中野剛志のレビュー一覧
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経済についての理解が深まり、日本の経済政策の問題点が知れた。政策や理論に対する著者の批判は、興味深くて面白かった。
たくさんの人に読んでほしいと思った。Posted by ブクログ -
「読み終わった。。。よし、読み直そう。」
現在の社会でみられる課題がどのように発生し、維持され続けているのかを、個別事例ではなく、社会構造として理解する知識を授けてくれる書籍。
耳聞こえが良い言葉(思想)が今の不幸をまねている可能性があると分かり、ぞっとした。「ホラー」である。笑えない。
ある思...続きを読むPosted by ブクログ -
別著の戦略編で学んだMMT理論の理解が深まる。その裏付けとなる信用貨幣論について、対する商品貨幣論寄りの仮想通貨を引きながら、ビットコインの可能性を称賛したウォズニアックや東浩紀、竹中平蔵の誤りを正す。更にはこの理論の延長で橘玲や浜田宏一に対しても反論。下世話な観点だが、強者たちへのこの無双っぷりが...続きを読むPosted by ブクログ
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本書を読めば近年の日本凋落の原因が単なる「不勉強」にあることが分かって愕然とする。
解説されている古典のうち「君主論」と「フランス革命の省察」は読んだことがあったが、本物の研究者にエッセンスをまとめてもらい、理解度が全く変わったように思う。
あとがきにあるとおり「(中野氏の)考え方やものの見方...続きを読むPosted by ブクログ -
貨幣創造の考え方を初めて知った。
日本は借金を気にせず減税して、国民の負担を減らして、国民の消費を促すべきだと思った!Posted by ブクログ -
表紙に書いてある「教養にして実用」。まさにその言葉通り、古典がいかに現代社会にも通用するかが分かりやすくかつ詳しく書かれている。
過去の偉大な巨人たちの凄さもさることながら、その巨人たちの著書の要点を、私のような教養のない人間にも分かりやすく解説してくださる中野先生の凄さにも感服した。Posted by ブクログ -
「全国民が読んだら歴史が変わる」とタイトルに記載されるように、論壇でも賛否あり、誤解も多いが、デフレ対策の本質を射抜くテーマである。最近選挙でも「日本だけがなぜこの30年間賃金が上がらなかったのか」現政権への批判と共に主張する候補者が散見された。平均年収は変わらず、税負担は増え、至近寺は物価高騰、ス...続きを読むPosted by ブクログ
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2019年に相次いで発表された「奇跡の経済教室【基礎知識編】」、「奇跡の経済教室【戦略編】」に続く三作目。MMT(現代貨幣理論)を肯定する立場から日本の経済・財政政策の問題を解説している主旨は前二作と変わりはない。丁寧な説明なので、前作を読んでいなくても大丈夫だが、合わせて読むと一層理解が深まる。今...続きを読む
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当代きっての論客、中野剛志氏が「矢野論文」というプロパガンダを徹底的に批判してくれる。弱者切り捨ての現代政治に思うところがある人は必ず読むべき。
我々にできることは①情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えること②有権者としての権利を行使すること、の二つしかない。
本書は①を実行するための絶好の教科書であ...続きを読むPosted by ブクログ -
何事も鵜呑みにせず、根拠を持った批判をする。そうすればキレッキレの頭を手に入れることが出来る。混沌とした時代に必要だね。Posted by ブクログ
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問題はたくさんあります。経済にフォーカスしても、日本はたくさんの問題を抱えています。というよりも、問題がない国は無いのかもしれません。
正しい方向に向かうための政策を実行しているかを考えるには、とても参考になる本でした、私は労働者なので、デフレ脱却を最も優先して欲しいのですが、どうやら日本の政策は、...続きを読むPosted by ブクログ -
本書を読むと経済学という学問がいかに人間社会からかけ離れた社会科学であるかが良く分かる。そもそも経済学が大前提としている「経済人(エコノミックマン)」という考え方自体が現実とはあっていないのだ。人間は合理性があるかどうかだけを基準に物理的に動く原子のような物体では決してない。人間は社会あるいは人と人...続きを読むPosted by ブクログ
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得たもの:
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日本的な人事慣習として評判の良くない「長期雇用志向」「年功序列型賃金制度」について、「イノベーションを産むために必要な人事制度」という方向性の目線を得ることができた。
企業人事を考える上でいたずらに社内での昇格降格を激しくすれば良いと言うわけでもないと言うバランスの良い感覚を持つ...続きを読むPosted by ブクログ -
現代貨幣理論MMTについて調べようと考え、書店で手に取って購入。
経済に関して無知であることを再認識することになるが、前半は非常にわかりやすい。
特に日本が財政破綻する、財政赤字が膨らむ一方だが、銀行の預金額、個人の貯蓄額で賄えるから大丈夫、と言った
世間に流れている話に関する考察など、自分が全く今...続きを読むPosted by ブクログ -
国民の20%以上を難民が占めるようになっていると言われている、ドイツやイギリスなどのヨーロッパの国々の状況は、単純に難民を受け入れる寛容さという事では看過できない様々な問題を孕んでいる。
頭では難民を受け入れて、人間らしい生活をおくる手助けをしなければいけないと分かってはいるが、現在のヨーロッパ諸国...続きを読むPosted by ブクログ