【感想・ネタバレ】新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告のレビュー

あらすじ

格差の拡大は確かに問題ではあるが、それを「封建制」と言うのは大げさだと思うかもしれない。しかし、本書を読めば、そのような認識が甘かったことに気付くであろう。ーー中野剛志氏「日本版解説」

あなたは「新しい貴族階級」か。
「新しい奴隷階級」か。
私たちはどう生き残るのか。
階級や格差の固定化、社会的地位上昇機会の喪失がもたらす「新しいかたちの貴族制」を徹底分析。
アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。


<「新しい封建制」社会はこうなる!>

【第一身分】
コンサルタント、弁護士、官僚、医師、大学教員、ジャーナリスト、アーティストなど。
高度な知識を有し、支配体制に〈正当性〉を与える「有識者」(現代の聖職者)。

【第二身分】
GAFAなどの巨大テック富裕層が率いる「新しい貴族階級」。

>>>>>>>>>>>>>> 超えられない壁 >>>>>>>>>>>>>

【第三身分】
それ以外の人びと。中小企業の経営者、熟練労働者、民間の専門技術者など。
21世紀の「デジタル農奴」「新しい奴隷階級」。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

翻訳読みやすかった。
歴史は繰り返すのかな。
世界的に格差は広がり、しかも固定化している。そしてそれは、次第に寡頭勢力そのものも脅かす。。。
そんな話だと理解しました。
私にできることはなんだ?
とりあえず、選挙は行くよ。

0
2025年07月18日

Posted by ブクログ

有識者と呼ばれるアカデミックなエリート層と、テック企業を中心とする一部の上位の「新しい貴族」となった富裕層と、「新しい農奴、奴隷」となったその他大勢との溝は、経済格差や人種差別、LGBTQ、クリーンエネルギー、教育、少子化など、様々な問題が顕在化すればするほど、さらに大きくそして深くなっていく。
して民主主義勢力の大きな脅威となって台頭してきた、中国やロシアなどの権威主義的な国家。
「封建制」という言葉の、新たな認識を突き付けられたような一冊。

0
2024年03月28日

Posted by ブクログ

新しい階級闘争と一緒に東洋経済で解説されていたので、入手。新しい階級闘争と結構被っているが、あっちは欧米、こっちは日本含めたアジアにも言及している。新自由主義とリベラルが結びついて「意識高い」(意識高い系ではない)層が、経済的、政治的、文化的に正論はいいことだを振りかざして来る有様が解説されている。こんな本を読んでいる時点で筆者も「意識高い系」に分類されちゃうのかもしれないが、それでも昨今抱いている違和感(LGBTqとかグリーンディールの欺瞞とかパレスチナ問題に対するアメリカの態度とか)に対して、明確に文字化してくれている。

0
2023年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

黒死病で死者が増えて、労働力不足から労働力の価値が高まり封建制が崩れた。
強い指導者が表れなければ、状況は変わらない。
現代の封建制は、有識者層、寡頭支配層(オリガルヒ)、土地持ち中流階級、労働者階級、プレカリアート。
若年層のほうが自由主義的資本主義への支持が弱い。
プロレタリアの施し袋=大衆の反乱を防ぐ目的。
東アジアの人口減少が激しい。
大量失業よりもギグエコノミーに就くことで失業は隠される。
香港では女性の2/3が子どもは1人またはいらない、と考えている。
「優生学は食卓にいる幽霊だ」グリーリ。
寡頭制の鉄則=ロベルトミヘルス

0
2024年06月19日

Posted by ブクログ

本書は新しい封建制がやって来ると言うが、古い封建制と、「新しい」封建制とは、それぞれ、土地から利益を上げる仕組み、情報から利益を上げる仕組み、との違いがあり、それらの違いと類似点を見極めることが重要だと思う。

0
2024年01月07日

「社会・政治」ランキング