という私に向けて?、「妖精がコンピュータを作ってみる」というあいかわらずメルヘンな設定とゆるいイラストとで盤石に解説してくれる。説明に使う材料はというと。

    二進法
    豆電球と電池の回路
    電磁石→スイッチのオンオフ。これが真空管、半導体につながる歴史も解説。
    真偽の論理式→Aがうそつきなら、Bは、云々。論理学と数学の融合の学術史もカバー。

    おお、基本ぜんぶ小学生の学習指導

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    2019年01月06日
  • パンチラインの言語学

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    仕事柄どうすれば心に残る言葉を生み出せるのかという悩みに答えてくれるかも…と買いました。気付きを得た箇所もありますがそれより扱っている作品を観たことないなら観たくなり、観たことがあれば言語学面から観直したくなる一冊でした。

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    2025年12月02日
  • 日本語界隈

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    なかなか面白い本でした。言語学的な視点からずいぶんと考えている、ふかわりょうの言葉遣いが楽しいです。
    最近他の言語学の本とか読んでしまって、かぶるところが多い(しかもこちらの方が言語学としての説明も薄い)のが気になってしまったので星1つ落としました。

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    2025年11月13日
  • パンチラインの言語学

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    面白かった〜!川添さんのツッコミが面白い。エンタメ的に楽しく読めるし、言語学的な初めて知る知見もありで知識としても楽しめる本でした。北斗の拳を読んだことないのに北斗の拳のくだりが最高だった〜あとパルプフィクションの格好良さをしみじみ感じました。みてないコンテンツがかなり多かったけど全然楽しめる本。楽しかったので気になってた川添さんの前の書籍も買っちゃった!楽しみ〜

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    2025年11月13日