川添愛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『日本語界隈』が気になっているのだけど、その前から読みたいリストに入れていたこちらの本から。
言葉ってほんと面白い。
修飾語が連続すると複数の意味に取れることがある(かっこいい俺の車:かっこいいのはどっち?)とか、ひとつの単語でも文脈によって全く異なる意味として使われたりする(採用はちょっと難しいですね:少しだけ難しいわけではない)とか、期待する言葉の呼応がなかったり、妙な助詞だと文章が気持ち悪くなる(ろくに睡眠不足、はvsが問題等)とか。
一番驚いたのは猫という名詞にも7つの使われ方があるというところ。
猫一般(猫はすばしっこい:当てはまらない猫もいるかもしれないが〈一般的に〉という意を -
Posted by ブクログ
最初の話題が、「怖いCM」
川添愛さんは、ロート製薬のCM「ローオト・ロオト・ローオトー」がなぜか怖かったという。
私にとって怖いCMといえば、武田薬品工業だ。
ウルトラQという番組のスポンサーで、「タケダ・タケダ・タケダー」というやつ。
ウルトラQの不気味なオープニングと一体化していて、怖いというイメージが染みついていた。
ちなみに、ロート製薬のCMは武田薬品工業のCMに似ているが、川添愛さんが両者を混同したわけでもなさそう。
言語にかんする話題も頻繁に出てくるが、なるほどと思ったのが、
・日本語の「おじさん」、英語では?
英語には、中年男性一般を指して言う「おじさん」という言葉がないよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ年齢も経験値も圧倒的に上の人たちに指示を出したり、多忙を極める先輩に質問をしたりするなかで、もっとスムーズにやりとりしたい、、!と思って手に取った一冊。すべての技術を身につけるのは難しいけれど、「わかってもらう」に意識を向ける経験をしたことで、喋る前にひと呼吸おく癖がついた。よきよき。
【参考になったこと】
・相手の都合を考える
→同じ言葉でも話すタイミングによって価値が変わる
・相手の時間を無駄にしない
→できるだけ最小限のやりとりで済むようにする
・質問に伴う前提
→相手と前提が共有されているかを考える
・説明の目的は何なのか
→自分が説明する目的ではなく、相手がこちらの説明を聞く -
Posted by ブクログ
本書は「パンチライン=名台詞」という発想のもと、映画・ドラマ・漫画に登場する印象的な台詞を取り上げ、その面白さを言語学的に読み解こうとする一冊である。台詞の背後にある言語的な仕掛けに目を向ける視点は刺激的で、「あの台詞をそう捉えるのか」と膝を打つ瞬間も少なくない。
一方で、評価が分かれそうな点もある。第一に、扱われている作品や台詞が、著者と同世代の記憶に強く依存しており、世代が異なる読者にはピンとこない可能性が高いことだ。第二に、読み進めるにつれて言語学的な分析の比重が徐々に薄れ、後半ではエッセイ色が前面に出てくる点である。タイトルから本格的な言語学的考察を期待して手に取ると、「言語学はどこへ -
Posted by ブクログ
私は田中みな実さんが大好きなのですが、みな実さんのTBSラジオ『ガスワン presents 田中みな実 あったかタイム』のゲストにふかわりょうさんが登場された際、この『日本語界隈』をご紹介されていました。「どうして秋は深まるのに、夏は深まらないのか?」たしかに、なぜだろう?ラジオを聴くうちに、日本語のなぜ?に興味が湧き、手にとってみることにしました。
集中力がなく、本を読むのが得意ではない私ですが、するする読めました。ふかわさんと川添愛さんの対談形式で書かれているのが、ラジオを聴いているみたいで面白い!
特に心に残ったのは第四章、「なぜ、感情むき出しの言葉は不快なのか」。ふかわさんは、言葉 -
Posted by ブクログ
8月頃?読んだのに、日々の怒涛のような諸々に流されてしまっていた…
友人から紹介され、初めてふかわりょうさんの本を読み、こんなに言葉に敏感なお人だったのか、と初めて知る。
私自身、言葉にはちょっと煩いところがあって、小さなことにも拘ってしまうところがあり。
そんな私とはちょっと感覚が違うな、という箇所はありながらも、ふだんモヤモヤしていた気持ちには共感するところ多数。忖度さんが本来の意味からかけ離れた解釈をされてしまって気の毒だとか。
常日頃、言葉は生き物といえども、失われていく古き良き言の葉、日本語を寂しく思う身に、嬉しい本でありました。