川添愛のレビュー一覧

  • 数の女王

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    数や計算の概念を物語世界のルールに組み込んだ発想がとても新鮮。フィボナッチ数列・完全数・カプレカー数・コラッツ予想などのモチーフが、知識のひけらかしではなく冒険の一要素としてうまく融合、機能していたのが印象的だった。主人公のナジャの成長を中心として、読み進めるほどに重みが増していく構成も良い。
    全体としては児童文学的な読みやすさと王道ファンタジーの熱さが両立しており、とっつきにくそうに見える題材なのに感情の流れがつかみやすかった。特に、恐れや憎しみにどう向き合うかという普遍的な問いが、派手な世界観の中でも地に足のついた言葉で描かれている点に強く惹かれた。数学ファンタジーという珍しさだけでなく、

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    2026年04月24日
  • パンチラインの言語学

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    取り上げられている作品で読んだり見たりしたことがあるものがひとつもなかった。
    既発の作品の内容を取り上げて何かを論じるスタイルという意味で一番最近読んだのは三木那由他氏の「会話を哲学する」だった。本作の方が学術的な土台が強固なように思える一方で語り口はずっとカジュアルでとっつきやすい。連載モノということでひとつの作品毎の長さは短いが、短くて平易な言葉だからといってパンチのきいた小ネタというようなレベルではない部分もあり鋭く胸に突き刺さってくるのが面白かった。

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    2026年04月19日
  • 日本語界隈

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    ネタバレ

    昔から、「『貴様』って言葉は、人を敬う漢字が並んでいるのに、何でひとの胸ぐらを掴む時に使うんだろう?」と思っていた。敬意がすり減ることもあるんだ…初めて知った。
    日本語って面白いなぁ。それにしても「忖度」が不憫。悪役を楽しむのかな。でも、君が悪くないことを私は知っているよ。

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    2026年04月14日
  • パンチラインの言語学

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    素人からするとけっこうガッツリ学術的な説明が出てくるなと一瞬尻込みしたけど、確かに言われてみればそうやって使い分けされてるか〜とか、普段使ってる言葉にそんな意味があるんだ!とか、気付かされることが多くておもしろかったです。
    昭和のアニメ・漫画、往年の名作洋画、令和のドラマと、取り上げられている作品も様々で、自分が見たことあるものだと、あのセリフをそんな風に分析するのかと感心するし、知らない作品でも、作品の簡単な説明もしてくれるので、文脈含めて取り上げられたセリフのおもしろさを理解できました。

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    2026年04月05日
  • 日本語界隈

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    読んで良かった。
    ふかわりょうといえば、白いターバンを巻いていた頃の印象しかなかったけど、当時からあのシュールなネタと独特な目の付けどころが好きだった。
    この本を読んで、なぜ好きだったのかがやっと腑に落ちた気がする。

    彼の言葉に対する視点や引っかかるポイントが自分と驚くほど似ていて、読みながら何度も「そうそう!」とうなずいてしまった。

    ・「忖度」という言葉の使われ方
    ・「二子玉」や「三茶」は省略するのに、「◯◯◯◯◯◯」は略さない不思議
    ・「何食べたい?」「焼きそば『で』いいよ」の『で』という1文字の破壊力
    ・感情剥き出しの言葉は全裸

    ​など、他にもずっと自分の中でモヤモヤしていたことが

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    2026年03月31日
  • 裏の裏は表じゃない

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    言語学を専門としている著者の本なので、難しいかと思ったがとても読みやすかった。
    特に考えていないような事柄も言語化されていて、なるほどとなった。
    あとがきで書かれていた文章のどこかにちょっと言いたくなる豆知識を入れるにまんまとハマってしまった。
    蚊にタピられたは確かに人に言いたくなる。

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    2026年03月28日
  • 日本語界隈

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    「言語学バーリ・トゥード」の川添愛先生が、ふかわりょうと対談している本ということで読んでみました。
    ふかわりょうも意外に(?)言葉に対する感覚が鋭いところがあり、話がきちんと転がっていっているのに感心しました。
    印象的だったところをかい摘まんでみますと、まずは、ふかわりょうが、リンカーンの演説の「government of the peopole, by the people, for the people」という有名なくだりについて、実は意味的には「of the people」は要らないはずだと指摘している部分。
    これは実は、文章のリズムが良くなるので「of the people」を付けてい

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    2026年03月09日
  • 日本語界隈

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    「めっちゃ振り回されるんやけどwww」と苦笑まじりに我が子に言われた。
    振り回しているつもりなんてないのだが。
    人聞きが悪いなあ。

    車で走っていても、歩いていても、途中で気になるものが目に入ると気になって仕方ないのでそこでひっかかる癖があるのだ。
    「ちょっとこれ見たい。何かなあ。何でここにあるのかなあ」とか言ってると脱線しまくる。

    時間がタイトな時とかは仕方ないので割り切るが、急ぐ旅でないならば確実に立ち止まる、ので叱られるのだった。

    ******

    本書は、気になる日本語についつい引っかかって考えてしまうふかわりょう氏と、それを受けて真剣に面白く一緒に引っかかってくれる言語学者・川添愛

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    2026年03月08日
  • パンチラインの言語学

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    ネタバレ

     だれでも知っているようなパンチライン、それゆえにそこには惹かれるだけの理由があるのだと理屈で理解することになった!言葉一つを解体してみるだけでも幾重にも重ねられた構造や意味や作りこみが見えてくる言葉の機械や生き物のような複雑な構造がわかっていくる。改めて自分の何気なく使っている言語を探ってみると確かに隠されていた意味や意味が分類しきれない部分が現れており、まさしく日常生活の中のフロンティアだ。他にも意味やニュアンスは感じ取れるが具体的に何かは言語化できないものが多い。言葉を分解分析するとは自身の内面の道を探ることかも?
     もちろん作品について語る部分も言語学的な部分やそうでない部分を含めてと

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    2026年03月03日
  • パンチラインの言語学

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    「パンチ」も「ライン」も知っている言葉なのに、「パンチライン」が何のことか分からなかった。なるほど、「決め台詞」とはちょっと意味合いがちがうけど、心に残る言葉という意味では、これほどぴったりな言葉はないですね。
    たいてい、こういうアニメや映画やドラマの名言本って、どういうシーンで使われたかは、書いているけれど、そこから「深まる」ことはなかった気がします。
    しかしこの本は、「言語学」と銘打っているだけあって、深い深い。
    「副詞」という文字を久しぶりに見たし、「えらい人には、それが分からんのです(よ)」の「よ」にそこまでの意味があるのか!!ってなりました。

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    2026年02月16日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    WEB業界初心者としてもコンピューター無しでは生きられない現代人の1人としても、学びの多い一冊だった!

    論理学と数学を出会わせて結び付けた偉人たちすごすぎる…
    その仕組みが解かれたうえで、リレー→真空管→半導体と部品の変容により科学が発展していって現代の生活がある。
    完全に括ってしまうのもよくないけど、根っから文系人間の私からすると理系の人々ほんとすごい、ありがたいに尽きるわ。

    デジタルとアナログの違いすら曖昧で、学生時代に数学で集合とか証明とかやったなぁ…ぐらいで今まっっったく覚えてないんだけどこれ読んでから勉強してたら違ってたかもなー

    結構重要な誤字が目立ったかな。

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    2026年02月10日
  • 日本語界隈

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    日本語、面白いですねー。普段、当たり前に使っている言葉も、元々はこんな意味だったって。名詞+い、とか。+する、+る。キョドるって経堂に集まる?なんて笑。とかもなるほど。助詞、助動詞で風景が変わる。敬語は距離感、なるほど。楽しく拝読。ファンの川添さんの作品。ん?この「の」は?

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    2026年01月31日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    言葉の専門家の本ということで、専門書のような読みづらいものかと思って読み始めました。しかし、その予想は裏切られ、言葉の使い方や話し方など、日常で気をつける必要があることが、具体例を示して説明され、非常にわかりやすかったです。各説明のあとに、「例えば~」と具体例があり、自分が何かを説明するときは真似しようと思いました。

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    2026年01月28日
  • 日本語界隈

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    いや、これめっちゃすきだった。
    「あの本、読みました?」で取り上げられてて興味を持って読んだけど大当たり。

    「深まるのはなぜ秋だけ?」などなど。
    日本語の素朴な疑問についてふかわさんと言語学者の川添さんが話し合うんだけど、対談形式だから堅苦しくないし、
    ふかわさんの着眼点と川添さんの解説が良いんです。

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    2026年01月24日
  • パンチラインの言語学

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    面白い。ちょっと世代は違うから自分が通ってないアニメとか多かったが、笑いのツボが絶妙に一致してて、読みながらかなり笑った。
    紹介されていた作品を観たいと思ったし、著者の本も読んでみたいと思った。

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    2026年01月19日
  • 日本語界隈

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    文章量がやや少ないのもあるが、おもしろくてするする読めてしまった。ふかわさんのセンスについての話も大変腑に落ちる。
    ところで「さえずりの沈黙」、最後に入ってきた女性の正体はなんなのだろう。まさかXさん?

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    2026年01月10日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    父がくれた本。面白かった。2巻が出ているので買ってくれないかなーと思っている。「AIは押すなよを理解できるか?」という命題が良い。しかしジェーン・スーといい、プロレスが好きな人ってほんと好きだよね。

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    2026年01月09日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    ネタバレ

    世の中にはコミュニケーションの本が多く並んでおり、自分自身も苦手な分野であるため色々と読んできましたが、この本は一二を争うほど良い本でした。

    始めに「相手に敬意を示す」という、当たり前だけどコミュニケーションを成立させるために非常に大事なことから始まり、質問・指示だしなどと言ったシチュエーションに応じて念頭に置いておく方が良いことが書かれています。

    この本の良いところは、情景が目に見えるようでわかりやすい、というところです。
    単なるテクニックだけではなく、著者の体験談や失敗談も踏まえながらの説明で、強く共感できるところも多いです。良い表現や伝え方の具体例も豊富で、思わずたくさんのメモをとっ

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    2026年01月04日
  • パンチラインの言語学

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    川添愛の言語学系の本を読むと(言語学バリートゥードゥ等)、よし、オレもこれを使って日本語を巧みに操るちょっと突っ込み上手な芸人さんみたいになろうって心に決めるも1ミリも出来てない所を鑑みるに、まだまだ熟読度が足りてないんだろうなと思いふける2026お正月

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    2026年01月03日
  • 日本語界隈

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    言葉を知ること、自分にとって心地良い言葉を使うことは楽しい。
    誰かと話したり、文章を書きたくなった。
    この本を読んでそんな気持ちになった。

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    2025年12月20日