川添愛のレビュー一覧

  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    かの有名が「頭が赤い魚を食べる猫」をはじめとして、日本語のあいまいさをこれでもかと取り上げ、わかりやすく解説してくれる一冊。新書でこのサイズにおさまるのが素晴らしい。なるべく誤解を避けようとして頻繁に推敲する自分のような人間以外にもなるべく読んでほしいのだが、そもそも言語に興味がない人が手に取るはずもなく、果たしてどれくらい届くのやら。

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    2024年08月20日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    最初は 漫才の話 掛け合い言葉の話かと思った 本書の中にも出てくるが 今でも 漫才のネタとしてあるのではないか?
    言葉を区切る位置を変える 誰かという表示も 省略する それだけで全く 異なる意味で伝わることになる
    読み進めて 行くと 次に 思い出すのが ニュースピークの話 (ジョージオーウェル
    言論統制することは 思考の自由を奪うことである いいか悪いかの判断は難しいのだが 言葉は時代とともに変化する
    終盤にいたり 著者はコンピューターの言語学者 AI に関与しているのだということがわかる
    ここでは曖昧さがあってはいけない世界である 言い間違いの偶然はありえない それは意図したものである

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    2024年07月30日
  • 聖者のかけら(新潮文庫)

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    川添さんの本だ、と思って読み始めた。
    だから、内容面について特段知識もなく、中世イタリアへの関心が特にあったわけでもない。
    さらに言えば、ミステリもそれほど好きではない。

    が、一ページ目から、中世イタリアの世界に拉しさられる。
    とても面白いのだ。
    今年の一番の収穫本だったかもしれない。

    物語はアッジシのフランチェスコの遺体が消えたという騒ぎから始まり、謎解きが始まっていく。
    イタリアの修道院の雰囲気、各会の相互や法王庁との関係、何より聖遺物に対する一般の人々をも巻き込んだ熱狂的な信仰。
    そういったものが描かれていくのだが、知識ゼロでも全く問題なく理解できるように書かれている。
    アッジシのフ

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    2024年07月28日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    思わず「あるある!」と言いたくなる曖昧な言葉に納得する。言葉の面白さにハマってしまう。高校生におすすめしたい。

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    2024年06月12日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    言語学という私が学生時代にも敬遠していたテーマをユーモアあふれる文章で記した一冊
    筆者の周りで起こった些細な出来事から言語学の世界への導入が見事で、面白い講義を受けているような感じで読み込めます
    AIは絶対に押すなよを理解できるか、と前提の話、たったひとつの冴えたanswerは必読

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    2024年05月21日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    「明明白白」に対する「曖昧模糊」こそがことばの宿命だという言語学者川添愛。私たちが何気なく使っていることばの曖昧さを分類し例示する本書はさすがバーリ・トゥード。頭の中が整理されたというよりはかき回された感じ。

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    2024年05月08日
  • 聖者のかけら(新潮文庫)

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    最高にスリリングなミステリー!
    キリスト教内の複雑さや歴史について凄く勉強になりました。
    登場人物も魅力的で、主人公のベネディクトが精神的に成長していく様子にも心動かされました。

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    2024年04月13日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    身の回りの事例を広く拾い集めて、わかりやすく言葉の曖昧さについてまとめてあった。「広く」の範囲もずいぶんなもので、日常会話からネットミーム、芸人のネタ、戯曲まで、川添氏の守備範囲が本当に広い。日常に潜む言語の曖昧さは「ワハハ」「おい」「いやいや」と、適当に流すか、流さなくても説明できないことが多いのだが、これは教科書にできるレベルにわかりやすい。

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    2024年03月28日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    人が話す言葉の意味や意図を機械が正確に処理するためにはどんなハードルがあるかを、一つずつ順を追ってわかりやすく、しかも物語(おはなし)仕立てで楽しく、説明してくれている。これを読めば、一世を風靡している大規模言語モデルのAIと言えども、それがどんなに進化したとしても、できること(内容・分野・場面)は限られるだろうことがよくわかる。

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    2024年02月07日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    意外と簡単なこともAIにはわからない、どころか知性があるかは推測しかできないんだなぁという感じ。多分それが合ってるのかもしれない。

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    2024年01月10日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    分かりやすく興味深い内容だった。助詞の「は」と「が」の使い方については、前後の名詞の関係が随分と変わってくるという説明があり、とても納得した。会話のほとんどが雰囲気で成り立っているのだなと考えさせられた。

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    2023年12月11日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    東大出版会がだしてる広報誌に連載されてる言語学コラムを書籍化したもの。
    言語学専攻としてはめちゃくちゃ面白かった
    「言語学者は日本語の誤用に厳しそう」とか「恋人はサンタクロース」「恋人がサンタクロース」どっち?とか、わかるーーってなったりなるほどーってなったりするし、砕けた感じの文体だから読みやすいし
    言語学系のコラムちっくな本やっぱり好きですわ。もっとよみたい

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    2023年11月21日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    うちの娘は語学が好きである。英語とか古文とか、文法の勉強自体が好きらしく、活用とかイディオムとか覚えたりが苦でないらしい。
    これは語学は仕方なく学ぶものでそれ自体はめんどくて仕方ない、という私とはえらい違いである。
    したがって、というか娘はなんとなく自分を文系と思っているようなのだが、いよいよコードさえ書かなくてもAIを使える時代がやってくる。そうなると語学そのものが好きなことはAIの本質理解の上で立派な武器なのでこの本を推薦してみた。そして案の定自分が先に読んでいる。

    川添愛さんの本は何冊目かわからないがこちらも予想どおりおもしろい。「自動人形の城」とほぼ同じタイミングの出版であり、いずれ

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    2023年11月12日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    (言語学)の勉強する振りして実はただクスクス笑いたい、つまり私は真面目で意識高い系で勉学に励むんですってスタンスを保ちつつ漫画読みたいようなヒトに向けられた本です。

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    2023年09月23日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    「言葉」とその周りにあるあらゆる情報を(推測を含め)分析するとこんなに面白いんですね。私も、恋人「は」サンタクロースだと思い込んでました。著者のキャラも相当面白いです。何回か思わず吹き出してしまいました。round2待ってます。

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    2023年08月21日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    ソシュールに関する小ネタを探して、必要があって読みました。川添さんの本は初です。
    ところがどっこい。ソシュールさんはちぃ〜とは出てくるが、良い意味で想像を裏切られました。
    当初の目的は果たせそうになかったけど、普通に面白くて読んでしまった。
    軽妙な語り口調、何かどこかで読んだことがある感じだな〜と思ったら、さくらももこだ。川添さんは、言語学界のさくらももこさんと言ってもよいのではないでしょうか。
    (さくらももこさんが少女漫画家の中でもアウトサイダー的にご自身を認知されていたあたりも、川添さんに重なる。)
    夫が「は」と「が」で卒論を書いた言語学徒であったこともあり(まさに底なし沼!)、親しみを感

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    2023年06月19日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    普段意識をしない言葉使いや、言語化して説明が難しい話し言葉、書き言葉を丁寧に解説された良書。専門的な内容を一般の人にわかり易く伝えて頂くことに徹してあり、文章1つ1つが極めて丁寧に記述されている。後段に「言語の難しさはその知識が個人的なものであると同時に公共的なものである点」との視点には大いに感服した。著者の1ファンとしては短い「あとがき」からも本書に対する好意が増した。

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    2023年06月18日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    尊敬する翻訳者さんの紹介で購入。言葉遣いの「違和感」を明解に説明してくれる良書。わかっていたはずの「正しい言い回し」がなぜ正しいのかが理論的に分析され、すっきりと腑に落ちる。日本語を書くこと、話すことを仕事にしているすべての方におすすめできる本。

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    2023年06月12日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    言語学者である著者が言葉を理解することの複雑さとAIで克服することの可能性を分かり易く解説した良書。ChatGTP等の生成AIが一斉を風靡している今こそ、言語・言葉の本質を理解することの必要性を認識した。地に足のついた議論に必要な考え、理解をストーリー仕立てで誰にでも判るように説明されており必読の一冊。

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    2023年05月05日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    自分の経験では、言語学の本は以下のパターンがある。
    ①真面目な人が、真面目になって書いた
    ②真面目な人が、面白いと思って書いた
    ③面白い人が、真面目になって書いた
    ④面白い人が、面白いと思って書いた
    川添氏の④を読んだ後に、この③を読んだので、諸所の表現から④を思い出してしまい、①にも読めそうな③なのに④にも読めるという現象が起こった。これでも門外漢にはだいぶ敷居が高いようにも感じるので、④にあたるバーリトゥードを読んでからこの本を読むのが適切かもしれない。
    何にせよ、言語学的アプローチがわかりやすく書いてあったので、言葉を生業にする方にも大変有用に思う。

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    2023年01月06日