中野剛志のレビュー一覧

  • 思想の免疫力

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    とても面白かった。自分の合理的なところ(近代的なところ)を見直そうと思わせてもらった。読み直したい1冊。

    合理的なことだけではこの世の中は説明できない。
    未知の事態には今までのことがすべて対応しない。
    実践でしか得られないものがある。

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    2022年03月27日
  • 楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

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    問題はたくさんあります。経済にフォーカスしても、日本はたくさんの問題を抱えています。というよりも、問題がない国は無いのかもしれません。
    正しい方向に向かうための政策を実行しているかを考えるには、とても参考になる本でした、私は労働者なので、デフレ脱却を最も優先して欲しいのですが、どうやら日本の政策は、違う方向を向いているようです。
    とても分かりやすい言葉で、経済の重要なことを知ることができるとてもいい本です。他のシリーズも気になります。

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    2022年03月23日
  • 変異する資本主義

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    「地政経済学」を提唱する中野剛志氏の近著。本書は中野氏の主著「富国と強兵 地政経済学序説」の抄訳、アップデート版と言えると思う。
    アメリカの経済政策が転換された背景の分析を通して、不愉快な現実が描き出されている。
    経済政策に興味がある方は必読。

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    2022年03月12日
  • 変異する資本主義

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    現在の世界情勢を把握するための最適のブリーフィング。文書交通費を使って全ての国会議員に配布すべきだ。

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    2022年02月08日
  • 富国と強兵―地政経済学序説

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    本書を読むと経済学という学問がいかに人間社会からかけ離れた社会科学であるかが良く分かる。そもそも経済学が大前提としている「経済人(エコノミックマン)」という考え方自体が現実とはあっていないのだ。人間は合理性があるかどうかだけを基準に物理的に動く原子のような物体では決してない。人間は社会あるいは人と人とのつながりの中で能動的に行動する社会的生物なのだ。間違った前提のもとでいかに議論を精密化させ数式のみを弄しても決して現実に合った解答は得られない。ノーベル賞から経済学賞は今すぐ廃止すべきだ。
    しかし、著者の中野剛志氏は膨大な学術書を読みこなし我々に分かりやすい言葉で解説してくれる。なんと頭の良い人

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    2022年02月08日
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

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    得たもの:
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    日本的な人事慣習として評判の良くない「長期雇用志向」「年功序列型賃金制度」について、「イノベーションを産むために必要な人事制度」という方向性の目線を得ることができた。
    企業人事を考える上でいたずらに社内での昇格降格を激しくすれば良いと言うわけでもないと言うバランスの良い感覚を持つ一助になったように思う。

    内容:
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    感想
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    読んでいる時は「ふむふむ」と納得しながら読めた。

    (1) アメリカがイノベーションを生み出し繁栄したのは軍事産業のおかげ

    (2)日本の「終身雇用」的な人事制度はイノベーションに必要な

    「長期の濃密な人間関係」

    を築く上では有効で

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    2022年02月07日
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

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    現代貨幣理論MMTについて調べようと考え、書店で手に取って購入。
    経済に関して無知であることを再認識することになるが、前半は非常にわかりやすい。
    特に日本が財政破綻する、財政赤字が膨らむ一方だが、銀行の預金額、個人の貯蓄額で賄えるから大丈夫、と言った
    世間に流れている話に関する考察など、自分が全く今まで理解できなかったことを解説してくれている。
    非常に面白い本だと思う。一回では理解しきれない、腑に落ちきれないので、数回読む予定。

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    2022年01月15日
  • 西洋の自死―移民・アイデンティティ・イスラム

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    国民の20%以上を難民が占めるようになっていると言われている、ドイツやイギリスなどのヨーロッパの国々の状況は、単純に難民を受け入れる寛容さという事では看過できない様々な問題を孕んでいる。
    頭では難民を受け入れて、人間らしい生活をおくる手助けをしなければいけないと分かってはいるが、現在のヨーロッパ諸国の状況を日本に置き換えた時、日本の伝統や文化の崩壊や、新しい宗教の広がりにる身近な生活の中に広がる歪みなど、果たして自分は受け入れられるだろうか、大いに考えさせられた。
    ミシェル・ウェルベックの「服従」を読んだ時に感じた生々しい不気味さは、小説の中だけの事では無いのかもしれない。

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    2021年12月19日
  • 変異する資本主義

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    ネタバレ

    新型コロナウィルスのパンデミックと中国の軍事的、経済的台頭を総合的、理論的に解釈・説明するとともに今後のあるべき経済政策の姿が述べられている。主張をサポートする海外の知識人のコメントが豊富に引用されており、説得力のある内容となっている。特に気になったのは、最終章で外国人労働者の規制緩和は難しくなるだろうと述べられている点である。一方、現実は規制緩和の方向で動いていくことが報道されている。この期に及んで、今だに新自由主義的な政治を行うのか、この本の言及する"社会主義"的な政治を行うのか重要な分水嶺であると思われるため、現在の政治を評価する上での貴重な一冊であると考えられる。

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    2021年11月27日
  • マンガでわかる 日本経済入門

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    経済学の入門として相応しい一冊!
    さらに、経済学をすでに知っている人でもこの本を読む時間は充実したものになると思います!
    読んでいく中で、じゃあこの場合は?こういう時はどうなるの?という疑問が出てきましたが、必ずその次の章で解決してくれます。
    読み手が疑問を持つところまで計算してそれをすぐ解決してくれるので、読んでいてとても楽しい気持ちになりました。

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    2021年10月10日
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

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    うすうす、そうじゃないかなーと言葉にできずに思ってたことが、明確な根拠をつけてバシバシ書いてあって、まさに膝を打つってかんじだった。

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    2021年09月26日
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

    購入済み

    日本の米国流崇拝を疑い解明す

    日本が米国へ過剰な劣等感を抱くのは、幻想、思い込みであり、米国流を疑ってみて、詳細に分析すれば、世間で流布する通説(日本人は親方日の丸に頼り過ぎ、シリコンバレーを筆頭とした米国ベンチャー企業の精神を見習うべき、など)は誤りで、本質は違う(日本流は世界的に正しいとか、シリコンバレーの成功企業は国家の手厚い支援で生まれたなど)と分かる。日本の現代病を解剖し、治療策を提示する、日本人必読の一冊だ。

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    2021年09月19日
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】

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    基礎編では日本が陥ってしまった現状とその解決策が紹介されていた。この様な解決策があるなら何故実行に移さないのか、またその様に考える人は少ないのかと疑問に思った。
    戦略編では思想的な側面から、何故日本をデフレ→適度なインフレへと向かわせることが難しいのかということが解説されていてわかりやすかった。

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    2021年09月12日
  • 富国と強兵―地政経済学序説

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    経済は集団行動。政治も同じく。地政学的環境による。
    集団行動を科学するアイデアはマッキンダーの地政学から。
    経済は地政学なしでは語れない。逆もまたしかり。なので地政経済学。
    大きなトレンド転換は地政経済学の環境大変化が必要。
    ケインズを再評価+新自由主義批判。
    地政学、経済学、それぞれの国の実情を踏まえないとダメ。

    19世紀は自由主義。
    2度の世界大戦による戦時統制経済でケインズ主義が実現。
    終戦後も体制が経路依存性で持ち越されて民政化した統制経済。
    これによって高度経済成長期。
    ケインズ政策の副作用がインフレ→これによりケインズ主義の人気が低下。
    この戦後ケインズ主義は亜流だけど。
    インフ

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    2021年08月09日
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

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    自分は大企業側の人間なのだが、確かに入社した90年代から少しづつ研究開発が近視眼的になってきて、成功確率だとかリスク評価だとか訳の分からない算数を駆使して不確実なことを避けるようになってきた。こんなことでイノベーションなんか起こるわけがないのだが、その変化と経営陣がコーポレートガバナンスを叫び始めたり、業績評価にROAを取り入れたりしだした時期が重なる。著者の分析は概ね正しいと思われる。
    でも日本人は何か手本がないと何もできないのですよ。太古の昔から。「発展途上国メンタリティ」、まさにその通り。であるからして、バブル崩壊後に自信を失ったリーダー層がアメリカを手本にするのは必然だし、それに味をし

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    2021年03月21日
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】

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    【政治・経済】
    よく政治経済といいますから経済と政治は密接に絡んでいるということです。

    しかし、われわれ賃金労働者は無知であるが故にいいように扱われています。

    資本家の論法は、
    景気がよくないから賃金を上げることができない。
    会社が潰れたら給料を払えなくなる。それは困るでしょ。
    だったら会社を存続させるために、少しの減給は我慢できるはず。

    このような論法になっています。

    ー デフレ ー
    デフレとはお金の価値が上がる状態です。
    お金を持っている富裕層、資本家、企業はデフレでそれほど困ることはありません。しかも、コストとなる労働者の賃金は抑えることができます。
    発言権を持つ人がデフレで困っ

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    2021年03月09日
  • マンガでわかる 日本経済入門

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    近年読んだ中で最高の本です。

    日本経済はなぜ長く停滞しているのか?から始まり、デフレ、お金、国債、税金の本当の意味をわかりやすく解説してくれます。

    ・デフレで日本は不況だが、政府は真逆のインフレ対策を行っているため、長年デフレから脱却できない。
    ・新しいお金は現金通貨が発行される時ではなく、銀行が貸出を行い通帳に金額を記載する時に、生まれる。 
    ・日本はいくら国債を発行しても、財政破綻にはならない。
    ・税金を円で払うことによって、円は価値を持つ。
    などなど、今まで学校教育などでは習ってこなかったことや、習ってきたことと逆のことが実は正しかったと知り、衝撃を受けました。

    「国債=借金」では

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    2021年02月25日
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】

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    コロナウイルスが流行し、経済がズタボロになっている中で政府の対応などに疑問を感じ色々勉強していく中で、出会った本。これまでの学校の教育で悪いものだと教えられてきた財政赤字についてや、政府の債務について目からウロコの話ばかりだった。まだ20年くらいしか生きてはいないけれども、日本がどんどん貧しくなっているように感じていた。それは政府の対応が間違っていたからなのだと気付かされた。今のコロナの状況で経済的に苦しみ倒産や自殺を選択せざるを得ない人が増加している現状を、政府は救う力があるのにも関わらず救ってくれない。今の日本の状況を考えると絶望を感じてしまう。日本が死なないためにも国民が政治に興味を持っ

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    2020年12月30日
  • マンガでわかる 日本経済入門

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    長きにわたり日本がなぜデフレから脱却できずに経済成長しないのか?答えは簡単でそれは日本政府がデフレであるにも関わらず、「馬鹿のひとつ覚え」的に増税、緊縮財政、規制緩和などいわゆるインフレ対策を繰り返してきたからに他なりません。筆者はそれを「栄養失調なのにダイエットをしている」というわかりやすい表現を使ってます。じゃあどうすればデフレ脱却ができるか?答えは簡単でいままでやってきたことの逆をやればいいのです。デフレなのだから、減税、積極財政、規制強化をやればいいんです。少し考えてみたら子どもでも理解できますよね。
    「貨幣」、「銀行」、「国債」、「税金」についていままで間違って理解してきたことについ

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    2020年12月15日
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】

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    初級編を読んだのでこっちも読んでみた
    デフレ対策以外の話も納得できるところが多くておもしろかった
    もう一回読みたい
    初級編でも書いたけどこれに対する回答反論する書籍ってないのかな

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    2020年09月12日