乾緑郎のレビュー一覧

  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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     鍼灸の世界ってこのように構築されているのか……!となった。
     研修医が怖いのはどの世界も一緒だけど、鍼灸の新人さんは怖い。怖いよ。

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    2014年12月26日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    「完全なる首長竜の日」が面白かったので、こちらも手にとりました。
    全然違う印象です。毎回作風を一新する方なのでしょうか。
    本作は日常物のミステリーで、語り手である主人公の五月女が鍼灸院で働くうちに出会ったいざこざ(事件)の顛末が書かれた連作短編集です。
    ホームズ役は鍼灸院の先生で[アブダクションだよ]が口癖ですがエイリアンとは関係ありません。
    表紙がマンガ絵だと内容まで二次元ぽい世界観で観てしまうのでもったいないと思います。この風潮やめてほしいな。

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    2019年11月03日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    義足のわたし。を直してくれたセンセイ。
    でも弟子になったら留守ばかり。
    センセイの留守中に悪戦苦闘して成長する。
    患者さんとも関係を気づいていく。

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    2014年07月25日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    ネタバレ

    去年末から鍼灸院のお世話になっているため、鍼灸ってこんな感じなのかと驚きの連続。鍼灸師の先生に持病に効くツボを教えていただいたりしているため、作品でもツボの話が出た時、勉強になった。鍼灸院での日常ミステリーなのだがとてもしっかりした作品で読みごたえあり。この作品を読み、やはり鍼灸院に関しては信頼のおける先生に身を任せるしかない。

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    2014年06月08日
  • 海鳥の眠るホテル

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    乾いた感じがいい。
    首長竜もそうだったが、テイストがはっきりしてていい。

    面白いんだけど、ちょっと切ないかなあ。
    救いがないのがちょっと…。

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    2014年06月03日
  • 海鳥の眠るホテル

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    それぞれの話が繋がってゆくのはとてもすっきりしました。
    ちょっとずつ謎が解けて行くのが、心に恐怖心を少しずつ植え付けて行く感じ。
    最後がやるせない気持ちになりました。

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    2014年01月27日
  • 鬼と三日月

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    実在した武将「山中鹿之介」を主人公とした戦国ファンタジー。忍びシリーズの外伝的存在かもしれません。ちょっと話を広げすぎた感あり。

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    2014年01月23日
  • 鬼と三日月

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    時代伝奇物ではあるが、その伝奇部分の本筋よりも、それに翻弄される所謂、一般人たる戦国武者の物語の方に主軸を置いているが故に、伝奇物としての物語に吹っ切れていないので、中途半端な印象は否めない。ただし、各々の登場人物のキャラは立っているので、話としては十分に読み切ることができる。それにしても尼子氏というと、八ツ墓村を連想してしまうのは自分だけだろうか。

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    2013年10月10日
  • 鬼と三日月

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    歴史とホラーが混ざってかなり荒唐無稽。
    平将門や酒呑童子に繋がるって、、、もう少し普通に山中鹿之介の生涯が読みたかったです。

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    2013年08月08日
  • 鬼と三日月

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    乾作品は、完全なる首長竜の日以来。読み切ったって感じなんで、面白かったんでしょう。物語の焦点が少しぶれた感じしましたが。

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    2013年07月25日
  • 忍び秘伝

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    「外伝」とほぼ同じ時代の別な人物が描かれますが、わくわく感は「外伝」の方が少し勝ってたように思います。最初は少し苦しいんですけどしばらくのガマン。SFファンなら思わずツッコんでしまいそうな仕掛けはご愛敬(笑。

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    2013年05月16日
  • 忍び外伝

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    第9回の「このミス」受賞作家による忍者ものの
    時代小説。時代ものですが割と自由な作風でしかも
    忍者ものなので苦手意識のある方でも読み易い気が
    しますね。作者自身は舞台脚本を書かれているだけ
    あって文章も読み易く、情景が想像しやすい。
    ただちょっと時間軸が分かり難い...かな?

    伊賀の上忍に直々に育てられた主人公の「文吾」が
    忍者という生き方、己のアイデンティティを模索する中
    歴史の渦に巻き込まれていく...。伊賀壊滅に向けて
    北畠軍の大軍が迫ったり、その中で妹分の「お鈴」との
    微妙な恋愛に揺れたりと...なかなかに忙しいw。

    この主人公の「文吾」は後に石川五右衛門

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    2013年03月09日
  • 忍び秘伝

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    歴史上の人物と歴史をそのまま大きく変えることなく、伝承や言い伝え等を利用しながら、SFかホラーかというストーリー!この荒唐無稽さとエンターテイメントにびっくり。

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    2012年10月13日
  • 忍び外伝

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    伊賀の上忍・百地丹波によって一流の忍者に育てられた文吾は、何ゆえ忍びを目指すのか思い悩む。やがて北畠(織田)信雄率いる大軍が伊賀に迫る―。第2回朝日時代小説大賞受賞作(「BOOK」データベースより)

    『忍び秘伝』もそうだったから、多分そうなんだろうなぁとは思ってましたが・・・。
    あー、やっぱりこれも忍者もの時代小説じゃなかったー。
    SF風味の方が色濃く出ているので、山田御大みたいな「忍者同士のめくるめく激闘!」みたいなものを期待すると、がっかりする率が高いです。
    読み始めてすぐに、主人公が過去の自分に(意識が)飛ばされて、ほとんど過去の話で埋まっちゃうのもいただけなかった。
    んで、

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    2012年07月17日
  • 忍び外伝

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    歴史SFファンタジー、かなぁ、、、。

    信長の伊賀攻めや本能寺の変の裏の真相だったり、石川文吾(五右衛門)や観阿弥・世阿弥の出自の伝説を絡ませたり、面白い要素は多分にあったのだけれど、時空超えとか、あまりにリアリティがなくて、ウーン、て感じ。歴史小説だと思って読んだのがそもそも間違いだった。読みやすい文章だけれど、ストーリーは何だか漫画チック。他の人も書いておられるように、映像化されるとまた違った面白さを感じるのかも。

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    2012年02月20日
  • 忍び外伝

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    大好きな戦国忍者ものであり、しかも期待の新人ということもあり、かなりハードルを上げて読んだが・・・。
    登場人物の信長や松永久秀などは形式化されており、時代小説の醍醐味は半減。
    また、随所にちりばめられたエピソードも目新しいものもないため、不満ののこるところ。
    また、本能寺の変に関する新解釈がラストで語られるのではあるが、「無理ありすぎでしょ!」って感じ。
    単調な割には急に荒唐無稽な話を挿入してくるため、作品全体のバランスを欠いており、残念。
    ただ、アクションシーンは割かしよかったのではないかな。

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    2012年01月17日
  • 忍び秘伝

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    永禄4(1561)年、川中島の合戦に出現した「御左口神」。天下をも左右するとされる謎の兇神をめぐり、若き日の真田昌幸と可憐な歩き巫女の少女が、謎の忍者・加藤段蔵に挑む!さらに異形の軍師・山本勘助も登場(「BOOK」データベースより)

    歴史小説かと思いきや、実はSFだったというオチ。
    しかも参考文献にラヴクラフトが含まれるというぶっ飛び具合。
    始めの方は割と取っ掛かりにくい感じを受けましたが、そこを乗り越えるとサクサク読めます。
    長じてから真田と関わるであろう、小梅の息子の名が明かされるラストもうまいなぁ。
    歩き巫女の生活や、当時の風習などを楽しんで学べるというおまけもついて、なかな

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    2011年11月21日
  • 忍び外伝

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    この著者の首長竜の話もそうだったけど、時間軸があやふやになって、夢か現かはっきりしなくて、酩酊感を覚えてしまった。
    おもしろくないわけじゃないけど、読んだ後の満腹感はなし。

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    2011年08月20日
  • 忍び外伝

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    和田竜さんの『忍びの国』を読んだときにも感じたんですが、忍者物にすると何でもありの世界になるんですよね。
    信長の伊賀攻め、石川文吾(後の五右衛門ですね)とお鈴、果心居士とお式の物語が絡みあって途中までは面白く読めたんですが次元を超えて南北朝が出てくるあたりで、読み手はおきざりにされてついていけず(僕だけかも知れませんが)作者の書き込み不足、ひとりよがりを感じてしまった。
    ここまで話しを広げなくても十分面白くなったと思うのでちょっと残念でした。

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    2011年03月28日
  • 忍び外伝

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    上忍百地丹波の子飼いとして仕込まれた文吾。
    豊な土地も持たず、大きな大名に統治も行われない伊賀の土地の土豪は忍びとして己の能力を切り売りして何とか生き残っていた。
    そんな土地へ大軍を送り出し侵攻する信長・信雄親子!!
    天正伊賀の乱が勃発する。
    天正伊賀の乱の裏に隠された暗闘・謀略・秘宝、そして服部家の秘密とスケールの大きな伝奇物語としてまとめられています。
    ただ、主人公文吾にいまいちパンチがたりないんだよなぁ~。
    面白いんだけどなんか物足りないお話でした。

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    2011年02月18日