乾緑郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何を読もうかとランキングを物色し、ちょっと惹かれたこの本にしてみた。
国を支配する幕府があり、上方には帝がおわす、江戸時代の日本を多少ゴシック調にした世界が舞台。
5つのお話からなるが、最初のお話が元々独立した短編ということらしく、これがなかなか洒落てる。
後はここから世界を広げたという感じの話だが、2つ目の話は、暴走する右腕が“機巧に魂が宿るか”というテーマを象徴して、これも印象深い。
後の3つの話は一つに括って、これまでの話を枕に天帝家を揺るがす秘密にじわじわと迫り、それなりに楽しめたのだが、計算尽くで何だか普通にまとまり過ぎている気も。
続く話もあるようなので、そこは楽しみに待つようにし -
Posted by 読むコレ
第9回の「このミス」受賞作家による忍者ものの
時代小説。時代ものですが割と自由な作風でしかも
忍者ものなので苦手意識のある方でも読み易い気が
しますね。作者自身は舞台脚本を書かれているだけ
あって文章も読み易く、情景が想像しやすい。
ただちょっと時間軸が分かり難い...かな?
伊賀の上忍に直々に育てられた主人公の「文吾」が
忍者という生き方、己のアイデンティティを模索する中
歴史の渦に巻き込まれていく...。伊賀壊滅に向けて
北畠軍の大軍が迫ったり、その中で妹分の「お鈴」との
微妙な恋愛に揺れたりと...なかなかに忙しいw。
この主人公の「文吾」は後に石川五右衛門