日本の没落

日本の没落

919円 (税込)

4pt

4.3

あらゆる文化はいずれ衰退する――。百年前にそう予言し、当時のヨーロッパで大論争を巻き起こしたドイツの哲学者オズヴァルト・シュペングラー。彼が『西洋の没落』で描く経済成長の鈍化、少子化、民主主義の死といった事象は、今日の日本が直面する問題そのものである。日本はこのままどこまで堕ちるか、それとも抗う道はあるか。気鋭の評論家が今だからこそ『西洋の没落』を繙き、そこに解を得ながら日本再興の道を探る画期的な書。

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日本の没落 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月16日

    「日本の没落」中野剛志


    ギリシャ・ローマ文化の魂は、感覚的に現存している個体の拡がりを理想型とするものであり、これを「アポルロン的」と呼ぶ。西洋文化の魂は、世界の空間と時間の限界を常に超越しようとし、永遠に際限なく成長を続けようとする「ファウスト的」と呼ぶ。

    非西洋世界は、文化水準の向上を伴わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月04日

    ドイツの哲学者オズヴァルト・シュペングラーの『西洋の没落』を読み解きながら、日本の没落に警鐘を鳴らす本。自らをシュペングラーに並べた表題は流石に背負ってるなと思うが、名前負けせず。シュペングラーの現存在と覚醒存在を形態素として分析する理論を、恐らく私などはそのまま読めば理解不能な箇所も中野剛志が明解...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月06日

    西洋の没落のことが現在をイメージしながら理解でき、読みやすい。
    過度な合理性批判は分かる。でもその先を自分の理解不足からかなかなかイメージできないような…もう一度読もう

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年11月24日

    本作は、官僚・評論家である中野剛志氏による、ドイツの歴史家シュペングラー『西洋の没落』の解釈本というのが端的な説明になると思います。

    曰く、100年前に書かれたシュペングラーの著作には、現代社会の諸相(経済成長の鈍化、グローバリゼーション、地方の衰退、少子化、ポピュリズム、環境破壊、非西洋諸国の台...続きを読む

    0

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