世にもあいまいなことばの秘密

世にもあいまいなことばの秘密

935円 (税込)

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[「結構です」→YES NOどっち? 「それですね」→どれやねん 「この先生きのこるには」→先生! こうして誤解は広がっていく] 「冷房上げてください」「大丈夫です」。言葉には、読み方次第で意味が変わるものが多々あり、そのせいですれ違ったり、争ったりすることがある。曖昧さの特徴を知り、言葉の不思議に迫ろう。 【目次】1 「シャーク関口ギターソロ教室」――表記の曖昧さ/2 「OKです」「結構です」――辞書に載っている曖昧さ/3 「冷房を上げてください」――普通名詞の曖昧さ/4 「私には双子の妹がいます」――修飾語と名詞の関係/5 「政府の女性を応援する政策」――構造的な曖昧さ/6 「2日、5日、8日の午後が空いています」――やっかいな並列/7 「20歳未満ではありませんか」――否定文・疑問文の曖昧さ/8 「自分はそれですね」――代名詞の曖昧さ/9 「なるはやでお願いします」――言外の意味と不明確性/10 曖昧さとうまく付き合うために

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世にもあいまいなことばの秘密 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月28日

    身の回りの事例を広く拾い集めて、わかりやすく言葉の曖昧さについてまとめてあった。「広く」の範囲もずいぶんなもので、日常会話からネットミーム、芸人のネタ、戯曲まで、川添氏の守備範囲が本当に広い。日常に潜む言語の曖昧さは「ワハハ」「おい」「いやいや」と、適当に流すか、流さなくても説明できないことが多いの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    「頭が赤い魚を食べる猫」
    これだけで腹抱えるほど笑うことになるとは誰も思わない。
    途中までは、曖昧な文章を多面的にとらえないで自分が意図した意味が正しいというのはけしからん!とか思ってた。でも読み終わる頃には曖昧な日本語オモロいwマジ最高wwwってなったので、べつに正確に伝わらない文章にいちいち苛立...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    「七割以上の問題」を取り上げているのがすごい。何度もゆっくり読めば違いがわかるのだが、すっと読んでしまうとなかなか把握できない。今年最後に出会えた良書。

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    Posted by ブクログ 2023年12月29日

    国語の副読本にしたいと思いました.あいまいな言い方を平気で使う人に是非読んでいただきたいと思います.

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    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    『言語学バーリ・トゥード』の川添愛さんがヤングに向けて放つ日本語ムズカシイ本。

    ほんと、難しい。素直にそう思う。
    音声よりも文字のコミュニケーションが増えてますますそう思う。
    だいぶ司馬懿が勝った本ではあるが、それがいい。
    ↑誤字じゃないよ

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    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    普段何気なく話している言葉
    こうやって解説されると、なんて複雑!
    それを自然と使い分けたり理解してる私たちってすごいな。
    とはいえ、ここに書かれているように言葉の曖昧さからくる誤解はたくさんあり、そこから大きな問題や行き違いになってしまうこともあることでしょう。
    言葉を選ぶ時、他に解釈されないかな?...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    おもしろかった。日頃から、これどっちの意味にも取れるな?とメール文を書き直したり、届いた内容に複数解釈を想定してどのパターンなのか悩んだりしていたことや、英語学習の中でいかに日本語には主語が省略されるかなどを感じていたので、構造の説明を明確に見ることができて非常にすっきりした。とはいえ、曖昧だからこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    新聞広告にも出ていた「きのこ先生」のイラストに心を撃ち抜かれ、本書を手にした。
    誤解を生む表現、あいまいな言葉を分類して説明する本。

    修飾語がどこにかかるか
    否定する部分はどこまでなのか
    並列されたまとまりはどこまでなのか
    指示語がどこを指しているのか

    こういう辺りは、他の本でも読んだことがある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    日本語の曖昧さを、実例により解説したもの。
    普段何の疑問もなく使っている言葉が、実は曖昧であることがよくわかる。曖昧であるが故、話した本人はそのつもりでも、聞いた側が必ずしも同じように理解しているとは限らないのだ。
    話している時は文脈で理解していることもあるが、抜き出してみると、結構あいまいなやり取...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    読みやすく、楽しい。中学生であれば問題なく読み進められるし、小学校高学年でも楽しめると思う。(言葉の題材で桑田佳祐氏の歌詞が出てくる箇所があり、小学生が読むなら要注意)
    身近な言葉を通して、自分の外側に別の見方がある可能性に自然と目が向けられる。多くの子どもたちに楽しく読んでもらいたい。

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