【感想・ネタバレ】忍び外伝のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2011年11月26日

忍び物など司馬遼太郎の「風神の門」以来であったが、初めから回想シーンに突入し、いつまで立っても戻らないのでおかしいなあと思っていたら、何時の間にか次元が同一になり、四次元パラレル宇宙時代劇へと変貌して行ってしまった。忍びの話自体も面白く、それがSF的な話へと移って行くという、これまでにない展開に驚い...続きを読むたが、これは時代小説と言っていいのか、それともSF小説なのだろうか。

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Posted by ブクログ 2010年12月14日

織田信長の頃の伊賀忍者達を描いた「冒険活劇SF伝奇時代小説」とも呼びたい、超一級のエンターテインメント。文句なしに面白い。何となく続きも書けそうな結末に期待も高まります。この人、2010年のこのミス大賞受賞者だそうです。

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Posted by ブクログ 2018年09月11日

中盤から後半の流れるような展開に、一気に読んでしまった。
ハットリ君みたいに、すいとんの術とか水蜘蛛とかは出てきません。念為。

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Posted by ブクログ 2011年10月09日

南北朝の対立から、本能寺の変まで、時代を裏側から操る闇の職人集団。時空を自在に超える伊賀の忍びと、不老不死の力で対抗する謎の左術師、怨念の争い。超盛りだくさんの要素で、大長編になるところを大胆に突っ走った快作です。登場人物も魅力的なんですが、物語の展開のスピード感に気持ちが入り込むところまで行かず、...続きを読むやや物足りなさが残ります。この中途半端な感じは「完全なる首長竜の日」でも感じたところ。でも、これくらい一気に読める方がイイのかも。幻術合戦は映画にするほど派手ではありませんが、舞台で見ると面白くなりそうです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月31日

忍者物は、白土三平のように徹底的にリアリズムに徹して書くか、山田風太郎の様に荒唐無稽に書くかのどちらかになることが多いが、本作は少々、どっちつかずとなっているが、やや山田風太郎寄りで、なおかつテーマが時空を超える忍法なので、時系列も含め分かりにくいところと、多くがてんこ盛りに盛り込まれているので、消...続きを読む化不良となっていることを差し引いても、十分に面白い。ただし、窺見衆と果心居士との確執の結末も、たぶん、その後の石川五右衛門となるであろう主人公との結末も語られ切らずに終わるため、続きをというスケベ根性があるのかなと思われるが、素直にそれに乗っかり、続編を期待したい。主人公と果心との関係がもう少しなければ、圧倒的に力量の違いがある果心が何故、簡単に殺せるはずの主人公を殺さないのか全くわからない。また、お式の組み紐の効果も明かされていない。続編を期待する。

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Posted by ブクログ 2010年12月14日

第2回朝日時代小説大賞受賞作
時代と時空に翻弄された忍者エンターティンメント
映像化したら面白いかも

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Posted by 読むコレ 2013年03月09日

第9回の「このミス」受賞作家による忍者ものの
時代小説。時代ものですが割と自由な作風でしかも
忍者ものなので苦手意識のある方でも読み易い気が
しますね。作者自身は舞台脚本を書かれているだけ
あって文章も読み易く、情景が想像しやすい。
ただちょっと時間軸が分かり難い...かな?

伊賀の...続きを読む上忍に直々に育てられた主人公の「文吾」が
忍者という生き方、己のアイデンティティを模索する中
歴史の渦に巻き込まれていく...。伊賀壊滅に向けて
北畠軍の大軍が迫ったり、その中で妹分の「お鈴」との
微妙な恋愛に揺れたりと...なかなかに忙しいw。

この主人公の「文吾」は後に石川五右衛門と
なるようなのですが、今作のラストは時代小説かつ
青春小説のようで爽やかで清々しい。ただ作中に
色々な要素がゴチャついていて、大きな軸が少し
ボヤけてしまうのが残念。
「このミス」を受賞した作品も近日出るので
そちらも楽しみ!

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Posted by ブクログ 2012年07月17日

伊賀の上忍・百地丹波によって一流の忍者に育てられた文吾は、何ゆえ忍びを目指すのか思い悩む。やがて北畠(織田)信雄率いる大軍が伊賀に迫る―。第2回朝日時代小説大賞受賞作(「BOOK」データベースより)

『忍び秘伝』もそうだったから、多分そうなんだろうなぁとは思ってましたが・・・。
あー、やっぱり...続きを読むこれも忍者もの時代小説じゃなかったー。
SF風味の方が色濃く出ているので、山田御大みたいな「忍者同士のめくるめく激闘!」みたいなものを期待すると、がっかりする率が高いです。
読み始めてすぐに、主人公が過去の自分に(意識が)飛ばされて、ほとんど過去の話で埋まっちゃうのもいただけなかった。
んで、その長ーい過去部分が「主人公を殺す理由」の説明になっていて、現実に戻ったら「だからお前を殺すぞテヘ☆」(実際こんなん言ってないが)って相手が襲いかかって来て・・・、わーある意味びっくり!
最後もなんかあっけないよね。
これならまだ『忍び秘伝』の方がよかったかなぁ。
果心居士の正体が実は・・・って、世阿弥から徐福にまで、話が広がっていく所と、「煙之末」「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」の説明部分は「へー、ほー」と楽しく読めました。

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Posted by ブクログ 2012年02月20日

歴史SFファンタジー、かなぁ、、、。

信長の伊賀攻めや本能寺の変の裏の真相だったり、石川文吾(五右衛門)や観阿弥・世阿弥の出自の伝説を絡ませたり、面白い要素は多分にあったのだけれど、時空超えとか、あまりにリアリティがなくて、ウーン、て感じ。歴史小説だと思って読んだのがそもそも間違いだった。読みやす...続きを読むい文章だけれど、ストーリーは何だか漫画チック。他の人も書いておられるように、映像化されるとまた違った面白さを感じるのかも。

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Posted by ブクログ 2012年01月17日

大好きな戦国忍者ものであり、しかも期待の新人ということもあり、かなりハードルを上げて読んだが・・・。
登場人物の信長や松永久秀などは形式化されており、時代小説の醍醐味は半減。
また、随所にちりばめられたエピソードも目新しいものもないため、不満ののこるところ。
また、本能寺の変に関する新解釈がラストで...続きを読む語られるのではあるが、「無理ありすぎでしょ!」って感じ。
単調な割には急に荒唐無稽な話を挿入してくるため、作品全体のバランスを欠いており、残念。
ただ、アクションシーンは割かしよかったのではないかな。

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Posted by ブクログ 2011年08月20日

この著者の首長竜の話もそうだったけど、時間軸があやふやになって、夢か現かはっきりしなくて、酩酊感を覚えてしまった。
おもしろくないわけじゃないけど、読んだ後の満腹感はなし。

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Posted by ブクログ 2011年03月28日

和田竜さんの『忍びの国』を読んだときにも感じたんですが、忍者物にすると何でもありの世界になるんですよね。
信長の伊賀攻め、石川文吾(後の五右衛門ですね)とお鈴、果心居士とお式の物語が絡みあって途中までは面白く読めたんですが次元を超えて南北朝が出てくるあたりで、読み手はおきざりにされてついていけず(僕...続きを読むだけかも知れませんが)作者の書き込み不足、ひとりよがりを感じてしまった。
ここまで話しを広げなくても十分面白くなったと思うのでちょっと残念でした。

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Posted by ブクログ 2011年02月18日

上忍百地丹波の子飼いとして仕込まれた文吾。
豊な土地も持たず、大きな大名に統治も行われない伊賀の土地の土豪は忍びとして己の能力を切り売りして何とか生き残っていた。
そんな土地へ大軍を送り出し侵攻する信長・信雄親子!!
天正伊賀の乱が勃発する。
天正伊賀の乱の裏に隠された暗闘・謀略・秘宝、そして服部家...続きを読むの秘密とスケールの大きな伝奇物語としてまとめられています。
ただ、主人公文吾にいまいちパンチがたりないんだよなぁ~。
面白いんだけどなんか物足りないお話でした。

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Posted by ブクログ 2010年12月29日

第9回の「このミス」受賞作家による忍者ものの
時代小説。時代ものですが割と自由な作風でしかも
忍者ものなので苦手意識のある方でも読み易い気が
しますね。作者自身は舞台脚本を書かれているだけ
あって文章も読み易く、情景が想像しやすい。
ただちょっと時間軸が分かり難い...かな?

伊賀の上忍に直々に育...続きを読むてられた主人公の「文吾」が
忍者という生き方、己のアイデンティティを模索する中
歴史の渦に巻き込まれていく...。伊賀壊滅に向けて
北畠軍の大軍が迫ったり、その中で妹分の「お鈴」との
微妙な恋愛に揺れたりと...なかなかに忙しいw。

この主人公の「文吾」は後に石川五右衛門と
なるようなのですが、今作のラストは時代小説かつ
青春小説のようで爽やかで清々しい。ただ作中に
色々な要素がゴチャついていて、大きな軸が少し
ボヤけてしまうのが残念。
「このミス」を受賞した作品も近日出るので
そちらも楽しみ!

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Posted by ブクログ 2010年12月10日

本能寺の変につながる信長の伊賀攻め、観阿弥まで遡る伊賀の謎、果心居士とお式の確執、不老不死、多元宇宙など、玉手箱のように詰め込みすぎたような感じで、少し消化不良。

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Posted by ブクログ 2010年12月06日

信長の伊賀攻めが話の中心だが,果心居士が出てくるし不老不死の実やSF的な四次元の概念が語られる場面もある.しかし荒唐無稽とまでは行かないところが良い.本能寺の変の真相もわかり,最後には主人公である伊賀忍者の自分も知らなかった正体も示唆される.

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Posted by ブクログ 2010年11月23日

忍びの国とはまた違う伊賀忍者の裏を描いた作品で面白く読めた、しかし話が南北朝時代の縁に迄遡る話は登場人物の歴史に疎いせいで難しく読み飛ばす。話は南北朝時代の因縁でお式の不老不死と居心居士の時代を飛び越える妖術の戦いを安土(織田信長)時代の伊賀討伐に戦いの場を移して翻弄される話で面白かった。お式が伊賀...続きを読むの頭"百地丹波"をそそのかし、伊賀を滅ぼそうと策略し、丹波に忍びを教えられら石川文吾は実はお式と丹波の子であったと最後に居士の妖術に掛かって知らされる。結局、お式の不老不死を手に入れようとする織田信長5万の伊賀討伐で伊賀は滅びるが、最後は伊賀の心を持ち続ける文吾とその弟子のくノ一お鈴は将来を誓って終わる。

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