川添愛のレビュー一覧

  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

    Posted by ブクログ

    コンピュータがブラックボックスにしか見えない超初心者にオススメ。
    回路図の説明で、演算を行う箇所が秀逸。

    0
    2021年01月23日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    動物村の働きたくないイタチを主人公にして童話のような展開で自然言語処理を中心とした人工知能の発達を描きます。人間なら簡単に理解できることを機械に理解させようとすることの難しさをイタチをはじめとした動物たちの言葉で面白おかしく表現しているところが逆に著者の研究における苦労を物語っているように思いました。

    0
    2021年01月10日
  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

    Posted by ブクログ

    人間と自然な言葉のやりとりができるAIが登場していますが、「果たしてAIは言葉の意味を理解しているのかどうか?」という疑問について深掘りした1冊です。
    現在のAIは「こういう単語や語句の後には、このような語句が続くことが多い」といったように統計的に解析して言葉を発しているようです。これを「言葉の意味を理解している」と言って良いかどうか、微妙な問題です。
    その辺りの議論を正確に進めるために、本書は「言葉の意味とはどういうことか」という点、「人が言葉の意味を理解するとはどういうことか」などAIの議論をする前に一歩下がって、まずは「人間が言葉をどう理解しているのか」という点について言語学者の著者が分

    0
    2021年01月09日
  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

    Posted by ブクログ

    ヒトの言葉から機械の言葉への橋渡し。機械の言葉を論じる前にまず人の言葉についてよく分かっていないことを思い知らされる。外国に行くと逆に自分の国のことがよく見えたりするのに似ているかも。言葉で表せないものは機械では扱えないという至極当たり前のことからやっぱりシンギュラリティはまだまだ先(もしかしたら永遠に来ないのかも)と思わざるを得ない。言語モデルGPT-3って知らなかったけれど、これはすごい。相互排他性バイアス(「ヘクを取ってあげて」)の研究はなかなか面白い。

    0
    2020年12月29日
  • 数の女王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     数学の知識を物語の中で学べる作品となっています。私はこのような作品を今まで様々なものを読んできましたが、本書はその中で、最も「カッコいい」作品でした。設定は理解するまでに時間がかかりましたが、一度理解してしまえば手に汗握るストーリー展開や数学に詳しく無くても「なるほど」と言えるものばかりでした。 

     本書で私が最も感動したのは大学数学レベルの領域や、未解決問題も取り上げられているのにもかかわらず、そのほとんどが四則演算に知識で理解ができると言うことです。そしてこれらの説明が淡々と方られるのでは無く、方法や答えに物語としての意味が関連づけされていることで、より興味をそそられました。 
     例え

    0
    2020年07月27日
  • 数の女王

    Posted by ブクログ

    人は生まれながらにして平等ではない。持っていないものを嘆いてもしかたがない。持っているもので何ができるか自分で考えて、そして行動するのだ。

    そんな熱いメッセージが込められたのはたまたまだろうか?

    たぶんそうではないだろう。それは著者の著作に一貫して流れているテーマなのだから。

    1
    2020年07月13日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

    Posted by ブクログ

    歴史から、コンピュータの仕組みがざっくり分かる。まず、数の数え方の歴史から入って、論理学、ブール代数、半加算器、全加算器の考え方、リレー、真空管、半導体による演算のざっくりした仕組み、CPUの仕組みまで優しくまとめたのはすごいな。と素直に思える。

    0
    2020年03月22日
  • 数の女王

    Posted by ブクログ

    数学の知識を織り交ぜたファンタジー作品。神や権力者、戦士をとりまく筋書きが稚拙な感じもあるが、登場人物が固有の数字に置き換えられ、力や魔力を発揮するといった展開が面白い。素数やフィボナッチ数など昔習った事柄が、なつかしく思い出された。力作だと思う。

    1
    2020年01月13日
  • 数の女王

    Posted by ブクログ

    数字の持つ「神秘的な」特徴はそこに神や妖精の存在を、感じさせる。小説、しかもファンタジー小説のような体裁でこのようなストーリーが現れるのは必然なのかもしれない。フィボナッチ数、コラッツ予想、などが題材に使われる。

    1
    2019年11月04日
  • 数の女王

    Posted by ブクログ

    数字の数学のトリビア的な面白さと,登場人物の個々に割り当てられた数をそれにうまく合わせて能力を当てはめているのが凄い!「巡る数」のビアンカには驚いた.ストーリーも数学的な奥深いところと並行して進むのが楽しかった.

    0
    2019年10月30日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    働きたくないイタチって誰? 他ならぬオレやアンタだよ。でもそれあんまり関係ない。
    --------
    もうAI本飽きたよね。

    ではこの本はつまらないかって? 否。

    AIでどう堕落するか、失敗するか、それを動物の森(じゃないか)の住民たちが代弁して、少しずつすすめていってくれる物語、なのだ。

    最近電子書籍ばかり買っていて、この本が手元に届いたときに、装丁の美しさに息を呑んだ。いや本当は呑まなかったが、綺麗だなーと思った。

    僕は本にそういう機能は求めていないが、本以外には求めている。愛でたくなる、ということは大切なことだ。愛でなくていい本が多いから電子書籍に流れてしまうのだ。

    そういうこと

    0
    2022年06月01日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    まずタイトルと装丁が秀逸。内容も「寓話」と「解説」が交互に並び、直観と論理の両面を相互チェックするかたちで理解が進む。文章も極めて平易で一気読み可。中学生くらいの子供なら十分読めるのでは。言語処理について現在の人工知能ができること/できないことがわかるのはもちろんだが、それを通じて我々が現に操っている言語の面白さ/不思議さにも触れることができる。

    本書では、現在主流である「ビッグデータ」を利用してのAIを用いた言語処理の限界と、それを乗り越えることの困難さ(システムの無矛盾性に関するゲーデル的命題を思い出した)が提示されている。どれもなるほどと思えるものだが、ここではたと思い至ったのは、不完

    0
    2021年10月31日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

    Posted by ブクログ

    「信頼」というのは、他人との約束をどれだけ守れたか
    「自信」は自分との約束をどれほど守れたか

    によって積み上がっていくもの。
    蓋し名言だと思いました。

    0
    2026年01月25日
  • パンチラインの言語学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画や漫画のセリフを言語学者の観点から解説する

    ・倒置法の後ろは、予想通りの言葉でも、予想を裏切る言葉でも面白い
    →後ろを際立たせるか、前のセリフの余韻を感じされたり 

    ・語尾に「よ」をつけると、相手を意識した話し方になる。「〜偉い人にはそれが分からないんです。」と「〜ですよ。」

    ・「あえて遊びに行くぞ」は、「あえて」のあとに大変じゃないことを持ってくるギャップ

    ・言葉のなかに隠れた前提があると面白いな
    「汚物は消毒だー」は「お前=汚物」の前提が隠れてる

    0
    2026年01月24日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

    Posted by ブクログ

    「他人は自分とは違う価値観をもって思考している」を前提においた、伝え方についての解説本。
    読んでみると当然のことだと感じながらも、これらを日常で実践できているかというと自信がない。というか多分できていない。
    川添さん自身の体験談も交えて説明されているのもあり、読みやすかったです。

    0
    2026年01月17日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    言語学者さんによる、言葉が分かるロボットを作ろうと奮闘するイタチたちのお話。他の動物界で取り組まれている先進技術から学びながら考え、機械に言葉を分からせることはとても難しいということが示されています。

    今日主流となっているという大規模言語モデル、つまり大量の言語データを機会に学習させて、言葉を使えるような仕組みを機械に組み込もうとする取り組みで、

    どのような課題を乗り越える必要があるのか、など、いろいろと書かれていました。

    今はこの本が出版されてからさらに技術が進んでいるかと思いますが、その発展の方向性みたいなものを少し知れたかなーと思います。

    それにしても、

    イメージと言葉は違う!

    0
    2026年01月11日
  • パンチラインの言語学

    Posted by ブクログ

    著者の本はこれまでにも何冊か読んだが、Web連載が元だからか、凄く軽妙かつユーモアたっぷりなのに、まず驚かされた。

    本書はマンガ、ドラマ、アニメなどから印象的なフレーズ(パンチライン)をピックアップし、それが言語学的にどう解釈できるかを伝えるというのが基本的な流れ。
    知ってるフレーズについては、なるほどそう解釈できるのかと関心しつつ、著者の思い出なども絡み軽快に読んでいくことができた。

    0
    2026年01月06日
  • 日本語界隈

    Posted by ブクログ

    ・対談というものは、立場が全く違う二人(先生と生徒とか、専門家と初心者とか、キノコ派とタケノコ派とか)のほうが読みやすいのだな。この本はそうではなく、日本語に一家言ある玄人どうしの対談。文頭の「ふかわ:」「川添:」表記を逐一確認しながら読まないと「いま、どっちのターンだったんだっけ?」となること多々。
    ・「冬将軍」という言葉について、「『将軍』は冬にしかつかないなと思うんですよ」、夏はどんなに暑くても「夏将軍にはならない」(p.86)。愛媛人としては、「夏将軍」とは「松山商業」として認識していて、「夏」と「将軍」の語の結び付き自体に違和感はないのだが…。「将軍に薄着のイメージはない」(同頁)ら

    0
    2025年12月31日
  • パンチラインの言語学

    Posted by ブクログ

    『言語学バーリ・トゥード』とか
    『日本語界隈』とか
    この著者の本の切り口は、楽しくて好き。
    今回は「名ゼリフ」から考える言語学です。

    『ガラスの仮面』月影先生のセリフ
    「今のあの子ではムリ」って
    今はムリでも将来化けると思っている
    ふくみがある言い方だよね〜。
    『ミステリと言う勿れ』の謎解きは
    言葉遣いに比重がかかってて…。
    『タッチ』南ちゃんの名ゼリフも
    日本人の耳に馴染みの7・5音になってるよ。

    なんて感じで次々と紹介してくれる本です。

    0
    2025年12月29日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

    Posted by ブクログ

    言葉の選び方、伝え方がわかってもらう上で大事。

    言語学者である著書が、相手にわかってもらうために意識していることを、自身の経験も交えて綴っていく。どちらかというと話すのが得意でないという中で、試行錯誤の様子が伝わってきた。

    そんな著書が気をつけていることとして、言葉のチョイスや付け足しという話が出るのは、言語学者らしさを感じた。また伝え方の話はプレゼンテーションにも役立ちそうだった。

    0
    2025年11月30日