中野剛志のレビュー一覧

  • レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想

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    資本主義制度で最悪の状態デフレの症状が説明され、その状態から脱却させる処方箋が書かれている。

    インフレ経済から脱却する手法としてのデフレ・スキームをサッチャーなどが採用してきた過去の経験はあった。

    インフレ退治するスキームであるデフレ・スキームをあろうことにデフレに悩む日本で数十年に渡って採用してきたと著者は指摘する。

    ミンスキー、マリナー・S・エクルズ等の主張を参考に恐慌を突破する逆転の発想としてのレジーム・チェンジを先人の知恵を紹介しながら書かれたすぐれた著作である。

    トックビルの言説を紹介し、自らこの本を出版したとしている。

    とにかく、逆転の発想を紹介すべく、所謂、主流派経済学

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    2013年01月13日
  • 官僚の反逆

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    筆者は、冒頭、外圧を使い、TPPへの参加をヌケヌケという元外務省官僚を批難する。

    そして、そのことは、新自由主義、グローバル化が霞が関官僚の官僚、政治家、経済界も含め、現代社会を大衆化させてしまった弊害だと論じているのである。

    論説の、根拠は、スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットとマックス・ウェーバーの主張である。

    引用されたウェーバーの一節を紹介。

    官僚制が「非人間化」されればされるほど、それだけより完全に、官僚制は、資本主義に好都合なその独特な特質を発展させることになる。

    ここで、より完全にというのは、官僚制が、愛や憎しみ、およびいっさいの純個人的な、総じて非合理的な、計算でき

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    2012年12月26日
  • レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想

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    現在の産業や経済が目指しているイノベーションや効率化が成長どころかデフレを生み出していることを指摘した本。

    競争社会というのがそもそもの問題にある気がする。

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    2012年12月24日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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    今の日本経済、世界経済が置かれている現状とその原因がすんなりとわかる。

    国民が互いに協力し、支え合って、良いものを生み出していく力、それこそが国力。通貨はその手段。

    これからの日本が向かうべき方向を示してくれています。

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    2012年09月16日
  • グローバル恐慌の真相

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    この二人の議論は、非常におもしろい。いまいちテレビのニュースを見ていて納得いかない、よく分からない問題を池上彰よりわかりやすく論じてくれていると思うのは、私だけだろうか。

    中野氏、柴山氏に出会ったおかげで経済や政治に興味を持つようになった。

    グローバルという言葉に少し違和感を感じ始めている人に是非一読をお薦めします。

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    2012年07月02日
  • レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想

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    デフレ脱却のための方法が書かれている。金融政策単独でのインフレターゲットの達成に懐疑的であることがわかる。実際に金融政策単独でのインフレターゲットの達成はむずかしいだろう。歴史的にもデフレからインフレへと金融政策単独でチェンジしたことはない。

    そもそもインフレターゲットとは、インフレ下の国々で生まれ、インフレを退治するために利用されてきたものだからだ。岩田規久男やポール・クルーグマンがインタゲでインフレ期待を人々に抱かせて、デフレから脱却することを提案しているが、マネタリーベースの増加で銀行、借り手の期待を刺激するの難しいかもしれない。

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    2012年04月17日
  • レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想

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    世間の主流である構造改革路線と全く逆行する考え方が書かれている。異常事態である長期に渡るデフレを脱却するのは規制緩和や小さな政府、グローバル化ではない。況してや消費増税などありえないとの内容。これを実現、決断していける政治家は現れるだろうか?地方分権を推進している橋下市長も政策が全くこの本と逆ですね。

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    2012年03月27日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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    ほんとうに地に足のついた理路整然とした論理で国力というものを分析した著作だ。

    はじめに国家ありきで、民度の高い市民社会も国家というものがあればこそ共存できるという考え方。

    新自由主義の弊害を乗り越えて経済ナショナリズムが今後日本で如何に発展していくか注意ぶかく政治を見守っていかねばならない。

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    2012年02月29日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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    TPP亡国論の著者の本

    小さい政府を志向しているものの危機に際した国家の役割はやはり重要であると震災でも実感させられた中で(ふがきなさは目立つが…)新自由主義の方向に突っ走るのはどうなんだ?と考えさせる一冊。

    はっきり言えば普段「頼りない!」「関わらんといて!」とオカンに言ってる割には「朝起こして朝飯作って!」と言ってる反抗期の子供みたいな状態が今の日本国民では?

    上記の本よりも難解で何度か読まないと完全理解には至りそうもないのは自分のキャパの問題か…

    ただ、他の論者より「伝えようとしている」のでわかりやすいのは確か。

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    2012年01月28日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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    ネタバレ

    とても為になりました。知識のない私でもわかりやすかったです。
    グローバリゼーションといって、国境なき市場、自由市場がよしとされている現在において、国の介入は自由主義をおびやかすをいわれているが、それは間違い。国家という力をもって市場を開拓し、時には国の中の企業を守り・・・とグローバルの中の国力というのは大切だ、というのがこの本の内容です。とても納得できました。

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    2012年02月19日
  • グローバル恐慌の真相

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    本書は、反TPP論者で評判の中野剛司氏と経済思想家柴山圭太氏の対談をもとにしただけに、一般人にもわかりやすい内容となっているが、その内容は深く、またおもしろく、そして興味深く、高く評価できると感じた。
     本書では、現在の世界経済の現状について「世界がグローバル化のわなに落ちた」と喝破している。柴山氏は「グローバル化は経済危機の原因であって、グローバル化を経済危機の処方箋とはできない」と語っている。そのわかりやすい主張は説得力があると感じた。
     また、危機の根本原因を「グローバルインバランス」と分析していることも、興味深い。世界的なマネーの流れが危機の原因であるならば、小手先の各国別の対処ではど

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    2012年01月11日
  • グローバル恐慌の真相

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    ネタバレ

    グローバル恐慌の真相

    ■合計196ページ
    一章:グローバル化の罠に落ちたアメリカと世界 42ページ
    二章:デフレで「未来」を手放す日本 66ページ
    三章:格差と分裂で破綻する中国とEU 40ページ
    四章;冬の時代のための経済ナショナリズム 46ページ

    本書は2008年度に起こったリーマンショックによるグローバル恐慌の要因を、
    1989年冷戦集結後にアメリカやEU、中国各国のグローバル化の弊害を基に
    言及した本。
    アメリカの経済格差や日本の政治問題(デフレ対策)について述べたあと、
    中国の民族問題についても触れているところは非常に興味を持った。

    ・日本経済の安定化
     →公共投資増によるデフ

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    2012年01月11日
  • グローバル恐慌の真相

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    TPP亡国論に続いて読んだ。中野剛志の知性に感服する。資本主義と市場経済の違い、、貿易ぬおける自由主義と保護主義の違いの解説は目から鱗が落ちた。

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    2012年01月08日
  • グローバル恐慌の真相

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    ネタバレ

    ・グローバル化というものが今始まったものではなく、第一次世界大戦前や第二次世界大戦前において起きていたものだという見方、考え方に驚きました。ITの進歩も含め、過去のグローバル化の歴史がそのまま現在に当てはまるとは思っていませんが、歴史に照らし合わせることができる部分が多分にあるという点では、面白い観点だと思いました。

    ・アメリカの住宅バブルという幻影がリーマンショックを引き起こし、現在のヨーロッパ経済の不安を引き起こしている点についての記載については自分の考え方を確認する意味でも読んで良かったと思いました。また、デンマークなどの福祉国家がうまくいっていた要因として、アメリカの住宅バブルの恩恵

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    2012年01月05日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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     本書を読み終わって、これは経済書でもあるのだろうが、世界経済の現状を鋭く分析し、日本が今後進むべき道を指し示した政治的イデオロギーの書でもあると驚嘆した。すごい本である。
     本書はまず「危機に直面する世界」で、グローバル経済と経済危機について考察している。経済がグローバル化した世界では「国家が労働市場の規制を緩和しなければ、国内ではなく海外へと投資するようになってしまう。それを恐れる国家は・・・労働市場の規制を緩和し・・・賃金を引き下げたりできるように・・・構造改革を実施するようになる」と語る。そしてその構造改革は、必然的に労働賃金の低下を招き、デフレへとつながる。本書は、「グローバル経済」

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    2011年12月22日
  • TPP亡国論

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    われわれ国民はもっと勉強せんといかんね。
    TPPは自由貿易の推進なんだから、時代の流れとして正しいのではないか。いつまでも規制に守られている方が古いのだ。とそんな風に漠然と考えている人は多いだろう。私もこの本を読むまではその程度の次元だった。しかしその考えは一瞬で改めさせられた。

    自由貿易は常に相互に恩恵があるとは限らない。自由貿易は、品目あるいは取引国同士の状況によって、いとも簡単に買い手市場・売り手市場に偏って価格が操作されるものであり、いわば自由競争であり自由なる戦いだ。オイルショックやレアアースがその例として挙げられている。むむむ。

    日本の農業改革の停滞を打破するには、TPPの外圧

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    2015年03月21日
  • 国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策

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    モノと情報が、国境を超えて移動を続ける事象であるグローバル化が顕在化している現代において、国家とはもはやただの枠組みにすぎないという議論が活発である。それを示す具体的な例として、多国籍企業は国家の意思とは関係なく、自らの利益最大化のために市場を求める主体であるし、NGOもまた自らの理念によって、国家の思惑に左右されずに活動するのである。従来は国際政治における最高位の主体として考えられてきた国家というアクターは、このような動きが活発になっている現代では、もはやただの枠組みでしかないように考えることはごく自然である。
    一方で、グローバル化が様々な問題を引き起こしてきたのは紛れもない事実である。

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    2011年11月17日
  • 入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才

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    1960年代頃までアメリカ企業には「内部留保と再投資」「終身雇用制」だった。それが1980年代から「経営者資本主義」から「株主資本主義」へ変貌した結果、開業率が減ったという説が目から鱗だった。
    経済学は新しい説を唱えることによって資本を奪い合う宗教のようだと思った。会計学の方が数字と向き合うだけで分かりやすい。

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    2026年09月01日
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

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    至極まっとうな解説がされている。
    構造改革などは、インフレ時にすべきだった。
    読んでいて面白い。
    しかし、著者の主張の全てには賛成しかねる。
    MMTを知るには最高の1冊。

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    2026年08月30日
  • 基軸通貨ドルの落日 トランプ・ショックの本質を読み解く

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    専門性が高く難しいけど読み応えがあった。

    ケインズ派と新自由主義派の違いが図表であらわされており、製造業を犠牲に金融業をもうけさせるために新しい経済学が生まれたようだ。
    暗号通貨が通貨になり得ない理由が理路整然と描かれて、説得力がある。
    テックリヴァタリアンが資金を集めるツールに暗号通貨が利用され、トランプ政権は彼らに乗っ取られてしまったようだ。

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    2026年08月29日