乾緑郎のレビュー一覧

  • 僕たちのアラル

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    SF。サスペンス。青春。
    ライトノベルっぽい、軽く読める娯楽作品。
    SF的には、管理社会を描いた一種のディストピアものになるのでしょうか。
    設定的にもストーリー的にも、特筆するような特徴もないかな。悪くはないです。
    明日菜のキャラクターが良い。

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    2019年09月02日
  • 機巧のイヴ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人間と、機巧人形と。そのどこに違いがあるのだろうか、とぼんやり思った。
    いろいろなかたちの関係が、連作短編のかたちで描き出されている。だが、技術について、情の交らないように表現したうえで、ふとした瞬間にたましいの要素が交ざるというのがとても興深く感じられた。
    ちがいというのは、「本来異なるものが一緒に居るにはどうしたらいいか」を考えるときとくに意識されるものなのかもしれない。春日が好き。

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    2018年09月27日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    「機巧のイヴ」の続編。「機巧のイヴ」は短編集でどの話もものすごく面白かったが、この続編はちょっと微妙。長編エンターテイメント要素はばっちりなのだが、登場人物への感情移入がいまいちかな。でも前作と同様にイヴのかわいらしさは健在。アニメ化したら売れると思う。イヴのさらなる活躍を期待。

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    2018年09月25日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    時代が進んで明治?くらいかな。まさにスチームパンクど真ん中の時代。ストーリーは、前巻と比べると随分と軽くなった感がある。個人的な好みは、前巻の静謐な雰囲気が良かった。おそらく日本を舞台にストーリーは、続くと思われるので、次巻は少し雰囲気がクールになることを期待したい。大人も結構好きな設定だと思うので。

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    2018年11月04日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    前作は江戸時代を模した時代設定だったが、今回は一気に百年後の世界だ。
    新世界大陸で開催されるゴダム万博は問題山積。
    ちっとも働かない労働組合員である、エアルランド系白人たちのせいで工期は遅れに遅れている。
    そのことを忌々しく思っているのは使用者たちだが、人々の思いは様々で......。

    騙し騙されの世界、一体誰が異常なのか?
    そして我らが伊武は一体どこに.....?
    いたいた、万博日下国館、「十三層」の最上階に。
    彼女は眠ったまま、長持ちに腰掛けているが、果たして再起動するのか?

    一方、日下人であるジョー・ヒュウガの活躍は血で彩られている。
    妻子の元に帰るため、金のため。
    けれどもそれは同

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    2018年08月03日
  • 僕たちのアラル

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    将来想定される地球外での生活に備え、外界と完全に切り離された施設で生活することを選んだ被験者たち。
    その隔離された世界に生を受けた主人公を巡る、かなり複雑な物語。
    コロニーの生活や階級制度、社会の仕組みなど、かなり複雑な世界が展開されているが、退屈になることはなく、テンポよく展開する話に乗って楽しめた。
    複雑なことを考えずに読めるライトなSF?

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    2018年07月09日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    短編集は楽しめたが、その後の世界を描くこれはイマイチ…
    舞台のデッサンが狂ってるふうに感じてしまった

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    2018年06月26日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    買ってみたらシリーズ二作目!?
    一作目を読まずに本作からスタート!

    舞台は現在と似たような異世界!日本や中国のような国があるものの微妙に国名や歴史が異なっていたり似通っていたりするところもある!(魔法や怪物は出てきません)
    舞台は新大陸のアメリカ!
    オートマーター(感情を持つアンドロイド)のイブが万博の会場で100年の眠りより目覚める!イブを巡って色んな組織と癖のある登場人物達がが対立!
    主人公の日向さんが孤軍奮闘して過去の因縁やらシガラミやらに決着を付けていく物語!

    世界観は好きです。

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    2018年06月26日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    東京への日帰り出張が入り、読み止しの本は残りが中途半端だったので、前作のレビューに『続く話もあるようなので、そこは楽しみに待つようにしよう』と書いた、この続編を買って新幹線に乗る。
    前作から100年余りの後、万博の目玉として展示されることになった”伊武”を、それぞれの理由から我が物にしたい人物が入り乱れる。
    全体としては普通に面白かったが、主人公たる日向の造形が今ひとつ。解説の人が『なんか湿っぽいんだもの』と評していたが、まあそんな感じ。彼の戦争体験も(これを作者は語りたかったのかもしれないが)物語の中では多少違和感。

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    2018年06月16日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸

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    若い女性の鍼灸師にどうして探偵顔負けの活躍ができるのか、かなり都合の良い展開でしたが、その違和感を除けば物語の流れはスムーズで読みやすい。
    通勤時の気分転換としては良かったと思います。

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    2018年05月21日
  • 決戦!大坂城

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    このシリーズは間違いがないと思う。
    例えばこの「決戦! 大阪城」で言えば、秀頼、淀殿、真田信繁は知っていてもその他については全くと言っていいほど知らなかった。何万人もの人々がこの戦いに絡んでおり、その何万人ものストーリーがあるのだとも思った。
    一般的の史実を分かっているとフィクションの部分も楽しめて面白みも感じる。

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    2018年05月15日
  • 決戦!大坂城

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    寄せ集めてもストーリーにはなりえないのだが、それでも各作家の特徴は良く出ていると思う。
    司馬遼太郎、池波正太郎、松本清張はとても詠みやすいし、安部龍太郎、火坂雅志は短いながらも濃厚。

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    2018年02月11日
  • 僕たちのアラル

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    スフィアと呼ばれる巨大な実験施設で暮らす高校生井手拓真の日常は、父が誘拐されたことで一変する。父はスフィアの管理運営する組織の一員でありながら、危険思想を持つ宗教団体JLCのメンバーでもあった。

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    2018年01月29日
  • 決戦!大坂城

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    うーん、無知な私には人間関係がわかりにくく難しかった。
    こんなにもいろんな解釈が成り立つのかと驚き。
    けれども、つくづく家康嫌いと思ってしまった。

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    2017年12月20日
  • 機巧のイヴ(新潮文庫)

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    何を読もうかとランキングを物色し、ちょっと惹かれたこの本にしてみた。
    国を支配する幕府があり、上方には帝がおわす、江戸時代の日本を多少ゴシック調にした世界が舞台。
    5つのお話からなるが、最初のお話が元々独立した短編ということらしく、これがなかなか洒落てる。
    後はここから世界を広げたという感じの話だが、2つ目の話は、暴走する右腕が“機巧に魂が宿るか”というテーマを象徴して、これも印象深い。
    後の3つの話は一つに括って、これまでの話を枕に天帝家を揺るがす秘密にじわじわと迫り、それなりに楽しめたのだが、計算尽くで何だか普通にまとまり過ぎている気も。
    続く話もあるようなので、そこは楽しみに待つようにし

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    2017年09月30日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸

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    【収録作品】二人のクラウン/坂道に立つ女/師、去りし後/アイスマンの呼ぶ声/今なお君をたずねて
     鷹野鍼灸院に勤める新米鍼灸師の真奈。鷹野に患者との距離の取り方を戒められながらも、病状の背景を探るうちにトラブルに巻き込まれる。
     鷹野の鍼灸と西洋医学のバランスのとれた考え方はまっとうで、読んでいて安心感がある。偏狭な人のほうが強気な分幅をきかせているのが不快だが。

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    2016年10月19日
  • 完全なる首長竜の日

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    2016/06/22
    小岩のサイゼリヤで読み終わった。全会一致で大賞だったそうだ。なるほど。俺が読む前に読んでいた人が、「オチが語りかけてくる」と言っていたが、的確だと思った。

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    2024年06月07日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    流行りのお仕事系素人探偵ものです。
    この手の作品の魅力は普段は知る事ができない業界の豆知識にあると思うのですが、その点では満足できる内容でした。
    ただ、事件は舞台が鍼灸業界である必然性がなく、もう一捻り欲しかったかな。

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    2016年03月07日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    『完全なる・・・』から読んだのでまた違った面が見れて良かった。 途中、専門過ぎてツボとかの漢字を曖昧に読み進めたり。 シリーズになれば読みたい。

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    2015年08月12日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    鍼灸師・鍼灸のお話。
    あまり知られていない業界のことが少し。

    東洋医学に興味がある人も良いかもしれない。

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    2015年01月11日