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Posted by 読むコレ
第9回の「このミス」受賞作家による忍者ものの
時代小説。時代ものですが割と自由な作風でしかも
忍者ものなので苦手意識のある方でも読み易い気が
しますね。作者自身は舞台脚本を書かれているだけ
あって文章も読み易く、情景が想像しやすい。
ただちょっと時間軸が分かり難い...かな?
伊賀の上忍に直々に育てられた主人公の「文吾」が
忍者という生き方、己のアイデンティティを模索する中
歴史の渦に巻き込まれていく...。伊賀壊滅に向けて
北畠軍の大軍が迫ったり、その中で妹分の「お鈴」との
微妙な恋愛に揺れたりと...なかなかに忙しいw。
この主人公の「文吾」は後に石川五右衛門と
なるようなのですが、今作のラストは時代小説かつ
青春小説のようで爽やかで清々しい。ただ作中に
色々な要素がゴチャついていて、大きな軸が少し
ボヤけてしまうのが残念。
「このミス」を受賞した作品も近日出るので
そちらも楽しみ!
Posted by ブクログ
伊賀の上忍・百地丹波によって一流の忍者に育てられた文吾は、何ゆえ忍びを目指すのか思い悩む。やがて北畠(織田)信雄率いる大軍が伊賀に迫る―。第2回朝日時代小説大賞受賞作(「BOOK」データベースより)
『忍び秘伝』もそうだったから、多分そうなんだろうなぁとは思ってましたが・・・。
あー、やっぱりこれも忍者もの時代小説じゃなかったー。
SF風味の方が色濃く出ているので、山田御大みたいな「忍者同士のめくるめく激闘!」みたいなものを期待すると、がっかりする率が高いです。
読み始めてすぐに、主人公が過去の自分に(意識が)飛ばされて、ほとんど過去の話で埋まっちゃうのもいただけなかった。
んで、その長ーい過去部分が「主人公を殺す理由」の説明になっていて、現実に戻ったら「だからお前を殺すぞテヘ☆」(実際こんなん言ってないが)って相手が襲いかかって来て・・・、わーある意味びっくり!
最後もなんかあっけないよね。
これならまだ『忍び秘伝』の方がよかったかなぁ。
果心居士の正体が実は・・・って、世阿弥から徐福にまで、話が広がっていく所と、「煙之末」「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」の説明部分は「へー、ほー」と楽しく読めました。
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