川添愛のレビュー一覧

  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    働きたくないイタチって誰? 他ならぬオレやアンタだよ。でもそれあんまり関係ない。
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    もうAI本飽きたよね。

    ではこの本はつまらないかって? 否。

    AIでどう堕落するか、失敗するか、それを動物の森(じゃないか)の住民たちが代弁して、少しずつすすめていってくれる物語、なのだ。

    最近電子書籍ばかり買っていて、この本が手元に届いたときに、装丁の美しさに息を呑んだ。いや本当は呑まなかったが、綺麗だなーと思った。

    僕は本にそういう機能は求めていないが、本以外には求めている。愛でたくなる、ということは大切なことだ。愛でなくていい本が多いから電子書籍に流れてしまうのだ。

    そういうこと

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    2022年06月01日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    まずタイトルと装丁が秀逸。内容も「寓話」と「解説」が交互に並び、直観と論理の両面を相互チェックするかたちで理解が進む。文章も極めて平易で一気読み可。中学生くらいの子供なら十分読めるのでは。言語処理について現在の人工知能ができること/できないことがわかるのはもちろんだが、それを通じて我々が現に操っている言語の面白さ/不思議さにも触れることができる。

    本書では、現在主流である「ビッグデータ」を利用してのAIを用いた言語処理の限界と、それを乗り越えることの困難さ(システムの無矛盾性に関するゲーデル的命題を思い出した)が提示されている。どれもなるほどと思えるものだが、ここではたと思い至ったのは、不完

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    2021年10月31日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    働きたくないイタチが何でも理解出来るロボットを作って仕事をロボットにしてもらおうと企む話。
    本質は理論言語学をやさしく解説している内容なのだが、我々が意識せずに理解している「ことば」というのを、理論できちんと理解することがいかに難しいかがよくわかった。
    なぜ「イタチ」なのか、ということの意味も最後にばっちり判明できた。
    17年初版なので、AIはこれからという時期だったと思うが、その後の世間でのAIの広がりを考えると、この理論言語学もかなりすすんでいるのかもしれない。

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    2026年05月19日
  • 裏の裏は表じゃない

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    帯文が「思考回路のクセが強い」とあったけど、わりとすんなり理解できる思考回路だと思った。エッセイは苦手分類だけど、完読。「勉強嫌いの処方箋」「判断を助けるもの」が印象的

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    2026年05月02日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    バーリ・トゥードって何と思って思わず手にとってしまった。
    答えは本作に一応ある。
    個人的には、副題にもなっている、「絶対押すなよ」の意味と意図の話がおもしろかったかな。
    プロレスの話も盛りだくさんなので、プロレス好きの人におすすめ。

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    2026年04月28日
  • 裏の裏は表じゃない

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    同世代の言語学者のエッセイということで読んでみた。あえて言語学者的な話題を避けていたということで、半分くらいはただのゲームとプロレス好きな人のエッセイ。あと、なぜか著者は現在、AIにも関わっているようで、昭和の頃からの歩み的なものについてまとめたテキストは面白かった。

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    2026年04月27日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    腰が重くなかなか読み始められなかったけれど、読み始めたら一瞬で読み終わってしまった。口調が軽くサラッと読めたけれど、言語学に興味を持つきっかけになった。
    「植物学者がフラワーアレンジメントができないのと同じだ」という言葉が上手いなと思った。

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    2026年04月22日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    ネタバレ

    ほのぼのとした絵柄と毒交じりのストーリーがステキなAIのお勉強本。AIが人間のことばを理解するにはどういった課題があるのか、とても丁寧に書かれています。豪雨になる=危ないのような常識、否定以外で使用される「じゃない」。AIに理解させることは難しい。内容に対し、文字量が多すぎる気もしますが、わかりやすくはあります。これ、英語よりも日本語のほうがAIに向いてないとかあるのでしょうか?ことば以外も知りたい方は山本一成さんのポナンザ本もオススメします。楽したいイタチたちがAIに振り回される、おもしろかったです。

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    2026年03月18日
  • 日本語界隈

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    ふかわりょうさんとの対談、ということで、一般人の目線からの疑問があるかな、と思ったら、ふかわさん、一般人ではなくかなり言葉にこだわりのある方でした。
    少しこわいぐらいに…(特に恋人とのやりとりのくだり)

    日本語が一字で意味が大きく変わるのは、俳句番組を見ているとよくわかります。

    私の世代ですと、
    「北北西に進路を取れ」が「南南西に進路を取れ」になると、という箇所がツボでした。

    こういうことを普段気にしていない人が考えるきっかけになればいいかな、と思います。

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    2026年03月11日
  • 言語学バーリ・トゥード

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    思ったよりコミカルで軽い読み物でありつつ、普遍文法や助詞の選択などの言語学分野に興味を持つきっかけもたくさん含まれた本だった。

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    2026年02月23日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    「信頼」というのは、他人との約束をどれだけ守れたか
    「自信」は自分との約束をどれほど守れたか

    によって積み上がっていくもの。
    蓋し名言だと思いました。

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    2026年01月25日
  • パンチラインの言語学

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    ネタバレ

    映画や漫画のセリフを言語学者の観点から解説する

    ・倒置法の後ろは、予想通りの言葉でも、予想を裏切る言葉でも面白い
    →後ろを際立たせるか、前のセリフの余韻を感じされたり 

    ・語尾に「よ」をつけると、相手を意識した話し方になる。「〜偉い人にはそれが分からないんです。」と「〜ですよ。」

    ・「あえて遊びに行くぞ」は、「あえて」のあとに大変じゃないことを持ってくるギャップ

    ・言葉のなかに隠れた前提があると面白いな
    「汚物は消毒だー」は「お前=汚物」の前提が隠れてる

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    2026年01月24日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    「他人は自分とは違う価値観をもって思考している」を前提においた、伝え方についての解説本。
    読んでみると当然のことだと感じながらも、これらを日常で実践できているかというと自信がない。というか多分できていない。
    川添さん自身の体験談も交えて説明されているのもあり、読みやすかったです。

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    2026年01月17日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    ネタバレ

    言語学者さんによる、言葉が分かるロボットを作ろうと奮闘するイタチたちのお話。他の動物界で取り組まれている先進技術から学びながら考え、機械に言葉を分からせることはとても難しいということが示されています。

    今日主流となっているという大規模言語モデル、つまり大量の言語データを機会に学習させて、言葉を使えるような仕組みを機械に組み込もうとする取り組みで、

    どのような課題を乗り越える必要があるのか、など、いろいろと書かれていました。

    今はこの本が出版されてからさらに技術が進んでいるかと思いますが、その発展の方向性みたいなものを少し知れたかなーと思います。

    それにしても、

    イメージと言葉は違う!

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    2026年01月11日
  • パンチラインの言語学

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    著者の本はこれまでにも何冊か読んだが、Web連載が元だからか、凄く軽妙かつユーモアたっぷりなのに、まず驚かされた。

    本書はマンガ、ドラマ、アニメなどから印象的なフレーズ(パンチライン)をピックアップし、それが言語学的にどう解釈できるかを伝えるというのが基本的な流れ。
    知ってるフレーズについては、なるほどそう解釈できるのかと関心しつつ、著者の思い出なども絡み軽快に読んでいくことができた。

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    2026年01月06日
  • 日本語界隈

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    ・対談というものは、立場が全く違う二人(先生と生徒とか、専門家と初心者とか、キノコ派とタケノコ派とか)のほうが読みやすいのだな。この本はそうではなく、日本語に一家言ある玄人どうしの対談。文頭の「ふかわ:」「川添:」表記を逐一確認しながら読まないと「いま、どっちのターンだったんだっけ?」となること多々。
    ・「冬将軍」という言葉について、「『将軍』は冬にしかつかないなと思うんですよ」、夏はどんなに暑くても「夏将軍にはならない」(p.86)。愛媛人としては、「夏将軍」とは「松山商業」として認識していて、「夏」と「将軍」の語の結び付き自体に違和感はないのだが…。「将軍に薄着のイメージはない」(同頁)ら

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    2025年12月31日
  • パンチラインの言語学

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    『言語学バーリ・トゥード』とか
    『日本語界隈』とか
    この著者の本の切り口は、楽しくて好き。
    今回は「名ゼリフ」から考える言語学です。

    『ガラスの仮面』月影先生のセリフ
    「今のあの子ではムリ」って
    今はムリでも将来化けると思っている
    ふくみがある言い方だよね〜。
    『ミステリと言う勿れ』の謎解きは
    言葉遣いに比重がかかってて…。
    『タッチ』南ちゃんの名ゼリフも
    日本人の耳に馴染みの7・5音になってるよ。

    なんて感じで次々と紹介してくれる本です。

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    2025年12月29日
  • 世にもあいまいなことばの秘密

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    専門用語にフリガナが振られ、続いてカッコの中にカタカナで英語?用語が記載されてますが、できれば、英語の綴りの、まま載せて欲しかった。
    その方が、検索しやすいと思いました。

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    2025年12月26日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    言葉の選び方、伝え方がわかってもらう上で大事。

    言語学者である著書が、相手にわかってもらうために意識していることを、自身の経験も交えて綴っていく。どちらかというと話すのが得意でないという中で、試行錯誤の様子が伝わってきた。

    そんな著書が気をつけていることとして、言葉のチョイスや付け足しという話が出るのは、言語学者らしさを感じた。また伝え方の話はプレゼンテーションにも役立ちそうだった。

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    2025年11月30日
  • 「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方

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    言語学者が、自分を「わかってもらう」ためのtipsが書かれた本。
    言語学って「意見全体を条件文で述べてみると、話が噛み合わない相手とも意見の整理ができる」等、構文を学ぶんだなと感じた。

    書いてあることは割と初歩的なことが多かった。

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    2025年11月23日