川添愛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
働きたくないイタチって誰? 他ならぬオレやアンタだよ。でもそれあんまり関係ない。
--------
もうAI本飽きたよね。
ではこの本はつまらないかって? 否。
AIでどう堕落するか、失敗するか、それを動物の森(じゃないか)の住民たちが代弁して、少しずつすすめていってくれる物語、なのだ。
最近電子書籍ばかり買っていて、この本が手元に届いたときに、装丁の美しさに息を呑んだ。いや本当は呑まなかったが、綺麗だなーと思った。
僕は本にそういう機能は求めていないが、本以外には求めている。愛でたくなる、ということは大切なことだ。愛でなくていい本が多いから電子書籍に流れてしまうのだ。
そういうこと -
Posted by ブクログ
まずタイトルと装丁が秀逸。内容も「寓話」と「解説」が交互に並び、直観と論理の両面を相互チェックするかたちで理解が進む。文章も極めて平易で一気読み可。中学生くらいの子供なら十分読めるのでは。言語処理について現在の人工知能ができること/できないことがわかるのはもちろんだが、それを通じて我々が現に操っている言語の面白さ/不思議さにも触れることができる。
本書では、現在主流である「ビッグデータ」を利用してのAIを用いた言語処理の限界と、それを乗り越えることの困難さ(システムの無矛盾性に関するゲーデル的命題を思い出した)が提示されている。どれもなるほどと思えるものだが、ここではたと思い至ったのは、不完 -
Posted by ブクログ
●パンチラインがなぜ印象に残るのか言語学の観点から分析した本。
●響く名台詞の言語学的な分析を知る。→終助詞「よ」「ね」や「そこ」「あそこ」などの微妙なニュアンスを習ったわけでもないのに日常的に使い分けているのって不思議だと思った。
●軽妙な文章が読みやすく、ただ読ませるだけでなくパンチライン(名台詞)を言語学的に分析するというテーマが興味深い。必ずしも名台詞かと言われると疑問があるものもあるが、その台詞に隠された言語学的特徴を元に、名台詞を名台詞たらしめている要素を窺い知れる本だ。特に印象的なのは、終助詞「よ」の話。「偉い人にはそれがわからんのです(よ)」は、テレビ版では「よ」があったのに、