川添愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素人からするとけっこうガッツリ学術的な説明が出てきて、確かに言われてみればそうやって使い分けされてるか〜とか、普段使ってる言葉にそんな意味があるんだ!とか、気付かされることが多くおもしろかったです。
昭和のアニメ・漫画、往年の名作洋画、令和のドラマと取り上げられている作品も様々で、自分が見たことあるものだと、あのセリフをそんな風に分析するのかと感心するし、知らない作品でも、作品の簡単な説明もしてくれるので文脈含めて取り上げられたセリフのおもしろさは理解できます。
終助詞の「よ」とか「〜だったのかい?」の「の」のニュアンスとかの説明が、いまいち感覚的に腑に落ちなかったのは自分のネイティブ言語がそ -
Posted by ブクログ
読んで良かった。
ふかわりょうといえば、白いターバンを巻いていた頃の印象しかなかったけど、当時からあのシュールなネタと独特な目の付けどころが好きだった。
この本を読んで、なぜ好きだったのかがやっと腑に落ちた気がする。
彼の言葉に対する視点や引っかかるポイントが自分と驚くほど似ていて、読みながら何度も「そうそう!」とうなずいてしまった。
・「忖度」という言葉の使われ方
・「二子玉」や「三茶」は省略するのに、「◯◯◯◯◯◯」は略さない不思議
・「何食べたい?」「焼きそば『で』いいよ」の『で』という1文字の破壊力
・感情剥き出しの言葉は全裸
など、他にもずっと自分の中でモヤモヤしていたことが -
Posted by ブクログ
「言語学バーリ・トゥード」の川添愛先生が、ふかわりょうと対談している本ということで読んでみました。
ふかわりょうも意外に(?)言葉に対する感覚が鋭いところがあり、話がきちんと転がっていっているのに感心しました。
印象的だったところをかい摘まんでみますと、まずは、ふかわりょうが、リンカーンの演説の「government of the peopole, by the people, for the people」という有名なくだりについて、実は意味的には「of the people」は要らないはずだと指摘している部分。
これは実は、文章のリズムが良くなるので「of the people」を付けてい -
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「めっちゃ振り回されるんやけどwww」と苦笑まじりに我が子に言われた。
振り回しているつもりなんてないのだが。
人聞きが悪いなあ。
車で走っていても、歩いていても、途中で気になるものが目に入ると気になって仕方ないのでそこでひっかかる癖があるのだ。
「ちょっとこれ見たい。何かなあ。何でここにあるのかなあ」とか言ってると脱線しまくる。
時間がタイトな時とかは仕方ないので割り切るが、急ぐ旅でないならば確実に立ち止まる、ので叱られるのだった。
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本書は、気になる日本語についつい引っかかって考えてしまうふかわりょう氏と、それを受けて真剣に面白く一緒に引っかかってくれる言語学者・川添愛 -
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ネタバレだれでも知っているようなパンチライン、それゆえにそこには惹かれるだけの理由があるのだと理屈で理解することになった!言葉一つを解体してみるだけでも幾重にも重ねられた構造や意味や作りこみが見えてくる言葉の機械や生き物のような複雑な構造がわかっていくる。改めて自分の何気なく使っている言語を探ってみると確かに隠されていた意味や意味が分類しきれない部分が現れており、まさしく日常生活の中のフロンティアだ。他にも意味やニュアンスは感じ取れるが具体的に何かは言語化できないものが多い。言葉を分解分析するとは自身の内面の道を探ることかも?
もちろん作品について語る部分も言語学的な部分やそうでない部分を含めてと -
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「パンチ」も「ライン」も知っている言葉なのに、「パンチライン」が何のことか分からなかった。なるほど、「決め台詞」とはちょっと意味合いがちがうけど、心に残る言葉という意味では、これほどぴったりな言葉はないですね。
たいてい、こういうアニメや映画やドラマの名言本って、どういうシーンで使われたかは、書いているけれど、そこから「深まる」ことはなかった気がします。
しかしこの本は、「言語学」と銘打っているだけあって、深い深い。
「副詞」という文字を久しぶりに見たし、「えらい人には、それが分からんのです(よ)」の「よ」にそこまでの意味があるのか!!ってなりました。 -
Posted by ブクログ
WEB業界初心者としてもコンピューター無しでは生きられない現代人の1人としても、学びの多い一冊だった!
論理学と数学を出会わせて結び付けた偉人たちすごすぎる…
その仕組みが解かれたうえで、リレー→真空管→半導体と部品の変容により科学が発展していって現代の生活がある。
完全に括ってしまうのもよくないけど、根っから文系人間の私からすると理系の人々ほんとすごい、ありがたいに尽きるわ。
デジタルとアナログの違いすら曖昧で、学生時代に数学で集合とか証明とかやったなぁ…ぐらいで今まっっったく覚えてないんだけどこれ読んでから勉強してたら違ってたかもなー
結構重要な誤字が目立ったかな。
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Posted by ブクログ
ネタバレ世の中にはコミュニケーションの本が多く並んでおり、自分自身も苦手な分野であるため色々と読んできましたが、この本は一二を争うほど良い本でした。
始めに「相手に敬意を示す」という、当たり前だけどコミュニケーションを成立させるために非常に大事なことから始まり、質問・指示だしなどと言ったシチュエーションに応じて念頭に置いておく方が良いことが書かれています。
この本の良いところは、情景が目に見えるようでわかりやすい、というところです。
単なるテクニックだけではなく、著者の体験談や失敗談も踏まえながらの説明で、強く共感できるところも多いです。良い表現や伝え方の具体例も豊富で、思わずたくさんのメモをとっ -
Posted by ブクログ
「パンチライン」とは名セリフのことです。
誰もが知っている主に漫画作品を主に、その作品の
名セリフを日本語の言語学観点から考察するのが
本書の内容です。
しかし本書の面白さはそれだけではありません。
その作品のキモとなる部分の解説には、
思わずクスりとさせられるツッコミがあり、
「そういえばそんな場面があったなあ」と思い出に
浸ることもできます。
あの「タッチ」の朝倉みなみによる「めざせ、
カッちゃん、甲子園」はなぜ、「カッちゃん、
目指せ、甲子園」ではないのか。
意味としては後者の方が通じるのになぜ?
ガンダムの終盤に登場するジオングの整備士は
ジオングの脚がないことについて、「偉