川添愛のレビュー一覧

  • 日本語界隈

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    ふかわりょうさんと、言語学者の
    川添愛さんの対談集。面白かった

    確かに「深まる」のは秋だけ。
    「夏が深まる」とは言わない。
    「秋の気配」は言うけど、「夏の気配」は
    言わない。「冬将軍」は冬にしかつかない。
    グルメリポーターが
    トマトのパスタを食べた時に使う
    「あまりトマトトマトしていなくって、
    あっさりしていておいしいです」という
    表現の箇所に、「トマトトマト?」
    なんとなく分かってしまうところが可笑しい。
    「お寺お寺」?いやいや、それは聞いたこと
    ないですよー(笑)
    もともと悪い言葉ではなかった「忖度」が、
    一夜にしてひっくり返った「忖度」の悲哀も
    面白かった。

    読んでいると、普段耳にしている言葉が
    いろいろ気になってくる。
    日本語は繊細で頑固。
    ふかわさんの言語の熱量に脱帽。

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    2025年08月18日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    自分の言いたいことがきちんと相手に伝わると、自分にとっても相手にとってもストレスが減る。
    そのためにはどうしたらいいのかということが、具体的に書かれていて分かりやすかった。さすがは専門家!
    オフィシャルな場面を想定すると、自分なりには及第点かなと思いながら読んだけど、対家族となると…
    特に子ども相手になると、全然ダメだなと反省。
    相手に敬意を示す。相手をコントロールしない。
    しっかり覚えておこう。

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    2025年08月14日
  • 言語学バーリ・トゥード Round 2 言語版SASUKEに挑む

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    鉄板です。このシリーズを読むと、著者の読んだ本なども紹介されていて、色々興味が喚起されます。お陰さまでプロレス、暗渠、真剣師などの世界を覗くことができました。
    あと、川添せんせいは小説も面白いです。

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    2025年08月06日
  • 日本語界隈

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    日本語の不思議さ、面白さ満載。
    聞き慣れた言葉なのに、改めて問われると、意外な解釈に驚いてしまう。
    言語学というより、巷の会話を肴に盛り上がっているという体で、とてもいい。
    ふかわさんが、こんなにも日本語にこだわる方とは知りませんでした。
    お二人の会話に、おもわず膝を打ってしまうが、この「膝を打つ」が日本の住環境からかもしれない・・なんて話も楽しめる。
    日本語の奥深さと面白さにはまってしまう一冊。

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    2025年07月31日
  • 聖者のかけら(新潮文庫)

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    アッシジの聖フランチェスコの聖遺物を巡る謎と陰謀。
    このジャンル(中世、キリスト教、異端、聖遺物)は大好きなので、あの川添愛氏が書いた初の小説ということで興味を持って読んでみた。読んでみて、特に歴史専門家でも無い日本人が書いたとは思えないほどの描写と内容に舌を巻いた。さすが川添さん。

    聖遺物と言うとエリス・ピーターズの「修道士カドフェル」シリーズ、修道院や異端審問はウンベルト・エーコの「薔薇の名前」、映画では「ブラザーサン、シスタームーン」などを思い出した。

    ミステリー仕立てのストーリーも面白く、登場人物も主役のベネディクトがイケメンというところが今どきかな。
    700ページを超す長編なので時間がかかったけどなかなか面白く読めました。

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    2025年07月22日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    ネタバレ

    面白かった!
    会話できる人工知能が開発されるまでにぶちあたる壁について動物たちのお話を交えて解説してくれる本。
    お話のパートがいちいちユーモラスでよかった、イタチもまわりの動物もちょっと性格が悪いところが愛せる。

    2017年著の本なので今の一大生成AIブームより少し前に書かれている。これ今のChatGPTはどう乗り越えてる問題なんだ?と思って本人に聞いてみたところ、学習方法の大枠はこの本に書かれているようなことと同じで、ただインターネット上のデータ収集の方法がよりパワーアップしたという感じだった。
    意図を推測しているだけであって理解しているわけではないとchatGPTも言っていた。

    結構お話は中途半端なところで終わる。結局機械が意味を超えた“意図”的な部分を汲み取るためにはより深くて多い学習が必要なようだ。

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    2025年07月19日
  • 言語学バーリ・トゥード Round 2 言語版SASUKEに挑む

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    控えめに言って、超楽しい。
    1作目よりパワーアップしています。
    言語学を修めていて、プロレスが好きな人に是非すすめたい。

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    2025年07月17日
  • 言語学バーリ・トゥード Round 2 言語版SASUKEに挑む

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    前作が面白かったので、Round2も買ってみた。軽妙な語り口は前作同様。ただ前作を読んでいるので、インパクトは前作ほどではなかった。言語学と無関係の人も楽しめる一冊。

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    2025年07月09日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    いやぁ、大変面白く読ませてもらいました。
    インパクト抜群の、「この先生きのこる」のイラストの帯。
    私個人が日頃から思っている、「大丈夫」の使い方。
    この本、学校の教材として取り上げてほしいくらいです。
    昨今のSNSでも、言葉足らずのために誤解が生まれたり、議員さんたちの妙な言い回しのために誤解が生じたりなどと、さまざまなケースがあり、日本語自体もここ数年で大きく変わりつつあると実感していたところに、この本です。
    「あいまい」は決して悪くはないけれども、使い方を工夫したり誤解を生まないように言葉を補足したりすることが大切なのだと、教えてくれました。
    私自身も「書く」ことが好きですが、言葉を増やしたり減らしたり推敲を重ねながら書くように心がけてはいますが、果たして他の方に、自分自身が意図した通りの意味が届いてるのやら、不安になりますね。
    とても好感が持てたことが一つ。
    色んなケースを紹介してくださっているのですが、著者自身の失敗談を取り上げていることが多く、モノを書いてらっしゃる方でも、こんなふうに誤解したり、あるいは誤解を生じさせたりということがあるのだ、と書いてくださっていること。
    「きのこ先生」と、「頭が赤い魚を食べる猫」には大笑いしました。
    しかし、日本語ってホント、難しいですね。笑

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    2025年05月31日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    バーリ・トゥードとはポルトガル語で「何でもあり」の意味。格闘技界隈では総合格闘技ということらしい。本のタイトル「言語学バーリ・トゥード」とは担当編集者が「何でも書いてもいいですよ」と答えたことに端を発するとか。川添先生のプロレス愛溢れる言語学エッセイはプロレスを知らなくとも楽しめます。イラストも最高です!背表紙の「AIマスク」はおそらく川添先生と思うが、「アイ」なのか「エーアイ」なのか論争も起こりそうである笑

    この本が好きな方は川添先生の「日本語界隈」を読むことをオススメします。「街で見かけた変な文」を娯楽として成立させたいなんてふかわりょうさんが泣いて喜びそうです

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    2025年05月05日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    「AIは”絶対に押すなよ“を理解できるのか」って、つかみが既に面白い。とりあえず「面白おかしく書いてやる!」と「格闘技が大好き!」に前のめりなのはわかる。そこはわかるんだけど、面白すぎて中身がてんで記憶に残らない…これでいいのか…?笑
    挿絵が絶妙に上手面白くて、そこも良かったです。

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    2025年04月16日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    日常にありふれている日本語の表記を使って、言語学をわかりやすく、興味深く解説してくれている。川添さんは語学に対していい意味でミーハーなんだな、と思える。それが親近感に繋がって一気に読めた。

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    2025年03月29日
  • 言語学バーリ・トゥード Round 2 言語版SASUKEに挑む

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    相変わらず面白い。

    自分が考えてもみなかったトピックもある。
    その一つが「死語」であるかをどう判定するかという問題。
    たしかに、若い世代には古い言い回しをしてもキョトンとするだけ。
    それは100年前の語句だからでも、10年前に流行ってすたれた流行語でも同じこと。
    古い流行語が若い世代にリバイバルする現象は、私自身見聞きする。
    例えば今の十代の子どもたちは「よっこいしょういち」を意外と知っていたり、使っていたりすること。
    横井庄一さんのことなど知らないだろうに。
    「古い言葉=イタい言葉」が成立するのは、流行時を知っている人だけだというのだ。

    倒置文(後置文)の2タイプの話も。
    ・古い情報を後ろに
      わかりきっているから後回しにする。
      一応確認のため文末にあえて言うことが強調効果に
    ・新しい情報を後ろに
      ①不完全な文に後付けで情報を補う
      ②注目させるため、わざと文末に置く
    こんな研究の流れを整理してから、ジョジョの不思議な倒置を分析する。

    ネットにあふれるミスリードを誘う表現を分析したコント、ミスリーディング・セミナー、接頭辞・接尾辞を扱ったコント、接頭辞BLUESなど、ゲラゲラ笑いながら言葉について見直すことができる。

    まだ「UP」での連載が続いているということは、Round3も出るに違いない。
    楽しみにしていよう。

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    2025年03月16日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    何でこの本を知って読む気になったのか忘れてしまったけど、AIにも言語にも特に興味がない自分でも(多少飛ばしたところもあるけど)最後まで興味深く読めた。
    言葉を理解するというのはどういうことか、という普段考えたりしないことを、わかりやすい寓話と素敵なイラストで少しずつ噛み砕いて読ませる。興味のある読者にはさらに詳しい解説が用意されている。だいたい表紙からして素敵でワクワクする仕上がり。
    著者はもちろん、編集や装丁の仕事もすごいと感じた。

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    2025年02月23日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    当たり前に使ってるものの、歴史、先人の知恵と努力の流れをわかりやすい形で知ることができた。
    途中難しい話もあったけど、なるべくカワイイイラストと、例を用いることでイメージしやすくする工夫もされていた。

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    2025年02月03日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    日常生活での会話、文章で、誤訳を招きやすい表現を、お笑い芸人のコントなどを紹介しながら、解説してくれるユニークな本。面白くて、タメになった。

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    2025年01月26日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    あいまいでいい場合と困る場合があると思う。前後の文脈で推測できればいいが、そうでない場合は困ってしまう。できるだけ率直に、伝わるコミュニケーションを取っていきたいと思った。

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    2025年01月07日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    読み物としても研究書としても頗る面白かった!
    日本語文法の視点から、誤解を生むような(複数解釈が可能な)文の分析をしていく
    意味が曖昧な文は避けるべきだが、それを敢えて楽しむ余裕もあった方がいいのだろう

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    2025年01月03日
  • 言語学バーリ・トゥード Round 2 言語版SASUKEに挑む

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    言語に関わる様々ことを面白おかしく紹介してくれるエッセイの第二弾。日常生活にある言葉の不思議について、専門的だったり、専門的じゃなかったりしながら説明してくれる。あくまでエッセイなので、楽しく読み、おっ、と思うことが大事。
    著者と同年代で、特にプロレスやお笑い、漫画に興味があると、ストライクなのだが、それ以外だとネタについて行くのが大変かも。私はドストライクです。

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    2024年12月29日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    最初の方の要請とのやり取りの下りは冗長と思ったが、やさしく噛み砕いて説明してあり、全体としてはよかった。

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    2024年12月28日