乾緑郎のレビュー一覧

  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    前作より百年後の世界。
    今回は電気などが普及してきた頃の外国のお話でした。
    伊武が動き出すまではいまいち乗り切れない感じでしたが、前作の最後の章みたいに万博が開催されてからの怒涛の展開が高低差すごかったです。
    日下に戻ってからのシーンがめっちゃ切ない。
    それとは別に機巧人形が全部話に出てきてて嬉しい。
    次はいったい何年後の話になるのか。フェル女史気に入ったのだが出番は終わりかな。

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    2022年10月15日
  • 完全なる首長竜の日

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    どこからが現実で、どこまでが夢なのか。度々取り上げられるテーマなので、作者の力が試される。
    ラストに至るまで特に驚きが感じられず、淡々と進んでいく印象を持った。

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    2022年09月11日
  • 海鳥の眠るホテル

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    惹句に絡んでも仕方がないが、「見事な反転」ってなんだろう? 別の紹介文で「驚愕の真実」と言うのもあったが、正直なところ、さすがに困ってしまう。お話の方は不穏要素多めのヒューマン・ドラマで、哀切な感じがなかなか。けれども、やりきれないラストですね。

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    2022年09月03日
  • ねなしぐさ 平賀源内の殺人

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    平賀源内という、名前は有名だけどあんまりよく知らない人を題材にしたミステリー。ヘンテコな人物だったのか、と初めて知った。時が前後するのが読みにくかった。ラストはいまいちかな。

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    2022年07月31日
  • ねなしぐさ 平賀源内の殺人

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    実在した人物を基にしたフィクションは、苦手なのだけど、乾緑郎さんは読んでしまう。
    そして、面白く読めた。さほど会話や説明的文章があるわけではないが、キャラクターがいい。日本史の教科書や便覧的なものを再確認したくなった。

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    2022年06月17日
  • 完全なる首長竜の日

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    SFでマトリックスのような世界観で夢オチのような最後。
    もう少しどんでん返しが欲しかった
    実は姉が入院で全部が想像でした、ってオチで全てを回収してる感じ
    あの狂ってるお爺さんがもっといい味するかと思いきや、そこまで登場してこない
    映画では設定が原作と違うらしく、時間のある時にでも映画も見てみようと思います。

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    2022年02月22日
  • 仇討検校(新潮文庫)

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    読まなければ知らなかった歴史上の実在人物も、空想と創造によって物語にされると、わかったような気がしてきておもしろい。

    菅鍼法(鍼を管に通して打つ)というのを編み出して有名な(当然知らなかったけど)杉山和一(杉山検校)という盲目の鍼灸師の一生を描いているのだが、伝記的に描いてはつまらなかっただろう。

    その人物はある時ある事情から別人にすり替わっている、という物語にしてしまったのだ。そしてそのすり替わった人物柘植定十郎は、目が健常なのだからまたまた複雑になる。目が見えていて白い杖を突いて、胡散臭いのだけど、鍼灸の修行を成し遂げ、開業して人気が出て将軍まで診てしまう出世街道まっしぐら。それだけで

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    2021年11月21日
  • 仇討検校(新潮文庫)

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    しばしば実在の人物をモデルに完全なるフィクションで書かれた物語があるが、コレもそのジャンルだった。個人的には、この手段で書かれた話はあまり好きではない。実在の人物が有名である程物語の人物と実在の人物の乖離が生まれそうで、好ましくないと思うからだ。しかしこの話はキチンと区別がつく様に、とあるしかけがしてあるので、良かった。鍼灸師の治療を試してみたくなった。

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    2021年10月01日
  • 完全なる首長竜の日

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    映像が見えてくるレベルで鮮やかでした。結構な長文でリフレインとか、それが嫌らしくならないのが不思議。

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    2021年08月28日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    このシリーズなんか乗れないな、と思っていたのだが、スチームパンク的ロマンチシズムを期待すると当てが外れるんだ、と今回気が付いた。人種差別や労働争議と言った万博の裏側をリアリズムで描き混む手法は、ハードボイルドでしょ。もちろん、「卑しき街を行く孤高の騎士」というチャンドラー流のロマンチシズムは存在するわけだけれども、これってスチームパンクに期待されるロマンとは、また別の物だよなあ。てなことを今回思った。

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    2021年07月24日
  • 完全なる首長竜の日

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    ネタバレ

    裏表紙の惹句を読んだ時に、まさか○○じゃないよな、と思ったらその通りだった。十年前の話だし、二十年前ならホントにこれを「衝撃の結末」と真面目に言う向きはいたろうから、時代の流れはあるかも知れない。けれども結末まで完全に予想通りで、これはもう様式美の域だと思う。乾緑郎氏は「ライプツィヒの犬」でも、予想通りのオチだけれど、つまらないわけではないという感じだったから、プロットのひねりより、ディテールの作家さんなんだろう。実際ヒロインの日常生活の手触りとかはよかった。しかしまあ、さすがにこれを「衝撃の結末」と煽られると絶句する。

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    2021年06月10日
  • 機巧のイヴ(新潮文庫)

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    オーバーテクノロジーが存在する架空江戸(天府)を舞台にしたSF時代劇。スチームパンクに例えることできるが、赤影の世界だよなあ。読み切り短編の色が濃い、初期の作ほど時代劇寄りの感じ。木枯し紋次郎あたりを思わせるが、後半になると連作の感じがはっきりしてきて、SF色がぐっと強まる。読み切りの形でもう少し勝負しても良かったような気もする。

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    2021年06月02日
  • 機巧のイヴ(新潮文庫)

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    歴史×伝奇×SF。天帝と幕府が二大勢力として君臨する、江戸によく似た世界が舞台。伊武(イヴ)という精巧なガイノイドを巡り、命とは何なのかを問いかける。押井守の『イノセンス』のような世界観を彷彿とさせる。一本筋の通った連作短編集で、どれも読み応えがあり面白かった。

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    2021年05月06日
  • 完全なる首長竜の日

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    タイトルから、ひかれた。
    今の現実が本当にリアルなのか?
    この感想を書いていることさえ。
    見事などんでん返しでした。
    次の作品に期待。

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    2021年03月05日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ――

    “ 馬離衝《バリツ》と呼ばれる武術の特徴は二つある。
     一つはその呼吸法だ。馬離衝では「相気」と呼び、これを調和させることを目的とする。
     一元、太極、三才、四神、五行の五種類の呼吸法があり、敵をねじ伏せるのではなく、調和することによって力を封じ、無力化するのが馬離衝だ。”


     ……いやぁSFだなぁ。真面目に。

     乾緑郎『機巧のイヴ』二作目は新世界覚醒篇、ということで前作から約100年の時を経て、舞台は大陸へ移る。万博という、云うなれば技術狂いの舞台設定の中に、けれど機巧人形は埋没することはなくて。むしろ技術の先端でこそ、いのち、との境目は歴然として。

     前作よりもハードボイルド

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    2021年02月24日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    前作よりも主要キャラの造詣が類型的になっているのが残念だなあ。ただ、時代設定や万博という舞台立てはおもしろい。組合潰しなんかをやる探偵組織というとこほは、コンチネンタル・オプを連想した。次作もあるので、そちらも楽しみ!

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    2020年09月09日
  • 機巧のイヴ―帝都浪漫篇―(新潮文庫)

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    余韻が残るオチ。伊武を主体とする物語なら、確かにこれで終わりだろう。またリブートして続編が出ることを望む。

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    2020年08月23日
  • 機巧のイヴ―帝都浪漫篇―(新潮文庫)

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    イヴ3部作の最終巻。
    まあまあ面白かったけど、やはり1巻が最高だったな。
    2巻3巻は、なくてもよいとは言えないけど、ちょっと冗長かな。
    また、1巻のようなイヴの短編集を読みたい。

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    2020年08月09日
  • 鷹野鍼灸院の事件簿

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    鍼灸師が主人公。鷹野先生の洞察力と推理力が優れているのは分かったけど、肝心の治療技術については真奈の話と伝聞しか無く。鍼灸師の世界て村社会というか面倒そう。有名鍼灸師はだれかモデルがいるのかな。真奈と吹石の話は悪意がないだけに残酷。鷹野先生は真奈が好きなのか?チラチラ匂わせてた気がする。鍼灸治療受けたいな。

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    2020年08月05日
  • 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫)

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    だいぶ時間を置いて読んだ続編なので、繋がりが見えなかったりして充分には楽しんだと言えないかもしれない。それでも登場人物の思いの強さ、執着の根拠には裏付けが弱かった気がする。ただ、ストーリーは面白いので、次作も読んでみようと思っている。

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    2020年07月26日