乾緑郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
何を読もうかとランキングを物色し、ちょっと惹かれたこの本にしてみた。
国を支配する幕府があり、上方には帝がおわす、江戸時代の日本を多少ゴシック調にした世界が舞台。
5つのお話からなるが、最初のお話が元々独立した短編ということらしく、これがなかなか洒落てる。
後はここから世界を広げたという感じの話だが、2つ目の話は、暴走する右腕が“機巧に魂が宿るか”というテーマを象徴して、これも印象深い。
後の3つの話は一つに括って、これまでの話を枕に天帝家を揺るがす秘密にじわじわと迫り、それなりに楽しめたのだが、計算尽くで何だか普通にまとまり過ぎている気も。
続く話もあるようなので、そこは楽しみに待つようにし