川添愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ言語学者さんによる、言葉が分かるロボットを作ろうと奮闘するイタチたちのお話。他の動物界で取り組まれている先進技術から学びながら考え、機械に言葉を分からせることはとても難しいということが示されています。
今日主流となっているという大規模言語モデル、つまり大量の言語データを機会に学習させて、言葉を使えるような仕組みを機械に組み込もうとする取り組みで、
どのような課題を乗り越える必要があるのか、など、いろいろと書かれていました。
今はこの本が出版されてからさらに技術が進んでいるかと思いますが、その発展の方向性みたいなものを少し知れたかなーと思います。
それにしても、
イメージと言葉は違う!ということがまずありますよね。
それぞれについて、人間の脳の中では生成されていっているんだろうと思う。
言語脳の人と視覚脳の人がいる、といいますが、人間それぞれでもどっちを優先的に思考の基盤とするかも違うというので、言語とそれ以外の認知の関係性はなかなか複雑そうで機械で再現するのは至難の業に違いない、と勝手に思ったりしました。 -
Posted by ブクログ
・対談というものは、立場が全く違う二人(先生と生徒とか、専門家と初心者とか、キノコ派とタケノコ派とか)のほうが読みやすいのだな。この本はそうではなく、日本語に一家言ある玄人どうしの対談。文頭の「ふかわ:」「川添:」表記を逐一確認しながら読まないと「いま、どっちのターンだったんだっけ?」となること多々。
・「冬将軍」という言葉について、「『将軍』は冬にしかつかないなと思うんですよ」、夏はどんなに暑くても「夏将軍にはならない」(p.86)。愛媛人としては、「夏将軍」とは「松山商業」として認識していて、「夏」と「将軍」の語の結び付き自体に違和感はないのだが…。「将軍に薄着のイメージはない」(同頁)らしいけれども、「将軍」という語に着るもののイメージを固定していない私には、これは肯んぜられなかった(甲冑姿も衣冠束帯姿もあり。松平健演じる「暴れん坊将軍」のオープニングかエンディングかでは、片肌脱いで弓を引いていたりもしていたような)。