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Posted by ブクログ
「SCインターフェース」
それは、植物状態の患者と家族が
意思疎通ができる医療器具。
少女漫画家の淳美は、この器具を使って
自殺未遂して意識不明となった弟 浩市と
対話をし、自殺を図った理由を聞こうとする。
しかしある日から淳美の周囲に不可思議な現象が
起こりはじめ、事態はまさかの方向へ……。
というお話。
クリストファー・ノーラン監督のインセプションを
はじめとして「これが夢か現実か」を問う物語は
たくさん見てきましたが、小説でこの世界観を
味わうのははじめてでした。
読んでる最中も、「これは夢やろ…」
「え、どっちなん?」とか
疑心暗鬼とワクワク、不安が入り交じる
おもしろい読書体験ができ、最後は
「あれま…なるほど……」と、これまた
捻りのあるラストで、気持ちよく
気持ち悪くなりました。
マジのおすすめSF小説です!ぜひ読んでみてね!
Posted by ブクログ
胡蝶の夢、サリンジャーのバナナフィッシュをチラつかせて夢か現実かという印象を読者に与える。
そして主人公、読者ともに(もしかして…)と思わせていく。
流れとしてはもしかしたらn番煎じなのかもしれないが、そこにどれだけの物語性や納得感を持たせていくかという点において作者の筆力の高さが伺えた。
前半までのどこかで、敦美が自身の漫画を「杉山さんとの子どものようなもの」と表現しており、そこで別の(もしかしたら…)が自分の中で湧き上がった。そういうチラつかせ方も上手いなぁと感じた。
次はサリンジャーを読もうかな。
この原作を読んでしまうと、11年前の実写映画の鑑賞を躊躇する。映画では敦美と浩一が恋人同士になっているし色々違うみたいだから…。
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